主国アンダリアズ王国に人質としてやって来た隷属国タータイヤ王国のメイリヤ姫は、王族らしからぬ貧相な見た目と人形のように何事にも反応しない奇妙な姫だった。王の前にいるものの、名前を名乗っただけで後は棒のように突っ立っている。
広間に集まっ
た貴族たちは侮られたに違いないと憤慨し、兵を出すべきだと騒ぎ始めた。ところが末王子のミティアスは「予定どおり姫は僕の伴侶でかまいませんか?」と口にする。ミティアスがそう言ったのは、ベールに隠れた姫の瞳が世にも珍しい左が紫色で右が淡い碧色だったからだ。
最初は珍しい瞳にしか興味がなかったミティアスだったが、次第に生き人形のような姫に惹かれ始める。そして姫の秘密を知り……。初恋を知らない恋多き末王子と、姫として嫁いできた心を閉ざした王子の恋のお話。※他サイトにも掲載
[苦労知らずの末王子×隷属国の人質王子 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 10:00:00
12071文字
会話率:29%
ボクこと七瀬楓(ななせかえで)は、国民的アイドルグループ≪The Beginning of Summer≫を応援していた。
メンバーのメイメイこと夏目早月(なつめさつき)を本気で推していた。
いつも一生懸命で手を抜かない、でも不器用な彼女の
ことを推していたが、メイメイはあまり人気がなかったことにいつも憤慨していた。
「あんなに一生懸命で良い子なのに、なぜみんなその良さに気づかないんだ!」
≪The Beginning of Summer≫が武道館コンサートも成功させた矢先、メイメイが突然引退表明、そして失踪してしまう。
「メイメイを世界一人気のアイドルにするっていう人生の目標を失ってしまった。もう生きていく気力もない」
楓は悲しみに暮れる中眠り、目を覚ますと、≪The Beginning of Summer≫オーディション前の過去へとタイムリープしていたようだった。
しかもなぜかアイドルのマネージャー選考会場にいた。
マネージャー選考試験では、何万回も聞いた≪The Beginning of Summer≫の曲が使用されていた。
音楽が流れ出せば自然と踊れる。
楓は見事マネージャー選考に合格し、アイドルデビュー前のメイメイと出会い、彼女のマネージャーとなる。
理由はわからないけれど、過去に戻れたのならメイメイを救いたい。楓は心に誓う。
「今度こそメイメイを大人気アイドルにする。そのためならなんだってしてやる!」
え? アイドルのマネージャーって、アイドルと一緒に歌って踊るんですか?
それは聞いてないんですけど……。
しかもボク、女の子になってるんですけど⁉
アイドル5人、マネージャー5人。
みんなそれぞれに武道館を目指したい理由があった。
彼女たちは楓の知っている未来の通り、アイドルデビューして、武道館コンサートを成功させることができるのか。
彼女たちのちょっと不思議でドタバタした日常が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:17:38
6635文字
会話率:25%
リュドミラ・シアンテ公爵令嬢は、豊満な肢体を惜しげもなくアプローチした美しい夜会服に身を纏い、羨望の眼差しで見惚れられ自分の出番を緊張の面持ちで待っていた。
しかし最愛の婚約者シリル・バルサントスは、婚約者の自分ではなく平民上がりの伯爵令
嬢ミラ・アルテンドをエスコートして現れた。
リュドミラは驚愕するが、それよりも取り巻きたちが憤慨し、シリルが席を外した所でミラにワインをかけようとする。
止めようとグラスを掴むが間に合わず、ミラのドレスはワインで汚れてしまう。取り巻きたちは追い込むようにミラを罵倒しようとするが、シリルが戻ってきて惨状を目の当たりにしてしまう。
リュドミラがミラにワインをかけたのだと憶測で判断すると、シリルは”婚約破棄も視野に入れる”と鋭い眼光で睨みつけながら冷たい声音でリュドミラに告げてしまった。
謝罪をして大広間を立ち去るリュドミラは、悲しみに暮れて自暴自棄に陥るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:00:00
83304文字
会話率:43%
夏目涼、32歳。平凡な人生を送っていたはずが、ある日突然意識を失い……目覚めたら、なんと14歳の少女『遠野沙羅』になっていた! 事故で数週間眠っていたという彼女の身体に、どういうわけか入り込んでしまったらしい。
「……え? 中学生!? しか
も女子!?」
元の体に戻る方法は皆目見当もつかない。絶望と混乱の中、涼は三十路の心を持ったまま、『沙羅』として2度目の思春期をスタートさせることを決意する。
ピカピカの制服、女子特有のグループ、そして何より予測不能な思春期の身体の変化…! アラサー男の常識は通用せず、毎日が驚きと戸惑いの連続だ。
時には達観した発言で周囲を驚かせたり、逆に子供扱いに内心憤慨したりしながら、不器用に日々を重ねていく。
失われた自分の人生を思う切なさもある。それでも、中学から高校へと続く5年間は、彼が忘れていた、あるいは経験すらしなかった輝きに満ちていた。
友情、部活、進路の悩み、そして男だった頃には決して知ることのなかった痛みや、誰かを大切に思う温かくて少し苦しい感情。
心はアラサー、身体は成長期の少女。ギャップだらけの主人公が、14歳から18歳までの青春ど真ん中を駆け抜ける。
これは、戸惑いながら、悩みながら、それでも懸命に今を生きる、ちょっぴり不思議で、甘くて切ない成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 19:10:00
57397文字
会話率:22%
暗い部屋の中一人の男がテレビを見ていた
そして、その男はテレビに映っているアニメの主人公に憤慨していた
何でその状況で手を出さないんだよ、ヘタレが!
リアルにこんな聖人君主いるわけないだろ
何で気づかないんだよ。鈍感系ってレベルじゃ無い
だろ
エトセトラ、エトセトラ
この男が何故こんなにも憤慨しているのか、それは、主人公の周りは女の子ばかりでハーレムだというのに、一切手を出さない
それに加え鈍感系だ
後良いやつすぎる
主人公の言葉に、お前みたいな奴嫌いだ、と何回いったことか
だが男が憤慨している理由はそれだけでは無い
ムカつくことに、なんとこのアニメ何故か3クールもあるのだ
あんなに辛辣なことを言っていたのだから普通に途中で見るのを辞めれば良かったのだが
男は変な意地やプライドを発揮し、サビ残続きの体に鞭を打ち徹夜をして見ていた
だが男の体は元から弱かった、それなのに無理をしたため、男は不幸にも命を落とす
だが、男が次に目を開けると濃紺色の髪に黒茶色の目を持つ少年になっていた
これは、そんな男が四苦八苦してる姿を見て楽しむ物語である
*タイトルはあくまでも一個人の考えです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 17:35:53
2034文字
会話率:25%
八坂真響(やさかまゆら)はアイドルを目指していた。
幼い頃にショッピングモールで見たアイドルグループの煌びやかな衣装や歌う姿に憧れた真響は、アイドルを目指して音楽教室やダンス教室に通っていた。
中学生になった彼女はオーディションに応募し
、とある事務所の一次審査に合格する。
その事に喜んだ彼女だったが、事故に巻き込まれてしまい、顔にその破片が刺さってしまう。
顔に消えない傷が残った彼女は、一次審査を通過していたオーディションに落選し、途方に暮れる日々の中、中学を卒業した。
そんな彼女の唯一の心の支えになっていたもの、それはVtuberだった。
とある配信をきっかけにVtuberに興味を持った。
3Dになれば歌って踊れるかも知れない……と。
だが、高校入学前に彼女はとある場面に遭遇する。
見ていたVtuberの妹が配信に紛れ込んでしまったのだ。
困惑する空気の中、その配信でその妹がVtuberとしてデビューすると言うのだ。
そんな妹Vtuberに、真響は憤慨する。
何も努力をしていない、環境だけでVtuberデビューをする人間がいるのかという感情を抱いたのだ。
そんな嫉妬にも似た感情を抱きつつ、妹がどのような配信をするのか気になった真響は妹Vtuberのデビュー配信を見る。
緊張でぐだぐだな配信に、可愛さはあるけど地味な立ち絵……。
そんなやる気のない配信に怒りが湧いた真響だったが、そのVtuberのとある配信を見て怒りが憧れに変わり、夢への情熱が戻ってくる。
そのVtuberの配信とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 23:16:08
5991文字
会話率:8%
「殿下のご記憶が戻るまで婚約者として本国に同行していただきたい」
在日ローゼンシュタイン大使館で、松田彩那(まつだ あやな)はとんでもない要求をつきつけられた。
クリスマスムード一色の十二月。仕事もプライベートも撃沈した彩那は、居酒屋で
飲んだくれた帰り道、記憶喪失の外国人男性と出会う。
「ローゼンシュタイン大使館に連れて行ってほしい」と言う彼を案内するも、大使館の玄関前では武装集団に襲われてしまう。
翌日。目を覚ますと彩那は、在日ローゼンシュタイン大使館のベッドに寝かされていた。
そこでハインリヒと名乗る男性から驚きの事実を聞かされる。
記憶喪失の男性はモデルのMISHA(ミーシャ)で、さらに彼はローゼンシュタイン公国の王子ミハイルだった。護衛官であるハインリヒいわく、撮影での来日中、高速道路で玉突き事故に巻き込まれたミハイルは、車内で頭を強打し記憶喪失になったらしい。彼は彩那にしか心を開いておらず帰国を拒む。ミハイルの静養のため、ハインリヒは”婚約者のバイト”として同行するよう彩那に要求する。本来王城には王族や各国の要人しか入れない。民間人である彩那を入城させるには婚約者であることが好都合なのだという。一方的な要求に憤慨する彩那だったが、度重なる不運で自棄になっていたことや王子様とお近づきになれる状況に同行を決意する。
現地では文化の違いや格式の高い王族の暮らしに気後れするもミハイルに励まされ、じょじょに生活にも慣れていく。いっしょに過ごす内に彩那は彼の力になりたいと思い始める。
『エブリスタ』『NOVEL DAYS』でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 22:00:00
96745文字
会話率:36%
宇宙からの飛来物、通称UFO。
そのUFOで地球を侵略しに来た宇宙人は、僅か五日で東京を殲滅させた。
支配の領域を東京以上に広げるため、宇宙人は一部の人間を、人間を支配するために利用することにした。
そうして、人間同士の殺し合いが始めら
れたのだ。
利用されている人間の一人「アキサ」は、そんな世の中の現状と宇宙人へと憤慨し、とあることを思い立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 23:00:00
11059文字
会話率:27%
筋トレを愛する大学院生・明星誉(あけぼし ほまれ)。
研究のストレス解消に始めた筋トレがいつの間にか趣味を超え、理想のマッチョ美を追い求める日々。そんな彼女が研究室の同期に貸してもらったのは、乙女ゲーム「ルナティック・アイズ」
王侯貴族が集
う学園を舞台に、陰謀と愛憎が渦巻くR15乙女ゲーム。シナリオも世界観も申し分なし――しかし、誉はゲーム画面に絶句する。
「……な、なに、これ……細い……!?」
攻略対象の脱衣スチル。
そこにいたのは美形の貴公子……だが、筋肉がない!!
「違う!! これは細マッチョじゃなくてただの痩せ型!!」
「腹筋が割れてるんじゃなくて、皮膚の下の構造が浮いてるだけ!!」
激しく憤慨する誉。しかし、連日の研究の疲れがピークに達し、そのまま意識を失う――
そして次に目を開けた時、彼女はゲームの主人公「ライザ・カーヴス」として異世界に転生していた。
即死(バッドエンド)選択肢の多いダークファンタジー世界で、 生き残るにはどうすればいい?
答えは決まっている。
「筋肉があれば、大抵のバッドエンドは回避できる!!」
貴族社会の陰謀、ヤンデレ攻略対象の執着、そして迫りくる悲惨な運命。
筋トレで全てを打ち砕け!! ついでに攻略対象たちもゴリマッチョ化させれば、エッチなスチルも改善できるかもしれない!!
筋肉と乙女ゲームと異世界転生が交錯する、前代未聞のファンタジー、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 16:45:39
47105文字
会話率:42%
大企業の大量解雇通告に憤慨し1人で戦った漢の物語
最終更新:2025-03-03 16:32:39
3093文字
会話率:40%
5年間家に戻らなかった父にある日突然呼び出された主人公・南雲青太(なぐもせいた)。父・群青は「お前にはこれから、M・E・Sの装着適合者として人類の敵・リフレインを殲滅してもらう」とだけ彼に言い放つ。
父の態度に憤慨する青太だったが、満身
創痍の適合者の少女・初月透子(はつづきとうこ)に代わり、罪なき人々を守るべく戦うことを決意するのだった・・・。
自分の力のルーツを、敵の目的を、そして父の5年間を、出会いや死闘の果てに少年は知る─────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 00:23:24
8088文字
会話率:50%
市場役人ザクソンはある日、腰痛のゼム爺さんの代わりに、早朝、王宮に野菜を届けたら、イザベラ王女殿下と結婚させられた。
理由は、今日、一番初めに王宮に訪れた者の妻にするとの王の以降だ。
イザベラは義妹を虐めているから、罰として平民と結婚し
ろとの事だ。
ザクソンは憤慨するが、初夜は断った。
そして、彼女と生活を共にするが、イザベラの悪評が流れている。
街も歩けない状態だ。だから、一計を案じた。
その策は・・・段々、大きくなってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 20:01:28
4380文字
会話率:43%
息子が部屋にこもってネットをしている。たまに外出をしている。
親父が問い詰めると、働いている。給料は親父を超えていると豪語する。
何故、信じないかと息子は憤慨するが、問題はそこではなかった。
ロマンのない話。
最終更新:2024-01-13 09:09:16
1708文字
会話率:54%
友人Aが占い師に手相を見てもらったところ、「65歳で死ぬ」と言われる。意気消沈するAを見て憤慨した「わたし」は、ある行動に出るのだが...
最終更新:2025-02-02 17:17:26
2344文字
会話率:32%
優秀な魔女として生まれたレナータはある日突然魔力を失い、王太子コルネリウスから婚約を破棄されてしまった。彼女はいとこのベラティナから自分が王太子の新しい婚約者に決まったこと、レナータが魔力のない『ファリート』が集められたロックシュタイン領
の領主と結婚が決まったと聞かされ落ち込む。
自分の価値がなくなってしまった――そう思っていたレナータだったが、新しい婚約相手のギルベルトと接するうちに、考えを改めるように。
ふたりの結婚が迫ったある日、コルネリウスとベラティナがレナータの元にやってきた。レナータよりも自分の方が上だと勝ち誇り、ギルベルトをバカにするベラティナに憤慨したレナータが知ったのは、あまりにも思いがけない真実で――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 12:16:30
9935文字
会話率:46%
最強種族である魔族の国、マレディレント魔王国を束ねる最強の魔王にして魔族の始祖マレディレント・ゼーレ・デンハイトはある日、何の前触れも無く人類への侵攻を開始する。
魔王の息子デュリックは平和を愛するはずの父の裏切りに憤慨し、直訴するも退
けられてしまう。
もはや武力行使しか手がなくなったデュリックは人間の国、フィーネ王国へ潜入して勇者の資格を得、親譲りのチート能力で魔王に対抗する。
果たして世界の平和は守られるのか!?
世界を股に掛けた無駄に壮大な親子喧嘩、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 19:15:58
210648文字
会話率:33%
私、ロマーナ・カリタス伯爵令嬢は、婚約者のワーナー・グラント公爵子息から、「太ったから」という理由で、いきなり婚約破棄されました。
自慢のドレスを私に着させるために、「痩せろ。ダイエットしろ」と婚約者が強要するのを、「お菓子を食べること
が好きなので、やめられない」と答えた結果、婚約破棄を宣言されたのです。
ところが、婚約破棄された私以上に憤慨したのが、婚約者の家に仕えるパティシエのオーワリィでした。
おかしな方言丸出しで、「お嬢様にスイーツを食べていただくことが生き甲斐になっているから、お嬢様が婚約破棄されて、この家でスイーツを食べてくれなくなるのなら、自分も一緒に公爵家から出ていって、お嬢様のお側で仕えます!」と宣言。
実際に、オーワリィは自転車を漕いで私の屋敷にやって来ると、そのまま住み込んでお菓子を作り、わが家のお抱えパティシエになりました。
そして、数々のスイーツを、私、ロマーナ伯爵令嬢と手を携えて開発していって、お店を繁盛させ、ついには国王夫妻から王宮に招かれることにーー!?
※好きな道を進んで、成功する物語です。
※ざまぁ系のストーリーでもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 12:10:00
10884文字
会話率:23%
音楽の王国に、姉妹の可愛いお姫様がいました。
ところが、姉姫は生まれつき口が利けません。
当然、歌も唄えません。
母親である女王は、「出来損ないも良いところだわ」と嫌って、妹姫ばかりを可愛がります。
姉姫は楽器も触らせてもらえず、雑用ばかり
を命じられ、下女部屋で寝起きする生活を強いられてしまいました。
ところが、王宮から漏れ聴こえるハープの音色に魅せられて、音楽に興味を持ち、壊れたハープを手に入れると、熱心に演奏し、多くの聴衆を集めて〈音神姫〉と称されるほどになりました。
母親である女王は、そんな姉姫を利用しようと考えます。
妹姫を表舞台に立たせて、陰で姉姫にハープを弾かせて、「妹姫が演奏した」と思わせようとしたのです。
帝国の皇太子の前でも、同じように演奏させ、結果、妹姫を皇宮に送り込むことに成功しました。
ところが、妹姫はハープを上手に弾けません。
じつは姉姫が演奏していたと知り、皇太子は激怒します。
音楽の女王は、口の利けない「出来損ない」の姉姫が、〈音神姫〉と称されるほどの名演奏家とバレて、皇宮に呼ばれることが許せません。
とうとう刃物を持ち出し、泣き叫ぶのを無視して、姉姫の指を根こそぎ切ってしまいました。
実母による、あまりに酷い仕打ちに、帝国の皇太子のみならず、他の王国のお姫様たちも憤慨しーー。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 14:10:00
11488文字
会話率:20%
大学のSNSに寄せられた痴漢被害の悲痛な声に憤慨した俺は、痴漢を捕まえようと、美人で賢い後輩の女性に相談したのだが、さんざんに罵られることに。
それでも、なぜか二人で、痴漢が現われるという電車に乗り込むことになったのだが……
最終更新:2024-12-12 16:51:43
11263文字
会話率:51%
宝永6年、7代将軍・徳川家継が急逝。尾張藩との激しい後継者闘争に勝利し、紀州徳川家当主の徳川頼方が8代将軍に決まり徳川吉宗となったー。舞台は吉宗が享保の改革を掲げた享保年間、吉原の料理屋・喜乃字屋の離れを根城に住まう青年、松平虎之助。歌舞伎
役者顔負けの、非の打ちようのない美男子。御家門旗本の部屋住みとして気ままな暮らしを送っている風来坊。実はこの風来坊こそ、歴史上死んだとされている徳川家継その人だ。幼い頃、尾張藩のある陰謀を察知した生母・月光院が側近の間部詮房や忠臣・神崎甚内と共に病死を偽造し外へ出していたのだ。月日は流れ家継は成人し、文武両道を修め立派な侍となった家継。今更将軍になる気は微塵も持ち合わせていないが、罪もない庶民を苦しめる悪事を耳目にするや激しく憤慨し侍としての血が滾る。かくして家継は、将軍吉宗の許しを得て銘刀・関孫六を手に悪党退治に乗り出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 11:48:58
2581文字
会話率:59%
大陸中央部の砂漠によって、西方と東方に行き来が極端に制限されている世界。
魔術の発展した西方で、「大陸の裏の覇者」と呼ばれる魔術機関で研究員として働くアナベル(※問題児)。彼女は研究室を爆破させてしまったことが原因で、砂漠を超えた東方にある
エーレハイデという国への調査が命じられる。
魔術機関の目を届かず、魔術的には未開である東方。その中でも「魔術が使えない」という更に特殊な事情を抱えているエーレハイデは、自国内でも魔術が使える高い能力を持つ魔術師の派遣を魔術機関へ要望していた。
養母より「エーレハイデで亡くなったかつての親友の遺したモノを探してほしい」というたっての頼みもあり、アナベルは単身エーレハイデに渡る。しかし、そこで出会った王子には「この国に魔術師はいらない」と追い返されそうになったり、最初遺品探しに協力的だった将軍も途中で意見を翻される始末。アナベルは中々目的が果たせないことに憤慨する。
「絶対、母様の頼み事を果たしてみせますからね!」
奮闘するアナベルは、エーレハイデという特殊な国の秘密と、養母の親友の死にまつわる真実を知ることになる。
──これは西方の魔術師である彼女が、東方の遠い異国で『運命』に出会う物語。
※主人公のキャラクター性で誤魔化していますが設定自体はシリアス。恋愛っぽくなるのは時間かかりますが、恋愛要素っぽいのがメインです。
「シルフィードの遺宝」は全章執筆済。全48話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 21:38:43
711166文字
会話率:42%
魔女狩りが起こる遥か昔のこと。〈叙事詩圏〉の西部辺境ロカノンの地にて、ある巨大なプロジェクトが進んでいた。名付けて〈記憶堂〉、大いなる《記憶》を讃え、聖遺物を納める大聖堂の建造がそれだった。このプロジェクトは領主と教導会と異民族とが手を取
り合い、文字通り相争った歴史的記憶を埋葬し、〈女神の平和〉の到来を謳うための記念館になるはずだった。ところがそのプロジェクトの最新の現場監督、名誉市民ヘラルドはある朝呼び出しを受けて、プロジェクトの停止を命じられる。憤慨する老人ヘラルドは、この歴史の背景にあるものを知らされるが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 20:30:00
10566文字
会話率:59%