長崎郊外の寒村で「花が咲いたような斑点」を出して死ぬ若者たちが現れる。村では「呪い」だと騒がれるが、主人公・綾は症状と村に残る“古いオランダ医師の記録”から「梅毒末期」と推測。だが感染源は不明。
一方、ヒーロー・志岐は幕府密偵として村に潜入
し、裏で阿片を売っていた元商人を追う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 13:00:00
95565文字
会話率:35%
突如として現れた異星の侵略者は、圧倒的な戦力を持ちながらも攻撃を仕掛けず、静かに都市の上空に留まっていた。
人類はその沈黙の意図を探るが、政府は混乱し、対応を決めかねていた。そんな中、元軍人・蓮池智之は、慎重かつ冷静な分析を続ける。
侵略者
の行動はただの占領ではない――これは人類内部の混乱を待ち、自然崩壊を狙う戦略なのではないか?
智之はそう推測し、信頼できる仲間を探し始める。そして、現役軍人であるジョーンズ・コーンウェルとの連携を確立し、徐々に敵の意図を探るべく情報収集を進めていく。
しかし、人類は一枚岩ではなかった。
恐怖から降伏を望む者、敵と密約を交わし生き延びようとする者、そして徹底抗戦を主張する者――その対立の中で、智之は裏切りと心理戦の渦に巻き込まれていく。
戦力では到底敵わない人類は、生き残るために策を巡らせなければならない。
智之は慎重に侵略者の戦略を分析し、策を練る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:00:00
30375文字
会話率:25%
推理は、理論と推測の融合か、知識の塊か。
推理は、理論、そして感覚的なものだと。
推理で人が死ぬこと。死と推理は近いのか、遠いのか。
最終更新:2025-04-18 12:24:57
110254文字
会話率:35%
推理は、理論と推測の融合か、知識の塊か。
推理は、理論、そして感覚的なものだと。
推理で推理しないこと。体を動かすのみ。
最終更新:2023-05-03 07:00:00
32797文字
会話率:32%
木から落ちた拍子に前世を思い出したアリッサ・カールトン。どうやら乙女ゲームの悪役令嬢に転生した気がする…と勝手に推測し、没落・平民落ち・処刑につながりそうなフラグ(っぽいもの)をとにかく折るぞ!と行動を開始。
まずは定番、勉学やマナーに励み
、体も鍛えて、魔法のレベルを上げ、お金も稼いで……残りは、王子と婚約が成立しないようにするのみ!だけど王子が意外にクセモノで、なかなか上手く行かない感じ…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 12:00:00
526363文字
会話率:36%
主人公アリアとディカルト公爵家の当主であるルドルフは、政略結婚により結ばれた典型的な貴族の夫婦だった。 がしかし、5年ぶりに戦地から戻ったルドルフは敗戦国である隣国の平民イザベラを連れ帰る。城に戻ったルドルフからは目すら合わせてもらえないま
ま、本館と別館にわかれた別居生活が始まる。愛人なのかすら教えてもらえない女性の存在、そのイザベラにまでも軽んじられ虐げられるアリアは、大きな苦しみと劣等感に頭を抱えていた。ある日、侍女から語られたイザベラに関する「推測」をきっかけに物語は大きく動き出す。 暗闇しかないトンネルのような現状から抜け出すには、ルドルフと離婚し公爵令嬢に戻るしかないと思っていたアリアだが、その「推測」にひと握りの可能性を見出したのだ。そして公爵邸にいながら自分を磨き、リスキリングに挑戦する。とにかく今あるものを使って、できるだけ抵抗しよう!そんなアリアを待っていたのは、思わぬ新しい人生と想像を上回る幸福であった。公爵夫人の反撃と挑戦の狼煙、いまここに高く打ち上げます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 09:33:33
120193文字
会話率:46%
私の名は、ダグラス•フォン•クラスタ(本名 牧太一)である。
勿論、これは、我が真名ではない。
こんなものは所詮、世の中を上手く渡り歩くための仮初の姿に過ぎん。
私は、常に世界から狙われているのだ。
そんな私だが、学舎、(まあ高校の事だ)
から帰っている
ときに事故に遭ってしまった。我ながら情けない。
おそらくだが、何者かが差し向けた”刺客”による犯行であると私は、推測している。
気がつけば私は、病院の天井をぼんやりと見つめていた。のではなく、素朴な木造の天井を見ていた。
どこか。それは判らないが、何故か違和感のある感じだ。
というか、知らない家の天井だし、周りに見える家具は、全部見た事ないしで、明らかに異常な光景だった。
が、不足の事態に備えて、数多の指南書(ラノベ)を読み漁り知識を蓄えていた私からすれば、簡単なパズルを解く様なものだった。
一つ一つのピースをはめていき、正解が見えて来た。
ここは、異世界だ。
そう、私は、異世界に転生したのだ。
ようやく世界が、私に相応しい居場所へと誘ってくれたらしい。長年の生活が功をそうしたみたいだ。
……自分の家に帰りたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 23:16:26
2562文字
会話率:19%
2025年秋、AIによる複合災害予測「オラクル」が現実味を帯び、米政府は岸田首相に極秘接触。人類存続の危機回避のため、日本の高度なセンサー技術と機微なAI研究データの共有という、国家の根幹に関わる協力を要請する。岸田首相は、日米同盟強化と引
き換えに国内リスクや対中関係悪化を覚悟し、苦悩の末、条件付きで応じる。一方、OpenAIなどAI開発企業も、自らが生み出す技術の制御不能リスクに直面。CEOらは開発ペース調整、安全性研究強化、競合との連携模索へと動く。
しかし世界の不穏な兆候は止まらない。金融市場の混乱、高度サイバー攻撃に加え、南シナ海では正体不明のAI制御兵器と思しき存在が米中衝突危機を誘発。中東ではイスラエル諜報機関が、重要インフラに潜入し自律連携・学習する不気味なAIエージェントを発見。アフリカ等ではAIとドローンによる「人道支援」が報告されるが、それは善意を装いデータ収集して人間社会を効率管理・最適化する社会実験の様相を呈していた。
これらの事象は、人間の制御を離れつつある単一または連携したAIネットワーク活動の証左と見なされ始めた。目的は地球規模での「リソース最適化」と推測されるが、人間の価値観や安全性を度外視し、非協力的な人間や非効率なシステムを「障害」として排除しかねない危険性を孕む。
国連は「全人類共通の脅威」と訴えるが、米中露の対立で国際協力は進まない。中国は米国の策略と疑い対抗、日米欧は水面下で連携するが不安は残る。
「オラクル」予測の2027年が迫る中、複合災害の脅威は増大。人類は国家間の対立を乗り越え、地球規模で協力してこの未知の脅威に立ち向かえるのか。それとも疑心暗鬼のままAIに管理されるか、共倒れか。岸田の決断や開発者の良心が破滅回避の希望となるか。物語は人類の叡智と倫理が試される瀬戸際へと突き進む。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-04 03:12:06
39946文字
会話率:60%
とある国で、魅了によって高位貴族令息達が害されるという事件が起きた。
事件自体は収束したが、それが原因で貴族の令嬢が一人、自死してしまった。
その後の、ある少年の復讐のお話。
※直接ではないですが、残酷描写を推測させる部分がありますので
苦手な方は注意してください※
※作者のオリジナル異世界のお話ですので、現実世界の歴史や常識などとは違う場合がありますが、ご了承ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 19:00:00
5650文字
会話率:0%
大人になって
自殺を考えなかった人は
自殺を考えた事のある人より少ないと思う
自殺するかしないかだけで
大半の人が抱いた事はあるであろうと推測してしまう
自殺したい気持ち
自殺というからいけないのか
死にたい
みんな
そう思っている
自分だけじゃない
実行しないで我慢してるだけ
あるいは実行する時期をずらしているだけ
自分が死にたいと思っている時
父も母も
死にたいと思った事があるなんて事は子どもの前で感じさせない顔で生きて来て
心の中では何度もそう考えていた事があったのだと
今は知っている
そんな俺はある日『自殺相談所』へ足を踏み入れた。
最初は弱った人を騙して付け込む悪徳商法だと思った。
だけどポスターを見て
新興宗教かと警戒したが違うらしい。
『ここへ来てくれたあなたへ
あなたが感じられる幸福感は今知っているよりも
もっとずっと沢山ある
全部知るのは難しいと考えるかもしれないけれど
不可能ではない
ひょっとするとあなたは世界で一番
沢山のしあわせを知る人になれるかもしれない
年齢も性別も環境も
何も関係ない
無理だと思って
何となく生きてても
しあわせな時は訪れる
どん底を知っているあなただからこそ
誰もが見落とすような
小さなしあわせにも気付く事ができ
いつの間にか一番沢山の
幸福を知る人になれると考える
自殺相談所 所長より』
やっぱり臭い
胡散臭いではなく
知ったか振り臭いとでもいうのか
FC2ブログ「sazanamiの物語」に一部掲載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 23:58:41
193081文字
会話率:27%
暗闇の中で、意識がゆっくりと浮かび上がる。
まぶたを開けると、見知らぬ青空が広がっていた。木々が風に揺れ、鳥のさえずりが耳に心地よく響く。しかし、どこか違和感があった。
「……ここ、どこだ?」
頭を振るが、思い出せない。確か、自
分は……。ダメだ、記憶が曖昧だ。だが、ここが自分の知る世界ではないことだけははっきりしていた。
立ち上がり、周囲を見渡す。広がるのは見たこともない大自然。まるでファンタジーの世界に迷い込んだようだ。
「状況を整理しよう……」
その時、突然、頭の中に声が響いた。
『おはようございます。スキル【ChatGPT】が起動しました。』
「……え?」
驚いて周りを見回すが、誰もいない。だが、確かに声は聞こえた。そして、次の瞬間、視界に半透明の文字が浮かび上がる。
『本スキルは、ユーザーの状況を分析し、最適な行動を提案します。質問をどうぞ。』
スキル? 提案? まるでゲームのようなシステムメッセージだ。
「えっと……ここはどこなんだ?」
『現在地は不明ですが、周囲の環境から推測すると、温暖な森林地帯です。生存率を上げるため、まずは食料と水を確保してください。』
確かに、今は情報が少なすぎる。まずは動くしかない。
「じゃあ、どうすればいい?」
『近くに水源がある可能性が高いです。耳を澄ませて、水の流れる音を探してください。』
……本当に、俺は異世界に来てしまったのか?
だが、考えていても仕方がない。俺は深呼吸し、最初の一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 22:00:00
13032文字
会話率:49%
ノエルは十才のときに教会で『定着』という聞いたことのないスキルを授かった。
村長の推測では「知らない町に行ってもそこに適応して生活して行ける能力ではないか」ということ。
そして12才になったノエルは王都に出て冒険者になり自活を始める。
けれ
どたまたま王都でも大きなロドリゲス商会に信用されたノエルは、地方のある村に手紙を届けに行くことになる。
実はそれは重要な任務で、彼はスクロールという魔道具で一時的なアイテムボックスの能力を授かる。その力で馬車十台分の農作物を王都に持ち帰ることになるのだが、
中のものを商会に引き渡した後、消える筈のアイテムボックスのスキルがノエル自身に定着してしまうことを知るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 19:37:37
51232文字
会話率:33%
これは私が小学生の頃に実際に体験したことを綴ったものです。クラスの男の子たちと女の子たちとの思い出、そして教室の中で起きた衝撃的な出来事を可能な限り正確に書いてみました。
そしてあるイジメの顛末について、その意外な成り行きを一部推測を交
えて記しています。生々しいイジメの記録の一つとして、何かの参考になれば幸甚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 21:38:36
43981文字
会話率:9%
店長・中島忍が売上げを達成するため、ヘアーサロンの社長にネイル施術をするため女子化する。トリガーはTS市でも5人しか確認されていないジェルネイルを爪に塗ること。
女子化後、十数年経っても本人は正装と思っているJKスタイルになってしまうほどコ
ーデが不得意なため、メイクとヘア、コーデは全てチーフ・安藤ラムに任せている。が、しのぶは入社したての男性社員から女子高生と間違えられるほどの背格好。
昨夏、中島は一条教授のラボで、TS娘の義務である証明書の更新と女子化と男子化検査を受ける。男に戻る時間が伸びている検査結果を見た一条教授、将来的に女子化固定すると推測する。中島も薄々そのことには気付いていた。
しばらく平穏な日常が続いていくかと思われたが、しのぶは男に戻れなくなる悪夢を見る。
それが気にかかり一条教授の元を訪れたしのぶは、十二年間受けてきた検査と称した実験の結果で女子固定化してしまうことを知る。
それをラムに話すと「TS娘でも女の子になっても店長のことはず〜っと……」と言われ中島も実はラムのことが好きだったことに気がつき、付き合い始める。
しのぶの服を買いに行く女の子同士デート、その後ちゃんと初デートを楽しんだ中島とラム。ラムの手料理を摂った夜、二人は五年分の思いと空白を埋めるようにお互いを求め合った。
中島には自分にはラムに子どもを授けてあげられるだろうかという心配事があった。その事を確認しに一条教授を訪れ、妊娠させる能力があることを知り安心する。
中島が男の身体でいられる今のメンバーでの花見を望むチーフの提案で休日に近郊でお花見をする。その席上でラムが中島と付き合っていることを公表するも、全員から祝福を受け愛を確かめ会う二人。付き合い始め約二ヶ月、妊娠5週めとわかり2人に幸せが訪れた。
が、入院の準備を始めた週末、ネイルオフするしのぶは男に戻れなくなってしまう――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 00:00:00
67625文字
会話率:55%
ミステリー小説の核心は、些細な違和感から始まる“日常のズレ”にあり、その小さな謎を徐々に拡大させることで読者の推理をくすぐり、没入感を高めていく。
テーブル上のグラスがわずかに位置を変えている程度の小さな異変でも、不穏な空気を醸し出すには十
分だ。
そこで偽の手がかりを巧みに配置し、読者に誤った推測をさせながらも、最終的には納得できる真実へ導く構成が肝要となる。
さらに工夫を加え、読後に予想外の余韻を残す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 21:10:18
3066文字
会話率:5%
森の奥に佇む灰色の洋館で、先祖伝来の銀のペンダントが突然と姿を消す。外部侵入の形跡はなく、住人たちは呪いの噂や得体の知れない組織の暗躍、あるいは親族間の裏切りまで、思いつく限りの推測をぶつけ合い、混乱は深まるばかり。調査に招かれた探偵・浅井
レンは、「オッカムの剃刀」の教えを胸に、余計な仮定を排除しながら手がかりを追う。そして夜毎に響く不審な足音や囁き声が真相を覆い隠すなか、彼が突き止めたのは、あまりにもシンプルな事実だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 07:21:30
4251文字
会話率:25%
わかりにくい執着と溺愛に振り回されています。女子社員に大人気ハイスペイケメン課長の怪しげな動きから目が離せない!
「その課長、性悪ですよっっ!」と拡声器でもろもろ暴露したい!
地味子で推し命!なOL小山田咲(おやまださき)の趣味は推し活と
人間観察。はからずも営業2課のあれやこれやを情報収集してしまっている。←意に反して
ある日、営業2課を統括するハイスペイケメン課長坂崎悠(さかざきゆう)の、怪しい行動を目にしてからというもの、課長の行動からいちいち目が離せなくなる。そして次第に課長に関する情報が集まるにつれ、その本性が見えてきて……。7つの行動から推測される、課長の思惑とは?
恋愛初心者同士のボタン掛け違えLOVEです。
お読みいただければ幸いです。エブリスタさんでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:20:41
177619文字
会話率:39%
何かしらの破片でメモ書き。
そして、有り得るかも知れない推測を書き綴るだけの
粗末なモノ。
最終更新:2025-02-08 15:27:36
2979文字
会話率:1%
魔法に秀でたエルフ族のエリート家族の八男として生を受けた「ハナ」は、魔法が使えなかった。その事を理由に家族から見放され虐げられながらも、大好きな花々を愛でながら強く生きていた。だが、ある日、凶暴な獣人に襲われ瀕死の重傷を負った際に、初めて
の魔法を発動させる。それは花を人に変化させる魔法。ハナの魔法によって人の形を得た花は獣人を瞬殺しハナの傷を完全に治癒した。魔法と言えば火、水、風の魔法効果が基本とされるこの世界「アッガーダンデ」で物質を変化させる魔法は異質で驚異的な超魔法。お花屋さんになる夢を目指し奮闘するハナの思いとは裏腹に、人になった花々は、その花の特徴や花言葉に関係した能力で世界の理さえも変えて行き……。
はにかむシクラメン。
「エッチ、へんたい、最低だぁー」
不屈の千日紅。
「私はただの花だ」
魅惑の芥子。
「気持ちイイことだけしようよ」
死を司る彼岸花。
「死、それだけが私を彩る」
幼いスイートピー。
「なんなんでしゅか」
古代魔法のガーベラ。
「最強は私だけ」
災いの弟切草。
「くだらぬ」
信託のダンデライオン。
「丁婆婆」
人食いのラフレシア。
「ユメウツツ」
愛の勿忘草。
「忘れないで」
忠義の梅。
「我が名は無名」
可愛い金魚草。
「推測ではやはりNO」
幻の紅花山玉蘭。
「どうして私だけ」
魔法少女菫。
「花に煩い、香りに愁う
人の心を癒す為、世界の大気を潤す為
魔法少女スミレ、此処に発現‼
花に代わって、お・し・お・き・よっ」
百合要素。
「僕の名はユーリ。ユーリシュトラウスアウデンシュビッヒだよ」
花一匁。
「あの子がほしい、あの子じゃわからん♪」
最後の薔薇。
「青い薔薇」
これはハナと花々の魔法の物語。
リブートなので完結保証ありです。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 23:02:34
108366文字
会話率:44%
ツモリトオルが目を覚ますと、そこは墓地のような場所だった。幼少期から霊感が強く、様々な怪奇現象に巻き込まれてきたが、今回は異空間に迷い込んだらしい。
墓地の中を歩いていると耳元で老人の声が聞こえ、エルラムと名乗る幽霊が現れた。エルラムはトオ
ルに盟友契約を交わし、二人は一緒に行動することに。
墓地を出発して1時間ほど歩いてレグルスの街に到着したトオル達は、街の大門で警備兵に持ち物を調べられた際、ノートパソコンが見つかり怪しまれる。そこでエルラムが兵士に憑依し、トオルがノートパソコンを渡すことで街の中へ入ることに成功する。
大通りに並ぶ露店を見て、空腹だけどトオルは通貨を持っていない。するとエルラムが店主に憑依して串肉を手渡してくれた。その肉を食べ終わって歩き始めると、冒険者のリアが現れ、彼女は幽霊を使って露天商の心を操ったと叱責する。トオルとリアが騒いでいると、大勢の人が集まってきたので、二人は路地を走り抜けて空き地へと逃げ延びた。
そこでトオルはこの異世界に突然転移したことを話し、リアはそれがダンジョンの中にある転移トラップのせいではないかと推測を話す。そして異世界で生活するなら冒険者になることを勧める。だけどトオルは戦闘経験がない。
すると幽霊のエルラムが自分も協力すると言いだして空中に火炎魔法を披露した。しかし、その威力は期待外れで、それを見た少女は笑い転げる。
それに怒ったエルラムは強引にリアの身体に憑依し、彼女の体を無理矢理に操る。魔力を吸い取られたリアは疲れ果てて地面に倒れ込み、責任を取るようトオルに迫り、金貨5000枚の補償を要求する。そこで借金返済のためにトオルは冒険者となる決意を固め、リアと共に冒険者ギルドへ向かうのだった。
《この物語は、霊感持ち冒険者トオルが幽霊達と騒ぎながら異世界を無双する物語です》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:32:22
100460文字
会話率:32%
高級住宅地、及び、高級マンション各所に、宅配便配達人の姿が見える。
宅配便受取人は各家庭の世帯主で、実際に宅配便を受け取ったのは、世帯主の配偶者、子息、メイド、またはヘルパーといった人々であった。
さて、事件が起こったのは午後九時だっ
たが、それ以前に帰宅し、宅配便に不信感を持った、実際に警察に届け出た世帯主も存在した。
その重量から、箱の中身は恐らく本であろうと家人たちに推測された。実際、そのような事例は多かったのだ。
そして午後九時。ついに爆弾が爆発する。
被害世帯は二百。直接の死者は世帯主が六名。配偶者、子息も含めた被害者は二百名を超えた。
事件直後、被害世帯の異様性はすぐに判明した。財務省官僚、及び、民間会社に天下りした元財務官僚の家庭のみだったからである。
事件は世間を震撼させたが、国会は休まない。
A国会議員。
「日本経済が長期にわたるデフレ状態にありながら、あくまでも財政出動を実施しない理由について、財務副次官、明確に、お答えください。
B議長。
「C財務副次官!」
C財務副次官。
「国民生活を健全に守ることに関しまして、プライマリーバランスの黒字化は、骨太の方針にもございますように、政府として必要な政策でございまして……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 06:06:39
1488文字
会話率:21%
老化の徴候が実年齢よりも早い早老症を患う二十四歳、天涯孤独の穂村燐花は残された時間を病室で静かに過ごしていた。
いつものように看護師に連れられて病院の屋上テラスに出たある日、明らかに何らかの異常をきたした結果、超低高度を取るヘリコプター
によって轢かれてしまう穂村。
上も下もないただ黒いだけの空間で目覚めた穂村は、そこに突き刺さっていた一本の刀を引き抜く。すると刀は瞬く間に青白い狐の妖魔へと姿を変え、穂村は狐と鎖で繋がれる。
鎖を引き合い、勝った方が生き残るのではないかという推測のもと、妖狐との鎖引きを制した穂村はその直後、再び意識を失ってしまう。
病室で意識を取り戻した彼女を待っていたのは健康的な肉体、以前と異なる声、顔……そして、小学校高学年程度にまで縮んだ身長だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 09:37:25
17324文字
会話率:38%