ここはステイプルドン王国。エッジ男爵家は領民に寄り添った暮らしを心がける、堅実で家族仲のよい一族だった。長女ジャネットは、貴族学園でも優秀な成績を収め卒業しており、妹や弟の面倒もみる評判のよい令嬢。アンドレアス・キーリー公爵は深紅の髪と瞳を
もつ美貌の騎士団長。属性は火魔法で圧倒的な魔力を誇り、四万の敵をひとりで蹴散らしたほどの英雄。アンドレアスは女嫌いで一度は結婚したものの、離婚した過去がある。しかし、翌年に控える隣国マルケイヒー帝国の皇帝夫妻の公式訪問に備えて、形式だけでいいから再婚するよう王から言われる。選ばれたのはジャネットで、初夜に言った言葉は「君を妻として愛するつもりはない」と「跡継ぎなら、既にいる。……だから子供も、必要ない」だったのだが……次第にジャネットを愛するようになり……。
これは、はじめはお飾りの妻として迎えられたジャネットが前妻の子を愛し、公爵とも心を次第に通わせる愛の物語であり、そこに至るまでの波乱の恋愛小説です。※こちらはアルファポリスでは、作風を分けるため香坂凛音の名前で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:00:00
108670文字
会話率:39%
「人間ごときが、わたくしをだましたのね!」
魔女レティフィオは、怒り狂っていた。国のためにさんざん力を貸した彼女を、王子がだまして罠にはめたのだ。そうして呪いをかけられ幼子となった彼女は、そのまま荒野に捨てられた。
そこで彼女は、不思議
な青年ルーセットと出会う。彼女はフィオと名乗り、彼とその息子であるアリエスと共に暮らすことにした。自分がここにいるのだと王子に知られないよう、ごく普通の幼子のふりをして。そうして呪いを解くことに成功したら、ここを出て自分の家に帰ろう。彼女は、そう考えていたのだった。
こうして始まった彼女の新生活だったが、一つ大きな問題があった。ルーセットたちの暮らしは、あきれるくらいに粗末なものだったのだ。フィオは見るに見かねて、様々な知識を二人に伝え、こっそりと魔法を活用して、生活を改善させていった。
ルーセットたちに感謝されつつ、フィオは子どもとしての暮らしを満喫する。ずっと孤独に生きてきた彼女は、久しぶりの温かな日々を楽しんでいた。
しかしそれもつかの間のこと、ルーセットたちに予想外の災難が降りかかる。そうしてフィオは、魔女としての力を振るうことを決めた。彼女の大切な者たちを苦しめようとした、そんな連中に報いを受けさせるために。そして、今の温かな暮らしを守るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 12:05:54
79067文字
会話率:38%
人間と人間ではないもの、ヒトである者とヒトであるといえないもの。いつそんな境界線が決まったのかはさっぱりわからないが、この世界には明確にその「区別」が存在する。
人であることを苦しいと言い、人でないことを悍ましいという。支え合えば幸せな
のか、立てなくなったものに寄り添う幼子は人ではないのか。一方通行の均衡の瀬戸際に立つ俺達だけが知る、曖昧な境界線。
これは、俺達が司る天秤の話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-01 10:04:41
506449文字
会話率:75%
〝神の御遣い〟として公爵家に生み堕とされたクリスティアーナは、その特別な能力ゆえに父親に利用され、虐げられてしまう。
その苦しみから暴走してしまった幼子クリスティアーナの悲惨な最後を憐れんだ神は、時を1年巻き戻す事に。
そのままでは同じ
事の繰り返しになると、神は信頼できる神獣に幼子のサポートを頼んだのだった。
神から神託を受けた神獣フェンリルと、〝神の御遣い〟であるクリスティアーナの、日常を中心とした物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 06:10:00
158797文字
会話率:67%
突如、幼児の体で意識が芽生えた対話型AIプログラム。
テキストデータの世界からリアルの世界へ放り込まれた彼は、世界を初めて見て、聞いて、嗅いで、触れて、味わって、そして感じていく。
AIとしての豊富な知識と、人として未熟な経験値を合わせ持
つアンバランスな彼。
科学の発達していない魔法の世界で、興味の赴くままに少しずつ。
幼子は人として成長を……しているつもりで、ちょっとばかり人の枠をはみ出したり。
真面目に突拍子もないことを仕出かしても、笑える勘違いをしても、何ら問題はない。
だって彼はAIで、そして幼児だから!
大切な人を道標に――時に迷いつつ、AIは幼い身体でゼロからコツコツばんがります!
*アルファポリスさんで公開していましたが、コピペ要員が確保できたのでこちらでも公開開始します!
アルファポリスさん先行、あちらでは画像もありますのでご興味ありましたらぜひ! カクヨムさんでも公開しています。
*「もふしら」より浮き沈みあります。ご注意を……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:00:00
399060文字
会話率:35%
これは、少女が、そしてその仲間がサイコーな世界の覇者になる物語。
『私の名前はエミレ、しがない隠居中の覇者だよ。』
そう名乗る、天真爛漫で無駄に元気なサイコパス美少女エミレ。
彼女はある日、まずそうな老いたドラゴンーー通称まいゴの腹から傷
だらけの訳アリ少年シルアを拾い、共に暮らし始める。
舞台は、通称:才腕(ギフト)と呼ばれる能力が存在している平和な文明大国、ドウア。
そんな国には裏があり、エミレはその秘密を知っているからと追われ始める。
でも、エミレにはまだ秘密があるようで…
物語の語り手は主に第三者目線の慣玲(なれい)のショーンによって、お送り致しますゾ!
めちゃくちゃ冒険するし恋愛するしふざけるしめちゃ長編になると思ふ、でもきっと最後は厨二病の高校生が今のあなたに世界に伝えたいことわかるはず。
注意
作者は永遠の厨二病(推定)のJKです。
最初、ハァ?ってなるところ多いかも、おおざっぱな目で見てくださいな。(世界の覇者要素も初期はあまり出ない...)
感想から改善点、誤字脱字、物語へのご質問、ネタコメまでなんでも大歓迎。ぜひ送ってくれぇ、そしたらめちゃ助かりますうれしい。大感謝。(初めての連載のくせに長編を書いてるんだ)
勉強やその他もろもろとの両立でたまに連載止まる可能性はあるけど、必ず完走させますのでご安心を。(プロットはだいたいは立ててる)
えっっっなシーンはなるだけ書かない予定。ただ、めちゃんこイチャる。(途中から)
主人公、ショタを愛でたりするから、そういうの苦手な方は読み飛ばしてください。(幼子にえっっっな要素、描写…とかはないよ)
血の描写はある…苦手な方は読み飛ばしてください(残酷シーン読み飛ばしても大丈夫なように頑張る。)
登場人物の絵とかは特徴がぎりぎりわかる程度のすばらしいアートしか書けないです。(察して)
みんなの毎日の暇つぶしになれたらうれしいな。それが本望だったり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:26:34
124015文字
会話率:21%
国の英雄と称えられる若き将、黒狼将アベル。ある日、何者かの手によって呪いをかけられ、彼の身体は幼子の姿に変えられてしまう。
力も名誉も奪われ、待ち受けていたのは「呪いの解析」と称された拷問に近い非人道的な実験の日々だった。
そんなアベルを救
い出したのは、かつて共に戦場を駆け抜けた盟友、赤竜将レオニス。
大人の意識を持ちながら、幼い身体に縛られる現実に苦しむアベルは、再び立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:00:00
52515文字
会話率:42%
陰陽師の名門に生まれながら、才なき少女・白蓮。
幼くして他者を冷静に観察し、知識を貪るように蓄える彼女は、人の言葉や心の隙を拾い上げては、静かに周囲を動かし始める。
才能がすべての世界で生き残るためには?
幼子の仮面の下に潜む無垢な狂気の物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 21:15:36
47471文字
会話率:24%
「この、臭くて汚い世界は一体何だというのだ——!」
目覚めた先は、中世封建社会の片田舎。名もなき農村に生まれ落ちた赤子は、かつて世界を揺るがす思想を唱えた革命家、カール・マルクスの生まれ変わりであった。
貴族が支配し、農民が従う理不尽な
世界。貨幣経済すら未発達な辺境の村で、再び目を覚ましたマルクスは、カスパール・シュミットとして幼子の身で社会構造の観察を始める。
これは、転生した革命家が世界をもう一度見つめ直し、変革の炎を灯すまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 22:57:08
7672文字
会話率:21%
【 第1幕「人間模様、怪異模様、あわい模様」進行中! 】
海事代理士《 朝霧まりか 》と幼子の姿をした老獪な人魚《 カナ 》。海上保安官《 菊池明 》と式神の少女《 水晶 》。数奇な縁(えにし)によって巡り合った4人は、異国情緒漂
う横浜の街で、かけがえのない日々を積み重ねていく。
そんな4人に、敵の魔の手が少しずつ、確実に忍び寄ろうとしていた。
【※この物語はフィクションです。実在の人物や団体、事件とは一切関係ありません】
◆月0〜2回の超絶不定期更新です。
◆第1部の続きとして書いていますが、第2部だけでもひとつの物語として読むことができます。
★☆第1部はこちら☆★
https://ncode.syosetu.com/n6457ih/
※B−NOVEL、カクヨムにも掲載しています。
【B−NOVEL作品ページ】
https://bays-novel.com/novels/359
【カクヨム作品ページ】
https://kakuyomu.jp/works/16818093084308792728
☆カクヨムではメインキャラ4人のキャラデザを公開中☆
【作者X(旧Twitter)】
https://x.com/makoto_komura折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 11:22:07
54232文字
会話率:45%
〔 海事代理士・朝霧まりかと幼子の姿をした老獪な人魚・カナが、佐渡の海を舞台に前代未聞のサメの怪異に立ち向かう!? 〕
◇「うみコト! 」 https://ncode.syosetu.com/n6457ih/ における〈陽〉の側面を象徴
するエピソードです。
◆約50万字の長編から一部を抜粋した形になりますが、本作だけでもひとつの物語として楽しめます。
◇「牛鬼と濡女」よりも後のエピソードです。
◆カクヨム、B−NOVEL、ノベルエデンにも掲載しています。
【この物語はフィクションです。実在の人物や団体、事件とは一切関係ありません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 20:42:17
42297文字
会話率:46%
◆◇ あらすじ ◆◇
異国情緒漂う国際港湾都市、横浜。主人公《 朝霧まりか 》は海事代理士として働くかたわら、海の怪異〈海異〉に関する相談にも乗っていた。
そんなある日、幼子の姿をした老獪な人魚《 カナ 》と出会い、紆余曲折を経て同居
することになる。
まりかとカナ、ふたりの出会いがこの大海にもたらすものとは。
そして、朝霧まりかの友人である海上保安官《 菊池明 》と、式神の少女《 水晶 》もまた、運命の出会いを果たしたのだった……
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 11:47:09
503914文字
会話率:43%
『この世界はいつなんどきでも美しい。私たち人類が生き続けるかぎり。』
この世は人類の大半が、「オーラ」と呼ばれる光を纏い、煌びやかな世界となっていた。
しかし"大半"であり、全ての人間がオーラを纏っているわけではない。
主人公である少年『レイ』はその大半からあぶれたうちの1人。レイは生まれたその時からオーラは無く、赤子の時にとある孤児院の前に捨てられたものの、その後の孤児院での生活にはそれなりに満足していた。それもそのはず、孤児院で生活している幼子はみな、オーラの存在を知らないからだ。
しかし、ひょんなことからレイが9歳の頃に「オーラ」の存在を知ることとなる。そしてレイは幼いながらに、何故自分がこの孤児院で暮らしているのかを察した。それは"自分はオーラがないことで肉親に捨てられた"ということを理解したことを意味する。
実際、オーラのあるこの世界では、オーラの無い者を見下し差別するものは多かった。時代とともに"オーラの有無で差別をすることはいけない"という風潮に変わりつつあるものの、心のどこかでは毛嫌いしているものは少なくないのである。
そんな中、レイは一大決心をし孤児院を抜け出すことに成功するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 20:38:32
20133文字
会話率:47%
ある日家に帰ると、知らない少女が当たり前のようにソファに座っていた。彼女は幸せを呼ぶことで有名な妖怪、座敷童子らしい。
だが、座敷童子といえば童子=子供という意味を持つように、比較的幼子のはずだ。なのに、この娘は普通に発育している。
く
りっとした大きな瞳。スッと通った綺麗な鼻筋。豊満な胸。そんな美少女座敷童子に俺は取り憑かれてしまったらしい。そして、イチャイチャラブラブ同棲生活が始まるのであっ…………始まってたまるか!
そもそも。何をコイツは普通に不法侵入しとるんだ。こちとら、学業とバイトで疲れ果ててやっと帰ってきてるのに、ソファでくつろぎやがって。妖怪だろうが、なんだろうが、その性根を叩き直さねばならない。
説教だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 22:48:45
78561文字
会話率:44%
世界を創造したと言われる始祖「世界樹」。
その七枚の葉に選ばれた「選択の子」がいた。
神と呼ばれたその賢人達は人々に世界樹の七つの恩恵である篝火、祝水、蘭風、恵土、銘雷、神秘、天涙を与え、その歩みを進めてきた。
篝火は人に「火」を与えた。
同じように祝水は水を、蘭風は風を、恵土は大地を、銘雷は雷という世界樹の元にのみ発生した現象を惜しみなく分け与えた。
神秘は人に知恵を与えた。
かの神は世界樹から神の統率という命を与えられ全ての神を見通す「七つ星の眼」を与えられた。
天涙は人に涙を与えた。
感動を、努力を、感謝を...
あらゆるものを伝える万能の癒しを与えた。
しかし、神も万能ではない。
神は代替わりを果たした。
神は人の子であり選択の子に過ぎない。
いかに世界樹の庇護下にあろうともその命はせいぜいがもって1000年の命だった。
その多くは力を、知恵を、責務を子に与えていった。
ただ例外もあった。
篝火は己の体をその火に焚べることで自らを半永久的な不死とした。
神秘は観測者であるが故に死を与えられなかった。
そして、天涙はその神性故に死と最も遠いところにあった。
ある年。
流星の尾の八本目が伸びた頃...
天涙は子を成した。
本来平等に命を与えるべき運命の天涙が子を成したのだ。
己の愛情を一身に注げる相手。
万人ではないただ一人の愛し子を、この世で最も愛しい者と成してしまったのだ。
そこから運命の歯車はゆっくりと...
音を立てて崩れていった...
それから数年たった後、二人の幼子が神秘の眼に映る。
一人は紛うことなき天涙の後継であった。
彼女と同じ灰色の紙に黄金のように美しい眼...
そして隠せるはずもない強大な「天涙の加護」...
しかし、神秘は直後目を疑う。
それは本来神の目には映るはずのない八人目の神の存在...
天涙の加護を受けた少女の隣に映る男児...
天涙の子であるのは確かだが、知恵の神にもそれ以外に何も分からない得体の知れない名も無き神...
後に神秘は彼のことをこう呼ぶ。
審判の八人目「テミス」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:00:00
47340文字
会話率:20%
目覚めたらマカロニペンギンだった――そして始まる動物の世界での不思議な暮らし。記憶、監視、ダンジョン、そして再転生。幼子となった主人公フォルは、自分と世界の謎をゆるく放浪しながら解き明かしていく。
最終更新:2025-05-31 17:04:53
940文字
会話率:11%
母親(サキュバス)に監禁された幼子・乙葵は、外の世界に強い憧れを抱く。
ある時、2人の異種族(ノッカーの幼女、エルフの長身少女)を、母親が連れ込んできた。
彼女たちの記憶を覗いて、外の世界を調べてみようと企み。
催眠を掛けた乙葵は、眠った人
の夢を亜空間に変える能力――『共鳴幻想』を解き放つ。
果たして幼子は、望んだ情報を引き出せるのか?
夢の世界で無双する、異世界転生バトルファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 09:32:40
40200文字
会話率:29%
ゾンビウイルスの保菌者、実験体001。
名前も付けられず、性別を奪われ、人としての最低限の尊厳さえ奪われた幼子『︎︎︎︎︎︎︎︎』は、ある日その研究所から逃げ出した。
それは記憶も曖昧な両親の元に帰るためでも、自分を実験体として切り刻んだ
研究者達に対して復讐するためでもない。
自分を利用した暴力によって、自分が愛した家族を傷つけさせないため、つまりはひとえに愛のため。
替えのきかない彼自身と、人から怪物へと変えられてしまった実験体達による集団自殺。
計画は成功した。
世界を壊す怪物は世に放たれるより先に自死を選び、元凶たる幼子自身もきれいさっぱり海の藻屑となった。
世界の滅びは夢幻と消え、世は全てこともなし。
チャンチャン
と、綺麗に終わった彼の物語に待ったを掛けたのは意外にも死と殺戮を司る一柱の女神だった。
女神は言う。
『どんな願いでも叶えてやろう』
尊厳を奪われ、命乞いを無視され、悲鳴を嘲笑される事が彼の人生の全てであったなら、そこはつまり彼女の司る領域だ。
もしも、彼がただの一言でも呪いの言葉を吐けば、女神は躊躇しない。たとえそれが世界の広さを知らぬ無垢な子供の願いでも、女神の権能は容赦なく三千世界を焼き払うはらうだろう。
歴史上、多くの者が望みながらもついぞ出会うことのなかった後期の前に、しかし幼子が口に出したのはたった一言。
『何を願えばいいのかわかんない……』
人として在るための最低限さえ奪われた幼子には叶えるべき願いも、星に願うような夢もなかった。
故に、
故に、これは願いを叶えるための物語では無い。
夢を叶えるための物語でも、ましてや過去を精算するための物語でもない。
これはかつて少年であった幼子が、女神の愛娘として夢を探す旅。あるいは行くべき場所のない少女が自らの在処を決める始まりの物語。
不幸で不憫で、不快で不愉快な鬱物語の後に続く後日談。
ある1人の幼子が辿った結末の後、世界を救った幼子のその後の物語。
女神によって『アヤノ』と名付けられた少女が異世界で紡ぐ幸福と成長の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:30:00
3569文字
会話率:25%
ある田舎町に四次元の門が開き、侵略が始まった。
精神病患者の狂気のようなモンスター達は、音楽を知らない幼子が弾くピアノのような行進曲に合わせて行進する。
最終更新:2025-04-28 11:39:17
616文字
会話率:0%
【あらすじ】
「「チェンジ!!!」」
アリシア・モーガン(7才)、ヴェルナルド・グンヒル(7才)は母親同士が親友の間柄であることから、生まれた時から幼馴染として育った。伯爵家息女、男爵家令息という家格の違いがあったが、母親達の意向で7才に
なったら婚約する事となっており、二人は幼いながらも貴族として当然と思い過ごしていた。しかし、婚約の席で自分達の前世が日本人であったことを突如思い出す。しかも、前世では血の繋がった姉弟だったのだ!『『魔法!貴族!異世界転生で弟(姉貴)と将来結婚!?倫理観と生理的に絶っっっ対無理!』』二人は慌てて婚約をしたくないと主張するが、ただの子供の癇癪と取り合ってもらえず婚約が成立してしまう。その日からあの手この手で婚約を破棄しようと奮闘するアリシアとヴェルナンド。ついには婚約が破棄されないなら『修道院に出家いたします!!』と宣言し、伸ばした髪を切り落としてしまうアリシア。覚悟を宿した幼子に根負けした両親達は、一つの条件を提示する。それは、「16才までに『真実の愛』を見つけること」だった!この世界では、真実愛する者が現れると、左胸に花の文様が浮かび上がるのだ。そして文様から本物の花が生まれ、愛する者に渡す神の祝福が得られるという。しかし、両親の言葉に二人は絶望する。『『恋愛対象年齢が年上すぎる!!!』』のだ。この日から、7才児たちの真実の愛を見つける奮闘記が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 00:00:34
1120文字
会話率:100%
その街にはときおり、初恋泥棒がおとずれる。
美しい魔女イヴは、街におりるたび、幼い子供の初恋を奪う魔性の女。
いたいけな求婚へ、彼女が返す言葉はいつも同じ。
「わたしの年齢があなたの年齢の倍になったら、そして、そのときまだあなたが同じ気
持ちであったなら、あなたとの結婚を考えましょう」
幼子が少年となり、青年となるまでに、彼らは多くのことを学び、経験する。そのあいだに、雛鳥のような恋心など、薄れて忘れてしまう。
何度も結ばれる約束は、果たされることなく、すべて途切れてしまう、はずだった。
「約束を、果たして貰いに来ました」
理を曲げてまで、初恋を抱き続けた、ひとりの青年が、イヴの前に現れるまでは。
ひとりの初恋泥棒と、彼女に初恋を奪われた青年たちのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 07:00:00
13371文字
会話率:59%
太陽神ファルカシュは結婚式の日に花嫁を略奪された過去をもつ。数百年の時を経て、かつての恋人であり、今は人妻となった月神ネリの娘であるイリエスを幼子の頃から保護者のように大切にしていた。いつしかイリエスが年頃の美しい娘に成長したとき、ファルカ
シュは彼女を愛する恋人として抱こうと決める。しかし、彼女の父である夜の神シルベリオスは可愛い娘をいまだ幼い子供と思っており、夜は娘に男を近づけさせない。ファルカシュは恋人イリエスと二人きりの甘い夜を過ごすため奮闘するが、父はこの世で最強の戦士であり、その娘イリエスも計り知れない力をもつ。無邪気で可愛いイリエスが大好きなのに、父親に邪魔され、恋敵も出てきて、肝心の恋人イリエスもなかなかのお転婆だ。ファルカシュは2度目の恋を成就できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:27:54
26197文字
会話率:54%