時は、明治九年。異国の文化が馴染み始めた横浜の地で、元旗本の次男である桐嶋雄斗は、何でも屋「銀杏堂」を営んでいる。
24歳になっても妻を迎えず悠々自適に暮らしているように見える雄斗だが、実は、もう一つの顔がある。それは魔を打ち払う術を持つ
”魔祓師”。といっても法術が使えず、仲間からは”ヘタレ法師”と呼ばれている。
そんな雄斗は、ある日、路地裏で廓から逃げ出した振袖新造──瑠華を拾ってしまい、己の運命が大きく変わっていく。
これは一度は全てを投げ捨て横浜に逃げた青年の、再起と奮起と、運命を覆す物語。
あるいは港町横浜で織りなす、一人の不器用な青年と、不遇な少女の恋のおはなし──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 21:56:27
7930文字
会話率:31%
この世界は人間、妖怪、魔族が共存している
鬼の少女『黒葉 朱莉《クロハ シュリ》』は落ちこぼれの鬼…ではなく、【落ちこぼれのフリ】をした鬼族の娘
そんな彼女には秘密がある。
それは何度も転生していること。1000はいってるが、今の彼女は16
の鬼の少女だ。
始まりは1000年前、まだ都と呼ばれた場所が存在していた頃、無名の詩人がいた。その者は人に化けた妖怪だったが、屋敷で火事が発生し亡くなった。
無名の詩人=妖怪がはっきりと自我を持ったのは【遊廓】があった時代だ。そこにいた一人の花魁が一人の男に恋をした。しかしその花魁は妖《あやかし》だった。当時、妖と人間が結ばれるのは禁句とされ、妖が妖の権利を棄て人間になる事は出来て、それで人間と結ばれる事が出来たと言われてる。
花魁は権利を棄てず、男を愛したが彼の為に自ら命を絶った。
しかし、妖は自害が出来ても権利を手放さない限り人間になれない。
転生しても別の妖怪になるだけ…
無名の妖怪は、詩人から始まり、花魁 侍(男) 女軍士 一般人(女) (狐のような小)動物 子供 一般人(男)等…色んな姿に転生した。女性だけでなく男性にも転生していた
繰り返すこと1000年…現代で鬼の娘として誕生した。
しかし妖怪は閻王にこの少女で転生は最後だと告げられた。
正真正銘の一度きりの人生を自由に生きる事にした。
朱莉は人間と妖怪が共学する学園に入学したが、そこで面倒事に巻き込まれた。
朱莉に何かと絡み虐められたと言う人間の少女や生徒会の者達に絡まれたり…鬼族の次期当主と呼ばれる男に絡まれたりと…波乱の学園生活を送っていた。
しかし入学した翌日、朱莉はこれまでの過去の自分達が愛した男と出会ったが、彼は無関係な人間だと本能でわかり、偶然似た顔の男と判明
しかし、いきなり朱莉を鬼と見抜き、何もしてないのに嫌われてしまった。
彼『伊月 霧風 (イツキ ムカゼ)』は大の【妖嫌い】だった。
そして無名の妖怪には実は大きな秘密があるそうで…
無名の妖怪=黒葉朱莉は自由で幸せな生活を送れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 22:30:03
30446文字
会話率:54%
武家屋敷で働く琴平(きんぺい)は、恩人である嫡男の虎之助(とらのすけ)から女中の松枝(まつえ)を連れて出奔すると告げられ、同行を決意する。しかし、その道中、琴平たちは道に迷い、とある隠れ里へと迷い込むこととなる。そこは美しい女たちが暮らす遊
廓だった。それと同時に、里には一本の立派な桜が持ち込まれ、その桜が植えられた日から里は狂い出す。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係がありません。
※歴史要素ありの和風ファンタジーというところで、時代小説と思って書いておりませんので、言葉選び等々現代寄りです。
※ちなみにタイトルは「サクラノキ」です(そのまま……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 17:00:00
100586文字
会話率:32%
とにかく暗く、最後まで救われません…。
最終更新:2024-04-23 00:00:00
905文字
会話率:34%
歴史的なお城が、現代では丸ごと遊廓みたいにして使われていたら面白いだろうなと思い書き始めました。
最終更新:2024-03-11 19:53:15
593759文字
会話率:48%
和風ファンタジー
男を惑わし食う人魚の血を引く凍華は、自分の素性を知らず叔父の家で暮らしていた。青い目と波打つ髪のせいで忌み子だとしいたげられ、日々罵倒され暴力を振るわれていた。挙句、従姉妹が裕福な家の娘が通う女学校に入学するために、郭に売
られてしまう。
十六歳の誕生日に廓に売られた凍華は、月明かりを浴びた途端耐えがたい喉の渇きと飢えに襲われ、客の男の首に手を掛けた。
そこに飛び込んできた妖狩りは、凍華を見るなりやっと会えたと目の色を変える。
必死で妖狩りから逃げる凍華を助けたのは銀色の髪の妖狐。珀弧の名乗ったその男の元で、小狐や猫又と暮らすうちに凍華の傷ついた心は癒やされていくが、男を食うという運命からは逃れられない。
再び満月が来た時、激しい飢えが凍華を襲い…。
満月の灯りが人魚の力を増すなか、誰も食べたくないの凍華と、食われる危険性を知りながら愛を注ぐ妖狐。そして、妖狩りの真の目的とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 19:22:17
91166文字
会話率:40%
「ここ……どこ……?」
ごく普通の女子高生、香織は高校の帰り道に妖怪が棲む世界である幽世へと迷い込んでしまう。
幽世は人間は喰われてしまうという過酷な世界。そこで香織はシャタと名乗る美しい鬼の少年に導かれ、遊廓で下働きとして働くことになる。
人間である自分に優しく接してくれるシャタに次第に心惹かれていく香織。しかし彼には〝大事な人〟がいるようで――?
※物語の舞台は遊廓です。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 11:07:34
40938文字
会話率:46%
紅時は前世の記憶を持つ廓の禿。
郭で出会う人々の日常を生きている。
少女である紅時は、前世である少年の紅コウの想い人の先生を待ち続けている。
【完結】倫敦《ロンドン》 時折《トキオリ》、春〜君を辿って〜 の外伝です。
最終更新:2023-10-15 19:00:00
32320文字
会話率:42%
……私も、貴方が好きだったんだよ……!
最終更新:2023-07-13 18:00:00
741文字
会話率:5%
幕末。肺病を病み異形の剣を振るう剣客、志度光悦(しどこうえつ)は、とある妓楼で「藤」という名の少女と出会う。彼女は光悦に言うのだった。「お侍様。この廓の一番の花魁に鬼が憑いております」。鬼を斬る依頼を受けた光悦は、残り少ない命でこの禿(かむ
ろ)と不思議な縁でかかわっていくのだった。
光悦:「……拙者は童女に懸想する趣向はありません」
周囲:「こりゃ惚れてるな」「間違いなくそうだな」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 22:24:15
66841文字
会話率:59%
★名古屋のディープな界隈に蔓延る怪異事件を追い、時々名古屋めしを食べる話
★闇を抱えた他人の感情を受信する特異体質の少年が、生者も亡者も救いへ導く、かも⁈
■ ■ ■
名古屋駅から名鉄あるいはJRで二駅。金山総合駅の程近く、とある
雑居ビルの二階に、非現実の世界で起きた事件を解決する探偵事務所がある。
そこで助手のバイトをしている男子高生・服部 朔(はっとり はじめ)は、探偵・樹神 皓志郎(こだま こうしろう)の手伝いで、依頼のあった怪異事件の調査を行う。
旧中村遊廓エリアで起きた、予備校生の失踪事件。
安産祈願で名高い八事(やごと)の神社で頻発する、妊婦の転落事故。
鎮め石と白龍を祀る車道(くるまみち)の神社付近で目撃された、少女の生首の怪。
名古屋市内のあちこちで発生する怪異を追ううち、一連の事象に関連性が見え始め……?
生者だろうと亡者だろうと、他人の感覚を我がことのように受信してしまう共感応(エンパス)体質の服部。
自と他、現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)、子供と大人の狭間で揺らぐ彼は、己の進む方向を見定められるのか。
不思議な声を持つ樹神探偵と、異能調香師の和装美女も時々加わり、名古屋のB級グルメや銘菓を堪能しつつ、怪異の奥に潜む真実を追う。
4章立て、全37話。
※実際に名古屋にある事象などを題材としていますが、固有名詞や位置関係は多少変えてあります。
※第3章にて童謡『あめふり』の歌詞を引用しております。この歌は、二〇〇三年に著作権保護期間を満了しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 19:00:00
137436文字
会話率:39%
この世は転生神の夢
人として生きる転生神を手に入れその力を覚醒させれば叶わなぬ事はない。今世の転生神は女児である。
そんなお告げを信じて国中の女児を調べる有象無象
夏迦と由良は廓の暖かい人々に囲まれてそんな事とは無縁に育つ。
ところが由良が
転生神として判じられて連れて行かれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 21:16:07
7739文字
会話率:37%
その夜一人の遊女が廓抜けした。
最終更新:2022-09-24 23:47:15
2951文字
会話率:54%
吉原の遊郭・峯屋で一二を争う遊女・涼香と朝霧はある夜、表からじ~っと中を睨む男・伊三次に気付く。
天真爛漫、怖い物知らずの涼香は真っ向から睨み返し、見事撃退。客からやんやの喝采を浴びた。
当時、涼香は豪商・常盤屋に見初められ、身請け
が決まって順風満帆の勢いだ。
伊三次が自分の馴染み客・巳代松の知人で飾り職人と知った朝霧は、微かな嫉妬をはらすべく、悪戯を企む。
常盤屋から涼香が貰った銀簪を盗み、代りの簪を作るよう涼香が伊三次へ頼むしかない状況へ追い込んだのだ。
密かに会った二人は話が全くかみ合わず、隠し部屋に潜む朝霧を大笑いさせる。
だが廓を睨む行為が伊三次の修行の一環と知った涼香は、そのひたむきな態度に惹かれ始める。
伊三次も又、廓で純真な心を保つ涼香に惹かれ、彼女の簪作りへ魂を込める。
常盤屋に身請けされる日が迫っても不器用な恋の炎は燃え盛る一方。
責任を感じ、朝霧と巳代松は二人の為に奔走するのだが……
〇アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタ、にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 06:06:37
17964文字
会話率:37%
猟師の父を持ち、ある出来事からクラスでぼっち状態だった月見里征雲(やまなしゆくも)。
六月になったある日、彼はバレー部のキャプテン仰木緋音(おおぎあかね)の体操服盗難の疑いをかけられた。
それを助けてくれたのは、転校して間もない沙霧廓(
さぎりくるわ)だ。
彼女には、人の感情が味やヴィジョンとして捉えられる特殊能力があった。
沙霧は征雲を舐めることで彼が無実だと確信したのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 17:01:49
106254文字
会話率:36%
母の人生を大幅にフィクション化した小説を書こうと思っています。戦後、まだ女性が家庭内に置いて弱い立場に置かれていた時代女傑として一家の困窮した状態からも救い、一旦没落した嫁ぎ先を女の力で再建する。しかし、この過程で徐々に性格の異常さを露呈し
て行く。母は養女だった。彼女は4歳の頃地元の遊廓から貰われて来た。そのことが母に取りトラウマとなり、性格に異常を来して行き、周囲の多くの人を苦しみに追いやって行くストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 08:00:00
29940文字
会話率:0%
ここは吉原。虚飾と悲哀に彩られし花の街――。
吉原にある遊廓の一つ、太田屋。
その番頭である全と下男である涼一が目にするは、げに恐ろしくも悲しき怪異。
やがてそれは、二人の在り方をも変えていく――。
花街吉原を舞台に、対照的な二人が怪異
に挑む。
毎週月曜日、19時頃更新(予定)。
(カクヨム、ノベルアッププラスでも連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 16:49:59
69800文字
会話率:48%
玉石混淆〜宝石と石が混じり合う様〜
200年以上続く王家の王様と、仕える3人の女の物語。
時代は違えど、追求するものは現代と同じ。
王宮史劇ラブストーリー。
最終更新:2021-12-08 21:10:12
1975文字
会話率:7%
蛇島にある貧しい家で育った沸嗣は、実は遊廓の時期当主であることが判明する。そこから、彼の奇妙な生活が始まるのだった。
遊廓での生活をして数日、最初の事件が起きるーー。
(この作品は、ミッドナイトノベルズに投稿している「蛇島」のR-15版で
す)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 15:28:01
70283文字
会話率:29%
遊郭には、「廓のしきたり」ってぇもんがあったようですなぁ。
最終更新:2021-08-14 12:53:11
1760文字
会話率:23%