恋愛において勝つことが約束されている存在━━━メインヒロイン
「君は今、恋をしているかな?」
人気アイドルグループ『スター☆トレイン』の元センター━━━灰銀唯煌(はいらぎゆきら)は偶々屋上で昼ご飯を食べていたモブこと枯水瑪瑙(かれみずめ
のう)に話しかけた。
なんでもアイドルを辞めた理由は、灰銀の中学からの同級生でクラス委員である金城真(かねきまこと)に告白をするためらしい。
元・人気アイドル、文武両道、容姿端麗、光風霽月・・・
これだけのステータスを揃えた灰銀唯煌は━━━完膚なきまでにフラれた。
諦めきれない灰銀は横恋慕を画策するが、瑪瑙の前で見せるその残念な姿はメインヒロイン、などではなく、ヒドインと呼ぶにふさわしかった。
灰銀唯煌の悲願は達成できるのか?あるいは、新たな━━━
カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 18:10:00
64504文字
会話率:61%
龍鬻ぎ。
それは龍を人間に売る者のこと。
黒瑪瑙は、日本中を旅している男である。
一見、彼はふくよかなただの男でしかない。
しかし本当は、「龍鬻ぎ」と呼ばれる不思議な男であった。
妖艶な赤龍、淑やかな青龍、無邪気な黄龍…彼の売る龍たちは
、どれも個性豊かなものばかり。
彼はその龍たちを人間に売り、その力を貸すことで、生活を立てているのだ。
龍たちはそれぞれ不思議な力を持っている。
その力が招くのは、果たして幸か不幸か……
それは誰にもわからない。
不思議な男と龍、そして客人の人間を描いた短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 21:52:55
13657文字
会話率:33%
宗教国家・トリフルール。そこには多くの無機生命(ロボット)たちが暮らしていた。その中で生まれながらにして聖女の運命を背負い、この地を護り続ける少女型ロボット、彼女らを皆はファンタスクと呼んだ。
しかし、この国には陰謀が襲い掛かろうとして
いる。近隣国とのしがらみだけに留まらず、ファンタスクによく似た怪物ロボットがこの国を攻撃した時、機械たちは大いに恐れた。その憂いを除くため、そして広い世界を知るため、ファンタスクたちの旅が始まる!
(TCGの背景ストーリーをイメージした作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 18:40:00
37393文字
会話率:58%
テーマ「私の書く駄文はこの一作品だけでいい。全て詰め込んだおもちゃ箱」
家のしがらみが嫌で、亡命までしたキーリー・ウェストウッド。亡命先の国で軍事部に就いた彼女は、ちょっと陰気で媚び売りな事務員、一(にのまえ)ゆかりと意気投合。しかし、ゆ
かりの抱えていた闇は、キーリーの実家のことを否が応でも思い出させた。
そして、来たるはウェストウッド家の刺客! 使用人、ウェストウッド家お抱えの社員、実の家族まで! 彼らは不思議な生物、「白万」を移植したものたち!
はたしてキーリーは、望んだ通りの人生を歩めるのか? これは、そんな人生を取り巻く人々の物語である!
※一応一次創作ですが、設定などに二次三次創作寄りなところがありますので、怒られたら消します。
※推敲も突然行います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 18:12:10
366426文字
会話率:52%
ネット上には様々なコンテンツがありますが、成功している作者にはとある法則があるとわたしは思いました。カリスマとは? 逆に自虐コンテンツとは? 私好みの良き自虐の方法に共感を得られると考え記した所感。
最終更新:2023-06-22 20:00:00
6616文字
会話率:30%
「まったく、もう!坊ちゃん、また御令嬢方に冷たく当たったんですか?」
「当たってねぇよ。帝国の藩屏たる当家に華麗さを求めるなと、釘を刺しただけだ。それと坊ちゃんと呼ぶな、俺はもう18だ」
「その目がいけないんですよ。せっかく坊ちゃんは元が良
いのに、その険のせいで全てが台無しです。それじゃぁ、どなただって萎縮してしまいます」
「おい、人の話を聞け!」
「そんな事では、いつまで経ってもお相手が見つかりませんよ。坊ちゃんは公爵家の跡取りなんですから、早く身を固めていただかないと、旦那様が安心できないじゃないですか」
「…お前、ずいぶん親父に肩入れするんだな?」
「そりゃぁ、当然じゃないですか。あの時、旦那様が命を救ってくれたからこそ、今の私があるんです。しかも、何もできない私に居場所まで作って下さったんですから、少しでも恩返ししないと…」
「チッ」
「そこで舌打ちしない!…まったく、旦那様はあんなにお優しい方なのに、どうしてこんなに口が悪くなってしまったんだか…」
「主人の陰口を叩くなら、部屋を出てからにしろよ…」
ばたん。
「…クソ、人の気も知らないで。覚えていろ、――― 俺は、お前を絶対に離さないからな」
***
7割シリアス、3割コメディ。異世界恋愛ものですが、バトルシーンは割と容赦がありません。
20話まで毎日更新、以降は週末に2話更新。
本作品は、「小説家になろう」「カクヨム」で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 14:10:00
495454文字
会話率:59%
シリアスから一転、急転直下のコメディです。
最終更新:2023-09-17 12:20:09
11679文字
会話率:56%
公爵家主催の舞踏会に国王一家が招かれ、簒奪を目論む王弟が手勢を率いて押し入った。
最終更新:2023-09-03 12:19:09
11646文字
会話率:54%
【アイ探偵事務所】そこは失せもの専門の私立探偵事務所。大正八年の十月、依頼人が現れる。「黒瑪瑙の指輪を探してほしいの」依頼人の少女は母親の形見の指輪を探しているらしかった。千里眼を持つ探偵、茂住透悟(もすみとうご)と、霊媒体質の助手、常石匡
佑(つねいしきょうすけ)は指輪探しの仕事を引き受けるが、透悟は寝てばかりで全く動かず。そんなとき『指のない死体』があがったと警察から連絡が入る――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 15:51:59
11795文字
会話率:70%
ぼくの父はアンドロイドだった。
これはぼくが家族から巣立つまでの、それだけの話。
最終更新:2024-11-06 01:15:04
26413文字
会話率:42%
この文書は、世界の平和を手にするために戦う少女たちの記録です。
最終更新:2024-09-10 22:34:45
1467文字
会話率:56%
私は瑪瑙可南子。22歳の美女だ。桜通りに探偵事務所を構えている。 今回の依頼は、悪友の将流の親族からのものらしい。 嫌な予感はするのだけれど、正式な依頼となれば受けない理由はない。 名探偵・瑪瑙可南子とは、私のことなのだから。
***
美女探偵・瑪瑙可南子の第一作です。
老舗の呉服屋で行われる代替わりの儀式。神聖友禅を纏った可南子さんの活躍をどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-25 22:00:00
79147文字
会話率:46%
現実に絶望し、自殺を試みたはずの主人公。
しかし、首を吊ったはずの彼は、異世界でレティツィアという名の可愛い女の子になっていた。
この現状から解放されるため、彼(彼女)は幼馴染であるフォロに課された使命、魔神討伐のサポートをすることを誓った
のだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 14:27:25
206906文字
会話率:40%
都内の女学院に通う『私』、斎宮は、帰路の駅で密かに思いを寄せる先輩を見かけて声を掛ける。しかしながら、その様子はどこかおかしく──
最終更新:2021-07-13 21:10:29
10029文字
会話率:55%
ここではない、どこか小さな世界へと人間を誘い込む扉が存在するらしい。
その世界の主に見初められた人間はその扉が放つ光に否応なく誘われ、決して抗うことはできないそうだ。
つまり電灯の光に群がる羽虫のように、僕達はふらふらと歩いていくこと
になる────異形の怪物の巣穴へと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 05:24:54
179394文字
会話率:34%
いつの間にか時間が来たわたしは、ずっとおんなじことを繰り返しこころに思いながら、ずっと先の何処かへ向かっている。
最終更新:2023-09-12 00:13:03
473文字
会話率:0%
蟻の行列を追いかけていく。久しぶりに雨のあがったこの週末に、何処まで行ってしまおうか思いあぐねたままでいるのだ。
最終更新:2023-06-30 07:49:22
2090文字
会話率:20%
人の口から外に出た息は、その人の感情や性格を孕んでいる。
なんて言うけれど、あなたとわたしを繋ぐその息を、ありあまるくらいに思いを抱えたこの息を、わたしはどう受け取ればいいのだろう。
いったい。
あなたとわたしは、なにが違うのだろう。
最終更新:2023-06-13 01:02:33
829文字
会話率:0%
様々な種族や現象が飛び交う世界で、主人公のヲルは他の人に無い『魔王』の素質を持って生まれる。
他の人間とは"違うモノ"を背負って生まれたヲルは、生まれながらに特別な力を使うことができた。
それを駆使し様々な出会いと別れを
繰り返す中で、ヲルは平和という名の凝り固まった世界を変えていく。
今日から俺は、魔王となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 18:00:00
2340文字
会話率:37%
20xx/6/10 12:00
阿久津将司(あくつまさし)は今、仲間と共に北海道の山中に来ていた。
仕事だからだ。
この日本にはダンジョンがある。
ダンジョンが突如現れたのが10年前。そこから魔物があふれる世界になった。
阿久津将司(あ
くつまさし)はごく普通の家庭に生まれ、12の時にこのダンジョン出現騒動で大混乱した中、翌年のチップ吸収で【空間把握】という固有スキルが発現し、めでたく防衛隊という国の防衛に関する任務にあたる公務員となった。
22になった俺は防衛隊の第17班の隊長として新たな任務のために仲間を連れ、今回のターゲット『黒瑪瑙(オニキス)』という組織幹部を確保するというもの。依頼書には国家転覆を企む組織とだけ記されている。
将司は今回の任務に不審なものを感じていた。
「隊長!何難しいこと考えてんすか!直子ちゃんのことっすか?うまくいってないんですかねー」
「おい!冗談でもいって良いことと悪いことがあるぞ!」
そんなことを言いながら目的の施設へ入る。3名ほどの若い女性が待ち構えていた。
窓の明かりに照らされた女は、今回の最重要人物、宮城由香里(みやぎゆかり)。
「悪いことは何もしてないわよ。むしろ悪いことをしてるのは・・・あなた達のボスの方・・・かしらね」
「ほお、詳しく聞きたいもんだね」
俺の言葉に、目の前の女はニッと口を緩ませたが・・・
「ぐっ・・・お前、何を・・・」
背後からの痛みにとっさに体を前に飛び振り返った。
仲間である吉田は長剣に滴った俺の血を一振りして落とすとまたこちらに対して身構えた。
「そういう、ことかよ・・・」
「まだ動けたとはやっぱり隊長は・・・今日のところはここで引き揚げます!そうだ!直子ちゃんは俺っちがちゃんと慰めておいてあげますからね・・・」
吉田が舌なめずりをしながらその小屋を出ていくのを、叫びながら見逃してしまった俺は・・・薄れゆく意識の中で、直子の笑顔と、そして苦痛に歪む顔を想像していた。
過激なニュースで瞬く間に犯罪者としてさらされ、赤い悪魔と呼ばれた男の非日常な1週間の悪足掻き。
そんなお話
※1週間、実時間でお届けします。無理のない範囲でお楽しみいただければ幸いです。
その都合上、極端に短い部分もございます。ご了承くださいませ。
稚拙な文章ではありますが、お楽しみいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 19:00:00
33988文字
会話率:45%
構成員わずか三人の弱小犯罪組織の一員、瑪瑙(オニキス)。
どん底状態を脱するために、国家的な規模のヤクザに攻撃をするも、作戦は失敗、追われる身に。
さらに病気の妹と、組織のボスの隠し子の養育も背負い込む流れになってしまい八方塞がり。
失意
の彼の前に現れたのは、真っ赤なランボルギーニに乗った若い女だった。
彼女は《人生リフォーマー》を自称し、瑪瑙の人生を変える手助けをするというが……
笑ってちょっぴり泣ける、どん底アウトローが人生を立て直すハートフルストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 10:53:59
108893文字
会話率:51%
この度、進行中の作品がエタった事を報告します。
最終更新:2023-03-05 12:49:15
542文字
会話率:0%
クロイツェン王国⎯⎯過去かつてない衰退に追い込まれたこの国は、新たな政策『冒険者』を取り入れる。その当時、世界中から様々な人が絶えず来航し、多様化した人種構成を持つようになると、いつしかこの国は、こう揶揄され呼ばれていた⎯⎯『交境王国』⎯
⎯と。
“一流冒険者重傷! 復帰は絶望的か……„
彼は、そう見出し書かれたギルド掲示板の張り紙に目を止めた。続きを読む。
“クロイツェン王国出身の一流冒険者、剣士ライトが聖剣の探索中に右腕を負傷した。幸いにも命に別状はなく、組んでいたパーティーの他三名も、重傷だが同様に生存が確認された。しかし負傷した右腕は利き腕であり、筋肉や骨といった組織がズタズタにされたとも情報が入っており、事実であれば剣士、ひいては冒険者としての復帰は絶望的との見方が強まっている。また、捜索中であった聖剣については、見つかったとも既になかったとも言われ……„
「……くっ……」
そこまで読んで彼はそれから目を離した。そして後悔した。
彼の名前はライト、先の紙に書かれていたその人である。
これは剣士として道を断たれた青年が、畑違いの職業「記者」になり、一流冒険者への再起を果たそうと志した話…………
※2021/1/5 完結します。旧題「聖ペン伝説(仮)~聖なるペンと伝説(になる予定)の記者《ジャーナリスト》~」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 18:21:12
326624文字
会話率:47%
(※あらすじはありません)
キーワード:
最終更新:2020-04-23 07:47:10
283文字
会話率:63%
男子大学生で、ラノベ作家で、美少女Vtuber。
男性であることを少しも隠していないのにもかかわらず、美少女Vtuberとして活動することになってしまった美樹月みずき。
それがある日、自分の声で身に覚えのない配信が始まっていることに
気づき……。
原稿とリスナー、第二の自分(?)との格闘で慌ただしい兼業Vtuberの日々は、尊いだけでは済まされない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 15:08:28
1680文字
会話率:18%
拝み屋の江成錫瑪は飯食いながら依頼を待つ。
最終更新:2022-12-23 16:17:45
2110文字
会話率:2%
中国旅行、消えた美少女。
半ばこじつけのように都市伝説に準えた出来事の真相とは――。
最終更新:2021-02-17 07:42:52
1490文字
会話率:3%
ぼっち気味だった主人公は、ふとしたきっかけで少年漫画雑誌と親友を得て幸せな日々を送るも、時の流れは残酷で親友は次第にきっかけの雑誌から離れていき、主人公は苦い選択を迫られることになる。
最終更新:2021-02-15 13:38:19
2229文字
会話率:10%
プレイした記憶のあるゲームの世界に来てしまったアリスは、ゲームでは名前しか出てこなかった少女·オフィーリアと出会う。
画面越しだった攻略対象キャラが目の前に居るのに、そちらには興味の無いアリスは、絶賛片思い中のオフィーリアの恋を成就させよう
と決意する。……が、あれ。前途多難過ぎない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 04:39:35
20037文字
会話率:63%
「し」の先には何があるのだろう。
キーワード:
最終更新:2020-08-16 23:19:22
819文字
会話率:65%
パワーストーン、それはある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると不思議な能力などがもたらされると愛好家などから信じられている。しかし、その能力を悪用した犯罪、パワーストーン犯罪が横行していた。警視
庁は所轄内にパワーストーン犯罪対策課を設置し、パワーストーン犯罪の取締りを開始した。この物語はパワーストーン犯罪対策課に入った一人の男性の成長と人情の物語である。
~登場人物~
海原恭弥 本作の主人公。ある事件がきっかけでパワーストーン犯罪対策課に入ることになる。人情が厚く、優しい性格。正義を貫き、どんな事件にも前向きに挑んでいく熱血屋。使用パワーストーンは真珠。
日野ひかり ヒロイン。パワーストーン犯罪対策課の新米警官。おっちょこちょいな性格でたまに失敗してしまうことも。いつも恭弥に助けられてばかりいる。使用パワーストーンは瑪瑙。
赤崎秀和 パワーストーン犯罪対策課のベテラン警官。前までは他の部署に所属していたが異動により現在の課に配属となった。強がりな性格でたまに激しくなるが正義を貫く姿勢は誰にも負けない。使用パワーストーンは珊瑚。
大山真二郎 パワーストーン犯罪対策課の課長。頑固な性格で悪は絶対に許さないという考え。剛腕の持ち主で一人で複数人の犯人を捕まえられるほど。使用パワーストーンは翡翠。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 23:27:37
1500文字
会話率:0%
1888年 倫敦
大英美術館に収まっている日本美術品の中に贋作の疑い有りとの指摘があり、
ジェラルド男爵家は日本から一人の美術鑑定士を招き入れ、真偽の美術品鑑定が終わるまで預かる事となった。
男爵家次男・アルバートと前に現れたのは漆黒の髪と
黒瑪瑙の様な美しい瞳を宿した男性で……
*ボーイズラブではありません。
完結済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 18:47:04
49856文字
会話率:44%
こことは似て非なる世。
人に代わり、鬼械と呼ばれる人形が不浄を祓うようになった時代――。
この物語は胸を焦がすような怒りから始まり、そして胸を焦がすような想いに気付いて終わる。
不浄を祓う巫覡士、オウビ。鬼の魂を宿した美しき人形、イズル
ハ。
巫覡士と鬼械。人と人ならざる者。
オウビにとってイズルハは共に同じ日々を過ごし、共に不浄に立ち向かう大切な存在だった。
二人の間には家族か、それ以上の強い絆があると信じていた。
だがその関係は、オウビの父の死を境に致命的な破局を迎える。
信じていた絆、思い出、その全てがまやかしなのだと仮面の男が囁く。
怒りと失意の果てに、オウビは己の胸にある本当の想いに気付くことなく、イズルハから目を背けた。
その想いにオウビがようやく気付いた時には。
それはもう、どうしようもなく遅すぎた。
これは後日投稿予定の長編『灰より出ずるは瑪瑙の鬼か』の前日譚。
そして一人の男の悲哀の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 18:00:00
7574文字
会話率:23%