大魔法士の系譜である王族のみが魔力を持つ国「ヴァルグレイブ」。この国では魔力を持つ王家とその傍系にあたる五大公爵家が絶大な力を誇っていた。
侯爵令嬢ヒスカリア・バークレイは、事故で両親と自身の記憶を全てなくし、父の代わりに侯爵となった叔父
に養女として引き取られる。
けれど、元々ヒスカリアの父への劣等感の塊だった上、自身の娘ミリアを溺愛していた叔父は、事故で顔に大きな傷を持つヒスカリアをどこに嫁ぐこともできない『穀潰し』と罵り虐げ、使用人のようにこき使った。
そんな親を見て育ったミリアはヒスカリアを「お姉様」と呼びつつも、自分より下のものと認識し、虐げるのだった。
それから十年後。
ヒスカリアが十七歳になったある日、バークレイ侯爵家に、五大公爵家の一つ、ヴァルガス公爵家から縁談の話が来る。
五大公爵家の、それも有名な魔法公爵ジェイン・ヴァルガスとの話にミリアは大喜び。
ところが侯爵家を訪れたジェインから「お前に用はない。必要なのは長子の子だ」と言われ、ミリアと侯爵は憤慨する。
そしてさらにジェインは、ヒスカリアこそが求めていた婚約者だと宣言するが、それには侯爵家が代々隠し続けてきた秘密が関係していて……。
顔に傷を持つ虐げられた令嬢と膨大な魔力を持つ冷徹な魔法公爵の恋の物語。
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:24:52
55357文字
会話率:46%
宝石のように美しい星エリュダイト。
神々が庇護する六つの領域の一つ、人神領域フラタニア大陸の西にある安定した気候を持つ国家エストバース王国。
王家の血を引く大英雄にして人間族の祖父ジェラルド。
天空人(セレスティア)王族と森人王族(ハイ
エルフ)のハーフである祖母プロシア。
二人の実子で神子(イノセンティア)である実母ティアーナ。
宮廷魔術師である人間族の父ライドラス。
その由緒正しき大公爵家の四女として生を受けたのがリヴィアゼア・エル・ファナリア。
生まれながらに大きな祝福を得ていたリヴィアゼアは神子の子であるため、国をあげてその誕生を祝されたが、生まれつき大いなる呪いを受けており大変虚弱であった。
それは非常に強い力を持った神子を恐れた邪神から掛けられた強力な呪いであると解釈され、教会の力を以ってしても解くことは適わなかった。
それでも生きていられるのはひとえに邪神に屈しない強力な神の加護によるもので、邪悪に抗う奇跡の子供として大事に大事に育てられる。
そんな彼女のもう一つの顔は、世界救済の意志を持った転移者である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:00:00
974518文字
会話率:16%
「ふぎゃ!(ヤギとくらすの!)」
大公爵の次女として生まれたルリアには前世の記憶があった。
前世でルリアは、王女であり精霊に愛されし聖女でありながら、父母を暗殺され、虐げられて死んだのだ。
しかも、なぜか前世の自分は人類を滅ぼしか
けた厄災の悪女として恐れられているらしい。
「ふぎゃぁ(ぜんせがばれたらころされる!)」
ルリアは前世を隠し、地味に目立たぬよう生きることにする。
「ふぬー(いなかで、もふもふたちとくらそう」
人間達からいじめ抜かれた前世。
だが、精霊と動物たちはとても優しかったのだ。
そんなルリアの元には、精霊たちや精霊を守護するモフモフな守護獣たちが集まってくる。
精霊を助け精霊王の手によって転生したルリアは、本人も気付かぬうちに、人でありながら、精霊でもある存在になっていたのだ!
これは半分精霊、半分人間の、完全無欠真の聖女幼女が、目立たないようにしつつ、もふもふと暮らすことを目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 11:40:00
263453文字
会話率:48%
四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。
記憶が戻ったのは五歳の時で、
翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており
その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の
了解であり周知の事実)、
自分が公爵家の令嬢である事、
王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、
何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、
そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると……
どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。
これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく
悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って
翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に
避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。
そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが
腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。
そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。
悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと
最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆
世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 00:01:31
74496文字
会話率:53%
貴族の間で『隠れた種族《unknown》』と呼ばれる子爵家の長女アメリ・ブラウンは人見知りなリス獣人の女の子である。
そんなアメリは入学早々、4大公爵家の1つであるオーウェン公爵家(通称:蛇公爵)の嫡男ニコラス・オーウェンに一目惚れされて
しまい、首に印をつけられてしまった。
貴族の義務として在学中にいい人が見つけられたらとは思っていたけれど、理想とは真逆のタイプである蛇獣人のニコラスはお断り!
そう思ってこの求婚を断ろうとしたけれど…
つけられた印は仮婚約《engagement》ではなく、夫婦になる時につける永遠の誓い《eternity》!?
なんとニコラスは先祖返りと言われるほどの膨大な魔力を使用し、アメリの同意を得ることなく永遠の誓いをつけてしまったのだ。
ニコラスからの重くて甘い愛から逃げられない!!
これは人見知りな女の子と、運命の番を見つけてしまった男の子の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 21:04:41
5602文字
会話率:26%
三大公爵家のひとつベラクール公爵家の三女、リアーヌ・ベラクールはゲームの中では悪役令嬢だった。しかし十二歳から六年間、自宅療養を必要とした彼女は偶発的に悪役令嬢ポジションを回避。健康になったしそろそろ婚約しようねという陛下直々のお達しを受け
て婚約者探しすることになったが、建国記念日のパーティーで出会った若き辺境伯に結婚を申し込まれ――前世では一人飲みに出歩くくらいお酒と食事が好きだったゆえに、その影響を受けてそれらを求めるリアーヌの緩やかな日々を綴るだけのお話。 / ゆるふわ設定とご都合展開で繰り広げられるお酒と食事を楽しむだけのお話です。勢いと見切り発車によるスタートのため更新はのんびり予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 21:18:37
33505文字
会話率:43%
【悪魔召喚されました】の文字。
見知らぬ場所。魔法陣の上。
見知らぬ男に「悪魔よ! 私の願いを叶えてくれ!!」と懇願されて、悪魔として異世界転生したとゆっくりと理解した。
なんか切羽詰まっている召喚者に従わないといけないので、等価交換で願い
を叶えたらこの世界について教えてほしいと取り引きした。あなたの魂は要らないです。
のちに『赤き大恩人』と呼ばれる赤き悪魔の美少女・ルビィ。
悪魔として異世界に適応していくルビィに、変態大公爵悪魔と、魅了されている双子吸血鬼、ツンデレ精霊王から千年狼執事まで、ついてくるだって???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 05:23:21
212937文字
会話率:38%
ここはジュエリア王国。四大公爵家のひとつ、サファイア公爵家の娘のルナはある日侍女のモニカに借りた魔法具によって前世を思い出してしまう。自分がゲームの悪役令嬢だと。
ルナは勉強と魔法と剣技を極めて王子より優れた人になることによって婚約を回
避しようとしつつ、この国では同性婚も認められているので主人公の攻略対象たちを同性婚するように奔走する。
そんな中ルナを見つめる一人の少女─
はたしてルナは破滅回避できるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 04:16:06
2409文字
会話率:54%
ある青年が死に、異世界の龍に生まれ変わり、意識を塗り潰されて奴隷に落ちた。
自分を龍だと思い込んでいる一般人を従えるのは、大陸のほとんどを統べる巨大帝国の大公爵令嬢。
腐敗と汚濁と理不尽に塗れた帝国を忌む彼女は、国家転覆を目論んでいた。
黒髪黒目の異邦の剣士に、凄腕の二丁拳銃使い。
幼馴染の魔導技師と、ヘッドハンティングされた義手義足の殺し屋。
悪の組織に体を改造された獣人の少女と、傲慢でワガママで手に負えない、半吸血鬼のお嬢様。
一癖も二癖もある仲間とともに、『龍』は人に紛れて生きる。
騒がしく、温かく、波乱に満ちた日常。
そんな日々は、ある事件を機に、歯車に挟まれたように砕けていく。
龍でも人でもない半端者は、急変する世界で何を思うのか。
ドーモ=ミホシヒトデデス。
前作前々作前々々作等を読んでくださった方は久しぶり、そうでない人は初めまして。
割と残酷な世界で主人公が酷い目に遭いまくる話です。
でもハッピーエンドにします。
努力未来ハッピーエンドです。
それが無理だったら腹を切ってお詫びいたします。
ヒロインはもちろん暴力系ヒロインです。
その他にも主人公は結構酷い目に遭います。
理不尽な暴力にあってこその主人公だと思うんですよ。
もし気に入っていただけたなら、高評価とかいいねとかブクマ登録とか感想とか全部よこしやがれください。
死ぬ気で走り切りますんで、どうか最後までお付き合いください。
云々折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:46:28
527999文字
会話率:45%
☆1日3分、悪役令嬢のひとりごと。
大公爵の第一令嬢であるレイナ様は少し変だ。「ついったぁ」とか「すまほ」とか「いんたぁねっと」とか、この世界にそんなものはないのに、いつもそんなことについて頭を悩ませている。
けれど僕はそんなレイナ
様が好きだ。この人には不思議な魅力があって、どうしても僕は逆らえない。せめて彼女の力になれるように、僕なりの見解で、彼女の思索に力添え出来たらなと思うばかりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:30:00
2905文字
会話率:71%
大国エストライア帝国にある五大公爵家の一つ、ラングハイム家の長男として生まれたヨナは、生まれつき膨大な魔力が原因で寝たきりの生活を強いられていた。
ある日、ヨナは偶然にも一冊の本に出逢う。
それは、失われてしまった古代魔法の全てが記
された本。
その日からヨナは、古代魔法の習得に心血を注ぐ。
本に記されていた一文……『物体を操る魔法』があれば、いつかきっと普通の人のように歩けるようになれると信じて。
努力が身を結び、ヨナは自分の力で立ち上がることができるようになった。
歓喜に震えたヨナは、自分がもう出来損ないではないのだと知ってもらうため、父のもとへ向かう。
……だが、そんな彼の努力を、奇跡を、父は認めてはくれなかった。
それでもいつか家族が見てくれると信じて必死に生きるヨナは、十一歳の誕生日を二週間後に控え、残酷な現実を突きつけられる。
――自分に残された命が、あと一年しかないことを。
絶望に打ちひしがれるヨナは、死ぬ前の最後の望みとして世界中の伝説を求めて旅に出る。
だが、彼は知らない。
旅の先で、彼の古代魔法がたくさんの奇跡を起こすことを。
――たくさんの大切な人との出逢いと、たくさんの幸せが待っていることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 12:10:00
272218文字
会話率:41%
なぜか皆から愛されて大公爵の養女になった話~転移TSから幸せになるまで~『オロレアの民 ~その古代種は奇跡を持つ~』
の、ネタバレ集になります。
本編中では序盤伏せていた事などを書いていこうかなと思います。
「本編、冗長だったけど読みき
ってやったぜ!」という方、
「全部はまだだけど、もうネタバレされた方が分かりやすいかもしれん」という方(出来れば全部読んでからにしてほしいですが!)、
そんな皆さんは是非、こちらも読んでみてください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 10:10:00
1287文字
会話率:0%
西の大陸(アウローラ)の中部域から西部域にかけて広大な領土を持ち、
海の神と花の女神の加護を持つラゲストゥーエ帝国。
第一皇子ヴィリバルト・フリードリヒは幼いながらも大国に生まれた責務と重圧を感じつつも、いつものように第一皇子付宮務
官兼教育係のビスマルク男爵を撒き、庭園を散策していた。
お披露目の準備で庭園の手入れを行う園丁と幼い女の子の二人と出会う。
フリードリヒは兄と間違われたままある花を見たくてローミィの手を取り、神殿に向かう。フリードリヒは意図せず、自分の将来を左右しかねない“皇子妃選定の儀式“にローミィを関わらせてしまい、神殿に留めることになった。その年に開催されていたお披露目の舞踏会を空いていた観覧の間から二人で覗く――。
舞踏会も酣のころ、二人の迎えが来る。ローミィの父親が睡魔の友となりかけていた娘を抱えて、立ち去った。フリードリヒも探していた数人の護衛官に見つかり、こってりと絞られた。
第一皇子フリードリヒと園丁の娘であるローミィ、二人の身分差は天と地ほど遠いもので、今後は交わることはないはずだった。
数年後、ラゲストゥーエ帝国の五大公爵家として名を連ねるローゼンシュタイン公爵家にローゼマリー・アーデルハイト、が生まれる。アーディという愛称を持つ可愛らしい娘。
第一皇子のフリードリヒはローゼンシュタイン公爵の生まれたばかりの孫娘にとある儀式で使われた白い花を誕生祝いとして公爵に贈る。
数百年前に交わされ、反故となった誓約がもたらす災い。歪められた運命は歯車を止めた。
異なる身分を持つ三人が結婚を司る女神に導かれ、出会う。
運命の歯車がゆっくりと動き出し、回り始めた――――。
*R15は保険です。
**この作品は別名義で読書メーターのコミュニティにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 00:23:26
264708文字
会話率:54%
神に力を与えられた英雄が闇との闘いに打ち勝ち、興された神聖帝国アーカンシェル。世界の陸地の大半を占める大陸を支配下に置き、英雄の子孫が代々身に宿す神聖力により、千年近くもの間、神を信奉する民や国土を守り続けてきた。
長い歴史のうちには衰
退した闇が力を取り戻し、度々世界が危機に見舞われることもあったが、神は聖女を地上に遣わして自らを信ずる民を護らせたと言われている。
帝国には神聖力を受け継ぐ皇室の他に、傍系皇族たる四大公爵家が存在し、その直系もまた神聖力を有している。その筆頭公爵家には、帝国の白薔薇と讃えられる令嬢ロザリアがいた。
ロザリアは、七歳の時に魔物から救ってくれた義理の叔父レオンに恋をした。大好きだった童話を自分とレオンに重ね、いつか結ばれることをずっと夢見てきた。
だが、十五歳になった時に国教神聖教会の教皇から聖女と認定されたことにより、勅命で帝国唯一の皇子と無理やり婚約させられる。異教徒の妃所生の皇子は、無能で傲慢なために立太子が危ぶまれていた。聖女を伴侶とすることで、皇嗣と認めさせようという皇帝の政治的判断からの婚約である。
同時に近衛騎士だったレオンは神聖教会所属の聖騎士団に移籍し、ロザリアは寂しい思いを抱きながら、皇子の傍若無人な振る舞いに耐え続けた。周囲の協力を得て皇子を失脚させることに成功し、悪夢の婚約から何とか逃れることができたのは二年後だった。
そうして、ようやく初恋のレオンへ想いを告げることができたものの、簡単には受け入れてもらえない。それでも希望を捨てることなく、ロザリアは恋を叶えるべく改めて意志を固める。
一方で、皇族の堕落とともに闇の力が深まり始め、聖なる結界が弱まり、広い大陸の方々で魔物の出現が増えて来ていた。ロザリアは聖女としての役割を果たすべく、大陸各地にある聖樹を浄化し癒すために、聖騎士団長となったレオンの護衛で巡礼の旅に出る―― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 21:00:00
306828文字
会話率:48%
ボーフォール侯爵家には、壁の中に住まう乙女がいる――
ラスガーナ王国の社交界では、そんな噂が流れている。
この国の有力貴族であるボーフォール家は、侯爵家でありながら三大公爵家に勝るとも劣らない影響力を持つ家柄。
その名家の一人娘・ウェンデ
ィは、家族に愛され可愛がられている、いわゆる『箱入り娘』。デビュタント以来、その姿を社交界に現したことがほとんどないので、謎に包まれているご令嬢だ。それゆえ『箱入り』よりもガードが固い『壁入り娘』と噂されていた。
そんなウェンディの周りを固めるのは父と三人の兄たち。
第一の壁――父・アーサーは数多くの武勲を立てた伝説の総騎士団長。「剣聖」の称号を持ち、未だ国内最高の騎士と名高い。
第二の壁――長男・ブラッドリーは父の後を継ぎ、ボーフォール侯爵となっている。王立学院を過去最高の成績で卒業した秀才でもある。現在は国防省大臣。
第三の壁――次男・セシルはシャンベルタン侯爵家の婿養子で、近衛騎士団副団長。
第四の壁――三男・ドミニクは未だ独身だが国一番の商会を営んでおり、いずれ父が叙爵されていたラングル伯爵を受け継ぐ予定。
彼らは異母妹であるウェンディを溺愛し、外の脅威から守ってきた。
しかし兄たちの知らない間にウェンディの婚約が決まってしまった。相手は三大公爵家、スティルトン家の次男・ロードリック。国内の独身貴族令嬢の憧れの的だ。
兄たちは自分の眼鏡に適わない男には妹を渡せないと、ロードリックに試練を課すが――
ウェンディを巡る兄と婚約者の対立&共闘&溺愛のお話。
*********************************
ふんわり設定の世界観です。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 16:20:30
27922文字
会話率:43%
※番外編執筆&編集改稿のため、完結タグを外しました。物語としては完結済みです。
士族特権による士官学校学費免除が実家没落の危機によってオジャンになった。
そんなわけで、粛々と退学の準備を進めていた僕ことオルミヤジンに舞い込んできたのは、辺
境惑星への赴任を飲めば学費免除の特待生にしてくれるっていう美味しい話。
特待生になれば、実家にある士族の肩書きはなんとか守れるし、何よりも僕が退学せずに済む。
そんなわけで、僕は士官学校卒業をもって辺境の惑星、オッカイに赴任したわけだ。
オッカイにおける正規の帝国軍人は、僕と少佐の二人だけ。
惑星の住民は僅か五十人で、文明レベルは退行し絶望的な識字率……かくして僕の苦闘が始まるわけである。
赴任直後にトラブル発生、決闘で決着を付ける羽目になり、オッカイ最強の戦士って称されたり、
復興予算獲得のため辺境軍を設立したら、副司令に任命されて(肩書きだけは)成り上がったりと、そんなお話です。
でも僕は、格闘なら腕に憶えはあるけど、そんなに強くもないし、肩書きはともかく偉い人じゃないんだよね。だから最強だの成り上がりだのって言われるのは腑に落ちないんだよなぁ……
少佐は僕の事を『非凡なる凡人』とか称してくれるけど、僕は『平凡なる凡人』だよ?
第一部
辺境軍設立・聖地奪還編
辺境軍を設立し、放棄した開拓船である聖地を再び取り戻すまでの話。
第二部
辺境軍解体・対侵略者編
辺境軍解体命令が出た直後、正体不明の旧型輸送船がオッカイにやってきて……
第三部
新生辺境軍・無人空母捕獲編
オッカイのあるブライトサイド星系まで逃げてきた、かつての敵国の無人空母。
その捕獲命令を、なぜだか押しつけられ……
第四部
影の大公爵・完結編
辺境のグスクベボラに招待され、気乗りしないものの出向く事に。
グスクベボラで大公国に所属する艦艇に襲われ、その原因が僕の爺さんにあるとかで?
その結果、僕は帝国史を左右する事態に巻き込まれる。
第一回HJネット小説大賞の一次選考通過……でも二次落ち作品。
HJネット小説大賞2018の一次選考通過……やっぱり二次落ち作品。
軟派で硬派なSF小説です。
楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 15:00:00
938896文字
会話率:23%
十歳の誕生日、初めて登城したリアタタール王国の四大公爵家の内の一つ、グラン家の長女リアーナ・グラン。
二人の王子の挨拶中に、酷い頭痛と共に、ここがゲームの世界だと気づく。
【呪われた王国~紡ぐ二つの魂~】
どのルートもあまりに救いがない
と聞いて、初めてプレイしてみた乙女ゲーム。
悲恋や暗い系のストーリーは大好物だけど、それは第三者視点だからいいのであって自分に降りかかるのは冗談ご免である。その上未クリアのゲーム。
絶望の中で何とか運命を回避しようとするサブキャラに転生した少女の物語。
※異世界(恋愛)のカテゴリーで投稿していますが、恋愛要素は序盤そこまででないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 09:38:52
95202文字
会話率:33%
大天使ミカエルの息子 イサヤ
大公爵アスタロトの末娘 メイ
二人はどちらもまだ修行中の身で…。
ある日、地上に降りる「仕事」のパートナーが替わった超絶美形で天使にも悪魔にもモテモテの俺様天使イサヤ。(でも表向き俺様は封印中)
こ
の日、生まれて初めて地上に降りる「仕事」につく天然美少女で大貴族の娘として箱入りで育てられた悪魔のメイ。
トラブルが起きなきゃいいけど…って無理か(笑)
天使と悪魔は意外と仲がいい…?かもしれません。
でも、その天使と悪魔にもいろいろあったりするんです。。。
思わずニヤついちゃうような甘〜い、でも俺様な天使のイサヤと、悪魔のくせに迫力ゼロの、そのくせやっぱり小悪魔な一面も持っているメイが恋に落ちるお話を楽しんでいただけたらと思います!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 21:00:00
97468文字
会話率:35%
【偏屈な年上侯爵と独占欲の強い年下王子、悪役令嬢が恋をするのはどちら?】
元・苦労人の女社長は、ロマンス小説の悪役令嬢…ヒロインの意地悪な姉、イヴリンとして転生していた。国を支える三大公爵家の長女であるイヴリンの婚約者は、同じ三大公爵家の跡
取り息子・リオ。しかし、妹であるヒロイン、シーアの毒殺未遂の現行犯で追放されることを知っていた。
シーアのために、また、自由に生きるために、シナリオ通りの人生を歩むと決めた元女社長のイヴリンは、予定通り、リオから婚約破棄を言い渡された。更に、父親により偏屈で有名な辺境侯爵の元へ強制的に嫁がされる。実質上の王都追放だ。
イヴリンは、自分の役目を果たしたとばかりに、辺境の地で、新たな人生を生き抜く決意をし、嫁ぎ先の侯爵邸へ到着するが、侯爵に会うこともできず、追い返されそうになり…?
一方、イヴリンと幼い日に共に学んだことのあった第三王子・ランスは、イヴリンの追放を知り、王都に連れ戻そうと水面下で動いていて…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 23:07:57
100507文字
会話率:35%
私、シェリル・ラ・マルゴットはとっても胃が弱わく、前世共々ストレスに対する耐性が壊滅的。
よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。
それなのに………、
「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付
く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」
王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。
「あの………、なんのことでしょうか?」
あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。
「私、彼と婚約していたの?」
私の疑問に、従者は首を横に振った。
(うぅー、胃がいたい)
前世から胃が弱い私は、精神年齢3歳の幼馴染を必死に諭す。
(だって私、王妃にはゼッタイになりたくないもの)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 23:23:16
13858文字
会話率:36%