糸が切れたように
毎日 涙を流し哀しむ日々
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最終更新:2025-02-05 20:02:03
216文字
会話率:0%
乙女ゲームの世界に転生、辛くも悪役令嬢に勝利し、ゲームを攻略しきったヒロイン。
だがその先に待っていたのは、攻略対象たちの裏切り、煉獄のような日々であった。
元悪役令嬢・伯爵の娘ミモザを頼り、彼らを誅してもらって安寧を得た元ヒロイ
ン・サクラ。
しかしサクラは、縁を読む占い師「ブロッサムの魔女」として皆伝を受けた翌日……〝縁の糸〟が見えなくなってしまう。
代わりに現れたのは、ミモザとサクラの小指を繋ぐ、赤い糸。
縁の糸が見えなければ、ブロッサムの占いはできない。
そのことに消沈しながらも、一方でミモザと結ばれる運命の予感に喜ぶサクラ。
しかし魔女は、重々しく告げる。
「よく聞きなさいサクラ、我が弟子よ。この糸が切れた時、あなたは死ぬのです」
縁の糸が見えなくなり、赤い糸だけになった原因は「サクラがミモザしか信じられなくなったから」。
ミモザは一計を案じ、サクラの信じる心を取り戻すために、彼女を連れて占いの仕事に向かう。
人と人、いくつもの事件を通し、それぞれの縁の形を見せられた元ヒロイン・サクラの選択は。
果たして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 12:31:27
190597文字
会話率:24%
あの人は家庭を顧みない人だった。
偶に此処に来ては、愚痴と悪口を吐き捨てて去っていく。
もう疲れてしまった。あの人の許しを乞うのは。
本当に人の好意に気が付かない、矮小な生き物だな。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
ネグレクトされて、糸が切れてしまった子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 21:29:46
956文字
会話率:36%
聖女であるルルメアは、王国に辟易としていた。
国王も王子達も、部下を道具としか思っておらず、自国を発展させるために苛烈な業務を強いてくる王国に、彼女は疲れ果てていたのだ。
ある時、ルルメアは自身の直接の上司である第三王子に抗議することにし
た。
しかし、王子から返って来たのは、「嫌ならやめてもらっていい。君の代わりはいくらでもいる」という返答だけだ。
その言葉を聞いた時、ルルメアの中で何かの糸が切れた。
「それなら、やめさせてもらいます」それだけいって、彼女は王城を後にしたのだ。
その後、ルルメアは王国を出て行くことにした。これ以上、この悪辣な国にいても無駄だと思ったからだ。
こうして、ルルメアは隣国に移るのだった。
ルルメアが隣国に移ってからしばらくして、彼女の元にある知らせが届いた。
それは、彼の王国が自分がいなくなったことで、大変なことになっているという知らせである。
しかし、そんな知らせを受けても、彼女の心は動かなかった。自分には、関係がない。ルルメアは、そう結論付けるのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 22:02:08
129074文字
会話率:53%
男は疲れていた。朝から晩まで望まぬ仕事を営み、恋人には逃げられ、心身ともに限界であった。
ある日の夕方、銭湯から出た男は、夕暮れと一番星をながめ涙する。それは今まで張っていた我慢の糸が切れた瞬間であった。
男は自分が世間から離れた位置にいる
、何もない人間だと思いつめていた。
男は会社を辞め、自殺の方法を模索し、決心が揺るがぬうちに旅立とうとするが、些末な出来事が目につき始め、それが気になりだして死ぬに死ねないでいた。
彼はため息をつきながら、その些末な出来事を解決してから死のうと決意し、奔走する。
そうするうちに、死を決意した頃から比べ、彼の心は随分と軽くなっていった。
夏も終わりのある晩、男は自分の予期しない形でその最期を迎えてしまう。
奇しくもそれは、彼が自身の葬式を開こうと予定していた2日前の事だった。
発見したのは、隣に住む主婦。そこへ警察、寺の住職、生前葬の知らせを聞いてやってきた暇人、近所の者が集まって来たのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 12:00:00
8521文字
会話率:3%
糸が切れた。それは大切な糸だったのに。
最終更新:2010-11-01 13:31:51
333文字
会話率:0%