夏休みに入ったばかりの図書館で小学五年生の少女、マオは、一枚の白い紙を見つけた。
まっしろな紙はノートにしては少し小さい。誰か落としたのかな?落とし主を探したけど、その、拾った紙は、不思議とマオにしか見えないようだった。「変な紙」と思いな
がらも、その紙を家に持って帰ると、夜中に不思議な少年がやってきた。
驚くマオに少年は「あのね、ぼくが精霊っていったら、マオちゃんは信じてくれる?」と言って話し出したのは、変な紙は魔法書の一部で、魔法書が壊れてしまったせいで魔法書の一部が散り散りになってしまったということ。
魔法書に宿る精霊と言う、少年(シリウス)から「散らばった紙を探すのを手伝ってくれないかな?」とお願いをされたマオ。
不思議な事にワクワクしながら、夏休みの間にシリウスと散らばった紙を見つける事にしたのだけど。
紙を探しながら、マオは今迄した事の無い事、やりたかった事、行きたかった場所で楽しい事を経験していく。虫取り、お化け屋敷、スイカ割りにキャンプ……。夏の思い出を二人で作っていく中で、マオの心の中に小さな気持ちが芽生えて行く。
不思議な精霊、シリウスと小学五年生の女の子、マオの楽しくて不思議な夏休みの物語。
*主人公と同じ年頃の子から読めるように、ルビを多めに振ったり、いつもよりひらがなを多く使っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:10:00
44177文字
会話率:63%
これは、ひと夏の“ちいさな”大冒険の物語。
小学五年生の結城なつみは、亡き姉とともに遊んだ「勇者ごっこ」を引き継ぐように、ひそかに心に決めていた。
けれど、冒険の一歩がなかなか踏み出せないまま、夏休みを迎える。そんなある日、同じクラスのそ
らたと出会い、図書館の旧館に隠された“勇者ノート”を探すことに。
不思議な出来事や秘密の場所、そして懐かしい記憶に導かれながら、ふたりはほんの少しだけ、自分の世界を広げていく。
そこにモンスターはいないけれど、ドキドキやワクワク、ちょっぴり切ない気持ちがつまっている。
子どもにとっては「大冒険」。大人にとっては「懐かしい記憶」。
これは、勇気を出して“ただいま”を言うまでの、優しい夏の物語。
君にもきっとあったはずの、“あの夏休み”が、ここにある。
「勇者になるって、そういうことだったんだ。」
──これは、ちいさなふたりの、忘れられない夏の冒険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:30:00
94446文字
会話率:25%
――その窓を覗いたとき、世界の向こう側が、こちらを見ていた。
夏の黄昏、黒猫を追いかけて入り込んだ、ビルとビルの狭間。
その奥に、取り残されたように朱色の鳥居と小さな祠が佇んでいた。
ふと頭をよぎったのは、親友が昼休みに話していた都市伝説
。
「両手で“狐”の形を作って、輪の中を覗くと――妖怪の正体が見えるんだって」
信じるつもりなんてなかった。ただ、ちょっと試してみたくなっただけ。
だけど、その瞬間、耳元で声が囁いた。
「おまえ……今、我の正体を暴こうとしたな……?」
窓の向こうにあったのは、“あちら側”――この世の理が届かない世界だった。
静かに崩れ始める日常、身体の奥に疼く違和感。
これは、ひとりの女子高校生が“見てしまった”ことで始まる、ちょっと不思議で、ちょっと危ない、ひと夏の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 13:18:00
25682文字
会話率:37%
夏休み、うるさい母親が嫌になった13歳の少年ユウトは隣町まで家出をする。
自転車を漕ぎ少し遠い街まで来たユウトは一人の少女に出会う。
2人のひと夏の冒険の行方とは?
最終更新:2025-04-22 22:11:34
6808文字
会話率:35%
中学生のオタク少年、翔太が、河童の都市伝説で有名になった大阪の田舎町、箕里町にやってくる。
そこで滞在する民宿、星野屋の娘、ゆきと出会う。
呼吸を忘れるほどの美しい少女、ゆきに心を奪われる翔太であったが、彼女から河童にまつわる重大な秘密を聞
かされると事態は一転――
ゆきは翔太との距離を一気に詰めると、星空の下に誘い出し、まさかの告白!?
「翔太君となら……試してみても、いいよ」
この星を巡る翔太とゆきの、ひと夏の冒険が始まりを告げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 16:31:55
4831文字
会話率:42%
私の前世はキノコ……を探したり、ちょっと変わったものを食べたりするのが大好きだった日本人。もちろん異世界転生先もキノコ……ではなく貴族の令嬢で想像とちょっと違ったけれど、婚約破棄と国外追放をされて魔物だらけの森に捨てられたようです。まあキノ
コと山菜と釣竿があればなんでもできますわ!え、毒草と毒蛙と毒キノコですか?毒を抜けば食べられますわ!前世の知識と強めのメンタルで生き抜いてみせます!……極限サバイブ令嬢が送る、ひと夏の冒険と毒とゲテモノと、ついでに恋した人のお話。※この作品は一部に両生類および爬虫類が含まれます※この作品はフィクションです。良い子は有毒な動植物を食べないでください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 13:10:08
18357文字
会話率:22%
「ガキの神様ガキの神様、探し物をみつけてください」
小学三年生のミナトは悪ガキのリュウヤに大事にしている時計を放り投げられてなくしてしまう。途方に暮れているミナトに、遠くに住んでいる親友のヒロタは「ガキの神様のおまじない」を教えてくれる。
その手順に従っておまじないを実行しようとするミナトだったが、またしてもリュウヤに邪魔されてしまう。そのことをヒロタに報告すると、どうやら失敗した時に限りおまじないの手順には続きがあるようで……? やさしくてちょっと怖い、夏の冒険を書いたジュブナイルホラー。夏のホラー2024「うわさ」に参加しています。カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 19:10:00
8661文字
会話率:53%
自称、どこにでもいる高校生のユウキは、通学中に『妖精』を目撃する。
同じく『妖精』を目撃した幼馴染のスミカと、もう一人の幼馴染でオカルトマニアのレンヤと共に、不思議な体験の謎を解明しようと調査に乗り出した。
その謎の中心には『千現神社』の存
在。
調査を進めるうちに三人は更なる不思議な体験をすることになる。
『千の現が交わる場所』で三人が見たものとは。
そして、調査を進めるうちに大きな事件に巻き込まれるユウキたち。
一夏の冒険譚の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 19:29:52
41862文字
会話率:39%
宮兎(みやと)高校に通う主人公の有雛(アリス)は十全十美(じゅうぜんじゅうび)な姉である芦璃那(ロリナ)にコンプレックスを抱えていた。
そんなところに白い耳が生えた男が家に入り込んでしまい……
これは、不思議の国のアリスのアリス・リデルの魂
を持つ有雛の一夏の冒険譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 17:34:58
2719文字
会話率:73%
車椅子の少女、星野紗月の前に空を飛ぶ少年は突然現れた。
少女の窮地を救った少年は、あっという間に青い空に消えて行くも、やがて二人は運命的な再会を果たす。
謎だらけの少年に心を囚われてしまった紗月は、秘密を隠そうとする少年に追い縋り、姉の行方
を探す少年の手助けを買って出る。
どこまでも自由な空を飛ぶ少年と、誰かの手助けなしではどこへもいけない少女。
そんな二人のひと夏の冒険がここに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 08:40:00
142219文字
会話率:44%
ジェイクのひと夏の冒険
最終更新:2024-03-01 00:59:56
765文字
会話率:47%
一人の少年の夏の冒険。
ネタバレになるので書けません…
最終更新:2023-08-06 17:33:25
818文字
会話率:27%
スマホに替わりARゴーグルが情報端末として普及した近未来、人々はゴーグルを通じて必要な情報にアクセスすることが当たり前になり、離れて住む人が交流をする際にはARのアバターとロボットとを組み合わせた訪問が普通に行われるようになっていた。VR
ゴーグルは視覚の発達への影響があるため、十歳未満の子供たちの利用は制限されていて子供たちは必要に応じてタブレットを使うことでバーチャルな情報にアクセスしていた。
都会に住む悠真はARゴーグルが利用できるようになった十歳の夏休みに、幼い頃に遊びに行ったきりアバターロボットによる交流しかできていなかった祖父にリアルで会うために、祖父の暮らす施設を訪問する一人旅に出発した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:04:20
8067文字
会話率:52%
陽炎の向こうに竜がいる。
これから竜に会って、卵をもらってくる。
彼はそう宣言した。
大冒険はそうして始まる。
竜と夏の日差し、そして忘れられぬ友だち。
きっかけは、ちょっとした意地の張り合いだったけれど。
3人の子供たち
は旅立った。線路の向こうの、高い高い山へ。
そこには、ひとりぼっちの白竜と、復讐の黒いたくらみが待ち受けていた。
これは少年少女と幼い竜の、出会いと約束の物語。
※『王立空軍物語』の舞台である異世界ライズの物語です。登場人物が一部重複します。
※独立した物語のため予備知識無しでお読みいただけます。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 19:00:00
53755文字
会話率:31%
冒険は、きっとあなたがつれてきた
1999年に、突如異世界より未知の物質「魔力」と、魔力を持つ超生物「モンスター」、それらを内包する空間「ダンジョン」が、地球に現れた。
混乱の後、人類は魔力を「魔法」として自らの手に入れた。
その、力と
技と魔法を駆使して、モンスターの退治やダンジョンの調査を請け負う者達が現れ、彼らは「テイカー」と呼ばれるようになる。
いつしかテイカーは、スポーツ選手や映画スターのような人気となり、世界がテイカーに、ダンジョンに熱狂していた。
そんな、2030年の時代。
アメリカの大手テイカーチームに所属する女テイカー「スカーレット・ヘカテリーナ」は、その過激なコスチュームと仕草が原因で、チームを追放されてしまう。
しかし、タダで転ぶ彼女ではなく、新たな活動の場=日本をあらかじめ見つけており、日本での再出発を決意する。
一方、日本のある町に住む内気な少年「秋山東(アキヤマ・アズマ)」は、学校にも家にも居場所がなく、孤独な日常を送っていた。
そんなある日、アズマはクラスメートからダンジョン攻略に誘われ、ようやく自分も皆に受け入れられたと喜んでいた。
その裏にある、悪意に気づかずに。
スカーレットとアズマ。
正反対の「はみだし者」の二人が出会うとき、一夏の冒険が幕を開ける。
………その頃、地下深く。
世界を揺るがすおそるべき災いの卵が、人知れず孵化しようとしていた………
※この作品はカクヨムにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 20:00:58
318834文字
会話率:22%
葵は高校受験を乗り越えてからの初めての夏休み。
親友である悠真・幸と一緒に海辺に旅行に行くと、とある「事件」に巻き込まれてしまう!
そんな中、葵の元にとある女性が現れて…?
とにかく盛りだくさん!この3行だけで話が終わると思ったら大間違いで
す、最後には…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 23:00:00
582文字
会話率:23%
夏祭り中の少年4人の冒険。
どんな怪奇が起こるのか?
最終更新:2022-07-16 10:00:00
5681文字
会話率:29%
父とともに家業の歌をのぞまれ、芸術を生業とする小皇国レガートから南の大国セフュラへと招かれた少女エウルナリア。
セフュラ王は、父と仲のよい学友でもあったため、夏のそれは毎年の恒例行事でもあった。
十五の夏。
エウルナリアには、一つの野望が
あった。
王都キウォンよりもさらに南に下れば、エメラルドに輝く海と賑わう港があるという。ぜひ、そこまで大人の力を借りずに行ってみたくて──
※貴族令嬢としては破格の冒険の申し出に、周囲が意外なほど激甘です。ゆるふわ世界観で魔法はありません。
※おおむね、主従、身分差、幼馴染み属性が暴れて書いてしまいました。ご容赦ください。
※前書きに鉛筆らくがきネームがあります。
びっくりなさらないよう、表示調整機能でon/offをお選びください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 07:32:10
4100文字
会話率:33%
小学校四年生の夏。
ぼくたち四人は冒険に出掛けたんだ。
それは本当にかるい冒険のつもりだったんだけど――。
南の島の少年少女たちによる、知恵と勇気と、ほんの少しホラー風味な真夏の冒険の記憶。
小学生から大人まで楽しく読めるような作品を意
識しました。
前中後編の三話構成、六千文字程度でさらっと読めます。
ジャンル超迷ってます。いいジャンルあったら教えてください。m(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 12:32:10
6685文字
会話率:26%
戦乱の世も今は昔。この世は天下泰平……だったはずなのだが。
「て め ぇ ら ぜ ん い ん ぶ ち の め す っ !」
「それがしは断じて、見つめ合ってなどいない」
「別にアンタたちのためにやるんじゃないんだから
ねっ。ボクがやりたいから、やるんだからねっ」
「勝負の最中に口数が多いのだ、馬鹿者」
「さぁ、お嬢ちゃん、お仕事の始まりだ。頑張ってくれ」
そこで繰り広げられるのは、侍と冒険者とお姫様が活躍する『時代劇風冒険活劇』な物語なのでした。
※尚タイトルは、好きな某格闘ゲームから着想を得ております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 20:35:15
23615文字
会話率:44%