俺の名前は「斎上院(さいじょういん) 燈矢」だ。
名前から察するだろうが、中級以上の家に生まれだったのだが、獅子からハゲワシが誕生した。
そのハゲワシが俺だ。
一応、言っておくが、爪弾きにされない程度には高校生として学んでいた。
まあ、少年
時代が劣悪だったのも含めて、良く言えば「薬にも毒にもならない男」で、悪く言えば「小悪党」だと言われたな。
そんな俺でも、手を差し伸べてくる物好きなアイツのお陰で、俺の中にも綺麗な所が残っている。
そんな俺だから、交差点でダンプに轢かれると自覚した時はあっさりと「生」への執着は消えたな。
それに、俺が死んだ後に動く金は、全て「アイツ」に渡る様にしたから「恩返し」としては充分だろう。
だから、未練は無い……と思っていたら「異世界転生」かよ!
確かに、少年時代に散々読んだが、まさか本当に異世界転生するとは誰も思わないだろう?
しかも、前世を思い出したのが、テンプレ「ダンジョン深部での追放」とはな。
……まあいい。
どうせ、天涯孤独なんだ。
好き勝手に生きるさ!
それに、前世ではアイツの恩に報いる為に我慢していた事でも、この世界なら自由だ!
助けたい奴は助け、殺したい奴は殺そう。
今の俺なら、それが出来る!
何故なら、俺はダンジョンマスターだからだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 20:50:00
516083文字
会話率:55%
目が覚めると青年に剣を突き付けられていた。
知らない場所、知らない青年に混乱した御影千晃(みかげちあき)は、そこが王城の中、王子の私室だと知る。どうやら千晃は異世界に転移してしまったらしい。
剣を突き付けていた青年、第一王子殿下によれば
、この世界ではそういう訪問者――「マレビト」がたまに現れるという。
マレビトとして殿下の後見を受け、学園に通うことが決まった千晃だったが、どうやらこの世界では髪や目の色が薄いことが尊ばれているらしく、黒髪黒目は蔑まれているようで……。
それでも何とか殿下の顔を立てつつやって行こうと思っていたところ、千晃は王宮の廊下にロザリオが落ちているのを見つける。
何の気なしに拾い上げたら、突然黒髪の男が現れて――。
「お前の願いは何だ」
千晃は孤独だった。この髪と目のせいでこの世界に居場所がない。そんな彼女は、男に「ひとりは嫌だ」と告げる。
――ここに契約は成った。
魂と引き換えに悪魔ルキフェルと契約した千晃。
彼女はその色彩に加え悪魔との契約で悪目立ちしながらも、次々押し寄せる事件を解決し、王子に司祭、天使といった様々な人物、そして悪魔ルキフェルと仲を深めながらこの異世界を生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 18:11:16
59179文字
会話率:56%
【その断罪、待っていました!】
私は侯爵令嬢オフィーリア・ドヌーブ。王太子アシル・バスチエの婚約者だった。良い国母になる為、日々努力を怠らなかった。そんなある日、聖女を名乗る女性ティファが現れ、あっという間にアシルは彼女に夢中になってしま
う。妃の座を奪われることに危機感を抱いた私は、ありとあらゆる手段でティファを陥れようとして失敗。逆に罰として侯爵家から除籍され、辺境の地へ幾人かの使用人達と共に追放されてしまう。追放先の村での暮らしは不便だったが、人々は皆親切だった。けれど元侯爵令嬢というプライドから最後まで私は素直になれなかった。そんな自分に後悔しながら長い時を孤独に過ごしていたある日。不思議な懐中時計の力によって、何故か断罪の真っ最中に時が巻き戻っていた。聖女への嫌がらせは無かったことに出来ない。それなら今世はおとなしく追放されて和やかに過ごそう。今度こそ幸せに暮らす為に——
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 15:30:04
77377文字
会話率:47%
「婚約破棄を目指さないか、お嬢さん」
ーー孤独な少女に手を差し伸べたのは、優しい怪盗でしたーー。
王族の権力は地に落ち、力ある貴族が私利私欲の為に圧政を敷くオルティス王国。世間では悪徳貴族から宝を奪う義賊が持て囃されるほどに国民の貴族への
鬱憤は溜まっていた。
九歳のとき庶子としてカスティオン侯爵家に引き取られたリリティアは、公爵家との縁を望む侯爵の政略の駒となった。傲慢で愚鈍な婚約者ジェイコブを補佐するための苛烈な教育に耐えてきたのは、全て母の病気の治療と引き換えに結んだ侯爵との契約のためだった。
家族や婚約者に蔑まれ、使用人にも疎まれて生きてきたリリティア。さらには、外面だけは良い婚約者はお気に入りの男爵令嬢との仲を非難されないよう、リリティアにまるで小説の中の悪役令嬢のような役まで押し付けてきた。侯爵と婚約者の命令に逆らえないため、学園や社交界でも嫌悪の視線に晒される毎日。しかしある日偶然、怪我をした青年を助けた事でリリティアの出口のない暗闇のような生活は変わっていく。青年の正体は、義賊として世間を騒がせている変幻自在の変装の達人、怪盗〝ウルティオ”だった。何故か正体を明かした彼は、恩返しにとリリティアの婚約破棄に協力を申し出てきて…。
***自分を殺して生きてきた少女が、ある目的のために義賊を演じながら裏の世界で生きてきた青年の優しさに触れ、次第に笑顔を取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 12:48:59
286855文字
会話率:47%
一人のお転婆な女の子。
その少女は、次なる大神官として大事に育てられていた。
しかし、その間に情勢はどんどん悪化していく。
定められら不運な運命であるにも関わらず、物怖じすることなく突き進む見習い神官プレア。
彼女は、まるで勇者の様に、決
してあきらめはしなかった。
前の国の行く末は?
彼女のいる世界は、終焉を迎えてしまうのだろうか?
・・・ 全67話・完結 ・・・
リリィシリーズの最初にあたる物語
「暗殺者の孤独な闘い。愛した女神官の娘を守るため、闇と戦い、闇に染まる。だけど、その娘は異世界から来た若造の嫁になる」の前編です。
注意:
(当サイト以外では、 カクヨム、エブリスタ、 Nolaノベルにも投稿しています。)
残酷な描写はありますが、極めて軽度なものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 12:10:00
106410文字
会話率:38%
公爵令嬢のセイラは、ずっと孤独の中生きてきた。自分に興味のない父や婚約者で王太子のロイド。
特に王宮での居場所はなく、教育係には嫌味を言われ、王宮使用人たちからは、心無い噂を流される始末。さらに婚約者のロイドの傍には、美しくて人当たりの良
い侯爵令嬢のミーアがいた。
ロイドを愛していたセイラは、辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうになるのを必死に耐えていたのだ。
毎日息苦しい生活を強いられているせいか、最近ずっと調子が悪い。でもそれはきっと、気のせいだろう、そう思っていたセイラだが、ある日吐血してしまう。
診察の結果、母と同じ不治の病に掛かっており、余命3ヶ月と宣言されてしまったのだ。
もう残りわずかしか生きられないのなら、愛するロイドを解放してあげよう。そして自分は、屋敷でひっそりと最期を迎えよう。そう考えていたセイラ。
一方セイラが余命宣告を受けた事を知ったロイドは…
※両想いなのにすれ違っていた2人が、幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いいたします。
アルファポリス、カクヨムでも同時投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 08:30:00
65632文字
会話率:47%
この物語は、心が男のまま女体化した男子が闇に堕ちたときに変身する『ガーネットプリンス』と、心が女性の女体化した男子が乙女覚醒したときに変身する『コバルトプリンセス』の対比を中心に展開する。
シャープは、女の子になって百合百合した生活を送り
たい願望を抱き、悪の組織の研究所に潜入して魔法の薬を盗み出し、自ら心が男のまま女体化する。一方、女の心を持つラルゴは、幼馴染のフォルテと体が入れ替わり、心が乙女として覚醒していく。
シャープは、トイレやお風呂、生理、メイクといった女性ならではの初体験に大胆に挑み、ラルゴはお淑やかにそれらを乗り越えていく。二人は友情を築いてきたが、ラルゴが徐々に女性社会に受け入れられていく一方で、シャープは孤独感を募らせていく。
悪の組織が女体化男子を生み出そうとしている理由は、男の心を持った女体化男子が闇に引き込まれやすく、強力な戦争兵器として覚醒するからだ。組織は大量の女体化男子を戦場に送り込み、戦争の形を変えようとしていた。彼らは、男を女体化させ、心を壊す研究に情熱を注いでいた。
闇に堕ち、破壊活動を繰り返すシャープ。ラルゴは彼の魂を救うため、サックスを手に取り、音楽魔法で彼に語りかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 08:00:00
81258文字
会話率:46%
「学校なんて無くなれば良いのに…」
過去のトラウマのせいで、学校や友達というものに対し強い嫌悪感を抱いている黒髪の男の子、西村真翔。
中学では1年の後半に起きたとある一件以降、ずっと孤独で過ごし続けていた。
春になり桜散る中行われた、桜
川高等学校の入学式。
「また始まる…」
憂鬱な気分で始まる高校という新たな学校生活。
次の日の朝、周りでは早くも友達の輪が出来始めている中
「友達なんていらない」
そう自分に言い聞かせて、高校でも孤独を選んだ真翔。
高校に入学してから1週間程が経過した日、学校では通常の授業が始まっていた。
「あれ、ない。確かに持ってきたのに…」
英語の教科書を家に忘れてきてしまった真翔。
「教科書一緒に見る?」
そう声をかけてきたのは、隣の席の茶髪の女の子、寺沢水里。
「…お願い…します…」
クラスの人と関わりを持ちたくなかった真翔であったが、教科書がなければ授業の内容がわからないため、今回は一緒に見せてもらうことにした。
その日から、水里は真翔に対し、積極的に話しかけるようになった。
水里に話しかけられ始めたことをきっかけに、真翔にとっての孤独の日常が、変わろうとしていた─────。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-06 00:10:00
30556文字
会話率:36%
闇の神マゴスの力を封じ込める聖女を数多、輩出してきた由緒正しきクラヴェウス家の長女として、聖女となるべく教育を受けてきたソフィア。しかし、彼女にはその資格がなかった。それでも諦めない祖母の狂気により、孤独を抱えたまま悪女に相応しいふるまいを
見せるソフィアだったが…。
あまり仲良くもなかった同級生、マニエルの死を目撃したことで前世で友人がハマっていたゲーム「セイント・オブ・ラバーズ」の世界である事を思い出す。
さらにソフィアはヒロインに立ちふさがる悪の元凶…。
だけど、そんな事はどうでもいい。
「貴方に会うために生まれ変わったのに…」
ゲームのヒロインであるマニエルに転生したであろう友人に再会する事を願っていたはずなのにその事実を忘れて、悪役令嬢を演じてきた事に罪悪感が募っていく。
一度はショックから生きる希望を失うソフィアであったが、ゲームで聖女となるはずのマニエルの死は予想外の展開でもあって…。
しかもそれは殺人事件の可能性も示唆していた。それも容疑者はゲーム内における攻略対象者達!!
ソフィアは犯人を探し出し、彼女の復讐を遂行しようと行動を開始する。
彼女の力は胸に秘めた友への想いかそれとも新たな出会いか?
聖女のいなくなった滅亡寸前の世界を舞台に元悪役令嬢が事件の真実を追いかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 19:21:49
241381文字
会話率:38%
初老に差し掛かったオッサンの高梨栄一は、見た事も無い草木が生える森の中をさ迷っていた。到底日本とは思えない場所に困惑しながら、なぜこんな事になったのかと考える。
オッサンは日本の山の中で熊に襲われて死んだはずだが、目が覚めると見知らぬ少年の
身体になっていた。この少年の身体は躍動感に満ちていて、オリンピック級のアスリートさえ遥かに凌ぐ身体能力を有していた。
もう一度人生をやり直せるのかと思ったが、オッサンが居るのは無人の広大な森の中だった。しかも、そこに生息する動物は悪意に満ちていて次々に襲い掛かってくる。しかも、物理法則を無視したような空中移動や遠隔操作で物を操る超能力を繰り出してくる。
なぜそんな事が動物に出来るのか不思議だったが、死にたくない一心でオッサンは戦う。そして、戦っている内に自身も超能力が使える事を発見する。どうやら、ここに生息する動物たちは超能力が当たり前に使えるようで、日常的にそれを使った戦いが繰り広げられる弱肉強食の世界だった。
とんでもない世界に来てしまったと驚くが、それと同時に、自分以外の人間は誰もおらず、人工物さえ見当たらない自然が広がるだけの事実に愕然とする。
異世界に来てしまったのは確かなようだが、この世界に人間が自分だけだとは信じたくないオッサンは、他の人間を求めて森の中をさ迷うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 20:00:00
310167文字
会話率:17%
「自由に生きたい。」「みんなと同じように生きたい。」「愛されたい。」
そう考えるのは二十歳の大学生、古賀大我。
彼は幼い頃から病気によって一年の大半は入院生活や自宅療養に費やしていた。
そんな彼が想いを寄せる「みんなと同じよう
な生活。」
ある日、古賀はいつも通りベッドに横になり、目を瞑ると…
そこには、都会から少し離れた場所にある、桜が綺麗な高校に、二年生の転校生としてこれから通学する自分が存在していた。
どうやらこの世界は「夢」の世界であり、夢と分かる夢、まさに「明晰夢」であった。
古賀は、現実世界の記憶を保持しながら行動する。
儚く、美しく、少し過激♡な学校生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 19:42:22
27346文字
会話率:58%
大罪人、ヴィクター・ヴァルプルギス。過去にひとつの大陸を沈め、世界を恐怖に染め上げた魔法使いは、四百年を孤独に牢で過ごして現在……一人の女性、クラリスに片思いをこじらせていた。
冒険へ出た彼らの目的は、世界の中心である大都会を目指すこと。
しかし彼らは旅の途中、行く先々で事件へ巻き込まれ、首を突っ込み、そして……「最高の魔法使い様」と崇められる人物によって、命と引き換えに魔力を手に入れた人間――「魔導士」が、世界各地で事件を起こしていることを知る。
力を持たないただの人間であるクラリスは、信じる正義のためにヴィクターへ共に戦うことを願う。
対してヴィクターは、人助けなんてちっとも興味は無いが――大好きなクラリスへの好感度稼ぎのため、今日もその願いに応えて凶悪な化け物相手に魔法を奮う。
生まれてこの方六百年。恋愛遍歴ゼロ。
これは初恋一年生のピュアさと、天性の凶暴さを兼ね備えた魔法使いが、冒険と人との出会いを通して少しだけ成長するお話。
※作品はカクヨムにも掲載しています。
エピソードタイトルには、カクヨム掲載時の小見出しタイトルを使用しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 23:10:00
410503文字
会話率:39%
VRMMOの1大タイトルが世界を変えた2084年、ギルドリーダーを務めるフィセラは一人ギルド拠点で活動していると、突如として敵対ギルドの攻撃を受けた。たった一人では戦うことはできない。フィセラは覚悟を決めて、ギルド拠点ごと転移させるアイテム
を発動させた。そうして危機を脱したフィセラだが、転移した先が異世界という奇跡、あるいは悪夢に巻き込まれてしまう。独り異世界に放り出され感じる孤独。寂しさに耐えきれずにフィセラは拠点を捨てて近くの村で生活することにした。
だが、事態は着実に進んでいた。動き出すNPC、現れるドラゴン、竜討伐を目指す王国。
彼女がもつ「魔王」という名とは?
フィセラはこの世界を何者として生きていくのか。
ゲームしてたらゲームキャラのまま異世界に、拠点とNPCも一緒に転移!?流行りで言うとこんな感じのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 07:10:23
436332文字
会話率:23%
「私には愛する女性がいる。あなたを愛することは無い。」
これが結婚したばかりの新郎ロランから初めて言われた言葉だった。
カパネル王国は魔法の国。この国でただ一人魔力を持たないジゼルは古からの因習に従いこの時代の最強の魔法使いであり
公爵家の長男ロランと結婚した。
しかしロランには愛する王国の姫シャルロットがいる。愛し合う二人の邪魔をし世間から悪女と呼ばれるジゼルは新婚初日にロランから冷たい言葉を浴びせられた。
嫌われ疎まれ誰一人味方のいないこの国でジゼルは孤独の中耐えている。五ヶ月経てば古の因習が定める期間が終わり離婚ができる。そしたらロランはジゼルと離婚し愛する姫と結婚する。
ロランが幸せになるその日が来るまで幼い頃から憧れていたロランの迷惑にならないようジゼルは息を殺し生活する覚悟を決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 07:00:00
16991文字
会話率:17%
情勢が不安定になった帝国を救うため、数百年間禁止されていた生贄を復活させ、その生贄の乙女として選ばれた公爵令嬢ソニア。
眠りの乙女として帝国の安寧を祈り眠っていたソニアを突然起こしたのは現皇帝のジェラルドだった。ジェラルドは婚約者のルアーナ
が原因不明の病になったのはソニアの呪いだと聞き、ソニアを起こして好きなことをさせ満足させる事にした。ソニアは辛い思いをして生贄になったのに身勝手な理由で起こされた事に腹を立てジェラルドを好きになったふりをしジェラルドとルアーナを困らせようとした。ところが本当に好きになってしまいソニアは思い悩む。皇帝ジェラルドはソニアを選ぶのか、それともルアーナなのか?。
生贄のソニアはその運命を変えることができるのか、、、現代にまで続く孤独な生贄少女の愛のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 07:00:00
131508文字
会話率:10%
摩天楼の裏に潜む深い闇。東京の裏社会で、冷酷な戦闘能力を持つ「始末屋」エミリア・シュナイダーは、金髪碧眼の美貌とは裏腹に、過去の悪夢に苛まれながらも、復讐の依頼や裏社会の揉め事の解決など、様々な依頼をこなしていく。幼い頃に家族を失った彼女は
、過去の悪夢に苛まれながらも、依頼をこなしていく。元銀行員の相棒、過去を知る刑事、そして、過去の因縁を呼び覚ます謎のライバルとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。これは、孤独な女の再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 21:10:00
265822文字
会話率:24%
剣と魔法の世界で捨てられた赤子。
その赤子は河に流されたのだが、奇跡的に流木へと引っ掛かり一命を取り留める。
そこへ訪れたのは白髪の老人が一人。
その老人は天涯孤独の身。
武術の達人ではあるが、何かを極めるには他の何かを犠牲にしていること
が多く、その老人も例に漏れなかった。
生活が自立しているとはいえ、そんな老人が通常の人の営みを知る由もない。
そんな二人が起こす化学反応とは?
『あれ?ジジイはこれが普通だって…』
『え?女は殴るな、抱きしめろって…』
『宵越しの金は持たないって…』
偏屈な年寄りに育てられた赤子。
その赤子はその非常識を引っ提げ、初めて人の世へと出る。
そこで数々の間違いを訂正されるも、新たに出てくる非常識。
『ジジイ…嘘つくなよな…』
その度に、尊敬していた祖父のイメージは崩れていく。
当たり前だが。
山籠りの老師が育てた子は、老師の目標であった世界最強の夢を見て世界へと羽ばたく。
そしてその捨て子の出生も明らかとなり、それは世界を揺るがす事態へと……
〓以下ネタバレ含む〓
虎の子は虎。
その捨て子も老師に育てられたからか、世界的に見ても強者である。
しかし、物語序盤で最強に最強たる所以を見せつけられその差を痛感する。
その捨て子の名は【蚕】。その蚕はいずれ蛹となり、何になるのか?
名の通り、飛べないままその生涯を終えることになるのだろうか?
沢山のコメント!
あったらいいなぁ…
沢山のいいね……欲しいなぁ…
いっぱい評価!
つかないかなぁ……
こんな感じですが、よろしくどうぞ。
多謝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 19:20:00
193800文字
会話率:33%
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
侯爵令嬢セリーヌは、平民の母と侯爵の不義の子としてこの世に生を受けた。艶やかな金色の髪と、輝くラベンダー色の瞳。詩の一節に出て来る乙女のように楚々とした雰囲気を持ち、女神のように美しい
その容姿はさることながら――十年前、母を病で失って以降、肩身の狭い、寂しい人生を送っていた。
孤独に耐えかねたセリーヌは、ある日、空き家となっている筈の母との思い出の家に手紙を送った。
自分と分からぬよう信書管理所のレンタルポストを経由して。内容も、万が一にも第三者に見られたら困ると思い、短い問いを一文だけ。それは、小さい頃、母と交わした謎かけ。セリーヌの、大好きなものを当てる『なぞなぞ』。もちろん、ずっと返事はなかった。けれど、セリーヌが十四歳になる頃――返事が届いた。
返事は、見事に全て正解だった。
それ以降、セリーヌは隙を見つけては手紙を送り、返事を待った。そんなやりとりに救われながら、セリーヌもついに十七歳。侯爵より、婚約の話を持ち掛けられる。悪戯に送る書信も止めるように厳命され、大切に取って置いた返信さえも燃やされてしまう。
嫁ぎ先は、長年セリーヌの住まう王国の敵国だった獣人の国の若き長ロガン。いずれは侯爵家の駒として嫁がされるとはわかっていたものの、セリーヌは度々噂で聞いていた獣人の恐ろしさに身を震わせる。
しかし、実際に会ったロガンは、無口ながらもセリーヌを尊重してくれる。ロガンの優しさや、不器用な愛情に救われていくセリーヌ。このまま穏やかな日々が続いていくのかと思っていたある日――今度は、セリーヌの元に手紙が届いた。
「前略 この問いの答えが、お分かりになりますか?」
謎かけから始まる、恋の物語。
※未熟な作家故、改稿などもしながら進めていくと思います。どうか、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 00:02:03
82463文字
会話率:28%
『霊術』、それは世界に当たり前のように存在する、異能。
誰しもが持つ、一人一つの固有能力である『霊能力』と、霊能力を分析し、その能力を霊符に込めることで誰しもがその力を使えるように昇華された技術『媒体霊術』、その2つをまとめて『霊術』と呼ぶ
。
『霊術』は武力としてだけでなく、生活の一部として使われるほど世に定着していた。
そんな世界で、霊術界の権化であり頂点『水無月家』に産まれた少年、水無月 祐。
彼は平和が好きだった。
誰しもが、権力に怯えず過ごせるように。
誰しもが、心を寄せ合い笑えるように。
そんな世界を目指していた。
だが………彼は、ある日を境に全てを失った。
家族、級友、富、名誉。
命以外の全てを奪われたその少年は世界に失望し、心を閉ざした。
『平和こそ人生の極地』
世界の「平和」を志すために、自身の胸に刻んだその言葉はいつしか、「孤独」であることを肯定するための自己擁護となっていた。
だけど、彼はそれでも、人が好きだった。
人と触れ合いたい。
笑い合いたい。
いつしかの記憶がそう呼びかけるが、自らが抱える「孤独」が、それを阻む。
「孤独」と「平和」の矛盾を抱え、少しずつ心に傷を負いながら、それでも何も無いフリをして生きていく日々。
そんなある日、彼は唯一この世に存在する友人「神崎 恭也」に、入学するはずなかった高校へ無理矢理連行される。
そこは霊術士を育てるための高校とは名ばかりの養成所である『月園高校』。
平和と同時に霊術士としての道を捨てた彼にとって、そこは自身の存在が許されない場所だった。
元「権力者」である彼を周りは否定し、悪態と誣言が飛び交う。
そして………………そんな、否応なく導かれた地で彼は、ある少女に出会った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 19:48:28
227947文字
会話率:38%
日本の現代女性である新堂矢恵。彼女は自分の好きだった乙女ゲームの中に転生する。が、転生したのは女性ではなく男性で王子様だった。
フォルド王国の第一王子のエリックとして転生したのはいいものの推しキャラのシェリアの残念過ぎる末路を思い出した。彼
はこの時3歳。シェリアを救いたいと彼は思い、決意する。
シェリアに自分は嫌われよう。そう決めたエリックはシェリアを任せられる男性を探し託そうと考える。
後に叔父のラウルや実母のスズコを巻き込んでエリックはシェリアと相対する。全てはシェリアをバッドエンドから救う為ーー。エリックの孤独な戦いが幕を開けた……。
(これは「悪役令嬢ことシェリア・フィーラの決断と王子の想い」のエリック王子視点の物語になります。エリックのキャラや口調が崩れていますが。大目に見てやるぜという方は覗いてやってくださると嬉しいです)
※ボーイズラブな関係なのは脇役になります。主要キャラはNLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:50:24
226037文字
会話率:60%
この物語の主人公は孤独を愛する男である。
孤独を愛するが余りその性格は自己中心的で捻くれている。
そしてその醜悪な性格を一切隠そうとしない、彼の孤独を愛する意思とは裏腹に彼の周りには常に敵が居た。
そしてそんな彼が裏切り者を殺す所か
らこの物語は始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 23:01:17
1807095文字
会話率:73%