誰かが言った。
世界が終わったのだと。
そう、納得せざるを得ない状況に陥っていた。
未知なる者の襲撃。
巨大で、邪悪で、とてもとても美しいそれは世界を瞬く間に燃やし尽くしていった。
地球外生命体か
未確認生物か
極秘製造された生物
兵器か
神なんてのたまう奴もいた。
様々な憶測が流れていたが、形容し難いそれは端的に言ってバケモノだった。
世界をバケモノから守るべく人類は戦いを余儀なくされた。
それでも敵の正体が分からぬまま人類は成す術なく蹂躙され悪化の一途を辿る。
日本国、自衛隊員 砂原和良《さはらかずよし》もまた世界を守る為に戦いに身を投じていく。
そして死に逝く運命にあった。
しかしなんやかんやあってどういうわけか異世界に転送させられた。
なにがどうしてこうなった。
※重複投稿
この作品はエブリスタにて投稿した自作品『ファンタジー戦線』の転載になります。
加筆変更を少し行いながら投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 01:14:25
396510文字
会話率:27%
近未来、世間の人気はVtuberからダンジョン配信に移っていた。
そんな中、元トップVtuberの「百地美羽(ももち みう)」は、とある企業の依頼で、Vtuberでありながらダンジョン配信をやることになる。
不慣れなダンジョン配信で一時命が
危うくなるも、偶然居合わせた「大人気イケメン男装麗人ダンジョン配信者」の「井上純(いのうえ じゅん)」に助けられる。
美羽はその流れで純とコラボすることになり……?
※カクヨムにも記載(完結済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 01:04:07
66004文字
会話率:50%
母親が亡くなって8年と言う月日が流れた。≪朝霧家≫の娘・麗奈。彼女は夜には怨霊退治、昼は学生として過ごす。
厳しくも母が亡くなった事で仕事以外の会話をしなくなった父の誠一、時々家に遊びに来る祖父の武彦、浄化師であり部下でもあり兄にも近い
存在の裕二。
母が亡くなってからも支えられてきて、迎えるのは高校の卒業式。
その日を境に彼女達の状況が一変する。
式が終わった時に感じた気から厄災として封印されていた大蛇の復活。それに親友のゆきが巻き込まれる。
麗奈は大蛇を封印と言う形ではなく完全に排除し満身創痍の中で彼女達2人は異世界へと転移してしまった。
「ここはラーグルング国の王の間だよ。お姉さん達、何処から来てどうやって入ったの?」
その中で助けてくれたのは最年少の騎士、リーグ。
魔法と剣の世界で陰陽師としてその力を使い、保護してくれた国で暮らしていく。自分に大事な物が見付かっていく中で、彼女達の選択した道は――。
※最新話投稿しながら、序盤の方を改訂していきます。
☆印:改訂済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:24:40
1699544文字
会話率:40%
この世界の星の流れは不思議だ。
スラムでは嫌いだった星は、お嬢様と出会って段々と好きになる。俺にとって、カトリナお嬢様は星の様に輝いている人だ。
執事としてお慕いし、何があっても守ります。
この巡りは俺にとって最高のものですから
。
※執事・ファール視点折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 00:09:05
2570文字
会話率:47%
ある村にお爺さんとお婆さんが住んでいた。お婆さんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃が流れてきた。お婆さんはそれを拾って、家に持って帰ると、中から赤ん坊が生まれてきた。その赤ん坊は桃太郎と名付けられた。十五歳になった桃太郎はある重大は決
心をした。鬼ヶ島へ行き、鬼共を成敗してやるのだと誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:06:08
19812文字
会話率:37%
大ダンジョン時代──そう呼ばれる時代が到来して100年になる。
突然世界各地に多数出現したダンジョン、そしてその内部に潜むモンスター。それと同時に人類に発現したスキルや称号などの特別な能力。つまりは総称、ステータス。
ステータスを
持ち、ダンジョンに入ることができる者。すなわち探査者がダンジョンに潜りモンスターと戦い、そして最奥にあるダンジョンコアを取り出すことでダンジョンを消し去る。
日々無数に生まれ続けるダンジョンを、日々無数に探査し踏破し続ける時代。
いつしか人々はソレを、大ダンジョン時代と呼ぶようになっていた。
絢爛たる能力者達による戦乱と平和を希求せしこの時代には数多くの歴史的な出来事、およびその中で活躍した英雄達がいる。
本作は大ダンジョン時代の歴史の表裏、光と闇、そして時の流れの中を駆け抜けた英傑達についてのエピソードを時系列順にまとめたものである。
※別作品「攻略! 大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど─」の外伝的な立ち位置の作品になります
攻略! 大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど─
https://ncode.syosetu.com/n8971hh/
こちらの作品は書籍化、コミカライズもしております。ぜひご覧くださいませ
※上記作品における世界観や歴史の中で起きた事柄を短編連作的に書き連ねています
したがって本作に登場するキャラは上記作品に出てきたり、あるいは子孫や親類縁者が登場したりしてます。気になる方はぜひそちらもご覧いただければと思います。よろしくお願いします
※ハーメルン様とのマルチ投稿です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:00
405183文字
会話率:28%
現代から剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子ユケイ・アルナーグとして新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
そのため、彼は世界の理の一つで
ある魔法に全く関与することができず、王家の名誉を守るために幼少の頃から離宮で過ごすことになる。
ちょうどその頃、世界は「鉄の国」の武力侵攻の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
禁忌の名を持つ鉄の国の王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという……
そして彼が18才を迎えた春、彼はついに離宮から旅立つ日が来た。
しかしそれは、戦争の気配を察知した宗主国からの、王家の人間を1人差し出せというものだった。
幽閉の末に国外へ追放されるように国を追われたユケイ。
しかし、彼の存在が世界を大きく変貌させていくことになるのだ……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 23:50:00
243344文字
会話率:43%
現代から交通事故で、剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子として新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
そのため、彼は世界の理の一つである魔法に全
く関与することができず、早々に落ちこぼれ人生を歩む……こともなく、ささやかな現代知識チートを活用しつつ、離宮で比較的のんびりと過ごす。
しかし、世界は「鉄の国」の武力侵攻の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
禁忌の名を持つ鉄の国の王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 22:04:57
249310文字
会話率:47%
異世界転生したのに致命的なバステ!
現代から交通事故で、剣と魔法の世界へ異世界転生したサラリーマン、村上拓哉。
小さな国、アルナーグの第三王子として新たな生を受けるが、彼はその世界の誰でも持つという「魔力の目」を持っていなかった。
その
ため、彼は世界の理の一つである魔法に全く関与することができず、早々に落ちこぼれ人生を歩む・・・こともなく、ささやかな現代チートを活用しつつ、離宮で比較的のんびりと過ごす。
しかし、世界は「鉄の国」の武力進行の気配に怯えつつあった。
そして一つの噂が流れる。
鉄の国ヴィットヴァロンの王、通称「悪魔王」は、「魔力の目」を持たないという・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 12:27:09
323012文字
会話率:35%
ディーノのライト―――それが、この世界で与えられた俺の名前だ。生まれて間もなく両親と死に別れ、両親の幼馴染に引き取られて育った、一見何の変哲もない平民。
だが、そんな俺には誰にも言えない秘密があった。そう、それは「こことは違う世界の記憶を持
っている」ということ。
今、俺の目の前に広がる世界と景色は、前世でこよなく愛したソシャゲ【ブレイブクライムオンライン】だった。
100人に一人どころか1万人に一人知ってりゃいいほうじゃねぇの?と思われそうな、ドが100個はつきそうなマイナーゲーム。
だが、そこは勝手知ったるこの世界、ならばこそ生き延びることができるはず!むしろ楽しんでしまえばいいんじゃね!?
普段はのんびり、適度に冒険、そして時折世界の謎やら話のあらすじ、大きな流れに挑み抗いながらも、やはり基本は平和に暮らしたい、そんな男と愉快な仲間達の物語。
※ハーレム要素薄いです。
何でか女の子キャラ増えません。増やしたいのになかなか増えません。全くいない訳ではないんですが。でも、多少女の子キャラ増えたところで、ハーレム発展する可能性はかなり低いです。
※主人公は前世記憶持ちなので、多少のチート要素はあります。
が、主人公を上回るチート性能持ちの現地人が主人公のすぐ横にいるせいで、あまり目立ちません。
※ザマァ要素ほぼありません。
ザマァされるような屑い胸糞キャラを主人公の周りに侍らせたくない、というのが作者の根底にあります。今後も絶対に未来永劫ザマァ案件は起こらない!とまでは断言できませんが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 23:37:59
5233581文字
会話率:45%
どこにでもいるありふれた高校生の一人に過ぎない一人の少年、名取智宏。
そんな彼の穏やかに流れていく高校生活に差し込む一筋の光明。
クラスメイトにして男女ともに人気のあるボクっ娘の神崎小折。持ち前の美貌と立ち振舞から圧倒的人気を誇る。
ある小
さな出来事を堺に、彼女と接する機会が多くなる名取。だが彼はまだ知らなかった。彼女といると、その魅力から心の内から捻じ曲げられてしまう感覚に。
これは、そんな名取が送るちょっぴり甘いビターな物語ーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 23:00:00
7114文字
会話率:49%
月光国軍に入隊する直前、ひょんなことから皇帝の秘密を知ってしまった近衛黒兎。前代未聞の重罪人となった彼が裁かれた直後に目覚めたのは、魔法や魔獣が存在するまったく知らない世界だった。
うっかり白雪姫と呼ばれる絶世の美女を生き返らせ、流れで
彼女の継母である女王を倒し、英雄となった黒兎。故郷では重罪人の彼だが、幼馴染みの第一皇女の下に帰る為、仲間と共に大陸一の魔法使いが統治するオズ王国を目指して冒険の旅に出る。
「ちょお待って! 道ないやん!」
黄色いレンガ道はどっちだ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 23:00:00
54453文字
会話率:43%
時は小学五年生、神沢勇士は引っ越しにより街を離れた。たった一人の幼なじみ、江口由那をそこに置いて。
それから月日は流れ、高校一年生。再びの親の転勤により私の故郷へと戻った勇士は、新たな環境で高校生活をスタートする。だがそこで、運命は邂逅し
た。
再開したのは、幼なじみの由那。だが彼女の様子は昔と違い、明らかに自分にデレデレになっていて────!?
甘々デレデレすぎる美少女幼なじみと送る最高の学校生活が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:54:42
670906文字
会話率:51%
眩い光と共に耐え難い轟音が周囲を包む。
その光は富裕層からホームレスまで皆に等しく降り注ぎ、平等に死をもたらした。
西暦20XX年その日世界は荒廃した。
様々な理由や思惑が交錯し、その日ついに
先進国を自称する各国が核の使用へと踏み切ったの
だ。世界中の主要な都市で核兵器が猛威を振るい、死の灰と電磁パルスが世界中を覆った。放射能により生きとし生けるものの殆どが汚染された。全人類の実に7割が死に絶え、残された人類も食糧や物資の奪い合いによりその数を減らしてゆく。まさに地獄の窯が開いたかの様な光景に絶望する者も多かった。しかし、人はそんな生きるには余りに過酷な環境にでさえ順応し時は流れてゆく。
これは混沌の時代を生き抜く人々のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:35:42
14840文字
会話率:39%
「エレナ……いや、『星屑の聖女』。お前との婚約破棄は破棄させてもらう」
とうとうこの日がやって来てしまった。
私──エレナは婚約者であり第一王子でもあるアルベルト・エリュシオンに婚約破棄を言い渡されてしまった。
こうなる事をある程度
予期していた私は、流れに抗う事なく、聖女を即引退。
「さ〜て聖女を辞めた事だし、新天地で第二の人生を謳歌するか! 人助け頑張るぞー!!」なんて事を思ったら、魔王らしきものが現れた。
びっくりしたのか、いつの間にか意識を失う私。
ちょっと意識を失っている間に滅びた王国。
何故か異形の化け物になった友人。
そして、空から舞い降りたサンタクロース。
訳がわからないまま、事態は悪化の一途を辿ってしまう。
ああ、もう! こうなったら、私が全部解決してやんよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:20:00
249142文字
会話率:29%
「高校三年間、ずっと貴方の事を見ていました」
ある春の日、空き教室に呼び出された俺──上杉巧は園崎真央に告白された。
「いつも優しくしてくれる貴方が好きです! 私と付き合って下さい!」
顔を真っ赤にしながら、園崎は頭を下げる。
俺
はというと、彼女の姿を見る事で精一杯だった。
心臓が早鐘のように鳴り響く。
長い沈黙が俺達の間に流れる。
俺は覚悟を決め、沈黙を破ると、返事を待ち続けている彼女に疑問の言葉を投げかけた。
「……さっき入学式終わったばかりだよね?」、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 14:43:06
6022文字
会話率:51%
アフメド医師にとってサラは最愛の女性だった。最も近くにいたのにも関わらず、彼女について知らないことがあった。そのうちの一つが窓のそばで祈る彼女の姿だった。サラは何を祈っていたのか?
サラの祈りについて気になっていたのはアフメドだけではなく
、二人の友人ブシュラもだった。調香師であるブシュラのアトリエにある日突然やって来る若い新聞記者ウムト、ブシュラは彼にサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでも彼のことを信じてみた。そこにも祈りに似た何かがあった。
エジプトの政治家マルコは、医師として許されないアフメドの望みを水を飲むように受け入れる。アフメドは彼の黒く不吉な影に気が付いていたのだろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くす彼女の姿はウムトにはあまりにも眩しかった。
カモミールが病院の中庭にあるベンチのそばで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメド医師を包み込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:00:00
342244文字
会話率:34%
舞台は天族、人間、魔族の三種族が生きており、様々な伝説が残る歴史の古い世界、キャメリア。昔から争いの多かった三種族は、神によって三つの領界に別れて暮らすように命じられた。神は天族の住む空の上の領界を天界、人間が住む地上にある領界を人間界、魔
族の住む大地の下にある領界を魔界とし、それぞれの種族でその種族が保有する領界を治めるように、とも命じた。
長い時が流れ、天族は時間の波にのまれて人間の記憶からその姿を消したが、たまに魔界から迷い込んでしまう魔族は人間に差別されひどい目にあっていた。時の流れの中で人間の魔族への差別はある程度おさまっており、今では共存も可能となったが、やはり魔族の人間界での地位は低かった。
そんな人間界の中にあるブロウ村という名の小さな村の村長の娘であるカレンには、ツバサという名の親友がいた。その子は魔界から迷い込んでしまった魔族の男の子でカレンと同い年、カレンが村の子達と打ち解けるきっかけを作った、カレンの大切な人だ。村の人々も普段は温厚で、カレンはツバサや村の同年代の子供達と平和に暮らしていたのだが、ある日、とある事件をきっかけにカレンとツバサは引き離されてしまう。しばらく月日が経って成長したカレンが、ツバサと再会するために村の外へ飛び出したことで始まる、王道冒険ファンタジー。
メインではありませんが、恋愛要素があるので恋愛のタグをつけさせていただいております。恋愛要素のある組み合わせはすべてNLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 22:00:00
76576文字
会話率:52%
大清帝国中期、嘉慶年間。三世の春で窮まった繁栄と爛熟が、斜陽と退廃へと取って代わろうとする時代。
前皇帝の弟を父に持つ変わり者の親王『永暁』(ヨンヒョオ)は、京師に流れる奇妙な噂を耳にして、ふらりと何処かへ出掛けていく。その後を追うのは、少
し訳ありの奴僕『名無し』。
─「子は怪力乱神を語らず。では代わりに、ぼくが語ることにしよう」
・登場人物
永暁…大清帝国の皇族。世襲親王家の一つ『瀏親王』の第二代当主。本年十八歳。
『名無し』…永暁の包衣(お付き)。自称二十歳。彼の父親である先代親王に仕えていた。
(この小説は『聊斎志異』、『子不語』などの翻案小説です。また、当時の生活や環境描写には、『紅楼夢』などの表現を参考にしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 21:37:53
54196文字
会話率:66%
戦争孤児だった16歳の香香は、猟師の雲嵐に恋をした。
香香は、ひょんなことから西の国との和平条約の調印に関わった。広大な央の国を隠密に横断。いっときは雲嵐と結ばれたが、離れ離れになってしまう。そのころ、国内は乱れ、香香は知らないうちに、
民主化のシンボルにされてしまった。
弱体化した央の国に異国が宣戦布告。李一族はこれを退ける。裏では香香が、汚職による埋蔵金を暴いて戦費を工面していた。ところどころで李氏の異能が発揮される。それは、人を見ると男性経験人数が分かるというしょーもないもの。だが、意外に有益。
民は皇帝を排除し、新しく民主国家ができた。
香香は雲嵐のもとへ行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:50:01
7546文字
会話率:43%
戦争孤児だった16歳の香香は、下の下の下を仕事として引き受けた。人々に蔑まれ、罵倒される標的である。
どうなってもいい人間である香香は、外国語を話せたために外交に利用された。そのとき、李氏の特殊能力によりピンチを切り抜けた。特殊能力とは
、人を見ると、男性の経験人数が分かるというしょーもないものである。外交がうまくいったことにより、香香は要人として祭り上げられていく。
香香の望みは「愛する家族」を持つこと。全てが終わったとき、香香は民衆の前から静かに姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:29:16
152867文字
会話率:42%
これは、人殺しのわたしの歴史勉強だ。
ルネサンスのヨーロッパ、
桜のドルイド、ステラ・ロサは
友の狼、ブイオと旅をします。
歴史の流れを彷徨い、近代現代、そして果てまで。
丁寧に磨きます。
最終更新:2024-05-11 20:42:44
59822文字
会話率:31%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:29:27
456924文字
会話率:49%
「私はこの世界で安眠してやる…!」
主人公、藤野永華はリアルでの安眠を
妨害される日々にストレスが溜まっていた。
そんな時、誕生日プレゼントで兄から
VRゲーム機とそのソフト、
「Stella remake online」をプレゼントされる
。
その世界は、現実世界の数倍の時間が流れる
世界を冒険する物語だった…が、
永香にはほとんど関係ない。
ただより良い寝具のため、もっと気持ちの良い
睡眠のため。永香はこの世界の最前線を
突き進むのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:01:13
852344文字
会話率:31%
箱――そう言われて想像するものは何だろうか。
この場所で箱が何かと問えば、皆一様に街の事だと答えるだろう。
いくつもの箱が折り重なって出来た街。
ゴミ箱のように有象無象が流れ着き、ブタ箱のように無法地帯が広がるそこが、彼らの居住区だった。
箱に暮らす彼らを導くものもまた箱である。
その箱の名は――電脳箱[K-hack]。
電脳箱[K-hack]は常に道を示してくれた。
分からない事があれば正解を答え、何を選ぶべきか、どんな仕事に就くべきか、誰と結婚するべきか、今日何を食べるべきかまで、どんな些細な事でも答えを教えてくれた。
運び屋を営む青年アニ。
彼もまた電脳箱[K-hack]によってその道を選んだ者だ。
そんな彼に配達の依頼が舞い込んで来る。
けして中を見てはいけない箱――その箱を運ぶアニに奇妙な出来事が起こり――――しかして、電脳箱[K-hack]は何も答えなかった。
代わりに――眼鏡の男がアニに手を差し伸べる。
「怪異って知ってる?」
依頼人オリアが求めるその箱は果たしてどんなものなのか。
運び屋アニと民族学者オリアが織り成す、箱に纏わるちょっぴりレトロでちょっぴりホラーなサイバー怪異譚が蓋を開ける――……?
---
不定期更新
バトルあり急接近ありのバディ成分強めの怪異譚
評価等々頂けましたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 20:00:00
401315文字
会話率:26%