政府の機密研究員として働いていた、“ブレイカー”というハンドルネームの落ちこぼれ青年。
彼は東京にダンジョンが出現する事故にまきこまれる。
そして、幼なじみの恋人を失いながらも【世界初の魔術師】となってしまう。
あたえられた力は、死の未来の
みを視られる【魔眼】だった。
それからたった数年で東京ダンジョン踏破の大英雄となったブレイカー。
時価数千億はくだらないアーティファクトをいくつも地上に持ち帰り、日本政府最強の切り札と呼ばれるようになった。
* * * * * * * *
……そんな信じられないような肩書きと能力だったのだが数年後に謎のドロップアウト。
引退してニートのような生活を送っていた。
今日もテキトーに引きこもってる探偵事務所の客を追いはらい、気にいった相手だけを助ける。
「そこの少女、気に入ったぞ。特に死に様がとても美しかった、パーフェクトだ。
条件次第ではバッドエンドが視えた、お前のクラスメイト達を助けてやろう。
そうだな条件は……、今から俺のモノになれ」
「……はい?」
本当は好感度カンスト状態なのに、クソみたいなド外道バッドエンド趣味のために少女たちに嫌われまくり(?)なザンネン生活。
だが、やると決めたら死亡フラグを予知して、やり直しのきかない一発勝負で撃ち砕く。
まぎれもなくヤツが──バッドエンド・ブレイカーが──爽快にフラグブレイクすることをお約束いたしましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:19:04
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会話率:32%