新章、突入!
美濃の武士・斎藤利三(としみつ)は、自分への暗殺未遂事件を機に明智光秀と知己の仲となり、光秀が目指す世の実現のために尽力することを決意する。
光秀が夢見る世とは、亡き斎藤道三が目指した「武」「富」「和」の力が揃った世。現状
、それを実現させられるのは、尾張の織田信長ただ一人。この信長の覇業を支えるため、光秀も利三も行動を開始する。
光秀は、京の将軍家に近づき、美濃平定後に行われる信長の上洛の下準備を始める。一方、利三は、美濃に在って信長の美濃平定のための調略を進める。だが、そこには、利三が考えていたより遥かに厚い、美濃の旧体制・旧秩序の壁があった。
利三は、織田家の美濃調略担当官で「人たらし」の才をもつ木下秀吉、古今稀有の謀才をもつ竹中半兵衛と共に、その壁に立ち向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 17:41:49
61097文字
会話率:40%
どこからか聞こえてきた鈴の音に、男はまだ十五歳だったときのことを思い出す。
悩みをかかえ山にこもった男の前に現れた、大きな瓢箪を持つ不思議な巫女。
悩みを打ち明けた男に、肩の力を抜けと笑う巫女。
そして巫女は、男が知らぬはるか昔の物語を語る
のだった――。
国の礎を築いた男と鎮魂の巫女が語り合った、とある一夜のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 13:26:12
8340文字
会話率:37%
怯え懦きその人、歌って曰く、
「ああ、怖い。ああ、恐ろしい――」
春も深まり、雨雲のにおいが近づく季節になると、怯懦法師は比叡山から下りてくる。
この作品は カクヨム にも掲載されています。
最終更新:2023-05-28 12:00:00
11441文字
会話率:4%
信長勃興以前の尾張にて、若き武将・梁田政綱は、未来からきたという浩之と出会う。戦乱の終結と浩之の帰還のために協力した彼らは、密かに信長の天下統一を支援するが浩之は悩み始める。こうして戦国で生きて、いつか未来に戻ったらもとのように生きていける
のか?やがて信長の比叡山焼き討ち……史実のために、子供を含む大勢を見殺しにしなければいけないのか?未来に、家族のもとに帰れるのだろうか……?
カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 18:00:00
97593文字
会話率:33%
「比叡山を焼き討ちする」
「恐れながら、信長様。比叡山にはあまたの神仏がおわします。焼き討ちなどすれば、天罰は必定」
「光秀、貴様に良い事を教えてやる。みんな神だ仏だと恐れ慄くが、ほらよく見ろ、これはただの木と鉄の塊(かたまり)だ」
……分
からぬ。我が主君の申すことが、私には到底理解出来ぬ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 20:58:42
994文字
会話率:43%
事の起こりは、比叡山で修行している末息子から届いた一通の手紙からである。
それは、六十を過ぎた満仲様に出家することを勧める内容だった。
最終更新:2022-10-20 00:22:26
11558文字
会話率:12%
藤原師実の死によって朝廷内に君臨していた藤原氏の勢力は衰退し、相対的に白河法皇の地位が向上して院政が始まった。国家の全ての権力を手にした白河法皇は、鴨川の水害、サイコロの目、そして比叡山延暦寺の僧兵以外は全て自らの意に従うとまで豪語するまで
に至ったが、その実情は国家経済の低下と国民生活の悪化を伴うものであり、勃興しつつある新たな存在である武士がその勢力を徐々に強めていた。
それでも白河法皇が存在することで日本国はどうにか存続し続けていたとも言える。本当の危機は白河法皇の死後に訪れるのだから。
本作品は2018年5月より2019年3月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十四集 天下三不如意」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 19:58:01
246677文字
会話率:0%
比叡山に学ぶ若き僧、蓮長は、混迷の世に救いを求めんと修行の日々を送っていた。
ある日、滝の畔で瞑想する彼の前に、見知らぬ女人が現れた。
若き日蓮上人の、昔日の物語。
なお、この小説は言うまでもなくフィクションであり、実在の日蓮上人
や天台宗その他の団体の並びに仏典教義等とは一切関係なく蓮華教の解釈も作品上の完全なる創作であることを強く、強く申し添えておきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 21:35:06
3696文字
会話率:63%
204X年、星城大学の研究員島村瑠璃はゼミ生の轟太に誘われて言論の自由空間が保障された仮想空間インディーズ・ウェブへと参加しその世界の魅力に取りつかれて行く。その間国際市場を重視した勢力による一方的な正義が押し付けられるようになった。それに
対して比叡山の僧侶たちが日本独自の価値観を守るために立ち上がった。
陰謀蠢く国際政治を背景にして東京都が日本国からの独立を目指すまでを描く近未来政治SFサスペンス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 08:08:10
149921文字
会話率:71%
太閤豊臣秀吉の命が尽きようとしている時、徳川家康は次の天下を自分が背負うかどうか、懊悩していた。家康は比叡山の名僧慈海に相談する。慈海は、たとえ時代に天下の簒奪者の汚名を残そうとも、泰平のために家康が天下を取るべきと説く。その後、家康と石田
三成の対立は決定的になる。その時、家康は?三成は?慈海は?果たして慈海の正体とは?
この小説は、下記のブログに掲載中のものです。
http://yukinovels.blog.jp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-12 22:24:40
22568文字
会話率:55%
金造の仕事は、銭と米を集め、兵と共に動かすことだ。
元亀二年。比叡山焼き討ちの後、光秀は坂本の地を信長に与えられる。
金造は坂本城作りに加わる。そして重太という少年と出会う。
最終更新:2021-03-15 00:59:42
4681文字
会話率:62%
金造の仕事は、銭と米を集め、兵と共に動かすことだ。
元亀二年。比叡山焼き討ちの後、光秀は坂本の地を信長に与えられる。
最終更新:2021-03-12 19:22:24
5323文字
会話率:53%
【第8回ネット小説大賞1次通過】
斎藤大納言正義は、史実で自身を暗殺した久々利悪五郎を討ち果たす。
史実を変えることが叶ったのも、斎藤正義は21世紀から逆行転生してからであった。
斎藤正義は斎藤道三の養子であるが、元々は摂家近衛家の庶子で
あった。
比叡山に送られるも、斎藤正義は、悪五郎に殺される未来は変えて、戦国大名になってやろうと決意する。
比叡山に出家させられるが、家臣の伝手で美濃へ行き、斎藤道三の養子になった正義は、史実より早く元服し、中井戸村の領主となる。
中井戸村の領地を経営をしつつ、土佐、薩摩、琉球と交易を始めた。
そんな正義は、信長の父である織田弾正忠信秀の妹と婚姻し、同盟を結ぶ。
伊勢神宮内宮の支持を得て、志摩の水軍衆を倒し、志摩における神宮荘園の代官となった。
志摩を開発し、琉球交易を行うとともに、美濃国内での土岐家の内乱に乗じて領土を拡大する。
琉球交易とともに倭寇狩りをして得たジャンク船を使い、正義はアチェ王国へ使者を送る。
アチェ王国へ使者を派遣したのは、その先にある超大国オスマン帝国へ使者を派遣するためであった。
また、南蛮進出の拠点として、高砂国(台湾)へ進出し、領地にせんと植民を始める。
※基本、主人公にご都合主義です。
※戦国時代がベースですが、大航海時代要素が多分に含まれる世界史モノです。
※アルファポリス様、ノベルアップ+様でも掲載していますが、カクヨムでは先行・毎日更新しています。
※カクヨムで先行公開しておりますので、続きが気になる方はカクヨムをご覧になることをオススメします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 19:00:00
266388文字
会話率:12%
焼き討ちされた比叡山は本当に無防備で罪の無い人ばかりだったのか。
最終更新:2020-09-14 11:12:59
548文字
会話率:0%
その有り得ない瞳をした女子は「十三姫(じゅうさんひ)」「名月(かたづき)の姫」と古来より呼ばれていた。彼女達の両眼は青や赤、金や緑といった色をしている。その血族の数、およそ十三。「十三家(じゅうさんけ)」とも呼ばれる。
日本の始まりから、
聖職者などとして神聖視されていたとされる十三家は、平安時代末期、治承・寿永の乱の最中に、1000年の時を超えた再会を約束し、日本各地へと散らばって行った。ある者達は岩手の山奥に。またある者達は南波照間島に、そしてある者達は比叡山へと隠れ住み、永い永い時を耐えた。
そして悠久の時が過ぎた現代。彼らの一部は未だ「生ける神の子」として崇められ続けていた。しかし果てしなく無数に枝分かれした血族の一部は財界と癒着して暗殺者となり果て、また貧困や孤独から「進化系」と呼ばれる未成年のグループに属するものもいた。
そんな中、比叡山の山奥に生まれた水浪晶(みずなみあきら)は、因習の枷の中で足掻き続けていた。彼女はやがて、運命の様に、同じ十三家で様々な理由から苦境にある鹿瀬真琴(かのせまこと)、葉山翔(はやまかける)、西条広賢(さいじょうひろまさ)らと出会ってゆく。
しかし、それは彼らの、1000年の時を越えた争いの始まりでもあった・・・。
若木未生、天童荒太、馳星周、鬼束ちひろなどに影響を受けた筆者による、ティーンエイジャー達が主人公のアングラ青春小説。壮大な歴史叙事詩の果てに生きる、現代の若者達のリアルな懊悩と痛みを描いた群像劇。そしてその群像劇の中に、十三家という血族の永い歴史が浮かび上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-10 14:14:39
39673文字
会話率:32%
加賀の国す川の里まつのおのぶたかには、玉つるまると玉つるひめという二児があった。
玉つるまるは、父から弓で打たれ、弓の折れたのに発奮し、比叡山で学問をするため家出する。
11歳になる妹の玉つるひめは兄を追って家出したが、能登の国おやの港にす
まいする人商人の手にかかり、博多から来た人買い船に売られる。玉つるひめは『波風に揺られ、潮風にもまれ』ては肩に着くが、そこから豊後、肥後、備後、大隅、薩摩、豊前と売りまわされ、筑前の国さいふの里のうこんといういやしい男に買い取られる。玉つるひめは桑つみに出されたところを国司に救われ京に帰る。結局は高僧となった兄や親とも再会し、折れた弓を継ぐことになる。
牧英正『人身売買』岩波新書より参考。
内容を大きく変更させています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 18:13:16
9118文字
会話率:30%
京都とは平安京である。桓武(かんむ)天皇が長岡京を、たった10年で遷都した都。天皇の弟、早良(さわら)親王の裏切りから処刑し、その怨霊の祟りから逃れるためだとも云われている。つまり、怨霊封じの都となった。鬼門の方角(北東)には比叡山。更に都
の入り口には上御霊神社、上賀茂神社、下鴨神社、幸神社(さいのかみのやしろ)など、多くの鬼門封じの社がある。都の四方には荒神、須佐之男命を祀る大将軍神社が配置され、裏鬼門(南西)には、大原野神社や城南宮がある。異常と云って善い。平安時代には安倍晴明などの陰陽師たちが悪霊封じを行っていた。果たして、此の大げさな封じ込めは、早良親王の怨霊封じのためだったのだろうか?陰陽師は本来、何と戦っていたのか?
幕末になって、その正体が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 10:08:03
52681文字
会話率:65%
比叡山と本願寺の応仁の乱あたりの話です。
最終更新:2017-10-15 15:31:24
683文字
会話率:0%
天下に轟く武術の奥義書『太白精典』。その所持者、鬼一法眼が姿を消した。武術界の頂点に君臨し、天下人平清盛も源頼朝もその存在には一目置かざるを得なかった。齢(よわい)は疾(と)うに百を越えているという。時は承久の乱を経て、数年。幾ら鬼一法眼
といえども生きてはいられないだろう。
では、一体誰が換わってその座に就くのか。天下を跋扈(ばっこ)する猛者(もさ)たちも女子供のように噂する。
天下第一は鬼一法眼の弟子、鞍馬僧の七人の内、誰かなのか。あるいは比叡山『四身式』の鶴丸なのかもしれない。いや、他にも高野山『三武書』の遍照、愛宕三山『周天廻宝』の半眼居士、大峰山『役三行』の宗憲法印、三井寺『福聚輪』の空尊と名だたる英傑がいる。彼らは各山の奥深くで息をひそめ、天下の趨勢(すうせい)をうかがっているという。
ひょっとすると、彼らとは全く別の、武術界に名を列(つら)ねていない誰かなのもしれない。それならば、平安京を騒がす怪盗、黒覆面の男は外せないだろう。急速に名を挙げて来た若者、鍋倉澄も忘れてはならない。比叡山の『征矢(そや)』、『七歩蛇(しちふじゃ)』の異名を持つ二人の怪物を事もなげ倒してしまった。聖堂門の出であるにもかかわらず念仏門の味方をする狂人にして、竜笛(りゅうてき)の名手。
ただ、忘れてはならないことがある。………『太白精典』。鬼一法眼はその奥義を以て天下に名を轟かせた。その『太白精典』を手に持つ者、まだ見ぬ誰かこそが天下第一ではなかろうかと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 09:00:00
310986文字
会話率:37%
とある日の授業終盤の風景、
とある魔王様についてさらっと教えてみました。
マリア(あれでさらっとなの?!)
最終更新:2017-03-11 08:41:13
2775文字
会話率:74%
武蔵坊弁慶の物語。彼は戦乱の世に何を見たのか。今、壮大な歴史ドラマが始まる。※比叡山編の三話で現在、一旦完結中です。山門、寺門の抗争に始まり、義経との出会い、源平合戦、そして関所破り、立ち往生まで描けたら良いなと思って書いております。どうぞ
、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-10 11:32:51
3917文字
会話率:23%