平凡な皇太子アルトは公爵令嬢レイラとの政略的な婚約によって大きな後ろ盾を得ていた。ある日、平民の聖女エリスが現れ一目ぼれ。アルトは自らレイラを手放す。その代償はあまりにも大きかった
最終更新:2024-10-05 15:19:27
8268文字
会話率:34%
葛城翠は40台後半の主婦。仕事に情熱を傾けてきた年上の夫は、数年前から目が霞むと漏らしていたが、緑内障が進行していてもはや治療できないことがわかり、さらにがんも見つかった。夫は「なぜ真面目に頑張ってきた自分が天国から地獄につきおとさればいけ
ないんだ」と精神的に追い込まれ、家から出られなくなりリモートで仕事をしている。翠は夫に心から同情しつつも、夫に振り回される毎日が辛くてたまらない。
娘の葛城彩は一時的にロンドンにいる。娘は私立大学の付属の小学校に入ったが、徐々に不登校になり、高校で退学。今は通信制の高校3年生。夫は昔から娘の不登校に理解がなかったが、本人が病気になっても変わらない。さらには家の中が暗くなったので、翠は従姉妹の住むロンドンに娘を一時的に避難させた。その娘は来週帰国する。不安しかない。
翠は、助けを求め、浅川傑に電話をする。翠は仕事をしていた頃、浅川と社内で不倫をしていた。翠は浅川と出会って、はじめて恋を知った。そんな矢先、浅川の海外転勤が決まり、翠はついていきたいと本気で願ったが、彼のために身を引いた。そして、浅川へ注いだ愛情を埋め合わすため、夫を体を合わせ娘を授かり、家庭に入った。
翠は、浅川がいま何をしているかは知らない。別れてから一度も会ったことはない。電話で話すのは2年ぶり。2年前に、翠の方から「もう連絡をしないでほしい」と言った。それでも、翠は浅川にすがりたかった。翠は自分が恵まれた人生を送って来たと思っている。努力も苦労もしたことがない。いままででの人生で唯一本気になったことは、浅川を愛したことだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 21:48:25
15046文字
会話率:51%
※ぬるい恋愛は「カクヨム」へ移転中です。美位矢直紀で検索お願い致します。
暫くの間ご迷惑お掛けします事、お許し下さい。
※再推敲しながら全て移転します。少し読み易くなると思います。
https://kakuyomu.jp/
崇高で尊い命の全てに与えられた“愛情”という、どんなに酷使しても壊れる事のない、しかもどんな命をも決して傷付ける事のない武器でエリカに心を射貫かれ、ぬるい恋愛の代償から救われた事を実感していた涼介の下に横浜本社勤務の辞令が届いた・・・
エリカと新たな人生を構築する決意を固めていた涼介に蘇る、今何処で何をしているのかも分からない一人の女性。
何を信じ、何を守り、向き合うべき何かに涼介はどんな形でけじめをつけるのか・・・
ぬるい恋愛 ”情熱という、理想というmelancholy”の続編です。
10話完結(長編)2020年末完成予定?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-30 21:07:34
99871文字
会話率:59%
偽りに隠された誰も知ることの出来ない真実の物語?
最終更新:2010-05-11 19:53:42
3087文字
会話率:21%