未来の社会では、すべてが免許制度によって管理され、人々は日常生活においても免許を更新しなければならない。食事や外出、仕事に至るまで、免許なしでは何もできない社会が広がる中、佳奈は制度に対する疑念を抱き始める。厳しい取り締まりと無表情な官僚た
ちに囲まれる中、彼女は反政府グループの存在を知り、制度の裏に隠された真実を探る決意を固めるが、果たして彼女は自由を取り戻せるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 16:54:39
17007文字
会話率:44%
長編よりも、短編よりも、書きやすく、読みやすい
そんなエッセイをもっと楽しみたい!
闇に囁く作品やエッセイストを光であぶりつつ
しれっと自作を混ぜて紹介するアザトースなエッセイ
名前は出すけど批判はしないのが 制約と誓約
本作は感
想欄での自薦・他薦を歓迎します
むしろそっちが本番までありましてよ、ホーホホホ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 11:39:05
17801文字
会話率:34%
「侯爵令嬢・黒い安息日、お前を学園から追放する」
王子でもある生徒会長のキャスバールに
追放宣言された美貌の令嬢・黒い安息日
え? これってエッセイなの?
そんな新規読者の心配と、いつもの芸風と諦めが交差する
自己批判とウザい自己語り
の雑文というか小論というか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 13:09:37
1667文字
会話率:38%
これは未来、もしくはいずれかの世界。かつてこの世界を維持してきた安寧と言う名の世界秩序は極東動乱に端を発する事件を境に唐突に崩れ去った。それ以来、世界の国々はそれまでのグローバル社会からコミュニティ社会へと移行し、各国は恒久的な生存権確保
のために熾烈な戦争を繰り返すようになる。
その極東動乱より200年弱。分断されたこの世界の大国の一つである神聖ルオンノタル帝国は新たな戦争に巻き込まれようとしていた。一方的な領土紛争から始まったこの戦争は「アアル戦争」と呼ばれ、後に世界規模の大戦へと発展してゆくこととなる。だが、増えるのは敵国ばかり。果たして神聖帝国はこの大戦をどのように生き抜いてゆくのか。
また神聖帝国第三皇孫であるセレナも徐々にこの世界の戦争に巻き込まれていく。彼女は皇族としての役割を演じ、祖国と人類のために奔走し、いつしか英雄と呼ばれるようになる。
これは焼かれていく大地とヒト、決して超えることのできない価値観、自身の命の保証すらない。そんな世界で生きた人類の物語。
―――――――――――――――――――――――――
文字数は一話2000字程度を予定。評価、感想、質問、批判(糾弾ではない)をお待ちしております。ブックマークもぜひ。
注意:未完の作品です。実験的に投稿しました。不定期投稿です。別作品を中心に書いているので終わるかもよく分かっていません。それでもよろしい方はどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 07:00:00
3768文字
会話率:20%
神様の「手違い」で事故が起きてしまい二人の人間が天の国に召喚された。どちらか一人が死者の選択をする事になり、死者の選択をした者の身辺整理のために地上へ同行したのは恋の女神だった。しかし、地上で新たな問題に直面した時に、死者の縁を結んでしまう
。「手違い」の解決をした女神に賞賛が集まる一方、縁を結んで帰った恋の女神に八百万の神々の批判は鳴り止まず、天国主大神は解決のために、恋の女神に地上勤務を命ずる。事実上の追放に八百万の神々は納得し沈黙した。しかし、天国主大神は手掛かりの無い問題を解決した恋の女神の手腕を高く評価し、こっそりと褒賞金を出していた。地上に降りた恋の女神は巫女として神社に勤め、恋愛成就の祈願に来る者を待つ日々の中で「人間は何故、恋する思いを告げる事が出来ぬまま、恋に終止符を打つのか、人間は何故、愛されている事を知らぬまま、生涯を終えるのか」様々な人と出逢い縁を結んでいく鯉乃めぐみの奮闘と活躍の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 04:26:45
929235文字
会話率:77%
教科書や学校の授業では「絶対に教えない」そんな真実の日本史をコラム形式で描きます。批判されるのを覚悟の上です。というより、今の日本の左傾化した歴史教育は明らかに間違っていると信じています。更新は不定期です。
最終更新:2024-12-09 18:00:00
28036文字
会話率:2%
最も美しく、残酷で、恐ろしい世界へ行こう。
これは、人ならざるものたちの"楽園"での物語の始まり。
以前投稿していたものをリライトしたものになります。
ハーメルンにも投稿しています。
※本作は三部構成の
物語の第一部になります。
※一応R-15設定にしていますが、人によってはR-18G相当に感じられる可能性のある内容です。
以下のような方は読まない事を強くお勧めします。
·純粋な原作ファンの方
·グロ·ホラー·鬱耐性のない方
·バイオハザード·異形化系の作品が苦手な方
·原作改変·崩壊系が苦手な方
·オリキャラ活躍系が苦手な方
※一部書き方や展開導入が独特な箇所があるため、読みづらいと感じる場面があるかもしれません。
※本シリーズは一種のブラックジョークです。
作中の描写は全て表現上のものであり、原作及びその他特定の作品群や人物·団体·キャラクター等を批判·侮辱·誹謗中傷等する意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 06:00:00
136164文字
会話率:42%
ペンネーム、フランソワ・田中は大学生だ。
異世界転移をしたニートの話を考えていたら過去作を思い出した。
実際に起きた事件を基にした短編だ。
批判コメがきた。
では異世界に転移しないでニートが更生する話は出来ないだろうかと思い書いた話。
最終更新:2024-12-08 20:08:09
3604文字
会話率:48%
聖女ジュリエッタは勇者パーティ「龍の輝き」を解雇されます。最後のご奉公として、特殊スキルの基本経験値譲渡と基礎スキル譲渡を発動させて勇者パーティに施します。
それがこの世界の創造神であるニケ様を大層喜ばせてしまい、さあ大変。
規格外の特殊ス
キルを与えられ、南に行けば人との出会い、ダンジョン攻略あり、王子や修道女と二人で魔物狩り、挙句にはリバイアサンや炎龍に食事をたかられたりとハチャメチャ道中。
これは静かに暮らしたい聖女のハチャメチャな世界の物語。
初心者ですので批判は控えめにして頂くと助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 18:34:18
170678文字
会話率:25%
熊を駆除することに対して多数のクレームが来ているらしいので、それに対して思うことを正直に書かせていただきました。
キーワード:
最終更新:2024-12-07 17:30:18
3002文字
会話率:2%
テクノロジーの発達した近未来。
人間そっくりなロボットから、人々はあらゆるサービスを受けて何不自由なく生活していた。
その一方でバイオテクノロジーの一部には風当たりが強く、特に遺伝子を合成して新しい生物を創り出す研究には批判が殺到
した。
ついに研究が禁止されたとき、研究者たちは驚くべき行動に出る。
ライトノベルの皮を被ったリアルSF
今ここに狼煙を上げる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 14:13:21
17590文字
会話率:23%
皆がすなる「俺tueee」といふものを我もしてみんとてするなり。
要は「独りだけ銃を持つ」が俺Tueee!だろ?
・・・・違う?
かくして、日本が異世界に転移します。
そこは中世ヨーロッパにファンタジーを足したような異世界。
その世界は魔
法と竜騎士を要する世界帝国によって新たな時代を迎えようとしていました。
世界帝国を創ろうってくらいですから、その国家が無能なわけがないですよね。
モンゴル帝国とオスマン・トルコ帝国とローマ帝国を足して煮詰めたような、極めて合理的で優秀な国家です。
そして転移してほどなく、日本列島には国際連合が再編成されました。
ほぼ同時に国連軍が異世界に「合法的に」侵攻します。
緒戦を圧勝で飾った国連軍。
広大な異世界を前にして、世界帝国とにらみ合い。
互いに相手を滅ぼすつもりでしょうか。
そんな世界大戦のど真ん中。
・・・・・・・・・・・・・・の端っこ。
戦争で一番難しいのは、戦場ではなく占領。
世界帝国の領土を半減させた国連軍。
命令。
一個分隊にて一国を占領すべし。
腹黒上司に左遷させられた事務系自衛官。
やる気なし、技能無し、実績なし。
ニートになりたい。
星に誓った幼いあの日を忘れない。
こまめに邪魔するパワハラ上司!!
目指せ即日解雇で失業保険!
頑張らないで無病息災上官退散!
降り立ったのは未占領の5万人都市(手始め)。
出迎えたのは貧乏くじを押し付けられた魔法使いの少女。
ハブられ者同士が、なんやかんやと(たぶん)幸せをつかむまでの物語。
テンプレートにツッコミをしたら出来上がった小説です。
ただし、否定してもつまりません。
「きっとこうなっているんだろうから説明はつく!」
という具合にシュミレーション。
日本まるごと異世界転移、中世ファンタジー世界、強大な異世界帝国との戦争、自衛隊VS魔法使い、近代兵器VSドラゴン、などなど「よくある」材料多数。
こんなネタが好きなあなたは考えたことがあるハズ。
自衛隊って戦えるの?
日本列島だけだと自活できない?
海外に、ただ行くだけで予防注射とか必要だよ?
「異世界」の人と言葉が通じても話が通じる?
在日米軍はなにしているの?
日本列島に何百万といる外国人はどうしているの?
日本が無い地球はどうなった?
何で戦争になるの?
などなど。
その答えは本編にて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 23:39:14
4685955文字
会話率:6%
赤石悠人は、常に疑問に思っていた。
「聡助~、今日も格好いいよ~、大好きだよ~」
「はいはい、お前はいつもそれだな」
「ちょっ……あんた! 今しおりんの胸見たでしょ!?」
「みっ……見てる訳ねぇだろ! 何でお前は毎回毎回殴ってくんだよ!」
どうして自分たちと大して能力に差がない男が様々な艶麗な女性たちから好意を寄せられるのだろう、と。
赤石悠人は、その理由を探りたい。
これは、五人の女子学生から好意を寄せられ、常にハーレムを展開しているラブコメの主人公と、そんなラブコメの主人公を批判的に見つめる、特筆するべきところもない、端役でしかない男子学生の話。
合理主義を標榜する男子学生が様々な境遇の人間と相対し、学び、自嘲し、苦しみ、自身と見つめ合い、少しずつ成長していく物語。
※主人公は誰しもをクリティカルに見るので、性格は悪いです。ラブコメは基本的に王道に沿っていきます。
ラブコメと文学的な要素の組み合わせで、ライト文芸的(なつもり)です。
純文学の美点とラブコメの美点のハイブリッド作品(のつもり)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 19:00:00
1606036文字
会話率:60%
若かりし頃、鮮烈なデビューと共に一世を風靡し、数々の文学賞を総なめにした文豪、小梅 七重。しかし、時代の流れと共に世間ではWeb小説が主流となり、彼女は大衆の記憶から忘れ去られていった。彼女もまた 時代の流れに乗り、活動の場をWebの小説投
稿サイトへと移す。が、そこで 日々、彼女に送られてくるのは、かつてのような 称賛 ではなく、心ない 毒者の批判の声ばかり。かつては持て囃していた編集者までもが、彼女の作品を酷評する始末。ある日、彼女の行き場のない怒りは、仕事場を訪れた……に向き、彼女は……を……してしまう。彼女は……の為に……を……う。その後、何事もなく日々を過ごしていた彼女に、かつての書籍関連のイベントでのサイン会の仕事が舞い込む。そのサイン会で心ない……のグループから、面と向かって罵声を浴びせられた彼女は、怒りのあまり彼らに……いかかる。終いには湧き上がる衝動のまま……を……い……す。彼女は駆けつけた……によって……された。彼女が目を覚ますとそこには女神がいた。……を……し七重は女神に魂を……され 新しい世界に転生させられるという。そこにあったのは まさに彼女が……んだライトノベルの……そのものであった。彼女は……の隙をつき……の……に……み付き、そのまま……を……して……った。それが原因で、彼女は女神の持っていた……の……てを……る。かくして、かつて憎んだ、テンプレ、コピペの転生 ラノベの世界に彼女は 降り立つ。今、彼女の新たな……を満たし、そして……を果たすための物語が始まる。「……の夢を……えたかった。私の邪魔をした 憎い世界 の全てを……い、全てを……してやる! 苦しむが良い……めっ!」
※この作品内の事象は全てフィクションであり、また作品内の登場人物等の思想も言動も 作者の思想とは一切関係ありません 。また、特定の人物、団体を非難するものでも消してありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 00:32:49
5796文字
会話率:75%
「神は実在する」
もはや常識となったそれを、疑う者は数少ない。
かつて化物とされたモノは今や姿を変え、『神』として人々の信仰の対象へと成り代わっていた。
そうして偶像崇拝どころではい、実像崇拝が盛んに行われるようになった現代で。
死人
に追われる少女──甘蔗ユユ(あまつら ゆゆ)は、都内某所・神宿(しんじゅく)に居を構える、とある宗教トラブル専門の相談所へと招かれる。
そこで出会ったのは、『神』殺しを目的とする人々だった。
それは新時代の『神』話、あるいはただの化け物退治。
化け物を化け物と呼べなくなった世界で、抗い続ける彼らの話。
宗教団体ぶっ潰す系カルト・ホラー。ライトです。なんならアクションもあります。ローファン寄りかもしれません。
群像劇。
章によって毛色を変えていく予定です。一章はパニックホラー、二章は因習村。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体などは実在のものとは関係なく、また特定の宗教・思想・信条を批判する意図は含まれておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 22:38:29
218225文字
会話率:43%
2019年のパンデミックをきっかけに「数百年に一度」と呼ばれる事が多くなり、それが生活の隣にいる事がせ現代の生活様式となった世界。TVで「今日の感染者は」と淡々と報道されるなか、アメリカでは、そのウイルス、病気によりなくなった人を「場所が無
い」という理由だけで遺体を袋詰めにして焼き払った。どこかの発展途上国では予防策など取れず街から人がいなくなった・・・壊滅状態になった、中国では原因を起こした国として世界中から批判され、国内においても暴動が頻繁に発生、統制の取れない危険国として世界から距離を置かれている。世界は「ゆっくり」と「しかし確実に」僕たちをどこかに連れて行こうとしている。この物語は少し先の世界。僕と彼女が紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 22:33:41
17150文字
会話率:42%
【基本的にはシリアスなSF作品です】
銀河系の大半を征服するチャマンカ帝国が地球を侵略。
地球と比べて強大な軍事力と、進歩したテクノロジーの前に、無条件降伏する地球人達。
が、その後は意外な展開が待ち受けていた。この作品に限ったことで
はありませんが、読みやすさを心がけて書いてます。SFが苦手な人でも楽しめるかと。
感想も可能ならお願いします。批判的な感想も歓迎します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 21:26:20
109468文字
会話率:39%
【あらすじ】
私が読んで面白かった作品の紹介です。
※感想欄は開いていますが、この中で紹介されている作品を批判することは絶対に止めてください。見つけ次第削除します。
※以前から活動報告で紹介している「小説家になろう」でみつけたお話をまと
めたものです。
※活動されていない方を紹介する場合もありますので、基本的に「おすすめしたい」という気持ちだけでやっています。もし、紹介されている作者様で紹介を取り下げて欲しいと希望される場合は、お知らせください。
※過去の活動報告を掘り起こしていく作業をしていますので、ジャンルはバラバラしています。
※読書歴でもありますが、未分野克服歴でもありますので、ページごとに作者が何かしら呟いています。←こちらでのご批判があれば作者として甘んじて受け止めます。傷つくので止めて欲しいですけど……。
※残酷描写ありは入れていますが、紹介する作品によっては色々なものがありますので、その都度注意書きをしていきます。
瑞月堂の看板は、楠 結衣さま作成https://mypage.syosetu.com/1670471/
店主のイメージイラストはひだまりのねこさま作成https://mypage.syosetu.com/1964264/
よりいただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 18:51:06
35198文字
会話率:17%
東京都世田谷区、都内の進学校に通う15歳の少年である稲本拓弥《いなもとたくや》は住宅地の中でも一際目立つ大豪邸に5人の姉たちと共同生活をしている。
両親は海外で共働き、家政婦を含め自宅に男子は自分一人。裕福な家庭であることに加え、幼き頃から
容姿端麗な姉達に囲まれ可愛がられて育ってきた拓弥。一見、誰もが羨む夢のような日常を過ごしているかに思えるが、拓弥は姉達のことについて頭を悩ませている____。
姉達は、その全員が極度のブラコンである上に特定の趣味嗜好を持ち、更には変態と言う他ない姉弟愛を逸脱した弟愛の持ち主だった。
そして何故か、姉達は全員声優業をしている。
ブラコン地獄に頭を悩ませる毎日、そんな彼の日常と彼が日頃から思い抱く違和感を描く。
※こちらの作品ですが、以前「俺には声優をやっている姉が6人いるのだが、全員ブラコン過ぎて困る!」というタイトルで投稿していたものを書き直しリメイクさせたものです。作中に出てくる人物の名前や設定など細かな点で差異があります。
作品そのものは2015年から書いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 07:00:00
590110文字
会話率:48%
生活保護に関する想定事例を三つ掲載。筆者の経験をベースに、批判覚悟で投下する。
キーワード:
最終更新:2024-12-01 12:00:00
680文字
会話率:12%
1998年1月28日のことだった。
とあるデパートの一角に悲鳴が響き渡った。
その悲鳴を合図に、人々の視線が向かった先では、一人の男が子供を抱きかかえ、手に持ったナイフを突きつけていた。
男の名前は浮世一平。
近くにいた小学生、新谷瑞樹
を人質に取って、迫る人々から逃れようとしていた。
その浮世に近づこうとしている人物が二人いた。
一人は後にノーライフキングと名乗る男で、もう一人はアンタッチャブルと名乗る少女だ。
二人は浮世に声をかけながら、慎重に近づいていた。
この時、周囲を囲う野次馬の多くは浮世のナイフから滴る血を目撃していた。
新谷に怪我をない様子を見るに、そこに至るまでに何者かを傷つけてきたのだろう。
一歩でも間違えれば、新谷も傷つけられるかもしれない。
その緊張感の中で、ノーライフキングは説得を重ねた。
「分かった。君の願いを聞こう」
そして、ノーライフキングがそう言った瞬間、浮世は目に見えて警戒を解いた。
その瞬間、アンタッチャブルが浮世との距離を詰めて、一気に手を振るったかと思えば、浮世の握っていたナイフが宙を舞った。
見れば、アンタッチャブルの腕は刃物のように変化し、浮世のナイフを薙ぎ払ったらしかった。
その変化に人々が驚いている中、アンタッチャブルは更に腕を振るい、浮世の手足を吹き飛ばしてから、その場に浮世を拘束した。
その隙にノーライフキングが新谷を保護し、人々は目の前で起きた凄惨な光景に絶句する。
こうして事件自体は収束するが、この事件は様々な批判を生むことになった。
しかし、それらの声も政府による一つの発表と、それに関連する類似の事件が発生したことから、次第に収束を迎えることになる。
その時の発表というのが〝怪人〟という人ならざる存在と、それを倒すために生まれた〝超人〟という一種の超能力者の存在だった。
やがて、浮世一平の起こしたこの事件は〝最初の怪人事件〟と呼ばれるようになる。
あれから25年が経過した2023年の2月の末。
現在、超人も、怪人も、世間の常識となっている。
※「ノベルアップ+」に投稿している同名作品と同じ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 21:00:00
629908文字
会話率:43%