宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてし
まう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 18:45:53
6674文字
会話率:39%
俺の幼馴染、木之下瞳子は学校で完璧と言われている女の子だ。
銀髪碧眼ハーフの美少女で、みんなの目を惹く整った容姿。さらには成績優秀でスポーツ万能という、欠点らしい欠点のない女子である。
「あたしって……近寄りがたい雰囲気があるのかしら
?」
瞳子のことを、みんなが「完璧」だと言う。けれど俺は知っていた。彼女が繊細な女の子だということを、俺だけは知っていたのだ。
ならば瞳子が悩んだり、傷ついたり、プレッシャーに圧し潰されそうになった時、傍にいてやるのが幼馴染としての俺の役目ってもんだろう。
俺が幼馴染権限をフルに使って、瞳子を慰めたり甘やかしたりする。そんな思春期を迎えた中学生男女の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 21:19:35
7782文字
会話率:44%
「私の分まで自由に生きて、幸せになってね」
裕弥にとって唯一の家族だった妹が最期に残した言葉だ。
だけど妹と同じ病を患っていた裕弥は、妹との約束を果たすことなく短い人生に幕を下ろした――はずだったが、異世界に赤ん坊として転生した。
そ
のことに混乱しつつも、裕弥は一つの決意を抱く。それは、前世では果たせなかった妹との約束を果たすというもの。裕弥は幸せを求めて伯爵家の次男――リオンとしての人生を歩み始めるのだが……
――え? 妾の子だから離れから出たらダメ? 勉強の類いも残らず禁止? 将来は政略結婚が決定してる? それでどうやって自由に生きて幸せになれと??
運命に翻弄される彼はある日、一人の少女と出会う。幸せを求める少年と、自重しない異世界姉妹の物語ここに開幕!
構成成分:魔術 百グラム、奴隷 大さじ一杯、ヤンデレ 少々、ハーレム 禁断。基本ハッピーエンドですが、登場人物が死亡する場合もあります。
――双葉社 モンスター文庫より三巻まで発売中! なお、なろうと書籍では少し展開が変わっています。ご了承のほどよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 12:00:00
1114170文字
会話率:56%
これはただ、愛する者達がイチャイチャするだけのお話。
愛し合ってイチャつたり、勘違いして空回ったり、それでもこのお話の者達は愛してる者からは決して離れない………………多分。
「カナは可愛いな~!」
「ティア? 気持ち悪いから黙ってて」
「
酷! そんなカナも好きだけどね!」
「………」
笑顔で言うティアに少し頬を赤くしてうつ向いてしまうカナ。
それを見た他のティアを愛する者達が続々と近くに寄って来て。
「ティア様、カナ様ばかりに構うのはよろしくなくてよ?」
「え、あ、いや! 違うよ?! カナが見えたから!」
「だったら、先から近くに私居たわよね?」
「あはは………」
チラッとカナに助けを求める目線を向けるが、目を反らされ。
「………………み、みんな? 良い?そのね、別に」
「「「「「言い訳しない!!」」」」」
「えぇぇぇ」
これは愛する者と戦ったり、立ち向かったり、守ったり、守られたりと仲睦まじく日々を送るそんなお話。
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多分、題名に関しては変更するかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 15:38:23
16223文字
会話率:51%
工業系の高校に通う紗菜は17才の女子高生。圧倒的に女子が少ないからか、バレンタインデーは数多の男子のチョコくれビームに困っています。本当にうざいです。
そんなこんなで、苦手になりました。バレンタイン。でも、友チョコは喜んで。あと、いつも息抜
きに立ち寄っていた神社で、神様に明日チョコあげますって言っちゃいました。いわゆる神チョコです。そうしたら、なんと神様がチョコをもらいに来ちゃいました…稲荷神社の、お狐様が。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-01 06:00:00
24080文字
会話率:42%