大魔法使いとして独立したヴェスパは、森番小屋の離れでアメリとの生活を始めていた。
ある吹雪の日、アメリが「教会に行きたい」と言い出し、ヴェスパはその願いを叶えるために〈Langue de chat〉へと向かう。
アメリの初めての願いに
、〈Langue de chat〉と彼らの知り合い一同は総力を上げて旅の準備を始めるのだった。
ヴェスパとアメリの、のんびり巡礼の物語。
『エンデュミオンと猫の舌』(https://ncode.syosetu.com/n7315cv/)のスピンオフ。
不定期更新になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 12:00:00
59961文字
会話率:52%
大層無害に笑ってみせる君は、
実際その瞳に誰も映してはいないのだ
永遠の安寧を求める少女は、成り行きで厄介な同級生に厄介な秘密を知られた。
打算と私利でもって、より確実な口封じのため友人関係の構築を「認めた」少女は、王家の正統である
同級生に尊大に笑いかける。
どうせ数年の間だと。自身の永遠の安寧の為の、束の間の関係でしかないと。
少女は不変を望む者。生き物は変化し続ける物。
何かを受容したならば、自己の変質は免れないのだ。
性格が統治者なジークハルトと、人間辞めたい転生者アンダーウッドこと桐乃の追いかけっこなお話。な予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 15:30:00
49573文字
会話率:29%
何一つスキルを得られず、恩恵も受けられない不遇の加護【森番】を授かったことで街から追放され、たった一人で森の奥深くに暮らすことを余儀なくされてしまったアルフレッド。騎士になるという夢を失い、孤独に苛まされた彼は、絶望と諦観の中でただ漫然と
日々をすごしていた。
そんな彼の前に黒髪の美しい少女が現れる。
少女は言った。この世界はやり込んでいたゲームにそっくりだと。もし自分を助けてくれるなら、力を与えることが出来ると。
彼は少女に導かれ、最強の騎士への階段を上り始める……。これは、異世界からやって来た少女と、少女に振り回されるながらも成長していく騎士の物語。
★100万PV達成しました!(2020/5/16)
★200万PV達成しました!(2021/2/1)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 00:00:00
1617323文字
会話率:50%
勇者の剣の管理をしている神殿に勤めているアドリア。たまたまアドリアが見に行った時に、大切な勇者の剣がなくなっているのを発見する。
上司から探しに行けと言われ、幼馴染の森番のルカとともに勇者の剣を探す旅に出る二人。
果たして勇者の剣
は発見できるのか!?
ふわっと読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 06:00:00
8159文字
会話率:71%
かつて観光と資源輸出で栄え、今は《帝国本土》との交通・通信が断絶して五〇年の月日が過ぎたダルマティア地方。
高等学院生のファリルは従姉妹のレミリアと共にある日、存在しない筈の《帝国本土》の人間が浜辺で倒れている状況に遭遇する。
翌日、学
院で友人のカッティと話していると呼び出しを受ける。それは、とある島への招待だった。
事件を境に、大きく運命が流転を始める。存在しないはずの始まりの異邦人、五〇年前の真実、ファリルやレミリアの祖父世代の成した事、ダルマティア地方に秘められた謎、それらを知り、あるいは解き明かした末に少年はある決断をする。
(ざっくりと主人公の少年が、気のいい友人や格好いい少女や渋いおじさまたちに揉まれて奮闘するミステリー仕立てのお話です)
#------# < 登場人物 > #------#
◆カニンガム家◆
ファリル・・高等学院二年生
レミリア・・ファリルの従姉妹、高等学院一年生
ハインドホープ・・主人公祖父、統計の難しい話をする
シャーロット・・主人公伯母、物流のそこそこむずい話をする
ヘンリー・・執事
パトリシア・・メイド
クリス・・建築家
サラ・・司書
◆ダルマティアの人◆
カッティ・・ファリルの友人。山岳部
ジーベック・・高等学院の教師
チェイス・・皇帝勅任官、森番、山岳部顧問
ベリーズ・・調査官
エドワード・・ファリルのクラスメイト、ゲームと語学好き
ピーター・・レミリアのクラスメイト。山岳部
ローザ・・カッティの祖母、ダルマティア地方府長官・市長
チェンバレン・・カッティの父、赤シャツ隊を率いる
ダンスガード・・気象学者
クルツァ・・普門院の僧正
テレンス・・カニンガムロジスティックスの郵政課長
アリシア・・カニンガムロジスティックスの郵政課員、食いしんぼう
◆帝国本土◆
エイプリル・・帝国の皇女
ウォーラースライン・・ハインドホープの盟友
※この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 17:51:41
180093文字
会話率:56%
ゲルダは不幸だった。
伯爵令嬢として生まれたが母を亡くし、七歳になったばかりのゲルダを守る筈の父は母が死んでまもなく、愛人とその娘を引き取った。そして、彼女を使用人としてこき使った。
しかしそれがマシだと知ったのは、ゲルダが十五歳になる年の
『天祐の儀』の時だった。成人の年に、神から与えられるギフトを教えて貰うのだけれど。
「あなたのギフトは『キノコ』です」
「…………え?」
『聞いたことのない』加護を家族ははずれギフトとみなし、家の役に立たないから森番になって引きこもれと言われて、家を追い出されて森番になれと言われて、捨てられるように一人、置いていかれる。
空腹と絶望で、ゲルダはその場で気絶――しそうになった瞬間、前世の、そしてこの世界に『生まれ変わる時』女神とした会話を思い出す。
※※※
理不尽にこき使われてきた主人公が、最恐の守護者に溺愛されて幸せになる話です。
※重複投稿作品※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 17:42:44
24128文字
会話率:46%
世は竜狩りの時代。
300年前の大戦で勇者達に敗れたドラゴン族は迫害されていた。
森番の一人息子ルーファは迷い込んだ廃鉱の奥で赤竜ベアトリアと出会う。
強大な力を持つ赤竜ベアトリアは、ルーファに一目惚れし、結婚を迫る。
「う〜ん。そも
そも僕は未成年だから、結婚は無理じゃない?」
「未成年? 法律が何だというのだ!?」
「最近は厳しいよ。未成年に手を出すと色々とね⋯⋯」
少年ルーファと赤竜ベアトリアの奇妙な共同生活が始まった。
美女の姿でルーファを誘惑するベアトリア。法律と倫理を盾に防衛を試みるルーファは次第にベアトリアの人柄に惹かれていった。
そんなとき、ルーファの暮らす開拓村で水路建設の計画が立ち上がる。計画を快く思わない隣領の悪徳貴族は悪党を送り込み、村に襲撃しようとしていた。
——その村に一国を滅ぼせる大竜が暮らしているとも知らずに。
◇ ◇ ◇
・1章は全18部(16話+プロローグ&エピローグ)
・2022/08/16の朝6時に最終話を投稿。それまで1日3話くらい公開予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 21:00:00
100051文字
会話率:51%
ライティーザ王国では毎年、秋の狩猟の時期に、国王主催の狩猟会が開催される。森番によって管理されている王侯貴族の狩猟用地での狩猟は、貴族にとっては社交の場だ。近くの村の男達にとっては、勢子として参加したら、収入を得ることができる貴重な機会だ
。
村の男は、春夏は農地を耕し、秋冬に狩りをしている。森番たちが見張る王侯貴族の土地との境界線で、生きるために狩りをする村の男から見れば、貴族の狩りなどお遊びだ。貴族のお遊びのための土地のほうが、生きるために狩りをする自分達の土地よりもはるかに広いことに、勢子の頭のパーカーも不満を持っていた。
もっとも、ある年から、気前の良い少年達のおかげで、獲物を得ることができるようになったから、パーカー達、村の男たちの不満も減った。
これは、パーカーが少年達に出会った頃の話だ。
「マグノリアの花の咲く頃に」本編開始前のお話です。
(作者、狩猟の知識は乏しいため、いろいろご愛嬌ということで、よろしくお願いいたします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 10:00:00
9028文字
会話率:62%
図書館で寝てしまった「俺」が目覚めると、幼なじみの康平から橋の上で聞いた話とうり二つの場所にいた。
2020/05/01 二作目、森番の外交をこちらに移しました。森番の外交は削除させて頂きます。
最終更新:2021-01-31 17:51:40
31160文字
会話率:62%
ヴツブルクの森には、不思議な森番小屋がありました。森番小屋と言うけれど、森番の姿を見た人はおりません。
最終更新:2020-12-30 21:15:10
1401文字
会話率:15%
修学旅行の途上で、バズ事故によって死んでしまった高校生達。
彼らは異世界で蘇生された。
勇者として? 英雄として? 選ばれた者として?
いいえ――冒険者として。冒険者! 冒険者ぁぁぁ!
与えられた有能な職業、スキルを使っての冒険の日々。
だが、平和な高校生活から一転、殺伐とした、何でもアリな殺し合いの日常に、当初はファンタジー世界に浮かれていた彼らも、徐々にストレスと人間関係の歪みが蓄積していく。
そして遂にフラストレーションが爆発し、その矛先は一人の生徒へと向けられる事となった。生贄として。
クラス内の結束を固めるために――だが。
「今までのけ者にしていたくせに、どうしてお前らなんかと一緒にいなきゃならんのだ!」
理不尽な状況に激昂した狩野森人は、クラスメイト達と遂に決別する。
蓄積された狩猟・サバイバルの知識を総動員して、一人で生きていく事を決意する。
それから数年後。冒険者をドロップアウトする事にした彼は、猟師として生計を立てるため、愛玩用を兼ねて、奴隷を購入する事を決める。
可愛い奴隷と過ごす、穏やかな田舎でのゆるふわスローライフ。
ここに開幕!
○登場人物の紹介文がある場合、タイトルに☆マークが付きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-26 00:00:00
112119文字
会話率:31%
ある一定の期間をきっかけにして、二人の女子高生が集団の中で上手く過ごせなくなってしまいました。
一人は自らの時を止め、一人は周囲の微かな音にすら過剰反応する様になってしまいます。
そして……二人の症状は精神的なストレスが原因と知った少女は夢
の中や現実で迷いの森に導こうとしますが、二人は蝶に興味を持つ事も動き出す様子どころか全てを拒絶してしまい、手を差し伸べられませんでした。
少女は悩みに悩んだ末に、二人を夢の中で会わせて現実でどんな影響が出るか見守る事にしました。
これは、少女が迷いの森の外で導いた二人の人間の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-19 03:52:31
2623文字
会話率:10%
色々な “王子様”。1話ごとに完結の短編集。全5話。中世から19世紀くらいまでのなんちゃって西洋ヒストリカル。それぞれの話ごとに時代感や登場人物たちの身分も立場もばらばら。自サイト The Rainy Rhythm Library より転載
。サブタイトルは toad様 http://graumarchen.web.fc2.com/ よりお借りしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-08 03:26:31
34422文字
会話率:34%
菜月の仕事は雪深い森の入口に建つ山小屋とシーリーの森の管理人。雪が降り始めたら立入禁止になる為、初冬のこの時期山小屋を訪れる者は誰もいない。今年も内職に勤しみながらゆっくり越冬しようと思っていたのに、ある日の夕方山小屋の玄関扉がノックされて
――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 19:00:00
96073文字
会話率:63%
※作中「ニェミ」と「イレミ」は同一人物です!
「人魚姫」をベースにした人間ドラマ。
お人好しなチャラ王子と、魔法で人間の足を手に入れた行動派の人魚ニェミ。二人は浜で出会い、蜜月の日々の後……
主人公二人のほか、森番の青年、魔女っ子、
女王、王子の義父(故人)などが登場。
それぞれの思いを乗せた船が嵐の夜を迎え……
*
心理描写多めのファンタジー系現代文学。なので一番近そうな純文学にジャンル設定しました。
よろしくお願いします(^^)/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-06 00:39:50
58805文字
会話率:38%
命を狙われし王位継承者の少女と、竜使いの少年の大冒険譚。少女が手にする剣を巡り、時の歯車は大きく動き出す。
最終更新:2016-12-12 15:36:51
856文字
会話率:22%
とある地方で語られる話
結婚を目前にして亡くなった娘達
彼女達はウィリとなり彷徨う
これはそんな彼女達のうちの一人の話
彼女の名前は__
ジゼル
最終更新:2014-07-20 21:43:08
660文字
会話率:0%
最後の森を監視下におくカノープス。
その国の末の姫スピカは今代の森番
森番は森を守り繁栄させるもの昨年末、先代の森番が死んでしまった複雑な結界をのこして………
また今だ忙しいスピカの元に現れたのは隣国の王様アラフスとその使いルサス
アラ
フスはスピカの姉ネカルと婚姻関係を結びに来たらしいが……
スピカの周りではいつも何かが起こる
新米森番スピカの奮闘記とその周りのお話
スピカは恋愛してる暇はあるのか?
2年前に投稿していました新緑の森番の改正版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-26 17:00:00
29237文字
会話率:60%