謀反が起きて皇帝である父は皇妃と共に処刑された。
皇帝の側室であった私の母は、皇帝と皇妃が処刑された同日に毒杯を賜り毒殺。
皇帝と皇妃の子であった皇子が、新たな皇帝として即位した。
御年十才での即位であった。
そこからは数々の武勲や功績を
積み、周辺諸国を属国として支配下においた。
歴代最高の莫大な魔力を持ち、武の神に愛された皇帝の二つ名は…
「勉強ばっかしてないで、たまにはコレで息抜きしてみて面白いから!」
仲の良い友人にポンっと渡されたのは、所謂乙女ゲーム。
『too much love ~溺愛されて~』
というド直球なタイトルの乙女ゲーム。
タイトルに通りに溺愛されたい女子の思いに応えたゲームだった。
声優の美声じゃなきゃ電源落としてるな…と思う程にクサイ台詞満載の乙女ゲーム。
プレイしてしまったからにはと、意地でもクリアしてやると頑張った。
気付けばコンプリートするくらいに遊んだ。
そんな私が・・・
何の因果かプレイしていた乙女ゲームの世界に転生する。
それに気付いた時、驚き過ぎて高い熱を出し寝込んだ。
乙女ゲームに転生とか、訳がわからない。
おまけに何か役割があって転生したという訳でもないようで・・・
そんな私は悪役令嬢でもなく、ヒロインでもなく……ただのモブ。
高難度のシークレットキャラ“隣国の皇帝シュヴァリエ”の妹に転生する。
強大な大国であり、幼くして皇帝に即位した男が兄…。
残虐で冷酷無慈悲から呼ばれるようになった、二つ名。
“魔王”または“血塗れの皇帝”と呼ばれている。
――――とんでもない立場に転生したもんだわ…。
父だった皇帝も側室だった私の母も殺された。
次は私の番――――?
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アルファポリス様、カクヨム様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 19:00:00
265163文字
会話率:14%
主人公ライルはブリケード王国の第一王子である。
しかし、ある日ーー。
「ライル。お前を我がブリケード王家から追放する!」
父であるバリオス・ブリケード国王から、そう宣言されてしまう。
「お、俺のスキルが真の力を発揮すれば、きっとこの国の役に
立てます」
ライルは必死にそうすがりつく。
「はっ! ライルが本当に授かったスキルは、【トカゲ化】か何かだろ? いくら隠したいからって、【竜化】だなんて嘘をつくなんてよ」
弟である第二王子のガルドから、そう突き放されてしまう。
失意のまま辺境に逃げたライルは、かつて親しくしていた少女ルーシーに匿われる。
「苦労したんだな。とりあえずは、この村でゆっくりしてくれよ」
ライルの辺境での慎ましくも幸せな生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 17:51:34
232240文字
会話率:36%
かつてこの大陸は一つの大国【ルストリア】が治めていた。
この世界の魔力の源となる五つの『原魔結晶石《げんまけっしょうせき》』を人々は大切に守り、魔力のバランスを保ち平和に穏やかな暮らしが続いていた。
魔力と上手く共存し、豊かになったルストリ
アの文明は栄えたが、同時に人口は増え続け、それにより小さな争いの火種が、繰り返し起きていく事態となる。
やがては魔法を武力として使い、殺し合いを始める者たちまで現れた。
事態を重く受け止めた国王は、一国で治めきる事が困難と判断。
原魔結晶石がある大地を起点に、五つに国を区切り、王家血族者や信頼の厚い家臣達と手分けして各国の統治を行う事とした。
こうして四方に分かれた四つの国
北の火の国スルトは火の原魔結晶石
南の風の国シーナは風の原魔結晶石
東の水の国ミクマリノは水の原魔結晶石
西の土の国ラミッツは土の原魔結晶石
そして中心に位置する国ルストリアは雷の原魔結晶石を守護している。
ルストリアを宗主国として引継ぎ、調停者の役割を担う。
四つの国は従属国として誕生した。
各国の治政は悉く成功し、治安は回復し再び安寧を取り戻した大陸。
しかし、千年以上続いた平和は、緩やかに、崩れ始めていく……
――王国歴1484年
ついに大陸全土を巻き込んだ大きな戦争が始まってしまう。
国の正義、組織の正義、民衆の正義、個人の正義。
正義の果てに求める平和があるとし、他人の正義を殺していく――。
戦争とはなにか?
平和とはなにか?
これはその正義の答えを探して生きた、魔導兵士達の物語。
◇pixivで連載中
https://www.pixiv.net/users/68968346/novels?p=2折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 10:10:00
396818文字
会話率:45%
――末期の共和国、全盛期の帝国。
強大な軍事力と二十を超える植民地を持っていた共和国にそれまで何でもなかった帝国に蹂躙された時に誰かが放った皮肉だ。
その言葉は共和国の現状を的確に表しているだろう。
帝国との開戦からすでにおよそ四年半
の月日がたっていた。
開戦以前、簡単に例えるならばまだ戦場で騎兵が猛威を振るってい時代。
共和国は世界の三分の一の土地を有した。
巨大な工業力と軍事力を持っており戦神と呼ばれるほどの英雄がいた時代。いつだって血を流すのは兵士だけだった。
共和国が世界の法であり戦争なんてしようものなら共和国の敗戦はあり得ないと一部の属国の国民が言いだしたほどまでだった。
そして、帝国との開戦。初戦での大敗北。次戦での敗走。
それまで、道でしかなかった属国の帝国に、共和国が大岩だとすればただの砂利でしかなかった帝国に共和国は大敗北した。
自国の絶対的勝利に自惚れていたこともあったかもしれないが一番の敗北の原因は工業の発展の差だ。
それまでの戦いは騎兵が主力だった。旧世代の剣と弓代わりに攻守両方に対応できるマスケット銃が使用され歩兵はリンチにされた。
しかし、実際のところその戦法は無力だったのだ。
実際、帝国初戦では地の利と兵士の人数の差もあってか勝利は共和国側にあったが武器の差において負けたのが原因であろう。
ひそかにマスケット銃を旧世代の遺物と知らしめたライフルの生産に帝国が成功したのだ。
もちろん、いちいち装填のかかるマスケット銃よりライフルのほうがはるかに優れているのは明らかだ。
猛威を振るっているはずだった騎兵とマスケット銃の哀れな兵士たちが蹂躙されるのはそう時間はかからなかった。
そうして、共和国の発展の遅さに気づいた植民地が離れていくのも時間はかからなかった。
もはや、共和国と他国との差は追いつきようのないものになっていた。
従来の戦法を重んじていたこともあってかやっとのことで軍にライフルが配備されるも、依然として軍事力の差は塞ぎきれなかった。
そうして呼ばれたので強国の皮を被った弱小共和国。末期の共和国だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 15:39:18
20132文字
会話率:26%
魔導帝国アルカディア。かの帝国との戦乱の果てに属国と成り果てた機巧国レムリア。
二度に渡る戦乱を経てひとつの文明が終焉を告げるまでのその影で暗躍した反逆者たちの物語。
彼らを繋いだ大事件の始まりは、ひとりの花嫁を巡る国家の陰謀からだった。
これは帝国の支配構造を根底から揺るがしかねないつがいの縁談に巻き込まれた傭兵ダレル・ロウが、反逆者「デルト」となるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 05:02:54
113117文字
会話率:42%
龍の子孫が統べるとされる大国。
その服属国たる島国から嫁いできた九番目の姫君には、『瑞花』という名が与えられた。
そんな瑞花の望みは、平和な生活を送ること。
しかし祖国でもそうなのだが、なぜだか分からないがいつも面倒ごとに巻き込まれてしまう
。
そんな瑞花の身に大国で最初に起きた面倒ごとは、霊体の状態で漂う皇帝に出会ったことだった――
そうして島国の姫君は不老不死皇帝のせいで、後宮で起きる事件に巻き込まれることになる。
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:00:00
37577文字
会話率:30%
狼の獣人のスカイ・カリヴィアは、多くの国が人間至上主義を掲げている世界で、彼女は〈魔の大森林〉の中に亜人の国〈獣魔連邦国〉を建国し、奴隷として捕らわれていた亜人たちを救い出して住まわさせていた。
ある日、森に〈オリバリス王国〉国王からの
使者が訪れた。〈オリバリス王国〉は最も人間至上主義を強く掲げている国で、内容は『属国になれ』とのことだった。
スカイは仲間を守るため、ある交渉をした。
これは、もう誰ひとりも失いたくないと戦う孤独な獣の女王の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 22:47:27
41249文字
会話率:53%
この作品はカクヨム様にも先行して掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330658769882074
帝国暦997年 世界一の巨大国家マンチニール帝国はその圧倒的な国力で世界を統治し平和を維
持してきた。
他国を圧倒する国家戦力であるマンチニール帝国騎士団によって世界の約5分の1を統治している。
そんな帝国の従属国であるアルゾワールの外れ、大樹の麓の古屋敷に住むジオラスは本を読むことが好きな12歳の少年。偉大な父に憧れ、8歳の頃から同じ帝国騎士を目指すも、自分より後に入った子供達にですら模擬試合で勝てたことがなく自信を無くしていた。
稽古場から足が遠のき約1年が経とうとしていた時、父から一通の手紙が届く、その日から彼の人生は波乱に満ちていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 17:27:55
73947文字
会話率:39%
伝統的な美しい街並みと豊かな自然に囲まれた小さな国・サラドック公国の公女イシルミーアが16歳になった頃、新興国のヴァシュニル国の国王ベレガディアが突如としてサラドックに訪れた。
人外の存在である彼はサラドックの大公に、ヴァシュニルの属国とな
るか、イシルミーアを妻として差し出すかを迫る。
イシルミーアは国と国民のため、ひとりヴァシュニルに嫁ぐことを決意したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 22:00:00
21244文字
会話率:21%
帝国の属国、ストーク王国の次男パーシーは政戦の才能があると見られていたが、子供の頃の経験から、愛する妻と気楽な婿ぐらしを願っていた。しかし、彼の才を見込んだ父達により、嫡男を亡くした公爵家の婿に押し込まれることになる。その相手は自由恋愛に憧
れるわがままな末娘。その上、家中は激しい派閥争いにあり、外からはその権益を虎視眈々と狙われる内憂外患状態。パーシーは窮地を脱し、安楽な生活を手に入れられるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 20:22:22
10264文字
会話率:15%
イルカンディア王国との戦争に負けたアルキア王国はイルカンディア王国の属国になった。王家が廃止されて、元々存在する貴族らは新しい体制に強いられた。けれど、イルカンディアでは、敗国アルキア人は犬よりも下ぐらいの扱いをされている。そんな現状に、ア
ルキア人が立ち上がった。
そして、ジャンもその流れに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 21:00:00
312676文字
会話率:64%
2020年サイヤング賞を取り、昨年も日本で10勝を挙げたバウアー投手は依然として所属先が決まっていません。
今回はその背景を探るとともに、日本が「日米地位協定」によってアメリカに従属しているという状況について振り返っていきたいと思いま
す。
どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 17:14:53
3221文字
会話率:0%
神々の時代は遠く過ぎ去り、英雄の時代も終わり、時は既に近世。
騎士は嘆く
所詮自分は殺し屋だと。
騎士道は殺しの正当化の手段に過ぎないと。
姫は嘆く
自分は子を産む道具だと。
賢母の教えは女性を従順にさせる欺瞞に過ぎないと。
厳しい
訓練を受けた名家の騎士も、辺境で活躍した遍歴の騎士も
徴兵されたばかりの兵士に工場で量産された銃で打ち倒される時代。
華々しい魔術は戦場から去り、魔獣が牽引する砲兵が戦場を支配する。
何故か聖女の奇跡は発現しなくなり、代わりに医学は大いに進歩した。
ある時、帝国から最も高貴な姫が従属国へ旅に出た。
辺境従属国はいまだ古代のままの技術体系、習慣で暮らす国も多い。
帝国も大地母神を敬い子孫繁栄を第一とし、古代のまま貞操観念が緩い。
北方は母系社会で結婚という概念すらない。
東方は厳格な家父長制を続けている。
母の頼みで巡礼に出て辺境を旅する帝国の姫は何を見て、何を思い帰って来るのだろうか。
そして帝国に帰還した後、起きる出来事とは
◆作品について
同じ世界観で違う年代の騎士物語をいくつか描いています。
各作品単体で話が通るように作っておりますので読みやすい作品から読んで頂いて興味が出たら他の作品も読んでみるのも良いかと思います。
『誓約の騎士と霧の女王』1398年~1420年 ★完結 (歴史趣味満載で人を選ぶかも)
『荒くれ騎士の嘆き歌』1425年~更新中 (割とダークな本作品)
『森の娘と最後の騎士』1435年~1453年 ★完結(女の子主人公でカジュアル向け)
2021/2/12 20,000PV達成!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 18:40:49
1377431文字
会話率:48%
平凡な人生を生き、そして不運な事故によって早世してしまった青年。彼は異世界転生という形で来世を迎え、ハンス・ウェアルスという名前を持って大帝国を治める一族に生まれ変わる。何不自由ない第二の人生を謳歌していた彼だが、皇帝直々の命令で属国の跡継
ぎとして家から出ることを余儀なくされてしまう。本国から送られた彼を待っていたのは内紛で跡継ぎが絶えたことがきっかけに起きた反乱によって内戦の危機に陥っていた小国、チザーレ公国だった。ハンスはチザーレ公女クレアたちと共に、反乱を鎮め安穏とした領地運営を行うための行動を開始する。
これは、チートもなければ特別なスキルもない、あるのは前世で学んだ申し訳程度の世界史知識だけ!な平凡転生者があの手この手で国を繁栄に導く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 08:08:07
238213文字
会話率:60%
帝国公女アレンディナの婚約者は属国のヴァカロ王太子であるが、何かと残念な人だった。
公務があるので王宮に戻ってくるのはその日の夕方だと伝えているのに、前日やってきた義姉夫婦のおもてなしのサポートをしなかったアレンディナをけしからん、と、姉
といっしょになって責め立てた。
馬鹿ですか?
その後『反省?』しないアレンディナに対する王太子からの常識外れの宣言。
大勢の来客がやってくるパーティ会場で『婚約破棄』を叫ぶのが、あなた方の土地の流儀なのですね。
帝国ではそんな重要なことは、関係者同士が顔を合わせて話し合い、決まった後で互いのダメージが少なくなる形で発表するのが普通だったのですが……。
でも、わかりました。
それがあなた方の風習なら、その文化と歴史に敬意をもって合わせましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 20:09:30
22700文字
会話率:30%
米国海軍の厚木基地。付近の河川敷で日本人夫婦が米兵により惨殺される。米軍が探しているのは猫型獣人の少年、蓮。瀬谷武史は米兵の手伝いで蓮の捜索に駆り出される。だが米兵たちの横暴を内心不快に思う反発心と、日本人夫婦が命がけで守ろうとした蓮を見捨
てるのが忍びなく。米兵たちの目を盗んで蓮を連れ出して旅に出る。そこまでするつもりはなかったのだが蓮の救出時にうっかり米兵を殴り殺してしまい、武史も指名手配をかけられている。
2050年。ある朝いきなり電気が使えなくなった。都市機構はわずか数年で壊滅し、主要都市が廃墟化する。日本は米国の属国として監視下に置かれ、大戦後のGHQ占領時のような無法地帯となっている。市民は家に住めなくなり、大規模な公園などに難民キャンプを設営して逞しく生きている。
道中、空手の心得のある武史が蓮に武術の手ほどきをする。ふたりが目指しているのは新宿御苑である。かつて御苑の難民キャンプで武史は女と同棲していた。だが女は妊娠し、武史は責任の大きさに耐えきれずにキャンプを逃げた。十八才の時だった。子供は堕胎したと風の噂に聞き、以来武史は無意識化で罪の意識に捕らわれている。赤ん坊が生きていたなら蓮と同じ年である。あの御苑の難民キャンプになら蓮を託せるだろう。そう読んで座間から何日もかけて歩いてきた。だがふたりが到着した時、御苑では暴動が起き、戦火に包まれている。
武史は蓮を抱えて戦火の中を走る。獣人の小さな命を守るため、独りきりの戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 20:24:13
60347文字
会話率:18%
ナリューシャは10歳で、自国よりも強国に嫁いだ。嫁いだ相手は、その国の18歳になる王弟ラジェドン。ナリューシャは人質のようなものだった。けれど、兄のように優しいラジェドンに、ナリューシャは恋をした。しかし、楽しかった日々は1年ほどで終わった
。ラジェドンの国が内乱に陥り、ナリューシャは自国へ返されることになる。その後、ラジェドンの国と自国で戦争が起こり、8年経った。ラジェドンは国王となり、ナリューシャは彼の国の属国の姫になっていた。8年ぶりにパーティーで会えることになり、彼が生きているだけで良いと思っていたナリューシャの心境に変化が起きる。【8年も初恋が忘れられないどころか、彼に会うと更に膨らんでしまった姫】と【妹のように思っていた姫に気付かされる微執着国王】の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 22:14:53
9571文字
会話率:41%
契約結婚で、初夜の履行は致しません!
属国との国境いへ、新たな辺境伯として帝都から派遣された騎士セルギウス。
弟三人を養うため、新たな領主の妻となることを決めた没落令嬢チェルシア。
何故か二人は寝台の上で睨み合っていた。
◆◇◆◇◆
周辺国を侵略しつくした帝国で、弱きを助け強きを挫く『帝都お見合い協会』の短編その一です。
まずは、安い魔石を磨く労働者を『愚直モグラ』と呼ぶ鉱山地方のお話から。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 23:18:40
12277文字
会話率:21%
フィール王国第一王女として誕生したノエル。
正統な血を持ち合わせずとも王の座を掴んだ彼女は即位の翌年、かつて同盟国であった帝国から一方的な宣戦布告を投げつけらた。
圧倒的な軍事力の差に僅か一年も経たずして属国にされてしまう。
王国を
守るためにこの身を犠牲にしようとしたノエル。
彼女の目の前に現れ、『停戦』として終戦を約束する為の皇帝の条件は、<ノエル・ラド・フィールを后妃に迎える>こと。
当然烈火の如く憤るノエルだが、国の為、屈辱の中条件を飲み入れる。
そうして始まった帝国での生活は彼女にとって途方もない苦痛だった。
毎晩獣の餌として貪り喰らわれる日々。
復讐の機会を狙って従順な態度を取っていたノエルを絶望に落とすのはある一つの<事実>。
皇帝の狂いじみた執着は誰にも止められない。
執着の成れの果てにあった<モノ>とは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 23:08:14
2444文字
会話率:28%
「長らく人質としての役目、ご苦労であった」
冷たい声と淡々とした顔で、私の胸を貫いた王子殿下の――イヴァーノの剣を、私は今でも忘れられない。
十五年間、公爵令嬢としての身分を笠に着て、とてもワガママ放題に生きてきた私は、属国の王太子に恋
をして、その恋を父に反対されてしまった事に憤慨し、国を飛び出してしまった。
国境付近で、王子殿下から告げられた己の出生の真実に後悔しても、私の命は殿下の手によって終わる。
けれど次に目を開いたときには五歳まで時が巻き戻っていて――
傲慢だった令嬢が己の死を経験し、命を懸けて恋と新しい人生を紡ぐストーリー。
《アルファポリスやエブリスタにも投稿しています》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 12:25:40
180562文字
会話率:44%