かん子の後ろに立っていた染矢が「亮治」と薄寒い声で止めに入るや、スルリとする視線を染矢に向けた赤松は「染、亮治やないぞ、赤松や」と被せる。なおの赤松が「俺がお前を拾ってきた。それでもお前は俺の側じゃなく、今は代行とやらの側近や」とかん子目
掛けて顎をしゃくり、切れ目なく「今頃なんや、お前が俺になんか言えた義理か!」ギラギラと黒光する赤松の言葉に、染矢の顔が朱に染まる。
愛してしまった相手が悪かった。一生報われるはずの無い相手。それでも愛し方はあるはずだと探す男の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 22:33:34
54500文字
会話率:1%
魔法使いの少女が半獣人の少年を引き取ったら可愛すぎて溺愛してしまった話
最終更新:2024-12-12 16:45:17
44970文字
会話率:43%
「フローラ、すまない……。エミリーは戦地でずっと俺を支えてくれたんだ。俺はそんな彼女を愛してしまった......」
戦地から戻り、聖騎士として英雄になった夫エリオットから、帰還早々に妻であるフローラに突き付けられた離縁状。エリオットの傍ら
には、可憐な容姿の女性が立っている。
周囲の者達も一様に、エリオットと共に数多の死地をくぐり抜け聖女と呼ばれるようになった女性エミリーを称え、安全な王都に暮らし日々祈るばかりだったフローラを庇う者はごく僅かだった。
「……わかりました、旦那様」
反論も無く粛々と離縁を受け入れ、フローラは王都から姿を消した。
その日を境に、エリオットの周囲では異変が起こり始める。
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※他サイト(アルファポリス)で掲載中の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 02:50:00
217592文字
会話率:37%
『結婚後に気付いてしまった。
一目惚れした初恋の王子様は、他のお姫様に魂を奪われた抜け殻だったと』
抜け殻だと気付かずに夫を愛してしまった妻と、自分が抜け殻だと気付かずに妻を娶ってしまった夫。
そんな空っぽの結婚生活に、大きく亀裂が入る
までを描いた物語。
※『【短編版】抜け殻を愛してしまった』
https://ncode.syosetu.com/n7828jj/
を加筆し、長編に直した作品です。(十話程度で完結予定)
大筋は変わりませんが、一部年齢など細かい設定を変えております。
※完結するまで感想欄は閉じています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 12:12:04
39854文字
会話率:33%
結婚後に気付いてしまった。
一目惚れした初恋の王子様は、他のお姫様に魂を奪われた抜け殻だったと。
五年間の結婚生活。今が潮時かなと思った。
最終更新:2024-08-10 20:11:14
5805文字
会話率:31%
私は誰のことも愛しちゃいけなかった。
例えそれが夫であっても、心を委ねてはいけなかった。
なぜなら私は王女だったから。
私には国を守る義務がある。
常に大局を見据え、誰かに利用されることがないよう、気を張っていなければならない。
それでも
、私は夫を愛してしまった。
夫は小国の王子だった。
素朴で、優しい人だった。
私たちの結婚は政略的なもので、互いに、王族としての義務を果たしたに過ぎなかった。
けれどいつの間にか、私は彼を心から愛するようになっていた。
いけないことだった。
それに、彼は、私を愛していなかった。
彼の優しさは義務的なものだった。
彼が口にする愛の言葉は、后との仲が良好であることを周囲に示すためのものだった。
それでも、私は彼を愛した。
いつか彼に愛される日を夢見ながら、透明な結婚生活を送っていた。
しかしそんな虚しくも平穏な生活は、長くは続かなかった。
近隣諸国に戦争の影が指し、私たちの国にも影響が軍靴が聞こえるようになっていったのだ。
危機に瀕した私たちに、大陸一の帝国が支援を申し出た。
彼らの出した条件は、自国の姫と王子の婚姻だった。
私を后から下ろし、自国の姫を正妃とせよ、というものだった。
断る理由はなかった。
私含め、誰もがこれに乗る他はないと思った。
けれどなぜか、王子は固辞した。
私を離縁することはおろか、側妃に下ろすことも認めなかった。
周囲はひどく困惑していたが、私だけは理解していた。
彼がそう言わなければならない理由を。
そうして私は毒杯を仰いだ。
この透明な結婚に、美しい終止符を打つために。
彼を、偽りの愛から解放するために。
(中世西洋風王侯ものです)
(愛し合っていたふたりの悲劇です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 22:45:51
26061文字
会話率:16%
家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:05:24
120618文字
会話率:32%
決して愛してはいけない男性を愛してしまった、罪深いレティシア。
その男性はレティシアの姉ポーラの婚約者だった。
最終更新:2024-08-17 20:20:00
9806文字
会話率:29%
「君を愛することなんて断じてない」 そう言った夫が契約結婚終了後、愛のある結婚を申し出てきた。 は?愛する気はないとおっしゃいましたよね? 正気ですか? どうやら私のことを妹に虐げられて、愛を知らずに育った悲劇のヒロインだとでも思っているみ
たい。 勘違いも甚だしいし、女嫌いの冷酷伯爵様だと思っていた夫はどこに行ったのやら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 20:03:58
4135文字
会話率:35%
※あらすじは必ず読んでください。
とある帝国の公爵家の5人兄弟の話。
血の繋がった弟を狂気的に愛してしまった兄弟。
その兄弟から殺された姉が死に戻り未来を変える話。
前回の人生
公爵の寵愛を受ける母を持つ少女リリエンタと弟のハルモニア
は公爵家の闇の部分に触れずに生きてきた。
ある日父と母が死に、公爵から冷遇されていた3人の妻、その子どもであるジョシュア、ジュリアス、ジェラードと跡目争いをすることになってしまった。
公爵から虐待を受けていた3人は、甘やかされ温室育ちであるリリエンタたちを憎んでいたため、殺されないためにもリリエンタは弟のハルモニアを公爵にする必要があった。
血で血を洗い疲弊する争いの中、リリエンタはハルモニアを立派な後継者にするべく厳しく躾ける。
そんな姉に嫌気が差し、ハルモニアは逃げ出し3人の兄弟と仲を深める。
純粋なハルモニア。狂気的に愛してしまう3人は、ハルモニアを閉じ込めてしまったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 17:59:35
20164文字
会話率:27%
「他に好きな女性が出来たんだ。それに、生まれながらの『お嬢様』である君とは、やはり価値観が合わない。婚約を、破棄させてほしい」本田静子は突然、婚約者である永野祐平に別れを告げられた。元々『利害の一致』だと納得しようとする静子だが、別れを告げ
られてから「自分がこんなにも祐平に惹かれていたのだ」と自覚した。静子は、以前祐平と食べに言った定食屋に行き、その帰りに酔っぱらいに絡まれる。助けてくれたのは祐平だった。祐平は別れ際に「最後の逢瀬に海に行こう」と言い出す。そして聞かされたのは、祐平の『過去』についてだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:13:19
16481文字
会話率:42%
決して愛してはいけない人を愛してしまった。
そんな彼女はどんな決断をするのか? そんな物語。
最終更新:2024-07-14 09:29:54
482文字
会話率:0%
夫とは夫婦関係がとっくに破綻した、40歳の主婦が、
ふとしたきっかけで愛してしまった男性。
それは、娘の習い事の指導員だった。
夫以外の男性を愛してはいけない
わかっているけど、好きになればなるほど
深みに嵌っていく。
最終更新:2024-06-20 10:11:59
10965文字
会話率:7%
君と言う花を愛してしまった
キーワード:
最終更新:2024-06-10 00:26:38
209文字
会話率:0%
「ならば、もう一度愛するまで」
記憶喪失になってしまったマリア。覚えているのは自分の名前と、恋人だったというルーク・レスター侯爵の名前だけ。そんな状態にも関わらずルークはマリアを再び愛すると誓う。
マリアはそんなルークの姿に早々に恋に落ちる
が。……ルークには、マリアの知らない裏の顔があった。
盲目的にルーク信じ愛してしまった記憶喪失の聖女マリアと、マリアを監禁溺愛する為なら嘘も厭わない悪い大人であるルーク。
そんな2人の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 16:11:09
15468文字
会話率:25%
「お姉様ぁ〜ごめんなさい!」
そう言って泣きながら謝る妹。その肩を抱きしめる私の婚約者。
「君との婚約を破棄してリディと婚約したいと思ってるんだ。」
会場がざわつくーーーー
(わざわざ公爵夫人主催の夜会で言い出すだなんてっ!このお馬鹿さんた
ちは頭も股もゆるいんだから!)
「トラディウス様・・・」
出来るだけ悲しそうな顔をする。
「アマリア・・・すまない、リディを愛してしまったんだ。君は強いから私がいなくても大丈夫だろう?」
「そうですわ〜お姉様はトラディウス様の事愛してないものね。私に譲ってくださるわよね?」
(確かに愛してないわよ?そんな男。でも何の仕返しもせずに引き下がるのはシャクに触るわ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 01:01:29
2480文字
会話率:50%
婚約者から、妹のマリーユを愛してしまったから婚約を破棄すると告げられた夜。どこまでも私を追い詰めたいマリーユが、ナイフを持って私の部屋に来た。
殺される、と思いきや彼女は自分の腕を斬った。駆けつけた両親に、「お姉ちゃんがやったの!」と嘘泣
きで自作自演したマリーユ。両親は私の話も聞かず、頭ごなしに怒って言った。「お前みたいな娘、もう家族ではない。出て行け」と。
その後前世での記憶が戻ってきた私は、ここが乙女ゲームの世界であることを知り、本来ゲームでは殺されてしまうはずの、魔族の王子を助けて悪役に刺される。
8年後、目を覚ますと、助けた王子は魔王となって、私を溺愛してきて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 12:01:17
37751文字
会話率:43%
やっと、念願の大学生活を送れていた。
今まで散々な目にあってきた。
ここでは満喫した学生生活を送ってやるんだと誓った。
なのに
彼女を気になってしまったから
彼女に目を奪われてしまったから
彼女を知ろうとしてしまった
から
彼女を愛してしまったから
あの日、あの時、彼女をバラのようだと言った自分を殴りたいと薄暗い部屋の中で紫苑は考えていた。
小説家になろうでの初めての作品です
よければ読んでいってください
不定期更新かもです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 21:40:10
9514文字
会話率:49%
リザ・テレシア・ラブリエラは1度目の人生で殺された。
夫達以外の一人の男性を愛してしまった彼女の、5人の夫の手によって。
首謀者は不明。
五人の夫もその場で命を絶ち、地獄絵図と化した。
“もう一度だけチャンスを上げましょう。真実の愛を見つ
けて、どうか幸せに”
という謎の声に導かれ、リザは人生を巻き戻され、二度目のリザを生きることに。
「人生のやり直し、ね」
なんとか18歳まで生きてきたものの、二度目の人生には異性の求婚、求愛の言葉が「ピー」という自主規制音になってしまう、【プロポーズ無効化スキル】なんてものが備わっていた!?
加えて婚約者候補として、一度目の人生の夫のうち4人と会うことになったり、閨授業の講師として残りの一人の夫が来ることになったり、「いきなり詰んだ……!!」な状態に。
二度目の人生こそ生き残るため。
そして幸せになるため。
幼馴染で護衛騎士のセイシスを連れて、婚約者候補達のフラグを折ろうと奮闘する。
自分を殺すことをたきつけた首謀者であろう5人の一度目の人生の夫の中の一人は誰なのか。
そして一度目の人生、彼女がただ一人本気で愛してしまった男とは?
元悪役王女の、生き残りと国の存亡を駆けた謎解きやりなおし恋愛ファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 20:29:30
100545文字
会話率:38%
誰かを死ぬ程愛してしまったら、その全てを手に入れたいと思ってしまったら、人は一体どうすれば良いのだろう。歪な愛情が齎した歪な結末、君はこれを愛と呼ぶ事が出来るだろうか?
最終更新:2024-02-22 00:00:00
1987文字
会話率:42%
『ごめんなさい、エステラ。私はラングドン様を愛してしまったの!』
エステラ・ブルックス伯爵令嬢は婚約するたび、その婚約者を友人達に奪われていた。しかしエステラ本人は特別にいい縁談だとも思っていなかったので、鷹揚に許して友人達を祝福し、『縁結
びの女神』と言われていた。そんなエステラが冴えない伯爵令息と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 07:25:29
3498文字
会話率:43%