高校2年生と1年生の姉妹、姫野咲空と姫野美緒の相貌や雰囲気は姉妹とは思えない程にかけ離れている。
その原因は姉の咲空の顔にある大きな火傷の痕と、それを隠すために垂らした長い前髪。そして、咲空が常に表情なく重い空気を纏っていることであろう。
妹の美緒は白百合のように美しい少女であるのに……。
咲空の顔の火傷は美緒の“半身”たる神族、神狐族の朋夜が付けたものである。
咲空が持つ、祖母からもらったというエメラルドのネックレスを朋夜とのデートで着けたいと思ったのに、咲空が否定の色を見せたために苛立った美緒が、朋夜に『咲空に意地悪をされた』と訴えたのだ。
神族は“半身”を傷付けるものに容赦をすることがない。
神狐族は火を操ることにおいては神族で最も優れている。その出来事の最後、何が起こったのかは想像に難くない。
何故そんなことが許されるのか、それは朋夜が神族で、美緒がその半身だから。
神族──それは、伊邪那岐命と伊邪那美命が日本列島を去る際に、島々の守護を任された一族で神術という不思議な術を有する。
咲空はその炎に焼かれたのだ。
それでも、美緒や朋夜を責める者はいない。咲空の両親でさえ、ネックレスを貸さなかった咲空を責めるのだ。
……美緒が神族の“半身”だから。
神族にとって“半身”は何者にも変えがたい大切な存在である。大きな力を持つ神族が宝物のように大切にする存在、、“半身”である人間は神族だけでなく、人間にとっても特別な存在なのだ。
常に妹を優先しなければならない生活、、そんな生活に疲れきり、唯一の宝物を壊されたことで希望を失い、すべてを捨てようとした咲空を救ったのは───?
アルファポリス様でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:00:00
204201文字
会話率:50%
ひょんな事から仲間のあやかし達と共に、異世界フラヴェールにやってきた、心優しい神職の青年、織部神也。
九尾の妖狐、玉藻。鴉天狗の鴉丸。ろくろ首の六花。雪女の雪《せつ》。伝説の怪異、メリーという、彼を慕い仕えるもののけ達の力を借り戦う彼は、
残念ながら自身が未熟な神職だと思っていたのだが。
彼が唯一使える神術は、この世界では聖者でなければ使えない、奇跡の力だった。
神也に助けを求めた声の主を探すため、癖のある最強のあやかし達と、勇者の末裔であるセリーヌと共に、冒険者として旅をする事にした一行。
試験を突破し晴れて冒険者となった彼等。
だが、一悶着あり普通では与えられる事のない最低ランク、Gランクが与えられてしまう。
それでもめげる事のない神也達。
彼等は冒険者パーティー『百鬼夜行』を結成し、己の逆境を跳ね返し、多くの人々を助け名声をあげていく。
神也とセリーヌ。
そして、最強のあやかし達の冒険の先に、神也に助けを求めた者は現れるのか。
優しさ溢れる破天荒な異世界冒険活劇、ここに開幕!
※本作は三人称神視点でお送りいたします。
※タイトルの割に、やや描写がエグいシーンがある作品になっております。
完全マイルドな描写をご所望の方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:00:00
30928文字
会話率:36%
負の呪術・時吸歌(ときずいのうた)に支配されたカザレフト国で、神術師カシルは破咒に向かって進み出す。
✳この作品の一部は、KDPにて販売されています。
最終更新:2024-03-28 16:55:46
21893文字
会話率:38%
十年前、地上に顕れた七つの神話の神々が争いが行われている中、秋ヶ瀬優弥は妹と逃げている途中で、神と遭遇して、俺は神と戦い完全に敗北して、妹は神に連れ去れてしまった。
そして、終結してから十年が経ち、災厄は消え去ったはず立った。再び、神話
戦争が勃発して、優弥はその争い巻き込まれるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 23:30:00
5387文字
会話率:76%
四石 第四部の続編です。
超能力者の神山明衣は、以前の戦いで窮地に立たされたことを反省し、特訓をしていた。一方、強化人間の林田未結は酸素転送計画をしていたが、思うようにはいかす焦っていた。
新たな酸素供給元を探し、異次元に向かうことにな
った林田達は、違う歴史を歩んできた日本國に到着した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 17:26:02
26065文字
会話率:25%
超能力の暴走によって生まれる怪物『ベヒモス』
過去、これに両親を殺された主人公『宝塚女優』(ヒロインと読む)は、超能力者を集め訓練する国家組織『JPA』(日本神術協会)にスカウトされ、そこで出会った仲間達と供に、宿敵ベヒモスとの戦いや能力の
真相について究明していく物語です。
※カクヨムにて先行配信中です。よろしければそちらもどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 14:15:18
784660文字
会話率:32%
世界はかつて神々に支配されていた。全ての生物は神々に管理され、争うことなく種を繁栄させた。
ある日、神は人間に力を与えた。神と同じ力を。ある者はその身に炎をまとい、ある者は傷を癒し、またある者は生命を刈り取った。人間は神の意志のままに
他の生物を淘汰し、世界のバランスを保った。
しかし、そんな世界は長くは続かなかった。神々は、突如として世界から姿を消した。支配者を失った世界は混沌に包まれ、種族間で争いが生まれた。
争いは熾烈を極め、ほとんどの種族がその数を大きく減らし、絶滅した種族さえいた。
しばしの時を経て、争いを征した人間が新たな支配者となった。しかし、その頃には神と同じ力を持つ者は少なくなっていた。
神の力を持つ僅かな人間は、かつて神々がそうしたように大地に線を引き、それぞれの国を作り、その地を支配した。
同じ種族だったはずの人間は国ごとに区別され、やがて異なる民族となり、争いを繰り返しながらそれぞれの国を繁栄させた。
そうして時は流れ、人間が支配者となって2700年。世界から神と同じ力を持つ者は姿を消し、人類のほとんどがその力を意識の奥深くへと眠らせた。
しかし完全に失われることはなく、力の一部を呼び醒まし、その力を用いる者もいる。人々はそんな人間のことを神術士(しんじゅつし)と呼び、その人智を超えた力を再び人間のために利用していた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 22:57:08
50902文字
会話率:37%
サン・フルーヴ帝国の大貴族の10歳の薬師見習いの少年は、落雷に遭い、別世界に転生する。
彼が目を覚ますとそこは、西暦20XX年「東京」という異世界だった。
時空を超えてとある日本の少年の体に憑依した彼は、
文明の進んだ異世界や異世界人の価値
観に戸惑いながらも、
地球の人々が持ちえない神術や神力という能力、そして持ち前の驚異的な記憶力を武器に、
異世界東京をひたむきに生き抜いてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 18:42:25
168139文字
会話率:40%
妖術と呼ばれる力を持った妖魔が跳梁跋扈する世界で、人々はそれに対抗する神術という神秘の力を手に入れた。
そんな世界で、かつては栄華を極めたが現在はどこにでもある小国に成り下がった、大和国という国があった。
天草透は、そんな大和国で御三家と呼
ばれる由緒正しき貴族の家に生まれたが、神術を扱うのに必要な神力量が少なく、天草家の落ちこぼれと馬鹿にされていた。
そんなある日、透は、ある出来事がきっかけで幼馴染に関する国の重大な秘密を知ってしまう。
透ではどうすることもできない秘密を知ってしまい、自身の無力さを嘆いていると、ふと何処からか声が聞こえてきた。声の方へ行くとそこには、一体の妖魔が祠に封印されていた。
透はそこで、自身の人生を大きく変える契約を結ぶこととなる。
元タイトル:言霊物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 23:59:21
43225文字
会話率:44%
「紋章を持たぬ汚らわしい貴様が、何故神殿の者と会話をしている?」
オリンポス神殿の主であり、神を束ねる主神ゼウス。
彼の息子でありながら神の証である紋章が刻まれていないニケは、そのせいで神々や神殿に住む者達から差別され迫害を受けていた。
「たかが紋章がないくらいで・・・」
時が経ちニケは学園を卒業する年を迎える。
卒業と同時に覚醒させられる、神のみに許された超常的な力【神術】。
【神術】を覚醒させてもらえば紋章が自分にも紋章が刻まれるかもしれない。
そんな淡い期待を抱き臨んだ「開花の儀」でニケが覚醒した能力は、世界を滅ぼす災厄と言われる呪われし闇の力だった。
紋章がないだけでなく、呪われし闇の力間を覚醒させてしまったニケはゼウスにより異空間迷宮に追放されてしまう。
これは、神として認められなかったニケが結果的に神々を、世界を救う事になる物語―――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 13:00:05
784782文字
会話率:45%
前世で天才理系少女として知られていた米優春織───。
実験の失敗により、転生した世界では『神術』というチカラが使われていた…。
神術『複製召喚』を生まれつき持った春織は、その神術と自らの知能で『禍物』討伐に励む。
中学生になり『理学部』と
いう部活を創部した彼女は、個性豊かな部活の仲間たちと共にゆるゆると禍物討伐をすることに…!
日常系学園ゆるゆるバトルコメディ開幕です☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 01:12:08
35131文字
会話率:29%
後悔したおっさんが転生するまではまぁ普通のお話。
転生した先も、いい家族の元に生まれてこのまま仲良く成長して幸せになると思っていたのに・・・
転生先はいわゆる魔法や神術のある世界でそこは両親の力を受け継ぐ世界だった!
兄も姉も優秀。し
かし、自分だけ何か違う・・・
異世界、家族、元おっさんが紡ぎ出すファンタジーが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 11:41:55
33175文字
会話率:25%
ーー皆さんには、戦っていただきます。華やかに命を散らしあってくださいね?ふふっ、どんな子が頂点に立つのかしら?期待していますよ?メイア。ーー
13歳から18歳までの子供達に突然行われた試験、それはジェンス王国の新たな政策。ジェンス王国には
魔術・神術・科学の三つの力で成り立つ王国。だが、今その力関係のバランスが崩れこのままだと王国の礎はあと数十年で廃れてしまう。それを防ぐために国は、新たな礎を築ける者を判定することになる。だが、国の礎を築くということは、技術と能力そして時間つまり生涯全て礎のために捧げるということ。そのまま、探しても好き好んで自分の命を捧げる様なものはいないだろう。そこで、国王は国の有望な人材を支援するためという建前の元全ての地域の10代の若者をありとあらゆる面で競わせ優秀な者を国に確保することにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 21:53:57
6625文字
会話率:55%
野良猫を飼っている?違うな、野良猫が僕のマンションの部屋のベランダに良く来るのをいつも眺めているだけ。餌付けをしているわけでも、水を与えたりしているわけでもない。
ただ、見て知っているだけ。窓を開けていても、平気で、やってくる。
どうやら、
僕から「神気」なるものを吸収しに来ていたようだ・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 15:19:45
9156文字
会話率:5%
今の時代から数世紀も先の話… この時代は先天的に目に特殊な能力を得る。それらは2つ、神術眼、神格眼。
神術眼は片目に宿り神の技が使える
神格眼は両目に宿り神が宿る
アイズ・ワルドールはそれらの''アイ''を得ることが出来なかった、
それ
でもアイズはめげず上を目指す アイズの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 00:00:00
7653文字
会話率:36%
魔導と神術。
この二つは反発し合い、この力を持った人間たちは触れ合うこともできない哀しい定め。
魔導研究会トップの主人公は自分の村に訪れた騎士の要請により、魔導の事件を解決するために件の街へ向かう。
その途中で彼は、家族に出会う――。
反発する力を持つ彼らは、手を取り合うことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 18:00:00
254205文字
会話率:52%
魔法のある異世界での生活様式は?三大欲求は?冒険とは?
勇者として転生したけど魔王の目的は?何故弱い敵から逐次投入?倒したらハッピーエンド?
そもそも言語の差は?魔法ってなに?何故同じ生物学的特徴を持った人類が転生先にもいるの?
転生した
勇者ユウキの冒険譚……ではなくその周りで起きる転生世界での物理、文化、精神法則を解き明かす転生世界の学術書。
転生した高校生、勇者ユウキと転生させた巫女、神術師シノによる冒険、及び勇者の仲間との共闘や敵たる魔王軍の戦闘の中で起きる転生世界特有の法則のみを綴る物語。冒険の時間軸に沿って各頁に一つずつ、異世界の法則が記されていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 14:55:40
41210文字
会話率:63%
短編『前世持ちの少女が願うこと』の続編です。
主人公が旅立った後の様子を、視点を変えて描きます。
短編と比べて雰囲気はかなり明るいです。
現在ざまぁ編を終了し、主人公の旅編第4章に入りました。
週に1回の更新を目標にしています。
201
8/1/22 ブクマ登録数2000件突破しました!
2018/4/15 100万pv突破しました!
2018/6/28 総合評価10000pt突破しました!
2018/8/16 200万pv突破しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 23:46:07
751703文字
会話率:30%
10年以上連れ添った王太子に婚約破棄された。
学園ではクラスメートに劣等生として侮られ、家では家族にできそこないと蔑まれる日々。
今世は私にとって辛いことばかりだ。
そんな辛いことがあると、私は必ず前世のことを思う。幸せで温かな前世での思い
出は、いつも私の心を慰めてくれた。
そして疑問を抱く。
私はなぜ前世を持って生まれてきたのだろう?二度と取り戻せない幸せな記憶を持って生まれたことに何の意味があるのだろう?
これはそんな私がその意味を見つけるお話。
※初投稿作品です。婚約破棄ものではありますが、恋愛要素はほとんどありません。ざまぁ要素もありません。現在続編を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 14:51:38
21337文字
会話率:16%
神など信じてはいなかった少年――神陵綾斗はある日狐を助ける。そこから狂いだした歯車は綾斗たちを巻き込み、時には妖魔という怪物と戦い、時には学校生活を送ったり。夏休みの一月前から始まる物語はいつか、神のいない月まで。
旧題:世界から日が消え
るとき折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 00:00:00
18508文字
会話率:42%
朝目覚めたら、背中に翼が生えていた俺。
しかも片方だけ!?
どうやら俺は異形らしい。
そして異形ばかりが集められたチーム《ダモクレスの剣》
そこに集められた俺は他の4人の異形で高校生と共に悪魔を倒す定めを受けるのだが…
神術、空郷、神器
を使いどう戦っていくのか!
そして立ちはだかる強敵、貴族とは!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 22:10:03
6230文字
会話率:22%