私はいつもと変わらない日々を過ごしていたはずだった。
平凡に一人暮らし。それが私の幸せな生活だ。
なのに、ここ最近変なことが起きるようになった。
例えば、目の前にどこからともなく植木鉢が落ちてきり、一昨日なんて虫の死骸が玄関前に落ちていたり
等々。
今なんて帰ってきて、郵便ポストを見ようとしたら長く黒い髪の毛の束が詰め込まれている。
こういう時はきゃあと悲鳴を上げるとか誰がこんなことをっと怒鳴りそうになるとかになるはずなのに普通に片づけ大変だなとしか思えないのだ。
とはいえ、郵便ポストの中身を確認しないといけないわけであるが髪の束が邪魔過ぎて取れない。これを取り除かないといけないのだが触りたくない。
生理的にも手袋を用意すべきかとそれを放置して部屋から取って来ようとする私に声が掛けられる。
「そこのお姉さんっ。何かお困りのようですねぇ」
そこに立っていたのは女子高生二人組。
「それに触らない方がいいですよ?だってそれ、呪いですから」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 16:00:00
1757文字
会話率:38%
「単独でダンジョンに入って
内部の構造解析
敵の数と配置の把握
なるべく深く入り込んで情報を持って撤退
その情報を冒険者に伝えることで生存率を高めるのが私の仕事
敵の暗殺も
敵に拷問されて動けない冒険者の介錯も
私の仕事
誰かの血で私は
いつも汚れている」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
安価に体力を回復できるアイテム「薬草」
魔物との戦闘やダンジョン攻略の必需品
この世界はその薬草が1,000,000,000Gする世界
傷は癒えない
体力も回復しない
出血がひどければかすり傷ですら死に至る
冒険者の死亡率は極めて高い
そこで考案されたのが私達、「隠密」と呼ばれる存在
もしも回復アイテムがないRPGがあるとしたら?
これは限りなく残酷なダークファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 16:11:31
2747文字
会話率:37%
他人と私はいつも遠い。
キーワード:
最終更新:2024-03-12 23:06:55
439文字
会話率:0%
「『”記憶”を忘れ”約束”を覚えておく』か、『”約束”を忘れ”記憶”を覚えておく』か。何方か選べ」
彼はしゃがれた声で僕にそう告げた。究極すぎた。そんな選択選べるわけがない。
「これはお前の運命だ」
動揺する僕を放って、また告げた。
「運命
からは逃れられない。運命はお前が生まれた時から既に決まっている」
そんなの……言われなくても知っている。お前に言われなくたって僕は知っている!そう、言いたかった。
「さあ、選べ。お前はどうする」
***
親の都合で振り回される子供の気持ちを考えてほしい。私はいつもそんなことしか考えてなかった。
別に親は嫌いじゃないし、寧ろ好きだけれども文句くらい言わせてほしい。だから今回も唐突に言い出した父親に対して深いため息しか出なかった。
大学三年生の夏、父は私にここから一時間ぐらいする小さな町へ行ってほしいと言ってきた。確か名前は”戸柳市”
目的なんか知らん。
知りたくもない。
「旅行だと思ってさ。な?」
ふざけんなと言い返したかったが、父は忙しい上に悪い人ではない。
縋る様な顔で父親にお願いされた断りようがない。私は帰ってきたら私の願いを一つ聞くことを条件として新幹線に乗り込んだ。
私、有栖川幸は弟を連れて、重たい足取りで戸柳市へ向かった。
二つの物語が交差する時、運命の歯車は動き出す。
一度止まっていた時間が、重たい音を立ててゆっくりと進み出すーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 10:02:50
4086文字
会話率:33%
作詞作曲です。悲しみに匂いがすると思うんですがいかがでしょうか。私はいつもそこはかとない
確実な悲しい匂いを感じます。ぬぐえません。
キーワード:
最終更新:2024-02-28 22:53:18
408文字
会話率:0%
私はいつも彼の背を目で追っていた。でも、明日こそ正面から彼の顔を見て『告白』をしよう。
最終更新:2024-02-21 22:03:42
832文字
会話率:0%
私はいつものように夜眠ると気づいたら小さな箱庭にいた。
この世のものとは思えない幻想的な箱庭とピアノの音色。
箱庭で出会ったお姫様と私は仲良くなり、これからもずっと一緒にいようと約束をする。
14日目。姫様は箱庭には来なかった。
私とメイドのスーはいなくなった姫様の跡を追うがいろんな国で騒動に巻き込まれてしまう。
いくら追いかけても追いつかない、いったい姫様はどこへ行こうとしているのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 01:07:37
15888文字
会話率:48%
私ついてないなと愚痴ったり、夢を語ったり、日常の幸せを綴る。
いわゆるリケジョ研究者の毎日
最終更新:2024-02-20 20:25:34
237文字
会話率:0%
【シリーズ第四段】【一話完結型】
私はいつも傍観者だった。今こそ勇気を出して、自分の人生を楽しむ時!「私と、デートしませんか?」
国の流れに翻弄されながら、自分の人生を掴み取る、オールバックの、かっこいい女性の物語。
最終更新:2024-02-17 02:23:18
10234文字
会話率:12%
ある日、私はいつもの休日を過ごしていた。
同じルーティンで繰り返される休日に少し退屈していた私だったが、初めて見る雑貨屋へと足を踏み入れる。
そこで出会ったものに私の日常に変化が訪れる。
最終更新:2024-02-06 23:42:52
1321文字
会話率:17%
鈴木大翔(13)死亡まで残り1分
私はいつものように馬鹿ども4人で帰っていた。
三学期の終わりがけ、私は中学2年生になるという達成感のような、使命感のようなものを持ち始めていた頃だった。
青信号を渡ろうとしていたのだ。
だが、私は、左か
らとてつもない速さのトラックが来ていることに気づかなかった。
…悲しみを乗り越え、私自身の魂が成仏しようとしていたその時、
私はなぜか気づいたときには赤ん坊になっていた。
_________
ループする大翔の悲しみと切なさ、成功と失敗を書くループ小説です。
0歳から13歳までの人生を大翔は一体どう過ごすのか。
そして、ループから抜け出せるのか……
※一周目の人生はほぼ実話です。
※著者は絶賛一周目をプレイしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 23:00:17
1876文字
会話率:6%
継母が作った借金のために伯爵令嬢は痩せ、婚約者のザラン王子になんだこのガイコツ女は話と違うではないか。こんなドブスと言われ婚約を一方的に破棄された。
メイドは解雇し食べるものもじゃがいもスープのみとなった私はいつも同じ夢を見させる断崖絶壁野
郎に文句を言ったら返事をしてくれ忌避される魚のニョロニョロの調理法を教えてくれたおかげで商売をすることができた。そのおかげでダンに出会った。ダンとの楽しい日々……そして迫る危機と絶壁さんのアドバイス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 12:00:00
101212文字
会話率:77%
中小企業の会社員である春田。女性であることの扱いに日々、違和感を感じている。
忘年会の幹事になったが・・・
最終更新:2024-01-14 13:42:12
1215文字
会話率:12%
高校受験に失敗したその日から、どうしようかと考え続け、目立たない学校に着いても一日中やり直したいと思っていたら、あっという間に4年間が過ぎました。この日、私はいつものように川沿いを歩きながら人生について考えました。
時期:2022.1.2
5~2022.2.7折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 12:04:55
57777文字
会話率:15%
「牛乳もろくに買えない私が、私を救える?」
【冒頭抜粋】
〝神は存在するのか〟
情けない問いだ。
存在すると思っている人の中には確かに存在し、存在しないと思っている人の中には、少しも存在しない。
それが神だ。
それは畏怖であり、戒律であり
、愛だと、私は考えている。
しかし、残念ながら私は神に出会ってしまった。
日が暮れ始めた町に、家々の明かりがまばらに煌めいていた。
私はいつものように降車ブザーを鳴らし、トラムから五丁目の交差点へ降りる。
そしてその交差点で、その人は私のものになった。
そして私もまた、その人のものになった。
※特定の宗教の話ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 19:10:53
2430文字
会話率:28%
私は早坂燐(はやさか、りん)職業は傭兵。出身は日本の傭兵としては珍しいケースだと思う。
その日私はいつもの様に戦場で命をすり減らしていくかの様に戦いに明け暮れていた。周りでは味方が次々と敵の凶弾によって倒れて行くなかでそろそろ私も皆と同じ
運命を辿るのが近いな、と内心思っている。
残弾もライフルのマガジンにあと3発、ハンドガンのマガジン一つ、手榴弾、あとはナイフ数本だけという有り様だし。
敵の弾幕が一層激しくなって退路もない、仲間ももう残っていない、そして戦場で女の私が捕虜になるという事は結末は一つしかないだろうと容易に想像出来る、だから捕まるつもりは全くない。
さて、覚悟も決まったし、最後くらい派手に暴れて散ることにしますかね!!
そうやって私は隠れていた遮蔽物から躍り出ると敵に向かって走り出したのだった……
もし読んで頂けたら幸いです!自己満足で適当な文章なのでお見苦しいとは思われますがクレームはつけないでください(笑)泣きます(笑)誤字脱字はどんどん指摘してください!見直しはしてるのですがあるとおもうので!頑張って投稿しますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 04:06:55
469823文字
会話率:60%
22歳ブラック企業勤め過去天才と呼ばれていた私はいつも通り帰宅したら死んだ。そりゃもう唐突に、呆気なく死んだ。人の役に立ちたい人生だった、なんて言っていたら、何故か目の前に女神がいて異世界に転生させます、なんてよくわからないことを言われて…
…光に包まれて目を覚ますとそこは見知らぬ豪勢な家。そして小さい赤ちゃんのような私の手……。あれ?本当に転生してる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 04:01:22
24058文字
会話率:31%
高取和生さまの『眼鏡ラブ企画』参加作品になります。あらすじは特にありません。
最終更新:2023-08-26 20:41:03
1994文字
会話率:41%
帰り道、私はいつものルーチン通りバスに乗った。
つまらない日常の、取り立てて何事もない帰り道のはずだった。
逢魔が時に、アレに遭遇するまでは。
2023年夏のホラー参加作品です。
最終更新:2023-08-23 16:32:06
2228文字
会話率:15%
12歳のあの日から、私はいつも同じ夢を何回も何回も繰り返し見ている。
学校からの帰り道、あの坂道の曲がり角に立っている黒い服の女。
女は奇妙なほど身体を前屈して、ゆらり、ゆらりと揺れている。
小学生時代、高校生時代、大学時代、社会人時代……
女は何度も夢に現れ、そしてわたしの現実にも侵食してきた。
あの女は何? あの虹は一体? ……わたしは一歩ずつ、真実に近づいていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 22:03:17
33459文字
会話率:19%