王国の王ヴェンデルは、その暴君的な振る舞いから周りや家族からも恐れられる存在だったが、唯一例外なのは溺愛する幼い孫のレイナウトで、彼だけは王に対して正直な物言いができていた。悪いこと、間違ったことを正す正義感と人を思い遣れる優しい心を持っ
ており、それを目の当たりにした臣下や民からは将来の王への期待を抱かれるようになって行くが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 14:42:50
64705文字
会話率:68%
アラルジャン王国の幼い王子セシルはある日運命の相手に出会う。その出会いは一瞬の事だったが彼は自分の気持ちに確信があった。すぐに婚約を両親に願い出ると問題なく約束は取り付けられた。彼女は国内でも有力な貴族にして忠臣、そして国王夫妻の元学友だっ
たグレイ侯爵家の娘だったからだ。しかしそこからはセシルにとって試練の始まりで数年後の婚約式まで会う事は許されなかったのだ。試練を乗り越えたセシルは立太子式も立派に務め、二人の関係を確かなものに出来る婚約式の会場に走りだす。待ち侘びたこの日、ようやく愛しい人に会えると思って飛び込んだ会場にはその姿が見当たらなくて。彼女の父の言うことには「逃げられた」と。
彼女の行方は?逃げた理由は? ショックを受けるセシルは果たしてどうなってしまうのかー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 20:30:00
15906文字
会話率:58%
魔法偏重主義のマジーア王国で、魔法を使えない“ティミド”の者たちは、あからさまな差別を受けてきた。
自らもティルミドである辺境伯令嬢イデア・シンティリオは、役立たずと虐げられ婚約破棄を通告されたティミドの幼い王子エフェットを押し付けられる。
だが、それは彼女にとって願ってもないことだった。
なぜなら、彼女は初対面であるエフェットの秘めた力を知っていたから。
巡り合ったのは運命ではなく必然。
武人な令嬢と子犬のような王子の、これは出会いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 12:00:00
9718文字
会話率:45%
船が難破して、『ひのもと』という国に流れ着いた異国の王子。全てを無くした幼い王子は、『竜子様』と呼ばれる少女の小間使いとして拾われて……甘くて痛いおとぎ話。
最終更新:2024-03-21 20:38:06
14614文字
会話率:35%
朽ちた小さな城跡に、亡国の姫が住んでいた。
姫は名をアナレラと言い、幼い頃に魔女の呪いを受けていた。体が端から金に変じて、やがて命を落す呪い。姫の母が『私の娘は魔女コルコーニャよりも美しい』と言った事で、魔女の怒りを買ったためだ。姫はす
っかりあきらめて、無為に日々を過ごしていた。
そんなある日、隣国から許婚(いいなずけ)の王子ジュゼが訪ねてくる。ジュゼの父はひどい王で、アナレラが死んだ時に自国の飾りにしようとして、息子と姫を縁組みさせたのだ。ジュゼはせめて死ぬ前に姫に逢いたいと、初めて彼女を訪ねてきた。
呪いのかかった姫と、父王の言いなりの王子。流されるままに生きてきた二人は互いの思いがよく分かり、出逢ってすぐに恋に落ちるが……。
心持ちのもろく幼い王子と王女の、ありふれた奇跡の成長譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-08 22:49:44
15434文字
会話率:42%
童話のお姫様に憧れる夢見がちな少女であるプルメリアは、旅をしながら養護院の運営費用を稼ぐ薬師でもある。ただし本人は拳一つで竜を倒せるほど強靭な肉体を持っているので、どこぞの姫君のように危機に陥ることはない。それどころか竜に襲われる幼い王子を
助けたことがきっかけで、都に滞在することに。
せっかくの機会だからといつも通り仕事をしつつも今までとは少し異なるリズムの生活を満喫していたプルメリアだが、自身の知識と常識が周囲と少しずれていたがために色々誤解を生み、気付かないまま尊敬を集めることに発展し……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 18:00:00
98733文字
会話率:48%
『夜の花園~紫の石~』外伝
帝国では宰相ベッセルの謀反騒ぎの後、冥の花嫁が皇帝を嫌い自殺(世間ではそうなっている)し、皇后イレーネは離縁され彼女の侍女ツェツィーリアが皇帝に見初められ婚礼を挙げることになっていた。皇帝ナイジェルは今までの償い
としてイレーネとの関係を修復する気持ちがあったが、ツェツィーリアを心から愛するナイジェルを知っているイレーネはその関係を虚しく思い断っていた。気持ちに整理をつけたイレーネは二人を心から祝福していたが周囲からの目は冷たいものだった。自分の居場所が無いと思っているところに婚礼の祝いに訪れていたオラール王国の使者、首席宰相クロードから王国の幼い王子の教育をして欲しいと言われた。
その言いようは腹立たしいものだったが――王の子供に限らず、身分の高いものは教養のある婦人に教育を任せるのが普通だった。もちろん乳母や彼女らに任せたままでは無く、あくまでも母親の補助的存在となる大事な役目だ。イレーネは突然の申し出に驚き理由を聞いた。すると母親は既に亡く教育候補者は数多くいたがその者たちは子供より王の歓心を買う方にばかり熱心だったらしく、王は女好きで有名だが流石に後継者の教育をそのような者たちに任せることは出来ないと思っているとのことだった。多くの女達がいる後宮での寵争いに参加しない若い女性を求めているとのことでイレーネが適任と思ったようだった。
一度は断ったイレーネだったが居場所が無い今「此処で無い場所」に心魅かれオラール王国へ向かうことに決心した。しかしこれを申し出ていた宰相のクロードは二度と会いたくない失礼な男だった。役目が違うのだから四六時中会う訳では無いだろうとイレーネは思ったのだが―――
前回かなり不幸だったイレーネを主人公にしております。彼女に素敵な相手を見つけました。
今回のお相手は…傍若無人の我が儘な俺様です。えっ、いつもそうだって? いえいえ今回は冷たい男ではありません。た、たぶん…(笑) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 23:16:43
68554文字
会話率:48%
シリーズ5本目。
農業大国の幼い王子とその婚約者。
今日も今日とて大人に憧れて大人ぶり、周囲はそれをあたたかく見守る。
今回は、なにやら変な本を見付けた様子。
最終更新:2022-11-23 01:00:00
2356文字
会話率:42%
婚約者に浮気され罪を捏造され、あっさり婚約破棄されたシャーロット。
しかしそれだけでなく、一家で国外追放されてしまった!
隣国に移住し逞しく暮らしていたら、ひょんなことから爵位を賜ることになった。
そしてそれを記念したパーティーに幼い王子が
来たが……なんてこと!全然可愛くない!なんて生意気な子なの!
近寄らないようにしようと思ったのに、なんと王妃様直々に王子の遊び相手に抜擢された!
わかりました!ならばその根性、叩き直させていただきます!
生意気年下王子と運がないけど強い少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 17:23:50
102470文字
会話率:46%
幼い王子ロナウは、毒を盛られ海に沈められた。そのロナウを助けたのは人魚のフリーシアだった。人魚の血を飲まされ、一命を取りとめたロナウは恋に落ちる。
「お母様に人間と話してはいけないと言われているから…」フリーシアは海の中へ消え、その後ロ
ナウはフリーシアを探すが会うことは出来なかった。
成長したロナウの前に、メイドの少女アデルが現れる。顔も名前も違うその少女がフリーシアと重なり、ロナウは惹かれ、困惑する。
「俺が愛しているのはフリーシアだけだ。」ロナウはアデルと距離を取ることにしたが、その事で二人に残酷な運命が降りかかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 21:28:29
33890文字
会話率:28%
「だいじょうぶ! ぼくにまかせて!」
ある日の茶会、見覚えのない女性と何事か話していた幼い王子はそう言うと、一人の少女の元へ駆けて行って頬に吸い付くようなキスをした。
──ちゅっ。
そして、王子は呪われた。
女性は大昔からこの国に住まう
古の魔女だったのだ。
魔女によって幼い王子にかけられた呪いは、この国そのものが愛の女神の加護を失ってしまうというもの。
呪いは王子が王位に就くと同時に発動する。
王子に正式な王位継承権が与えられるのは十八歳の誕生日。
それまでに呪いが解けなければ王子は王位継承権を失ってしまう。
そしてタイムリミットまであと一年と迫った十七歳を迎えた王子の額には、呪われていることを示す黒々とした痣が未だに浮かんでいた。
魔女の呪いを解く方法は一つ、王子が"運命の恋"をすること。
そして、王子のキスによって彼の婚約者となったリーゼロッテは彼の事を想いこそすれ、呪いを解けないでいた。
「私では王子の"運命"になれないのでしょうか……」
魔女に呪われた美しき王子と、王子を想う婚約者リーゼロッテ。
王子の"運命"は、果たして二人を幸せにするのかあるいは─────。
**
ヒロイン視点で悲恋と見せかけたヒーロー視点ひたすらラブコメになる予定。
両片思いすれ違いじれじれ学園ものです。
安心してください、ハッピーエンドですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 18:21:58
13302文字
会話率:15%
幼い王子の教育係になった私は、いつしか王子の隣に立っていた。
私を護る為、王子は幸せなお伽話を紡ぎ続けていく。
――「お伽話に取り残された私の話」のフェイの物語。
■この作品はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2021-01-16 20:01:00
5206文字
会話率:37%
好きの重さ、王様目線です。
彼女と彼が幸せになるためには、思い出に留めておくよりほか無かったのかも知れない。
9歳幼い王子の選択は、正しかったのでしょうか?
最終更新:2020-07-26 16:09:07
972文字
会話率:0%
■注! 主人公は前世の記憶の影響で大半の男が病んでるホモだと勘違い中■
今日も幼い王子は怯えている。
できる限り周囲の人々には勘付かせないよう、いつもの「賢い王子」の皮をかぶって。
幼い彼には秘密があった。
三歳の誕生日を迎える深夜、前
世の記憶がその頭に追加された事である。
今まで見た事も聞いたことも無いそれは、地球という星の日本という国で生きていた、良い大人だった腐女子のソレ。もちろん勉学関係の記憶もあったが、今、王子に多大な影響を与えているのは前世の腐女子友達から無理矢理押し付けられた、成人向けBL漫画の記憶だ。
幼い王子の前世なる人物は相思相愛の明るい話が好みだったが、件の漫画を押し付けて来た友達は正反対の趣味。下手すると死亡・流血沙汰な鬱展開物が好みだったのだ。
当然、前世の記憶にある押し付けられた漫画の中身も友達の好みな内容ばかり。
記憶が追加された幼い王子が「このままじゃ、男に殺される!」と恐怖したのも仕方のない事であった。
だが、その事ばかりに囚われていた彼は中々気付かない。
この世界が、前世で攻略本のみ読んで積みゲーにしていた乙女ゲーム、『こっちも向いて』の世界である事を。
自分が、かのゲームでのラスボス兼、隠し攻略キャラである事を。
彼は、ペンと紙を手に行動を開始する。
男女間の恋愛漫画を流行らせて、己の安全地帯を築き上げる為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 18:07:05
9563文字
会話率:18%
田舎に帰ってのんびり医師をしたい、と希望していた医大生の青年アウリールは、第二王子の侍医に抜擢されてしまう。奨学金の返済を免除してもらう代わりに、侍医になることを承諾するが、初めて顔を合わせた王子の態度は冷たい。
王子が心を閉ざすのは、母
に愛されていないためだと知ったアウリールは、まだ幼い王子の将来を危惧し、不穏な未来を変えるために、彼のたった一人の味方になろうと決意する。
まずは、前任の侍医から国王一家の情報を得ようとするが、返答は「やめておけ、首を刎ねられるぞ」だった。
※全6話。BL色は控えめですが、恋愛小説のつもりで書きました。主役二人の関係にニヤニヤしたい方向けのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 17:08:11
23574文字
会話率:36%
王国の地下牢にとらわれた魔女とその王国でひとりぼっちの幼い王子様が、王様になるまでのお話。前後篇。メリバ注意
※「魔女集会で会いましょう」というタグから連想した小説です。Twitterからこちらに再掲載しました。
最終更新:2018-02-12 21:10:20
6893文字
会話率:42%
魔法の大国 ルスマヒア王国で、待望の王子が生まれた。
その子は、ラティファと名付けられ、生まれた時から赤い光を放ち、強い魔力を持っていた。だが、ラティファの魔法を悪用されないよう、王と王妃はほんの一部の使用人しか知らせず、隠し続けた。
ラテ
ィファが10歳になった年、目の前で王と王妃は殺された。
その暗殺者とは、隣国 ソームブリス帝国の暗殺者だった。
ラティファが10歳だったこともあり、政権はラティファが16になるまで、王の弟の長男であるシフレリスが握ることに。シフレリスは自分が期限付きの王であることを嫌がり、ラティファを憎んでいた。そして、わがまま放題に税を徴収したため、民たちの生活は急激に貧しくなり、どんどん不満が募っていった。
ラティファが13になった年、増えていく税に耐えられなくなった民たちは反乱を起こし、シフレリスを捕らえた。
シフレリスに無駄な徴収をやめるように民たちは訴えかける。だが、シフレリスは民の言葉など耳を貸さず、「自分に逆らう者は処刑してやる!」とまで言い放った。民たちは自分たちの王に絶望し、言葉を失う。
その言葉を聞いたラティファは、ひどく怒りを感じ、そして自分がこの国を守ることを誓う。
これは、13歳の幼い王子が「民の王」と呼ばれるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 22:57:26
1463文字
会話率:36%
魔獣と人間が共存する異世界、病弱な幼い王子ルオーは、国の守護聖獣、竜王に救われる。
竜王の庇護の下、成長していくルオー。だが父王の死と同時に戦かおこり、ルオーを庇い倒れた竜王は敵に連れ去られ、少年は奴隷商人の手に落ちる。思いもかけぬ相手に救
い出された少年は、たのもしい仲間と共に、彼の竜王を取り戻す旅を始める。
竜はいますが、魔法は無い世界です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-03 00:00:00
189306文字
会話率:27%
リオンと仲間たちによる冒険の話。王朝騎士団所属の騎士リオンに下された勅命は、呪術に犯された幼い王子を救うため、聖剣を持ち帰ることだった。しかし、聖剣に秘められた真相とその裏で躍動する意志が、リオンに決断を迫る。果たして、リオンは聖剣を持ち帰
ることができるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 14:07:51
184456文字
会話率:46%
契約により、異世界で妖精として過ごすことになったリリアナ。誰に見つかることなく、穏やかに暮らしていた彼女だが、ある時、幼い王子さまに見つかってしまう。
王子さまと友達となった彼女は、離宮という閉ざされた空間の中で、彼のために助言できるこ
とを模索しはじめる。そのたどり着く先とは。
ほのぼの……でもない、わりと迷走系の異世界ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-24 12:25:22
44323文字
会話率:53%
国が滅んだその日。幼い王子を連れて逃げていたティエリはその道行で敵軍の将校と出会う。一瞬の出会い。だがそれは、二人の運命と国の未来を決定づけるものだった。
最終更新:2016-08-13 02:14:54
22538文字
会話率:34%