長きに渡る戦争の末に平和を取り戻した世界に再び脅威が訪れようとしていた。「妖獣」と呼ばれる正体不明の怪物が世界各地に出現、その数と被害は日に日に拡大していった。
徐々に侵食されていくこの世界に1人の青年が流れ着く。その名は「リオ」。記憶
喪失の彼が持っていたのは2種の武器と手帳。右も左も分からないまま過ごしていた彼は少しずつ妖獣との戦いに身を投じていく。戦いの最中、追い詰められた彼を救ったのは虎型女性獣人にして獣人初の妖獣討伐者「コハク」。2人は生活を共にする中で意気投合し、ついに契約を結ぶ。
そして契約を結んだ2人に発現したのは〈浄火の鎖〉という特殊な技能だった。
少しずつ歪んでいく世界と妖獣、それに抗い続ける討伐者の戦いを描くバトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 20:48:43
22699文字
会話率:59%
『揺蕩う音符とシンデレラ 〜無能力者の私がなぜか貴族トップの家の次期当主に溺愛される〜』の番外編置き場になります。第2部が出来上がるまで、ちょこちょこ上げていく予定です。
最終更新:2025-04-11 20:47:15
6602文字
会話率:32%
魔形が蔓延る戦乱の世。逃げ惑う無能者たちの中、持って生まれた能力で魔形を打ち倒し、平和な世を築いた能力者たちがいた。彼らは代々その力を受け継ぎ、魔形を消し去りながら権力を手にしていった。
地位の高い能力者の家系に無能力者として生まれた神楽琴
葉は、実の父親と双子の妹からの毎日のように罵声や暴力を浴びせられてきた。貴族教育を受けさせてもらえず、使用人のような扱いにただただ耐える日々。そんなある日、琴葉の元へ社交パーティーの招待状が届く。慣れないドレスを着て、会場に向かうも、妹とその取り巻きにバカにされ、逃げるように庭園へ。するとそこに、貴族トップ、宝条家の次期当主がやって来て……。虐げられヒロインの逆転シンデレラストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:00:00
121225文字
会話率:40%
「もしかして私、求められてない……?!」
ハンバーガー専門の大人気チェーン店『MAGDANEL'S』にて、看板メニューのマグバーガーとギガポテトのLサイズを購入した女学生。白を基調とした清潔感あふれる制服、金の装飾が気品を添え、エンブレ
ムが胸元で光る。高く一つに結われた揺蕩う黒髪の先が紫に輝くのがチャームポイント。女学生の名は、桜縁鬼百合霞。
この物語の主人公を一言で表せば「腕の中で揺れるバーガー達を愛でていたら異世界でした」だ。
更に、なんとも非常に非情なことに、彼女の転移させられた異世界は、転生者が求められる〝愛しき世界〟だった!
それを知ってか知らずか、神に異世界へと招き入れられた彼女は世界をどう攻略する!?
※この小説は『カクヨム』様でも同時連載中にございます
【月・火・水・木・金・土】
→更新日は執筆者の出来により
(必ず21:30投稿)
【日・祝日】
→更新なし
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 19:30:00
29372文字
会話率:23%
人に説明するには少し難しい関係──強いて言うならば『隣人』である少女と水族館に訪れた「僕」は、彼女に導かれ、とある展示の前に辿り着く。水槽に揺蕩う『それら』は、きっと、何も話さない。
最終更新:2025-04-07 03:34:34
3183文字
会話率:7%
私は暗い闇の中を漂っていた。
——いや、もしかしたら落ちているのか?
ううん、ただ流されているだけなのかもしれない。
よく見えないけれど、手足はあるようだし、動かすこともできる。
ここは、どこだろう?
私は、なぜここにいるのだろ
う?
……なんだか分からないけれど、考えても仕方がないので目を閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 07:10:00
6653文字
会話率:28%
これは遥か彼方の時空の物語。
セイオーム軍はフユクラード軍を従えハルキアへ侵攻する。ハルキア軍の善戦もむなしくハルキアは占領されてしまう。
それから一年が経過していて、ハルキアより離れたケイトで記憶を失った少女の姿があった。第一三独立部隊
所属のキリ、ルディ、ユミリは彼女――ティユイをケイトから連れ出すために動き始める。
一方で脱出を阻止するために暗躍する影の姿があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 17:00:00
158547文字
会話率:51%
青い鳥がキャンバスの中で翼を震わせた。それは絵の中の世界にとどまらず、ふわりと羽ばたき、部屋の中を舞った。
「――すごい!」
幼い少女は、筆を握りしめながら目を輝かせた。
魔法画――描いたものが"生きる"不思議な絵。しか
し、その絵は時に、美しくも残酷な奇跡を生む――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 12:40:00
27514文字
会話率:40%
俺、五十嵐は配信者としてそこそこ楽しい毎日を送っていたけど、ある日、親友で配信仲間の福田と映画を見に行く約束をした直後、不運にも事故で命を落とした。気がつくと真っ白な空間に立っていて、天使から「未練があるなら幽霊として現世に戻れる」と言われ
た。俺の未練って何だ?考えてみると、福田に対する曖昧な気持ちがどうしても頭から離れない。そんな自分の本心を確かめたくて、幽霊になる道を選んだ。
透明になった俺は、福田や配信を見てくれていた人たちの変化をそっと見守る日々を送る。少しずつ彼らが俺を忘れていくのを見るのは、正直、胸が苦しかった。それでも福田だけは俺の死に囚われているみたいで、見ていて辛くなる。俺が本当に伝えたかったのは何だったんだろう。俺の未練が晴れる日は来るんだろうか――そんなことを考えながら、幽霊としての“もう一度の人生”を生きていく。
揺蕩う……
水などに浮いているものや煙などが、あちらこちらとさだめなくゆれ動く。
ひと所にとまらないでゆらゆらと動く。
ただよう。
心が動揺して定まらなくなる。
気持ちが定まらずためらう。
心を決めかねる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 18:36:51
23572文字
会話率:37%
嶋内傘太(26)は、 定職に就かずフラフラしていた。 大人になりきれず、 揺らめく炎のように芯のない人生。 記憶に残り続ける、 幼馴染たちと過ごした日々。 そして再会。 人の心もまた、 炎のように定まらないものである。
ーー善悪がまだ判断で
きない年頃、 好きな女の子が紙飛行機に火をつけて投げると綺麗だと言ってきた。 あ の頃は火が燃え移るとか、 何も考えてなかった。 ただ揺らめく炎が滑空する姿に一瞬のトキメキを感じていた。 ーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 06:30:00
13356文字
会話率:13%
子供を惨殺した男はあっさりと無罪を勝ち取った。
隣に控える美しい女性弁護士の手によって。
最終更新:2024-10-19 07:30:55
2530文字
会話率:31%
「我願う__星よ導き給え」
東京近郊の地方都市、川浜市へ建つミネルバ学園に魔戦起きる!
太陽系の星に象徴されし仮面__「深淵の面」より権能を授かりし少年少女『星守り』とその守護者である「揺蕩う騎士」たちはみずからの夢を賭けてぶつかり合う
。
年上の甥がいること以外は平凡な、サッカー小学生、古藤大作(ことう・だいさく)は深淵の仮面のひとつ『地王の面』と巡り合い星守りとなり、大作を守りし、揺蕩う騎士となる甥の秋月閃(あきづき・ひかる)とともに、深淵の戦いに身を投じる。
戦いに身を晒さず、ただ、そらにかえりたい星守り「おうさま」と、その揺蕩う騎士は一体誰か?
川浜市は風雲急を告げ止まるところを知らない。
「我ここに宣言す、深淵より來たりしもの、深淵に還れ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 11:17:09
1198文字
会話率:34%
嘽皇国にはかつて仙女と呼ばれた女が居た。
ありとあらゆる病と傷を癒し、天上聖母の如き慈悲と慈愛に満ち溢れ、正に仙女と謳われたが――
そんな過去を持つ霍(かく)睡蓮(すいれん)。
彼女は第二皇子と結婚前夜に何者かによって誘拐された。
誘拐
だけならまだしも、連れて行かれた場所は嵩天山(すうてんざん)という妖魔が湧き出ると言う山。
睡蓮は死を覚悟するも、危機一髪白髪の青年に助け出されるも、気を失ってしまう。
そんな睡蓮が知らぬ間の連れて行かれたのは雲州という皇都から離れた土地だった。
心穏やかに過ごして良いと言われて過ごそうとするが、睡蓮を危機から救った白(はく)秋雪(しゅうせつ)と護衛である天擂(てんらい)の二人の距離が妙に近い。
思わせぶりな二人の態度。それまで第二皇子の婚約者だった睡蓮に恋愛経験など皆無。
けれどもどうやっても今までの経験が二人の好意を素直に受け止められない。
睡蓮の心は揺蕩い何処へ向かっていくのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 17:12:17
60353文字
会話率:36%
より良い方へと進んだ結果、人類はどうしようもなく歩む道が別れてしまった。
人間の意志をソフトウェア化して、それを機械の上で動かす科学傾倒者と、ハードウェアであるモノを人間が取り込み、周りの物質を変化させる魔術傾倒者に。
互いに自分こそが人類
の正しい進化だと、両陣営は未だ成し得ていない死者の蘇生と、精子と卵子を用いない、まったくゼロからの人体生成を先に成し得ようとしのぎを削っていた。
両極端に情報化されたこの世界で情報化出来ない物価が高騰し、それを運ぶ運搬屋が生まれる。
運搬屋であるグロッケンは少女の人格を持つAIを運搬中、魔術傾倒者に追われている記憶喪失の少女を助けるのだが、そこから事態は思わぬ方向へと進んでいき……
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カクヨム様にも掲載させていただいております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 12:00:00
106124文字
会話率:39%
「僕は勇者になりたいんだ」
甘えるばかりのその少年は、あの日からその言葉を糧に生き、自らの両の手に剣を持った姿を描き続けた。
「俺の旅についてこないか」
旅人は、分かたれた大陸を気の向くままに、風の吹くままに。
揺蕩う煙は歩を止め
ず、先を眺めるその瞳には、半分ばかりの世界があった。
「我が祖国の奪還だ」
類希なる才を持ち合わせた魔法使いは、その才覚を持ってして。ただ、唯一無二の力を持ってして。自らの父母の祖国奪還を願った。
デュボネ、タンカレー、アインベッカー、アマレット。
大きく4つに分かれた大国が統べる世界の、その小さな小さな欠片達。
その、一端の。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 23:40:07
1809534文字
会話率:56%
死んでただ揺蕩うだけの魂の目の前に女神を名乗る3人が現れる。
女神が言うには星のバランスを崩す勇者召喚を阻止して星を守って欲しいというものだった。
最終更新:2024-03-27 04:30:55
3435文字
会話率:62%
春夏秋冬、君を想う。
これは孤独な神と、それに触れた者の物語————。
春の章。
桜の木の下で、誰かを待ち続ける美しい青年。桜の模様が描かれた羽織を纏うぼんやりとした美しい青年は、首に包帯を巻いており、言葉を紡ぐことができな
い。そんな声を失った青年の前に現れたのは、春を告げる神だった。
青年が誰を待ち、なぜ声を失ったのか。
桜の蕾が花開く時、青年の瞳に映るモノとは――――。
夏の章。
村の悪しき風習により、龍神の贄に捧げられた少年。
恵みの雨を降らせるため、村の皆のため、少年は谷の底へと落ちていく。
次に目を覚ました時、見たこともないような美しい青年が傍にいた。
彼こそが谷に棲む龍神であり、この地に水を齎す存在であった。
しかし龍神が存在していながら、なぜ村に雨が降らないのか。
その理を知る時、少年は本当の意味で龍神の想いを知ることになる――――。
秋の章。
とある地の領主の領土内。鎮守の森と呼ばれる、聖域があった。そこには白の神と呼ばれる守人がおり、この地を守護しているという言い伝えが、遠い昔、古の時代からあった――――。
赤や黃、混ざりあった色とりどりの色彩が豊かな季節。秋。
狩りを禁止されているはずの鎮守の森で、罠にかかって弱っている白い毛の狐がいた。従者とともに森の見回りをしていた、この地の若き領主である桂秋は、この地が崇めている森への信仰心から、その珍しい白い狐を罠から逃がしてやるのだった。
春は君に出会い、夏は君に焦がれ、秋は君を憂い、冬は君と――――。
春夏秋冬、四章四話で織りなす、短編集。
※この作品は「カクヨム」さんにて現在連載中の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 07:00:00
51797文字
会話率:24%
私が死ぬ時の夢は決まっている。
水面に揺蕩うゴンドラに身を任せ、船頭の舟歌に耳を済ませる。そうして天井には宵闇の中の星屑が散っている。
あぁ、でもそれは夢のまた夢。
現実は何時でも残酷だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺
に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
若かりし日はもう戻らず。
あとはもう、死を待つのみ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 15:51:58
848文字
会話率:19%
私の元へ訪れる君は何時も船を漕いでいた。
揺蕩う言葉の羅列を紡ぎ、微睡みの眼で此方を見る。
彼女は言った。夜に見る夢こそが、唯一の楽しみなのだと。
また会えるといいね。他の奴ではなく、私に。
眠るように、出会った話。
物を交わした話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ほんのりR15の台詞があります。
内容は基本的に健全です。
苦手な方はご注意下さい。
注意事項3
台詞メインの雰囲気を味わう為だけの小説です。
何故なら作者が夢現故に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 19:14:22
709文字
会話率:48%
天命の理から逸れた呪いの子。
胸奥に沈む家印の石。
始まりの名だけを戴き、死生の境に揺蕩う。
滅びゆく地で生き、劫初にて絶息する。
荒唐無稽を束ねて、不条理を呑みこむ。
命を贄として進む先は果たして人か。人と非ずか。
待ち受けているのは神
か、悪魔か。
救いか、呪いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 09:00:00
75498文字
会話率:19%
わたしのことば。
人のうちから生まれて、きっといつか、脳の裏側に消えていく私の気持ち。
行進は月水金、文海の言葉を、世界を。気兼ねなく綴って憚ったアーカイブ。
※Twitter投稿のアーカイブとなります。
最終更新:2023-10-27 08:00:00
62457文字
会話率:93%
田舎の派出所にやってきたのは影がない少年だった!?
どうも、近くの田んぼで影を落としたという。
いやいや、そんなわけないとお巡りさんの横で首を振るのは一体何者!?
シリーズ予定の第一弾はコメディとして乞うご期待あれ!
最終更新:2023-08-16 20:15:29
5016文字
会話率:100%