この世界には精霊が存在する。精霊と言っても、“火の精霊”や、“水の精霊”などといった物語に登場するようなご大層なものではない。そういった精霊はとっくに出払っているらしく、 “道端の猫に眼を付けられる精霊”や、“円が綺麗に描ける精霊”など、
全く役立たないか、いたらちょっと便利かも、という微妙なものばかりだ。
私、如月明日葉には“思い出す精霊”が憑いている。“思い出す精霊”? 何ソレ? ってなものである。その“思い出す精霊”は、唐突に前世の記憶を蘇らせた。この世界は乙女ゲームと呼ばれる恋愛シミュレーションゲームの世界らしい。何、そのフザケタ世界……いやいや、そんな事よりも……………もしかして、私、失恋してしまった!?
私の好きな人はストーカー扱いされるほどゲームの主人公に夢中で、私の失恋は確定であるらしい。そのゲームでの私はというと、―――主人公でも、悪役令嬢でも、友人でも、モブですらなく、影も形も存在しなかった!
こうなったら、主人公を攻略対象の誰かとくっ付けて、この恋を実らせてやろうじゃないの! モブぐらいには成り上がってみせる!
さあ、王立魔法学院を舞台に恋愛ゲーム開始!
と思いきや、何だかおかしな方向へ……アイドル? 魔法少女? 世界の崩壊!? この世界、乙女ゲームの世界じゃなかったの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:02:34
157486文字
会話率:33%
簡単なあらすじ:十歳の時に家族が事故で死に、伯父一家の下で使用人のように働かされていた精霊術師の一族の令嬢エウフェミアは莫大な金銭と引き換えに伯爵家に嫁いだ。しかし、妻を娶ってから度重なる不運に見舞われた夫である伯爵に今度は離縁を言い渡され
、見知らぬ場所に捨てられる。そこで偶然出会った商人の下で働くことになったが——という導入で始まるの話です。
水の精霊術師としての能力を失ったと言われていた主人公が、実は全属性の精霊術を扱える素質を持っており、離縁後にその才能を開花させ、労働階級から立身出世していき、自分の過去にも決着をつける話。
プロローグと第一章は離縁〜世間知らずな主人公が社会常識を身につけるまで。本格的に精霊術がどうのこうの出てくるのは第二章からです。
色んな男性キャラが出てくる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 21:54:07
211396文字
会話率:44%
旅の目的は人それぞれ。
記憶がない狼の動物種族の青年ルゥと、知っていても何も言えない水の精霊種族の少女ネロ。
『記憶を取り戻す旅』というネロを信じて行動を共にするルゥだが、様々な場所を巡り、様々な人との出会いを通じて少しずつ思い出
される彼の記憶は、本当に思い出して良いものなのか……。
そして、旅を進めるうちにルゥの記憶が世界の成り立ちに関係していることが判明する。
真実を知ったとき、ルゥはどうするのか……。
ネロはどうするのか……。
子供っぽい青年ルゥと、大人びた少女ネロの、不思議な旅の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 16:35:45
387699文字
会話率:53%
ある日、主人公はなぜか湖底に落ちてしまう。そこで出会った少女に導かれ、まるで違う世界の入り口"アクアトピア"へと足を踏み入れる。
水の都"水京"で水の精霊から学んだことは、この国に迫る大災害の脅威だ
った。巨大な"水渦の魔物"が暴れ出し、全てを破壊しようとしていた。
主人公は魔物を倒すため、旅立つことを決意。波を操る魔術師に師事し、水の魔法を修得する。氷の迷宮、潮汐の聖地、川の国、泉の妖精など、さまざまな場所を巡り、次々と新たな力を手に入れていく。
やがて満ち潮の夜、海月の祭壇にて魔物との運命の一戦が始まる。しかし主人公を待ち受けていたのは、自らの過去の記憶だった。
全ての力を解き放ち、主人公は仲間とともに魔物に挑む!果たして、アクアトピアの平和は取り戻せるのか?
水の国の冒険に満ちた物語が今、幕を開ける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:26:12
266文字
会話率:17%
神の意思で異世界から転生してきた幼子が、水の精霊王に育てられていく話し。
最終更新:2024-02-29 14:58:55
3059文字
会話率:35%
注・この物語は。
お花畑ラブ子さんの「魔法少女ほのか」と。
私こと灰ちゃの「『忌み子』と言われ故郷を捨てた紅髪の女剣士アズリアの魔術文字(ルーン)探索記」とのコラボ企画です。
(ラブ子さんの可愛いほのかをこんな風にしてしまい……腹を切ってお
詫びしたいっ!)
以前に「胸を大きくしたい」と願う魔法少女、宮内ほのかの想いがあまりに強すぎて曲解され、何故か地球は日本の破魔町へと召喚されてしまったアズリアだったが。
その時は水の精霊ウンディーネから授かった魔術文字(ルーン)を使うことで、一時的にではあったがほのかの願いを叶えることには成功したのだが。
その事が生きている世界の違う、ほのかとアズリアを繋ぐ太い縁となってしまったのか。
今度はほのかが時空を越えて、アズリアが生きるラグシア大陸へとやってきてしまうのだった。
宮内ほのかの明日はどっちだ?
この作品は「N2193FS」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 21:02:09
39936文字
会話率:36%
水の精霊ウンディーネは、この世界に生まれてまだ数十年の新米精霊だ。
生まれた時からそばにいてくれる土の精霊ノームに教えを乞い、精霊としての力を磨きつつ、森の奥で静かに暮らしていた。
基本的には優しいノームだが、時々のぞかせるのは冗談にし
ては怖い言葉。
「僕の言いつけを破るなんて悪い子だね」
「いっそのことキミを永遠に僕のそばに置いておいた方が安心かな」
先生、もしくは面倒見のいい母親のような存在。それがウンディーネが思うノームの立ち位置――執着強めの愛にウンディーネが気付くことはない。
そんなある日、ウンディーネの住処の近くにある公国が危機に瀕する。
彼女は持てる力の全てで公国を助けようとするが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 12:22:42
13488文字
会話率:51%
政略婚により、因縁の敵国へと嫁したマレリィ。無二の友と夫を共にしなければならなくなった彼女は、友よりも先に懐妊したことで、心を閉じようとするが…。
ネイクーン王国の王、王妃エレイシア、側妃マレリィ。
揺るぎない友であり、家族である三人の物
語。
※ 本作は『第二王子と水の精霊』の番外編になります。
本編をお読みでない方にも、読んで頂けるように構成しておりますが、分かり辛い部分もあるかもしれませんので、ご了承下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 06:54:13
9871文字
会話率:28%
大陸の東の辺境国、火の国ネイクーン。
少年王子カウティスは、王城の小さな庭園で、火の国を清水で潤す水の精霊に出会う。
その美しさと特別感に魅了されて会いに行くうちに、王子としての自覚と、国を守る水の精霊への気持ちを育てていく…。
最終更新:2023-04-22 13:00:00
1387324文字
会話率:30%
銀髪碧眼、精霊を操る異能を持つ公爵家令嬢ルイーゼは、婚約者である第一王子から婚約破棄を言い渡される。何でも、第一王子お気に入りの令嬢に嫌がらせをしたとか。しかし、ルイーゼは彼女とは初対面。ルイーゼの通う学園の上級クラスに、彼女はいないのだか
ら。
従えた水の精霊も、見守る学園の教師も生徒も、実のところルイーゼの味方だ。
「第一王子の権限において命ずる! ルイーゼ嬢を、我が弟たる第七王子の婚約者とする!」
高らかに宣言する第一王子(そんな権限はない)。
第七王子の住む辺境と言えば、険しい山に囲まれ、谷川には水の妖魔がさまよい、森では土と木の妖精が踊る恐ろしい土地。
ただしルイーゼを含む魔術学徒には、この上なく魅力的な土地なのだった。
ありがとうございます、第一王子! 魔術研究が捗ります!
扇の陰で優美に微笑むルイーゼ。嬉しそうな魔術学の教師。呆れ気味な水の精霊。
そしてルイーゼとの婚約に慌てふためく第七王子は、なぜか以前からルイーゼを慕っているようで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 20:47:47
27310文字
会話率:45%
満月の夜。
私は、あの方に会うために或森に入る。
森の奥の奥には洞窟があり、そのさきには透明度の高い綺麗な泉がある。
そこには…私の愛しい人がいる。
最終更新:2023-08-02 22:26:06
330文字
会話率:6%
偽物だと追放された聖女、アンナ。彼女を救ったのは旅する水の精霊。
水の精霊がアンナのことを抱きしめれば、アンナは聖女の力を使うことができ、枯れた大地に雨を降らせることができる。
そしてふたりの長い旅がはじまった――
※ハッピーエンドかどう
かは読む方によって意見が分かれる作品ですので、タグをご確認の上、苦手そうだと感じた方は回避願います※
※他サイトにも掲載中です※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 05:21:19
5524文字
会話率:31%
ある林の、ある池には、水の異界が広がっている。
水の異界には水の精霊や多くの魚、半人魚・人魚・魚人・半魚人が住む。
鱸の村に住む半魚人のアドゥジャ・アォリは、水上に興味を持つ変わり者だった。
近いうちに旅立とうとしていた日、水の精霊や村の者
がいなくなる。
警戒状態の村から脱出する抜け道を見つけた時、いなくなった者達を探すため、そして水上を冒険するため、旅立ちを決め、自ら蓄えていた食料(まだ生きてる)を背負い、苔の道に踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 18:00:00
2629文字
会話率:15%
人生で一番幸せな結婚式の当日、私は父と母のことを思い出していた。
それは二人との最後の日々を過ごした船旅での出来事、水の精霊ウンディーネを知った日のこと。
かなり昔に書いた話なので、拙い部分が多々あるかとを思いますがご容赦ください。
最終更新:2022-08-26 22:07:46
5174文字
会話率:21%
「シーフと一緒に世界を救ったってのは、コンプライアンス的に色々とマズいんだ」
そんな意味の分からない理由で勇者パーティを追い出されたシーフのカナタだったが、故郷へ帰ろうにも、そこは魔王の城に最も近いサイハテの街。
宿や食事代は超高額、
街を一歩出れば強敵モンスターだらけ、しかも財布の中身は無一文……。
――そして、この世界は滅ぶ運命にある"救いのないセカイ"だった。
だが、そんな絶望的状況での「水の精霊エレナ」との出会いが、彼を……いや、世界の運命を大きく変える事になる。
カナタに課せられた使命はただ一つ。
それは、かつて誰にも知られる事無く悲劇の結末を迎えた者達を全員救い、この世界が平和を迎える「真のエンディング」へと辿り着くこと!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 22:05:50
568926文字
会話率:47%
異世界に転生したら、世界一可愛い犬になっていた!
社会の荒波から離れ、目指せ優雅なペット生活。もらわれた先は、竜人が治める国の王家。のんびり過ごしたいのに、ぎくしゃくした家族の間を取り持ったり、実は私は水の精霊王だったり。
そんなことより、
異世界料理が食べたい!え、味が濃いからペットは食べちゃダメ?働かざる者食うべからず?……くっ、やはり働くしかないのか!?
これは、世界一可愛い犬(そのうち人化)が異世界で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 23:00:00
9278文字
会話率:23%
現代世界にはドラゴンやオークやゴブリンはいない。もちろんドワーフもエルフもいない。そう、エルフはいないんだ。
そんな普通の世界に生きる俺だが仕事はトレジャーハンターだ。この世界には一般人が知らないだけで秘密や魑魅魍魎(ちみもうりょう)が溢
れている。未知なる動植物やオーパーツのオーバーテクノロジー、超古代文明のロストテクノロジーを探す仕事だ。
さて今回の仕事は大阪は河内長野市の元鬼の住む村の調査だったのだが、卑弥呼が使ったとされる呪具『鬼呪香炉(きじゅこうろ)』をめぐる争いに巻き込まれる。
~アリアのひとりごと~
皆様初めまして、アリアです。ここでは補足説明や紹介などを呟いています。今回は魑魅魍魎のお話します。
魑魅は山のあやかし、山の精霊とかの意で魍魎は水のあやかし、水の精霊と云われ総じてあやかし全般のことを指します。
それでは本編でお会いしましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 11:53:41
1421文字
会話率:14%
転載元↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15297072
この作品は、ピクシブの他、カクヨムやエブリスタにも投稿しています。
キーワード:
最終更新:2022-06-17 10:04:41
1042文字
会話率:16%
水の中の君はいつもきらきら輝いている。平凡な男の人生が輝く瞬間はそんな彼女のおかげだった。僕の水の精霊ウィンディーネとの日常よくある話。しかし、それは僕の人生そのものだった。
最終更新:2022-01-19 12:35:22
5021文字
会話率:27%
海の向こうのハッバス帝国と一触即発の状況にあった水の国セレナは、ついに戦へと突入する。
その直接の契機となったのは、水の国のアリシア姫だった。
水の精霊に愛された彼女を、好色なハッバス皇帝が欲したのである。
戦の原因になったと自分を責めるア
リシアを拾ったのは、隣国の宰相ルシアスだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 21:25:56
142855文字
会話率:35%
勝者と敗者の存在する世界。
世界を楽しい色に染めろ。
イスタンベル国のスラム街に生まれたレノン。自分は下民だと卑下することはなかった。
レノンは己が敗者だと認めなかった。
ある夜の時間、水の精霊の力を利用し、レノンは、河童
、犬とともに国中を水浸しにした。
その遊びの途中で、イザリアとマクベールも加わった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 16:56:45
272文字
会話率:0%