私はとあるギルドで事務員として働いていた。いつも通りの日常を送っていると何故かギルド内のロビーでボールが頭に命中。その瞬間、この世界がとある有名且つあらゆる意味で伝説的な乙女ゲームの世界である事を思い出した。
ノーマルカップリング厨の
私はそれに気付いた時、決意する。ヒロイン一強のこの世界線で、縁結びの恋愛キューピッドになる事を!
推しメンの恋愛を後押ししたり、元私の分身であるヒロインの鉄板ルートを応援したり、ギルドで人権を獲得する為に物理的にも強くなる、そんな恋愛バトル異世界転生ファンタジー。
重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 13:47:17
386794文字
会話率:47%
「エリーゼよ、光栄に思うが良い。赤髭公爵の次の奥方として、お前が指名された。出発は明日の早朝だ! わはははっ」
「嘘でしょ、お父様! 何を仰るのですか!?」
愉快に笑う父ビリーに困惑し、エリーゼは驚愕しながら尋ねた。
エリーゼは没落した
伯爵貴族の令嬢だ。
それでも父伯爵は王宮勤めをしているから、今まで生活が困窮することはなかった。
既に領地と先祖代々の邸は売り払われているが、その分の資金の一部は父伯爵の懐に入っているから、贅沢しなければ当分は暮らせる状態にはある。
言ってみれば父の代での経営の失敗で、爵位以外を手放したようなものだった。
「どうして私が婚約者に? 私にはマイケルがいます。赤髭公爵に嫁ぐことは出来ませんわ」
ビリーを問いつめるエリーゼに、義妹のロリータがマイケルの腕を組んで姿を現す。
「そんなの大丈夫よぉ、お義姉様。私がマイケルと添い遂げますからぁ」
「すまない、エリーゼ。そんな訳なんだ」
ばつの悪い顔をした婚約者だが、義妹に胸を押し付けられて時々そちらを見てニヤケている。最低だ!
「な、なんでエリーゼとマイケルが? 嘘でしょ?」
「もう後戻りなんて出来ないわ、公爵様との約束だもの。今日はご馳走にしたから、たくさんたべましょ。ね、エリーゼ」
義母のアルラウネが喜色満面にお祝いしようと騒ぎ立てたことで、父が私を金で売り払ったと予想が着いた。
テーブルいっぱいに並ぶご馳走と、ロリータの着ている真新しいドレスと義母の大きな宝石の付いた指輪。最近まで家にはなかったものだ。目をそらす父を私は睨み付けた。
もうやってられない。
このご馳走は私を売った金で買ったものだろう。根こそぎ食い尽くしてくれるわ。
「ガツガツ。グビグビッ。っくううっ、美味しいわ!」
「まあ、下品ねぇ。エリーゼったら」
「本当よ。マイケルの前なのにそんな姿見せて、良いのぉ?」
もう貴族のマナーなんて、いらないわ。
マイケルなんてもっといらない。
だって明日死ぬかも知れないもの。
右手にフォーク、左手になみなみにワインを注いだグラスを持ち食べまくる。
「いやぁ~、私の分がなくなっちゃう」
義妹のブリッコ口調を目でギッと睨み付け、気にせず猛烈な勢いで食べまくる。文字通り最期の晩餐として。
そして翌日、赤髭公爵の邸へ向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 11:11:58
7490文字
会話率:36%
ある日の朝、道行く途中で奇妙な男とぶつかり、落とし物の手記を拾った、その瞬間までごく普通だった彼女は、その手記がわざわざ「鏡文字」で書かれていることに気づき、好奇心に負けて解読してしまう。
──それが、運命の別れ道とも知らずに。
その夜
、女性の悲鳴を聞いた隣人の通報で一つの事件が明らかになった。荒らされた形跡のない部屋、すべての窓と扉の施錠。しかし家主だけが煙のように掻き消えた。謎の密室失踪事件から数日後、消えた彼女の名は、朝のニュースでひっそり取り上げられ、覚えられる間もなく忘れられた。手がかりは皆無に思えた。
ただひとつ、消えた手記を除いては。
一方その頃、当の本人はというと──
「ローズグレイ!」
「はいお義母さま」
「何時になったらその繕いものは終わるのかしら?」
「あと少しで出来ます。今日中には必ず…」
「そんなことは聞いちゃいないよ」
絵に描いたような継母のもと。
「ロージー私の分もよろしく」
「あたしも。のろのろしないでよ」
判を押したような異母姉妹にいびられながら。
(今日のうちには終わりそうに…ない…)
ありがちな令嬢生活を送っていた。
……かに見えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 21:20:04
13817文字
会話率:38%
私は、文字で食っていくと決めている。そして多くの人間に、この知識や技術を伝授していきたい。
〈私の分かりやすい実績〉
・短編小説20作品制作
・評価ポイント9000以上獲得
・今春新人賞応募済
そして、食う寝る遊ぶ以外は小説のことを
考えている。しかも、私は今年中に作家になるのかもしれない人間である。執筆時点で高校三年生。
「自分のことを『天才』だ!」と思ったので講座を開くことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 13:54:05
22691文字
会話率:10%
ある侯爵令嬢は、ある朝に倒れ伏していた。その横には杯が転がっており、傍らには手紙が落ちていた。
朝に見た夢の告白から始まるその手紙は、自身の思いを綴るものだった。
最終更新:2023-08-17 07:38:18
3380文字
会話率:0%
私(あみ)と彼(あきと)は結婚していて、来月子供が産まれる予定だった。しかし、私は体が弱かったため、子供が産まれると同時に私も死ぬかもしれないとお医者さんに言われた。私たちは考えたがどうしてもこの子を産みたくて、産むことを決断した。元気な赤
ん坊が生まれたが、私は亡くなった。もし、私がなくなったら私の分までその子を愛してとお願いをしていたが、あきとも事故で子供が産まれる日に亡くなってしまった。
この話はその子供がその後どうなったかのお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 02:30:19
1869文字
会話率:63%
創作です、登場する人物や団体は一切関係ありません
太平洋戦争終了後の恋話です、姉妹がそれぞれの男性に恋をします
話の展開や場面が多く、ネタばれもありますので
あらすじは書けませんが中編程度の話になるかと思います
謎の多い話です
なお、私の分
章のスタイルは台詞調ですので一般的なスタイルで書かれる多くの方には
やや、読みにくい場合があります
書き方としては
簡単な説明
A 台詞
一行開けて
B 台詞
一行開けて
A 台詞
一行開けて
B 台詞
一行開けて
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 05:58:47
5856文字
会話率:1%
「——生きて、私の分まで」買い物から帰ってきた律輝が目の当たりにした光景は、家が燃え、母が燃え、ふざけた男が立っていた。
その男に復讐するために奮い立つ律輝。
不慣れな魔法。不慣れな剣技。異世界の仲間。色々な混乱に巻き込まれながらもあの男を
憎む。だが、その先に待ち受けるのは——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 14:40:50
1194文字
会話率:32%
姉に、私の分のお菓子を間違って食べられた。
そのときから私は、大切なものを入れる、おもちゃの小さい鍵付き金庫を用意した。
この中にお菓子を入れておけば、誰にもとられることはない。
そうかたく信じていたんだけど……。
最終更新:2020-10-11 23:31:01
2458文字
会話率:3%
何も上手くいかなくても
明日があると思えるんだ
君がいるから
最終更新:2020-01-21 16:57:25
503文字
会話率:100%
アルファポリス様webコンテンツ15位作品――
虐待を10年以上耐え続けながら生きる先には何が待っているのかと私自身の過去を書いています。
かおるは私の分身です。孤独の中で耐え抜いて生きていく姿と、精神が壊れていく中でも光、自由を探そう
とする姿を皆様に読んでもらいたいと思い書いています。
昔は思い出しながら書くと発作が起き、薬を飲まないと書けなかった状態でして、やっと書けるようになったので挑戦しました。
書くのはつらいのですが、こういう現実もあるのだと考えてもらいたいと思い作品にしました。
よくニュースで虐待死の報道を見ますが、私はたまたま周りの人に守られて助かっただけです。
命の重みと、精神病、身体障害、などの誤解と偏見を消したくて、自分の過去の心情描写で書いています。
三人称視点になると思いますが、それは全てかおるです。
ただ身体がかおるなだけで、中身が違うだけ。
記憶を共有する解離もある事も知ってもらいたいと思いました。
過去に色々ありましたが、10年以上を経て、この作品を執筆出来るようになれたので。
残しておきたいと思いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 01:52:44
84782文字
会話率:12%
「私の分まで自由に生きて、幸せになってね」
裕弥にとって唯一の家族だった妹が最期に残した言葉だ。
だけど妹と同じ病を患っていた裕弥は、妹との約束を果たすことなく短い人生に幕を下ろした――はずだったが、異世界に赤ん坊として転生した。
そ
のことに混乱しつつも、裕弥は一つの決意を抱く。それは、前世では果たせなかった妹との約束を果たすというもの。裕弥は幸せを求めて伯爵家の次男――リオンとしての人生を歩み始めるのだが……
――え? 妾の子だから離れから出たらダメ? 勉強の類いも残らず禁止? 将来は政略結婚が決定してる? それでどうやって自由に生きて幸せになれと??
運命に翻弄される彼はある日、一人の少女と出会う。幸せを求める少年と、自重しない異世界姉妹の物語ここに開幕!
構成成分:魔術 百グラム、奴隷 大さじ一杯、ヤンデレ 少々、ハーレム 禁断。基本ハッピーエンドですが、登場人物が死亡する場合もあります。
――双葉社 モンスター文庫より三巻まで発売中! なお、なろうと書籍では少し展開が変わっています。ご了承のほどよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 12:00:00
1114170文字
会話率:56%
秋田さん「(´・ω・`)」
魚沼さん「そんな顔しても、私の分はあげませんよ」
最終更新:2017-08-21 17:59:06
1158文字
会話率:75%
ある商店街の花屋さんの物語
ある日、亡くなったはずの恋人、恋羽(このは)から一通の手紙が届く
その内容は「私の分身であるものを残した。そこに全ての思い出を記している。」というものだった。
その手紙の謎を解くために僕は彼女との思い出の旅
へ出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-02 11:42:36
1408文字
会話率:22%
私には一人の弟がいた。両親が不在がちな我が家だったので、弟は過剰なほどに私に懐いた。私もそんな弟を心底可愛がっていた。例えば、弟が好きなから揚げなどは、私の分も分けてあげたものだ。でも月日が経ち、大人になると私もしっかりしてきて、弟も平面上
は正常な距離を置くようになった。でも、弟は未だにシスコンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 09:32:23
563文字
会話率:58%
篠島エリカ。ちょっと腐ったごく普通の女子高生である私は、乙女ゲーム『四聖貴公子の迷宮(ラビリンス)』の世界で、ライバルキャラである悪役令嬢、ユリーカ・アイファンスになっていた。でもそのゲームは現代が舞台の学園ファンタジーだったはず。文化水準
も21世紀初頭相当のはずの世界で私は、悪のロボット『アクヤクオー』に乗っていた。そういうゲームじゃないから! よく分からないまま私はアクヤクオーで、私の分身だったはずの主人公、モニカ・ランチェスターや、その攻略対象のイケメン達が操るロボットと戦う事になるのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-14 00:08:44
11018文字
会話率:69%
お昼ごはんを食べていると、いつものように課長がいたずらをしてくる。
最終更新:2015-10-02 11:11:18
557文字
会話率:69%
私、茅にはパパもママもいない。でも寂しくなんてない。しっかり者でイケメンの長男卓に、無愛想だけど根は優しい次男旬、ガサツでお調子者の三男優、そしてクールな私の分身真由がいるから! まあ、それはいいとしても、それぞれにアイデンティティが爆発
しすぎて、家中はもう、至るところ丸焦げです。ブラコンとかじゃありませんよ、家族みんな、仲良しなんです。そんな凸凹してるファミリーなので、爆発の被害はついに家の外にまで及び始めてー!? 家族だけど家族じゃない、でもやっぱり家族だよね! ドラマティックに塗り変えちゃうぜ、退屈なにちじょーを!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-25 18:42:31
5061文字
会話率:32%
言語分析学としてだけの哲学だけが学としての限界です。
キーワード:
最終更新:2015-04-26 08:57:22
2837文字
会話率:1%
幼い頃からこの身体は病弱だった。
それにくらべて、弟の幸夜は毎日普通に過ごしている…。
自由に走れて、授業中に倒れる事もない――。
でも、それでよかった。
弟までこんな身体にならなくて…
私の分まで元気に過ごしてくれればそれで満足だった。
――……でも…なんだろう?
私の身体を常に案じてくれる、家族思いの優しい弟に抱く、身体の奥底から湧き上がるような…この………薄暗い灰色の感情は…――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-17 23:49:48
1367文字
会話率:23%