調和のある世界など存在しない。
そこにあるのは、さまざまな色が交錯し、濃淡を織りなす人々の意志――
そのグラデーションこそが、歴史を形作り、未来を塗り替える。
ルミナシア聖王国。
聖女の力によって支えられたこの国は、揺らぐ秩序を取り戻そう
ともがいていた。
だが、次代の聖女は力を持たず、他国では真の聖女と噂される少女が現れる。
戦火は絶えずただ広がるのみ。交錯する様々な思いが人々を戦に駆り立てる。
剣と魔法が織りなす戦乱の中、宿命を背負う聖女セシリアと、異物として現れたリーナ。
二人の出会いが、人々の歴史に新たな色を刻み込む。
調和などありえないこの世界で、未来はどのようなグラデーションを描くのか――。
神の作り出したこの状況は、神ですら想定していない。
※カクヨムで同時に掲載しています。最新のものはカクヨムにあり、こちらはその修正版となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 18:00:00
254943文字
会話率:37%
特定の文字を使わずに書かれた文章――リポグラム。
全ての文字を一度だけ使った文章――パングラム。
逆さまから読んでも意味の通る文章――回文。
言葉の最後と始めをつなげて書く――しりとり。
区切る場所を変えると意味の変わる文章――ぎ
なた読み。
文頭だけ集めて現れる新しい文章――縦読み。
全ての文字を並び替えて別の文に変える――アナグラム。
その他、etc⋯⋯。
この短編集では、そんな言葉あそびを各編にまとめた、一話完結型の掌編小説たちです。
小説というのは、全てが言葉でできています。その言葉を表す文字は、本来なら意味なんて何もありません。ただの記号。白と黒の濃淡の組み合わせ。空気の振動。
しかし人類はそこに意味を与え、無限の広がりを持つ空間を作り出しました。
さあ、皆さん、言葉で遊びましょう!
この短編集では、各編の初めにその言葉あそびに関する概要を説明するページを載せています。
「リポグラムってなんだろう?」とか疑問に思った方は、初めにそちらを読んでみてください。
すでに知っている方は、いきなり本編を読み始めてもOKです。
基本的には、どこから読み始めても大丈夫なようになっております。
また、作品の性質上、文章の折り返す位置が重要になる作品(縦読み作品など)もあります。そういった作品には、タイトルに「☆」マークをつけているので、タイトル横の「表示調整」というボタンを押していただいて、適宜文字のサイズを調整していただけると幸いです。
番外編もあるのでぜひ読んでいってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 13:30:00
170134文字
会話率:13%
中学高校の野球至上主義に物申す! いやいや他の部活への扱いも濃淡があるよ。という話。
最終更新:2025-03-13 20:47:39
1799文字
会話率:0%
続く…かもしれない恋愛モノです。あんまり期待しないでください。
キーワード:
最終更新:2025-02-22 12:49:45
7372文字
会話率:56%
かつては色で溢れていたその世界はある日、失色(ロスト)と呼ばれる大事件を機に、一夜にして色を失った。
それから数十年後、モノの輪郭と濃淡だけが残るその世界が、ほとんどの人間にとって当たり前になっていた。
「その昔、‘‘色’’
というものがあったらしい」
そんな言葉が、作り話のように世界中を巡っている時代。
今を生きるほとんどの人間はその目で色を見た事がなく、正しく想像することも出来ない。
そんな世界において、誰もが知る、ある1つの伝説があった。
「この世界のどこかに、‘‘色’’を生み出すことの出来る人間がいる」
塗色士
これは、1人の男が世界を色で染めあげるまでの物語。
彼は旅の中で、多くの人と出会い、多くの人生を彩っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 17:50:00
2236文字
会話率:66%
『好きに扱って良い』その言葉を受けたので、全身くまなく観察させて戴く事にした。
白髪混じりの鈍の髪。一昔前の書生服。顔を隠した前髪と黒眼鏡。そして何より人目を引く太い犬歯。
貴方、吸血鬼じゃないの?
注意事項1
起承転結はありません。
短
編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。のあの子。
次辺りに、簡単なプロット書き始めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 18:10:55
960文字
会話率:43%
冬空は朝焼けが美しく感じます。
カクテルに身を沈めたかのような、濃淡のある光景。
そんなある時、空に浮かぶ一つの円を見たのです。
冬はまだ遠く。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
とても綺麗なものを見ました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 13:14:59
901文字
会話率:39%
下町の食堂で働く紹藍(シャオラン)の趣味は絵を描くこと。その画風は墨と水を使い濃淡で色合いを表現する珍しいものであることなどから、彼女は『下町の画聖』と呼ばれ可愛がられていた。やがてその評判がきっかけで、蜻蛉省の副長官である江遵(コウジュン
)から『皇帝陛下にお渡しするための見合い用の絵を、後宮で描いて欲しい』と依頼させる。その理由は一度も妃と顔を合わせない皇帝が妃たちに興味を持つきっかけにしたいとのことで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 07:00:00
207729文字
会話率:46%
色の濃さで、決めない
キーワード:
最終更新:2024-04-12 05:52:49
277文字
会話率:0%
思いついた詩を投下。
どうしようもなく落ち込んだので、本音を文字起こししてみた。
人間関係って、ホント疲れる。。。
最終更新:2023-10-12 20:35:20
393文字
会話率:0%
桜の咲き誇る春の夕刻。
女と男は、見慣れていながらも、よくは知らない町を歩いていた。
「いいじゃないですか」
それが女の口癖だった。
桜の色彩、匂いの濃淡が、遠い過去を呼び覚ます。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2023-03-02 18:17:57
5707文字
会話率:25%
歌うのをやめてはやらない。
たとえ、なにを敵にまわすことになろうとも。
最終更新:2022-12-03 07:00:00
465文字
会話率:0%
高校二年を迎えた春。
二宮ケンジは何の前触れもなく、体を改造されてしまう。
そこから始まる非凡な生活。
元の体を取り戻せるのか!?
「カクヨム」「ノベルアップ+」でも投稿してます。
最終更新:2022-07-06 01:12:50
4587文字
会話率:31%
来てあげたのに好きな人を教えないなんて。だから助けなんか求めてない。
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと、『カクヨム』で掲載中。
2022.6.7.「ふくら雀」「花火の跡」「黒の濃淡」「氷変
化菊」「幼なじみ」「天使の涙」を更新。
完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 13:15:56
5939文字
会話率:55%
つながりの濃淡はなにで計れる
最終更新:2020-10-26 09:14:02
235文字
会話率:0%
「趣とは生命の判定で、命とは濃淡だ」
弱冠11歳の男の子が、風雅とは何かについて翻弄される。
最終更新:2020-05-01 09:22:17
13184文字
会話率:33%
幼馴染の雲雀は、色が認識できない。世の中のすべてのものを白か黒かと、その濃淡でしか判断できなくなった彼女は、いつしか心を閉ざしていった。
俺は雲雀が明るく元気だったころから、彼女のことが好きだった。今だって変わらない。
――けれどその思いは
、きっと曇ったものになっている。雲雀はそばにいて助けなければいけない存在だと思っていて、俺はそれを『好き』だと、勘違いしているだけなのだ。
俺は雲雀のことを、本当の意味で好きになりたい。そう思いながら、一日一日と時は過ぎてゆく。
これは一番近くて一番遠い、幼馴染たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 02:00:00
44753文字
会話率:64%
青年には色がない。彼にみえるのは、白と黒の濃淡で染まった世界。色を見たい。知りたい。そう渇望していた。ある日出会った魔物に、願いを叶えるためには世界にある四つの愛を壊せばいいと唆され、彼の日々はゆっくりと動き始める。変化を始めた世界に、また
一つイレギュラーが起こる。ある月夜の晩、光を纏った真っ白な少女が青年の前に舞い降りた。
何万年も昔、月夜に出会った青年と少女の一年を紡いだ物語。
物語を綴る旅人の、長い旅の末。
繋がった過去と運命と、彼らの未来への第一章となります。
※一部グロテスクな表現・児童虐待シーンを含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 23:15:14
122407文字
会話率:28%
いつからか届くようになった差出人不明のメール。
その内容に悩む女は知り合いの男に相談をもちかける。
日常系サスペンスホラー。
眠れなくなるほどではありませんが、薄気味の悪さをお楽しみください。
最終更新:2019-07-01 11:20:09
3785文字
会話率:39%
閑寂の魔女はその軛から放たれ、衰退していくばかりの国を後にする。
出会ったものと、出会えなかったもの。
美しく磨かれたような空の下。
これからもずっと続いていく魔女のお話。
とか言いつつ長くは続きませんので、お気軽
にお寄りください。
☆☆☆ご注意☆☆☆
①やたら勝手な『呪術』と『魔術』論を展開します。
この世界はこんなもんだと生温い目で見て下さい。
②主人公の特性上、言葉を「」で括っていません。
作者の力不足も相まって、何人称か分からない文章です。
話す内容と地の文章の境が曖昧ですが、深く考えずにお楽しみいただければと思います。
このお話は、
『引きこもりの田舎者なので、私。そこを何とか帰してはもらえないでしょうか。』
https://ncode.syosetu.com/n2819fm/
の続編(というか、幕開け前)となります。
独立したお話になっていますので、上記の作品を読まれなくても無問題です。
(読んで頂いた方がより楽しめるかも知れません)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 09:28:24
17021文字
会話率:24%
ー2月17日で完結致しました。が、番外編の為にしばらく再開しますー
1~5話は長いですが、6話以降は細かく分けてますので、読みやすくなるかと。
挿絵は出来次第に載せていきますので、時々覗いて下さいませ。
よろしくお願いいたします。
俺、
八重洲ともか、もうオッサン。福岡の片田舎から意気揚々と声優を目指し上京したのは20年前。それなりに役者の経験は積んだのだが、鳴かず飛ばず。そんな先の知れた未来にへこむ夜は、いつもあの日を思い出す。小6の秋の夕暮れ。オレンジ色の濃淡のみで表現された、モノクロの世界。幼馴染み、江藤なつきと俺は、その景色に心奪われた。寄り添い、思わず見詰め合う二人。熱を帯びた視線に見惚れた俺は、たった一言を口から出そうとした。ありきたりな台詞だった。だけど、そいつが、言えないんだなあ。チャンスに告白出来なかった事を引きずって、未だに夢に見る始末。その夢を最近頻繁に見ると思ったら、その当時に時間が巻き戻ったみたい。もう一度小6をやり直す。けれど、性別が逆になっていた。男から女に変わっての、新たな小6人生が始まる……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-09 08:27:58
167536文字
会話率:29%