紀元前1569年ごろ、テーベのイアフメス1世王がヒクソス朝を倒して始まったエジプト第18王朝は、ハトシェプスト女王、トトメス3世王のころから最盛期を迎え始めた。紀元前1410年、アメンヘテプ3世王の時代、その支配領土はエジプト王朝史上最大
規模となる。
第18王朝の歴代ファラオは、国家神アメン・ラーを称え、莫大な黄金や土地や神殿を寄進する一方で、王族同士の権力争いにアメン神官団の権威を利用した。そのためアメン神官団は巨万の富を得、王権を凌ぐほどの権力を手に入れた。
王妃ティイがアメンヘテプ3世と結婚したとき、エジプトは王家とアメン神官団の権力の二重構造が出来上がり、アメン神官団の政治や王権に対する過剰な干渉や介入がピークに達しつつあった。しかも、王族同士で血で血を洗う権力闘争が行われ、王宮はいつも謀略や暗殺で渦巻いていた。
そんな時、王権を継いだ若きアメンヘテプ4世(アクナテン)は理想を掲げ、人類史上初と言われる一神教による革命を断行するのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 00:01:22
62323文字
会話率:52%
大陸の西に十柱の星神に守護されし大国があった。
その名は“テラエ王国”といい、様々な苦難に遭いながらも四百年を越える栄華を誇っていた。
しかし、些細な事を切っ掛けとして隣国“アルビオン王国”との戦乱へと突入してしまった。
多くの血を
流し、多くの背信を生んだ戦乱は百年にも及ぶ長き戦乱となった。
この戦乱は、後に“百年戦争”と呼ばれる事になる。
この戦乱でテラエ王国は西側の領土の多くと多くの騎士、兵士を失い、王権を大いに失墜させることになった。
そして、忌まわしき“百年戦争”から四年後……
テラエ王国に新たな戦乱が起きようとしていた……。
これは、“月の女神の名を冠する姫”が“鴉の騎士”と共に王国の復興と、王権の回復を目指す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 00:51:11
51039文字
会話率:49%
七国に分かたれし世界。
神に“血の力”を与えられた民――エラシア人。
その末裔として生まれた少女・イシャナは、二歳の頃に終結した戦争の爪痕深き王国で、王女として育てられていた。
幼き彼女を支えるのは、訳あって王宮に仕えることになった乳母ラ
ヴ。
崩壊寸前の国家、衰退する王権、誰にも期待されぬ即位。
だがその小さな手に渡された剣が、少女の運命を大きく変えていく。
貴族たちの陰謀、誘拐事件、裏社会との繋がり。
すべてを見つめ、選び、決断する――王女としてではなく、“本物の王”として。
これは、一人の幼き女王が「国を愛するとは何か」を知り、
やがて帝国を築くまでの物語の、始まりの章である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 20:48:34
31288文字
会話率:27%
トボル山脈から現れ、人間に育てられた魔物は、広大な世界へと足を踏み入れ、玉座を巡る長い争いに巻き込まれる。果てしなく続く挑戦と敵意の中、彼女は無数の民の聖主となり、世界を決する権力を手にすることができるのか?
最終更新:2025-06-17 16:28:01
125088文字
会話率:38%
前世でいうところの応仁の乱の様な王の後継者争いが王都で激化、長幼の序を重んじて兄を即位させようとする一派と武勇に優れた弟を国王に据えようとする動きが原因で国家を二分する程の戦闘が国の中央で王都を擁する王直轄領にて発生
三年に及ぶ大戦の結果
両者は痛み分けに終わり若干劣勢になり始めていた兄側が王権を弟に譲る形で一旦の平静を取り戻したかに見えた。しかし、各領地にて大戦で疲弊した領主に対する離反が多発、停戦の翌月には晒し首の憂き目にあった領主も数知れず多くの領地が立ち上がった土豪やその地に地盤を持つ有力者らによって細分化されていた。就任したばかりの弟では各地を掌握することは叶わず、まだ力を持つ兄の勢力にも警戒せねばならないため、下剋上の機運は中央から各地へと伝播していった
そんな世界の成り上がり者の父の元に生まれたルイは下剋上を成し貴族になる為に数多の戦場を駆け抜ける。
これは王国を揺るがす大動乱の渦中に生まれた1人の男の立身譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 09:42:12
2463文字
会話率:16%
ヴィオレッタ・フォン・アウステルリンド——銀髪の大公令嬢は、皇太子とその聖女婚約者によって「極悪人」の汚名を着せられた。
王宮舞踏会で、跪いて赦しを請う代わりに、彼女が放った一撃は皇太子を吹き飛ばすほどの破壊力だった。
この反逆の拳が、やが
て王国を揺るがす政変の導火線となる。
その場にいたアンハーラの黒豹——紫水晶の瞳を持つ異国の貴族オルフェミは、静観しながらも密かな謀略を巡らせていた。
逃亡せず、真実を暴くことを選んだヴィオレッタはオルフェミと同盟を結び、王権の腐敗を断ち、真の正義を掲げて戦うことに。
権謀術数、華麗なる決闘、駆け引きの連続の中、二人はゆっくりと心を通わせながら、力を蓄え、やがて革命による王権転覆という頂点へと至る——
【見どころ】
・貴族社会の陰謀劇 × 痛快な復讐劇
・氷のような令嬢と計算高き異国貴族の「偽装同盟」が徐々に本物に…
・戦闘シーンから舞踏会まで絢爛たる描写の連続
・ステータス上昇型主人公たちが王国の頂点を目指すサクセスストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 11:04:05
117344文字
会話率:30%
魔法と強硬な中央集権体制によって王権を保持していたラパクス王国が、革命によって科学と共和制の国家に生まれ変わって10年。銃の時代にあってなお、剣を振るう男がいた。
男の名はアラン・メラン。銃弾の凌ぐ速度で抜刀して魔法剣の飛ぶ斬撃を利用して攻
撃する、高速抜刀術(クイックドロー)の使い手であり、「弱きを助け悪しきを挫く、遍歴の騎士」を名乗っていた。そんな彼は、ラパクス王家唯一の生き残りであるシリン王女を探していた。
ある日立ち寄った田舎の町で、アランは、国家直属の治安維持特務部隊を名乗る盗賊のような連中を撃退する。そのさなか、ついに彼はシリン王女との再会を果たす。
10年前にアランとシリン王女、そして王女の影武者だった少女アルコノストの3人で交わした「いつか一緒に旅をしよう」という約束を果たすため、騎士アランは王女シリンと共に旅をすることにする。
だがそんな二人を、治安維持特務部隊のリーダーが絶望に叩き落として……?
青い空と赤い荒野を舞台に、騎士と王女が嘘を貫く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:24:29
24863文字
会話率:48%
「これより、第一王太子レオナルド・グレイファルドは、セリナ・アルベリヒとの婚約を破棄する」
社交界最大の舞踏会の夜、帝国中の貴族と市民が見守る中、王太子は声高らかに宣言した。
平民の少女との“真実の恋”を選んだと。
会場は拍手と喝采に包ま
れ、捨てられた令嬢はひとり静かに頭を下げ、こう告げる──
「……わかりました」
それは、すべての“始まり”だった。
実は彼女は、帝国一の頭脳と呼ばれながら、王家の政治的道具として生きることを強いられてきた元・天才少女。
だが婚約破棄によって自由を得たその瞬間から、セリナ・アルベリヒは「本気」を出す。
商業、軍事、宗教、民衆、そして情報──
すべてを味方につけ、彼女は国家の裏側を掌握してゆく。
「私を侮ったこと、きっと後悔させて差し上げますわ」
復讐心から始まったその一歩は、やがて帝国を飲み込む改革となり、王権すらも震え上がらせる。
かつて「令嬢」と呼ばれた少女は、2年後、「摂政」として玉座に立つ──
これは、ただの復讐劇ではない。
“王を越える者”が誕生するまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 18:00:00
19291文字
会話率:33%
大体十一世紀。世界を揺るがす大地震、『特異大地震』の直後出現した特異能力者、通称『特異者』の出現により急速に復興、発展した世界。
そんな世界の現代よりもさらに先、20XX年。特異者が集まる高校に入学した、『暮木鈴人』は避けることのできな
い運命によって不本意ながら戦いの中に身を投じていく。そして、やがては世界へ────
古き良き王道作品ここに! ただし、ネタ満載だ!
どちらかというと、王道アクションラブコメ。
※週一に日曜日の投稿を目指していますが、執筆のノリやリアルでの都合によってはそれよりも少し遅れたりしますので、気長に待っていただけると幸いです。
この作品は、作者がその場のノリと勢いで執筆しています。何か矛盾や不自然が在っても生暖かい目で見守るか、報告をお願いします。
素人のまだまだ未熟な物ですが、暇なときにでも読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:10:00
208785文字
会話率:38%
──1213年、絶望の王と亡霊の女が出会った夜、イングランドの運命が変わり始める。
破門、反乱、侵略。
イングランド王ジョンは、全てを失いつつあった。
王冠は重く、民は遠く、神さえも背を向けた――
絶望の闇に覆われたウィンチェスター城に
現れたのは、鋭い眼光を持つ女の霊。
未来より来た「鉄の女」が、中世の王に告げる。
「あなたの王権は――再び立ち上がる」
鉄の女の導きにより、弱き王は変貌していく。
財政を改革し、貴族を分断し、教皇すら懐柔する――
そして迎える、運命のブーヴィーヌの戦い。
イングランドの未来は、今夜変わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:51:15
5848文字
会話率:39%
時代背景は、邪馬台国が誕生した頃からヤマト王権が誕生する頃まで。主人公は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の付近で生まれた双子の男子。生まれてまもなく、乳飲み子の状態で弟が海洋系の種族にさらわれ、兄弟が別々の人生を送ることになる。兄は成長して、物部
氏族の一員として頭角を表し、弟は息長氏族の一員として頭角を表した。
北部九州では倭国大乱が収まり、卑弥呼が女王として邪馬台国を率いた頃、弟は息長氏族として、卑弥呼の手下として務めるようになった。兄は、父親が所有していた水田で稲作に従事していた。父親は生口と言って、養っている人達(身分的には奴隷)に農作業をさせていた。その父親の手伝いをしていた。ある年、気候変動があって農作物が不作になり、父親は千葉県香取市の香取神宮付近から祈祷師を連れてきた。中臣氏族です。そこで、その祈祷師の倅と兄は仲良くなり、お互いに通じ合うようになった。兄が成人したころ、気候変動により大洪水に見舞われ、物部氏族の水田が全滅になった。そこで、物部氏族は西へと移動する。その時、中臣氏族も移動。災害の少ない土地を求めた。そして、たどり着いたのが畿内でした。
双子の兄弟は、卑弥呼が亡くなり、邪馬台国が弱体する中で、ドラマチックに出会う。そして、邪馬台国に変わる政権、ヤマト王権の土台作りをすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 17:11:56
101505文字
会話率:76%
その光は、祝福ではなく呪いだった。
修道士ギヨームは、聖なる書の写本を任される傍ら、夜ごと祈りの声に耳を塞いでいた。彼は幼き日、教会の祭壇の奥で「光」を見たという。それは神の輝きとは異なる、あまりに鋭く、あまりに人間的な目をしていた。
時は十三世紀。教会と王権が拮抗し、神の名のもとに人が火刑に処される時代。
ある日、辺境より一人の少女が連れてこられる。彼女は何も語らず、ただ“見る”ことで人々を震え上がらせた。目を合わせた者は、次々と口を閉ざし、懺悔をはじめ、ある者は命を絶った。
ギヨームは次第に、少女の視線の奥に、かつて自身が睨まれたあの光を見出す。
それは神の裁きか、人の罪か。あるいは、真実という名の、誰にも語られてはならぬ焔だったのか。
彼は禁忌を破り、彼女の素性を探るうち、自らの信仰の根を掘り崩すこととなる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-11 16:50:54
270文字
会話率:0%
海州の若き少年・夏宇は、高官の息子を誤って手にかけたことで、南呉へと逃亡を余儀なくされる。身を隠し、「米九」と名を変えて静かに暮らすも、その安息は長くは続かなかった。地元の闇社会が次々と挑発を仕掛け、嵐の前触れが訪れる。
兄弟である況
天浩、陳覇、そして謎めいた暗殺者・白骨の助けを借りながら、夏宇は冷酷無比な手段で敵対勢力を壊滅させ、「天門」という黒と白を跨ぐ一大組織を築き上げていく。
勢力の拡大とともに、天門は国際的な暗闘の渦に巻き込まれる。夏宇は、己が「絶世種」という上古の血脈を継ぐ存在であり、その身に虚空を呑み込む禁忌の力が封じられていることを知る。世界政府、天空聖域といった超然たる勢力と渡り合う一方、閃霊一族や白色政府と命を懸けた攻防を繰り広げる。
物語は、学園の青春と闇社会の覇権争いが交錯する。南呉高校に生徒として潜伏しながら、夏宇は「十三太保」と呼ばれる仲間たちを率い、智謀と武力で群雄割拠の乱世を駆け抜ける。その道中、財閥令嬢・唐暁敏や美しき暗殺者・陳芸との出会いが、彼を情と権力の狭間で揺るがせる。
そしてついに、天門と世界政府の最終決戦の幕が上がる。王権の剣を手に、夏宇は「帝王無双」の覇気をもって五大指導者と対峙する。神魔が交差する戦場にて、彼は己の信じる「黒道の覇道」を貫き、その運命を切り拓いていく──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 15:28:22
9361文字
会話率:45%
漫画家片山ノエルは、締め切りに追われて過労死の末、自分の漫画の中に転生してしまう。
転生したのは、媚薬を使ってのし上がっていく悪役令嬢。
漫画の通りにのし上がっていけば、婚約破棄の上にイケメン王子に切り殺されてしまう。
かといって、王子に取
り入らなければ落ちぶれる。
葛藤する主人公が王子の飼い犬に媚薬入りの餌を食べさせてしまった結果、王権転覆の陰謀にも巻き込まれて、事態はややこしくなるばかり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 15:00:00
58363文字
会話率:27%
貴族と王権による少数が多数を圧倒していた時代は終わりを告げた。
そんな時代の波はこの世界に唯一ある大陸の国にも波及している。
それは西より始まり、東の端のハルーシュ王国にまで到達した。外縁部を走る山脈に守られるような形になる辺境の国。
こ
れはそんな辺境の国の更に辺境にある地、マニュート伯爵領。
西の大国ワーレック帝国との戦争で多大な功績を上げた英雄の子孫が統治するその地に英雄の子孫として産まれ、次期当主になる事が決定している少女イリアージュ・マニュート。
先見の明があり、一挙一足に意味がある。やる事は滅茶苦茶に見えてそれは周囲を助ける為にやっていた。
そんな噂が流れ、感謝されようとも彼女は普段の澄まし顔でやんわりと受け止め奢る事はない。
それがさらに彼女の名声を上げるのだが、何故か思い通りにならないイリアージュは今日も足掻く。
彼女が望むのは善行をやった事に感謝される事では無く、悪行を懼れられ憎まれる事だというのに。
そんな、どこか可笑しいイリアが迎えた王都貴族学園への入学、それがさらに大きな渦となって王国を揺らす――勿論、イリアの望む方向では無く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 22:00:00
29217文字
会話率:31%
「リラ・プリマヴェーラ、お前と交わした婚約を破棄させてもらう!」
公爵家主催の夜会にて、リラ・プリマヴェーラ伯爵令嬢はグイード・ブライデン公爵令息から言い渡された。
「お前のような真面目くさった女はいらない!」
ギャンブルに財産を賭ける婚約
者の姿に公爵家の将来を憂いたリラは、彼をいさめたのだが逆恨みされて婚約破棄されてしまったのだ。
リラとグイードの婚約は政略結婚であり、そこに愛はなかった。リラは今でも7歳のころ茶会で出会ったアルベルト王子の優しさと可愛らしさを覚えていた。しかしアルベルト王子はそのすぐあとに、毒殺されてしまった。
夜会で恥をさらし、居場所を失った彼女を救ったのは、美しい青年歌手アルカンジェロだった。
心優しいアルカンジェロに惹かれていくリラだが、彼は高い声を保つため、少年時代に残酷な手術を受けた「カストラート(去勢歌手)」と呼ばれる存在。教会は、子孫を残せない彼らに結婚を禁じていた。
禁断の恋に悩むリラのもとへ、父親が新たな婚約話をもってくる。相手の男性は親子ほども歳の離れた下級貴族で子だくさん。数年前に妻を亡くし、後妻に入ってくれる女性を探しているという、悪い条件の相手だった。
望まぬ婚姻を強いられ未来に希望を持てなくなったリラは、アルカンジェロと二人、教会の勢力が及ばない国外へ逃げ出す計画を立てる。
仮面舞踏会の夜、二人の愛は通じ合い、結ばれる。だがアルカンジェロが自身の秘密を打ち明けた。彼の正体は歌手などではなく、十年前に毒殺されたはずのアルベルト王子その人だった。
しかし再び、王権転覆を狙う暗殺者が迫りくる。
これは、愛し合うリラとアルベルト王子が二人で幸せをつかむまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:31:52
119036文字
会話率:39%
王権は神が授けたもの。では神が王権を取り上げたい、と思ったら? 婚約破棄の現場で神が王権を取り上げてしまった為に起きた出来事です。
最終更新:2025-01-12 00:10:23
5262文字
会話率:40%
サーバック家の次男として生まれた俺、アンドリュー・サーバックは、王権争いに敗れ、メイドのシャリアとともに異国の森に追い出されることとなった。
そして彼はサーバックの名を捨て、新たな人生を歩む旅に出るのだった…
最終更新:2024-12-31 03:20:11
158881文字
会話率:33%
老執事セバスチャンは、どうしたらロフト王子の粗暴な振る舞いが治るのか、頭を悩ませていた。
王妃様立っての頼みもあり、王子が成人した暁には、即座に王位を継いでもらいたい。
そのためにも、マリア公爵令嬢との婚約を確かなものにしたかった。
それな
のに、ロフト王子の非常識さが改まることがないまま、マリア嬢と面会することになってしまう。
しかも、その日に、マリア嬢は婚約解消を申し出るつもりになっていた。
焦ったセバスチャンは、王子の躾を厳しくしようとして、揉み合ってしまう。
すると魔法が発動し、なんと王子と老執事セバスチャンが入れ替わってしまった!
その結果、セバスチャンは王子になりすまし、長年かけて培った行儀作法とマナーを駆使して、マリア嬢の心を繋ぎ止めようと奮戦するーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 14:10:00
10728文字
会話率:15%
第三部 地球人になろう!
3-1 地球人ってどんな人?:未来を共有、相互理解、責任と行動など
3-2 最初の『地球人』を体験する:狩猟採集、全てを共有、共に生きる
3-3 ホッブズとルソーの世界:農耕牧畜、組織的な協力の進化
3-4 社会契
約の誕生:自然状態、万人による闘争、守るべきルール
3-5 『地球契約』を考えよう!:ルソー型:市民、法、自由、選挙
3-6 ルソーってどんな人?:危険人物、王権や教会を批判、主権考察
3-7 ホッブズの社会契約と人物像:リヴァイアサン=怪物=国家で平和
ホッブズ流地球契約:地球政府(リヴァイアサン)の設立と強力な統治権
3-8 ホッブズ対ルソー:平和・安全・国家権力の法対市民法・自由・選挙
★★ホッブズとルソーの合体型「地球契約:平和と自由の地球コンパクト」
3-9 グローバル・コンパクト:2000年、企業の社会的責任、人権・環境
3-10 次なる変革の鍵を共和党内に探す:共和党内の反トランプ派?
3-11 第二議会もしくは人民議会:国際NGOなど、地球憲章
3-12 地方の民主主義からグローバルな民主主義に至る連続体の構想
3-13 良い社会とは全ての人が基本的な所得の源をもつことが絶対必要
3-14 リョウマが思わぬ行動と情報をもたらす:全部、根回し完了!
『三種の神記』:地球憲法草案、地球八策、平和と自由の地球コンパクト
3-15 ミエナの新兵器・パラレルワールド・ワープ装置
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 20:47:26
33776文字
会話率:27%