わたしは姫である。名前はない。
とある名無しの傭兵少女と、その異父姉の姫レア、そして女同士でありながらレアと契約を交わし結婚した隣国王女ユーリの物語である。
主人公の少女には名前がない。
北大陸の南海ミルフィリアの海賊船で生まれた者は生
まれつき名前を持たぬのだ。
彼女は十二歳。彼女の父アルバスは弱国イグルスの第二王子である。父娘は長らく大陸を放浪していたが、アルバスが川魚で中毒を起こしたので療養のためイグルスに出戻った。
少女は王都で異父姉レア姫と出会う。
毒花の名をもつレアは美しく賢いが、宮廷と折り合いが悪く鬱屈している。軍を指揮して国を導きたいと努力しているが報われず、娘連れで帰郷したアルバスに立場を奪われ、国王の命令で北国ホルクスのユーリ王女に嫁ぐように命じられた。
姫君が姫君に嫁ぐ同性婚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 07:10:00
33581文字
会話率:37%
プラモデルを通じた少女たちの友情とひと夏の成長の物語。
一九八四年の夏休み、プラモデル作りが趣味の小学生・朔子《さくこ》は同性のクラスメイトの誰とも趣味が合わないことを気に病んでいた。そんな時、行きつけの模型店で偶然にも、同学年で同じ趣
味を持つ少女・航《わたる》と出会う。
お互いの作品に運命的な魅力を感じた二人は意気投合し、朔子の幼馴染でプラモデル初心者の孝美《たかみ》を交えて、失いかけた友情を取り戻したり、初恋に悩んだりしながら、プラモデルの製作会と、手に持った模型を動かして遊ぶ「ブンドド」を通じて友情を深めていく。
しかし航には、その友情を脅かす、朔子の知らないとある事情があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 06:30:00
81101文字
会話率:39%
遥は三十路を過ぎた所謂『オバサン』。
男運の悪さと男らしいと称される性格もあって未だ独身、年齢イコール彼氏いない歴更新中の『お独り様』だ。
そんなある日、遥は交通事故に遭い、異世界にハルスウェルトという伯爵家の三男坊に生まれ変わる。今
世こそ相思相愛の素敵な恋人をゲットして人生謳歌したいと画策するが、様々なトラブルに巻き込まれ、当初の予定は呆気なく崩壊していく。
オバサンの図太さと男前な性格でトラブルメイカーの少年ハルスウェルトは無自覚に周囲の人間を巻き込み、タラシ込んでいく・・・
重婚、異性婚、同性婚、身分差結婚有りの自由恋愛の許された王国でハルスウェルトは念願の恋人を手にすることはできるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 05:00:00
2904321文字
会話率:25%
「『私』の時はここまで歩めなかったから、進める所まで進もう。…常識の範囲内で。」
大体そんな感じな結構ノリの人を主人公が遂に社会人に。ファンタジーの世界でグダクダな彼女の相変わらずな日常や非日常をコメディやシリアスっぽく書いていきます。
【
学生編】を読まないと分かりづらいと思いますが、出来るだけこの【社会人編】だけでも成立出来る様頑張ります。※たまに、予告なしにあらすじや本文を加筆修正、キーワード追加や削除をする場合があります。ご了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:06:59
4189390文字
会話率:38%
「『私』は人間嫌いだった…けどまぁ…一応コレ第二の人生だし、頑張ったらどうにかなるでしょう…多分。」
大体そんな感じな、結構ノリの人を主人公に、ファンタジーの世界でグダクダな彼女の日常やら非日常をコメディやシリアスっぽく書いてみました。※1
たまに、予告なしにあらすじや本文を加筆修正することがあります。また、誤字脱字の修正は遅めです。ご了承ください。※2凄い不定期に、通常話じゃない番外編みたいなの挟みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 07:00:00
3465279文字
会話率:58%
詩、掌編集
2023年8月からタイッツー(タイッツーID:@tokito_3ym1000k 刻斗.名義)とbluesky(ID:@tokito3ym1oook.bsky.social
三山千日名義)に投稿した詩、ショートショートをまとめた
ものを少しずつ公開しています。
私の"混沌"とした思考の中で"星屑"のように閃いたイメージを"拾い"、編んで形にした作品をお届けします。
不思議、ミステリアス、ホラー、色っぽい、可愛い、中には同性愛をほのめかす話など色々綴りましたので、気分転換にどうぞ。
[ご注意ください]
筆者が閲覧に注意が必要と判断した作品には、タイトル横に"※"付きで注意書きを表示しています。
注意書きに苦手な要素が含まれているようでしたら、
《ご閲覧を避ける(推奨)》
もしくは
《読者さまの"自己責任のもと"でのご閲覧(少しでも苦手と思われたら速やかにご閲覧を中断することを強くお勧めします)》
を読者さまご自身がお決めくださいますようお願いいたします。
なお、該当作品(注意書きのある作品)をお読みになった上で読者さまがご不快な思いをされましても、当方は責任を負いかねますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 20:00:00
103058文字
会話率:18%
高校生の藤崎藍は、幼い頃の交通事故により両親を亡くし、その心的外傷から、複数の人格を宿して生きている。主人格の藍に加え、姉のように優しい香奈、攻撃的な紗友、男性として生きる拓、共感力の高い菜津。五つの人格は、藍が困難に直面するたびに交代し、
苦難を乗り越えようとするが、その不安定さから藍は周囲との関係を築けず孤立していた。
そんな中、藍を支えてくれた祖父母が相次いで介護施設へ入った。一人暮らしとなった藍は、いじめを苦に通信制高校へ転校する。そこで出会ったのは、プロダンサーを目指すメモリーだった。住む場所のない彼女に藍は自宅の空き部屋を提供する。
メモリーは、藍たち五人を受け容れ、二人の奇妙な共同生活が始まる。同性愛者であることを打ち明けていたメモリー。藍の中の男性人格・拓と彼女との予期せぬ出来事などに戸惑いながらも、メモリーの明るさと、五つの人格間の危うい協力関係によって、藍は高校生活を送っていた。
ある日、藍はメモリーのアルバイト先のステージで、彼女の才能に圧倒される。しかしその帰り道、メモリーがダンス留学の資金を得るための「ママ活」相手に遭遇する。藍は暴言を吐き、孤立してしまう。これまでなら逃げていた藍は、その時初めて踏みとどまり、その結果、姉のような存在だった香奈が藍の中から消滅する。
さらに、藍と共感し合えた菜津も、両親の命日に姿を消してしまう。人格が統合されると仲間が消えるという葛藤に苦悩する藍。そんな中、メモリーの留学の日が近づき、藍は孤独感を一層深めていく。
メモリーは無事LAの芸術学校へ入学。数ヶ月後、夢に向かう彼女から届いたダンス動画は藍を勇気づける。力強いメッセージを受け取った藍は、自分の中のそれぞれの人格を尊重し、共に生きていくことを改めて決意する。
物語は、交代人格たちが「五色のツバメのダイアリー」を通じてコミュニケーションを取り合う様子を描きながら、下町情緒の残る東京都豊島区の大塚の風景を舞台に、少女の葛藤と成長を描き出す。祖父母との思い出の銭湯、両親との記憶が蘇る都電荒川線が郷愁を誘う。
※この作品は、直接名称を出していませんが、解離性同一性障害をモチーフとしており、性同一性障害、同性愛も取り上げています
※過激ではありませんが同性同士の性描写シーンがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 20:00:00
50742文字
会話率:38%
高校生の藤崎藍は、幼い頃の交通事故により両親を亡くし、その心的外傷から、複数の人格を宿して生きている。主人格の藍に加え、姉のように優しい香奈、攻撃的な紗友、男性として生きる拓、共感力の高い菜津。五つの人格は、藍が困難に直面するたびに交代し、
苦難を乗り越えようとするが、その不安定さから藍は周囲との関係を築けず孤立していた。
そんな中、藍を支えてくれた祖父母が相次いで介護施設へ入った。一人暮らしとなった藍は、いじめを苦に通信制高校へ転校する。そこで出会ったのは、プロダンサーを目指すメモリーだった。住む場所のない彼女に藍は自宅の空き部屋を提供する。
メモリーは、藍たち五人を受け容れ、二人の奇妙な共同生活が始まる。同性愛者であることを打ち明けていたメモリー。藍の中の男性人格・拓と彼女との予期せぬ出来事などに戸惑いながらも、メモリーの明るさと、五つの人格間の危うい協力関係によって、藍は高校生活を送っていた。
ある日、藍はメモリーのアルバイト先のステージで、彼女の才能に圧倒される。しかしその帰り道、メモリーがダンス留学の資金を得るための「ママ活」相手に遭遇する。藍は暴言を吐き、孤立してしまう。これまでなら逃げていた藍は、その時初めて踏みとどまり、その結果、姉のような存在だった香奈が藍の中から消滅する。
さらに、藍と共感し合えた菜津も、両親の命日に姿を消してしまう。人格が統合されると仲間が消えるという葛藤に苦悩する藍。そんな中、メモリーの留学の日が近づき、藍は孤独感を一層深めていく。
メモリーは無事LAの芸術学校へ入学。数ヶ月後、夢に向かう彼女から届いたダンス動画は藍を勇気づける。力強いメッセージを受け取った藍は、自分の中のそれぞれの人格を尊重し、共に生きていくことを改めて決意する。
物語は、交代人格たちが「五色のツバメのダイアリー」を通じてコミュニケーションを取り合う様子を描きながら、下町情緒の残る東京都豊島区の大塚の風景を舞台に、少女の葛藤と成長を描き出す。祖父母との思い出の銭湯、両親との記憶が蘇る都電荒川線が郷愁を誘う。
※この作品は、直接名称を出していませんが、解離性同一性障害をモチーフとしており、性同一性障害、同性愛も取り上げています
※過激ではありませんが同性同士の性描写シーンがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 13:11:21
7159文字
会話率:25%
ネトコン13応募作品です。
フローレン王国の宰相の娘アーダリは、誰しもが知る筋金入りの女性好き。
そんな彼女は、仕えている第1王女であるアントニーとベッドを共にすると――
なんと国王陛下にバレてしまう!
しかも、お互い裸で!
王女に手を
出したからには、当然処分は不可避。
しかし、同性愛は法律で禁止されておらず、2人の関係を公表するわけにもいかず、国王は頭を抱える。
そこで、アーダリが「国王の侍女に手を出した」ことにして
宰相家であるポメラリア家を出て平民になる事で手を打つ。
こうして、アーダリは平民になり家を追い出されることに。
――が、なぜか父から『大金』と『常勝株』を受け取り、
さらに父が用意した『高級ホテル』で、悠々と追放生活を送っている。
しかし、アーダリの専属メイドのアメリーに
「家と仕事を探してください!」
とうるさく言われる。
ならばとアーダリは、居場所がない同性が好きな女性たちの
悩みを聞くサロンを開くことに。
ついでに『夜の相談』も受け、趣味と実益を兼ねることにして
早速、街に出るのでした。
こうして始まる――
追放された公爵令嬢による「女性のためのサロン作り(と夜の相談)」のコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 19:17:53
24615文字
会話率:42%
この小説はPixivに投稿した物です。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19532468
あらすじ
公爵令嬢リリアールは親が王位継承第一位の王子と政略結婚させようとした失敗し、自宅で軟禁され
て
最も住みやすい場所でも半分は雪にとざれるるカコー地方へ追い出される事が決まていた。
それまで1年間の猶予があり、結婚相手が見つかれが回避は出来るが目ぼしい所は全て断られた。
親に見放されたショックとこれからの人生への不安からアルコール依存と過食なってしまう。
それを心配した専属メイドのエレオノールがリリアールを救うため結婚を申し込むのだが
この国では女性同士のみ同性婚が認めれているのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 17:06:17
19401文字
会話率:45%
【ケガレつき】
そう呼ばれる少女がいた。
その少女の名はミリア。彼女は特異な魔法を持ち、それが彼女をケガレつきとしていた。
そのケガレた魔法のせいで追放されたミリアは、とある魔女の計画の手伝うことになる。
その計画こそ【魔王復活計画】
。まるで悪役が企んでいそうな計画だが、ミリアは思った。
ケガレつきと呼んだのはあいつらじゃないか。
じゃあ、自分がケガレつきとして世界のケガレである魔王を復活させても、誰も文句は言えないだろう。
そんな理由で始めた計画だが、この計画は彼女に様々な影響を与えた。
それは良い影響? それとも、悪い影響?
それは分からない。
だが、一つだけ分かることは――――
彼女はこの計画のおかげで孤独ではなくなった。
※注意※
本作はガールズラブ・百合に属します。(この時点で大歓迎! って人は問題ないと思います)
詳細に言うと、本作にはLGBTQに該当するキャラクターが登場します。
その殆どはレズ(女性の同性愛者)とバイ(両性愛者)です。
これを踏まえた上で、女性同士の恋愛描写を非常に多く含みます。
また、展開としては殆ど描かれませんが、ゲイ(男性の同性愛者)やその他のセクシャリティも登場します。
ただし、メインは依然としてガールズラブなので、ボーイズラブの展開は殆ど描かれません。(その為、要素としてボーイズラブは入れていません)
恋愛描写に関しては以上です。
とは言っても、本作はストーリーが第一なので、単純に天使とか悪魔がいるファンタジー作品になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:14
474260文字
会話率:44%
ー 人間は欲望と共存する。
監視が届かない権力者は、横暴の味を占め、必ずケダモノになる。
悪しき伝統を覆す英雄を待つー。
◆ ◆ ◆
中世時代・日本、都から離れた辺境に❝祖柄樫山❞という山があった。
その麓には、とある村があり、その名
を❝置田村❞と❝黛村❞と呼ばれていた。
この2つの村には因縁があり、15年前に黛村の権力を巡り争い、混乱から逃れた村民たちは西の麓に置田村を創立。そこから5年後に『一揆』といわれる村同士の大きな戦が起こった。
以来、この村堺は禁足地ともなっていた。
都から離れたこの村々は、村長たる乙名5人によって掟が決められ、破るものには容赦はなかった。
独立した一つの国のような村には異様さと不気味さを併せ持っていた。
そんな村に住む村民は、ただただ普通の暮らしを求めて、平和な集団生活を望み村に来るものが多かった。
権力を得た人間と、それを目の当たりにする人間。そんな人々の日常とはー。
◇ ◇ ◇
祖柄樫山の村に住む、様々な人間にスポットが切り替わる群像劇で話は展開していきます。善悪ともに振り切れた個性を持つ数多くの人物の描写、彼らの純粋なほどの恐怖、または欲望を、是非共感してください。
!注意事項!
※作品の都合上、残酷・過激な描写がありますので、ご注意ください。
※作品の都合上、歴史に沿わないもの(苗字・舶来品・宗教など)があります。御了承下さい。
※作品の都合上、所々に常人離れした描写(剣術・格闘・忍術・ワイヤーアクションなど)があります。
※作品の都合上、極稀に同性愛の描写(手を繋ぐ・髪を触るなど)がありますので、御了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
170418文字
会話率:61%
絶望の淵にいた田中ケンタは、東京で謎めいた女性エジェニー・デュモンに命を救われる。多言語を操るパリ生まれのエジェニーは、彼をマンダリン オリエンタル 東京の豪華なスイートに招き、未来への希望を与える。
エジェニーの誘いで、ケンタは彼女の友人
たちを訪ねる旅に出る。ベラルーシでは、病弱な妹を育てる優しいスラヴァと出会い、エジェニーの祖先がスラヴァの祖母を救ったという家族の絆を知る。スペインでは、魅力的だが同性愛を隠すディエゴと会い、エジェニーの父ピエールの死後、義父ヴォルデマーが彼女の母エレナに暴力を振るっていたことを聞く。ドイツでは、摂食障害とうつ病に苦しむエマと再会し、ヴォルデマーがエレナを殺害した現場を目撃したという衝撃的な事実を知る。ナポリでは、かつて犯罪に手を染めたマルコが、エジェニーの導きで故郷のために尽力する姿を見る。
パリでの二週間、ケンタとエジェニーの間に深く美しい愛が芽生える。しかし、エジェニーは自身の不治の病(ケンタは未だ知らず)ゆえに、彼を深く愛しながらも、未来の苦痛から守るため距離を置こうと葛藤する。そのため、ボルドーへ旅立ち、そこでエジェニーは失われた子供時代への郷愁を深く感じる。友人たちの告白を通して、ケンタはエジェニーが背負う過去の重さ、そしてヴォルデマーという人物の闇を知る。ケンタは、エジェニーの愛と友人の支えによって、過去を乗り越え、共に未来へ立ち向かう決意を固める。これは、絶望から救われた男が、愛と友情を通して再生する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:29:02
67504文字
会話率:18%
突然の事故で両親を亡くしたばかりの社畜OL、真中縁花(まなかえにか)が両親の葬儀帰りに謎の現象に巻き込まれ、転移した先は異世界人と番えば優秀な子どもが生まれやすいからと百年に一度異世界人を召喚する儀がまかり通っている人外種が圧倒多数、人間
種がごく少数の世界。しかも出会う人外種も魔物も精霊も下手すれば神様も激重感情持ってんのがデフォなの…?な世界で、主に縁花への愛と忠誠に生きる腹黒紳士人工スライムを始めとした、年下狂犬属性持ちゴーレムやヤンデレ男装の麗人ウンディーネなど、家族となる従魔たちの激重感情をあやしながら逞しく生きる主人公の話です。
※注意※同性愛やハーレム表現ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:00:00
325034文字
会話率:40%
この国の白魔術師と黒魔術師は敵対している。
白魔術師アリッサムと黒魔術師ロベリアも、顔を合わせれば言い合いばかり。
だけど本当は……2人の恋は誰にも内緒。
物語の舞台は、王都のご令嬢たちが通う「王立ヴェルザンディ魔術学園」。
由緒ある学園
の生徒会室でこっそり逢引してることなんて、絶対に誰にも知られちゃいけない。
「大好き」の思いをひた隠しながら、2人は今日も対立する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:14:52
21403文字
会話率:35%
誰も知らない無いし、知りたくもない世界での片隅で、今日も今日とて『魔王様(♀)』は『勇者さま(♀)』を観察する。
その理由は至極明快で、魔王様は同性である勇者さまに首ったけだからだ。
無論、変態的な意味で、だ。
魔王様の周囲の者たち
は、必死に魔王様をいさめようとするが、我が間違った方向へ我が道を行く魔王様には通用するわけもなく、予定調和のように破滅への布石に繋がり様々な事件事故へ発展していく。
そんな不毛な魔王さまの夢は、『人間さん』に生まれ変わり、『勇者さま』と人間となりその胸に秘めた目的を達成すること。
万能の神の力をもってしても不可能な願いを願い、『人間さん』である勇者様をストーキングし、何も知らない勇者様が暢気に旅をして、その二人を魔王様の周囲の者達が二人を監視する。
悪夢のような数珠つなぎの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 22:20:44
4320文字
会話率:47%
ものごころついた頃から母親の虐待を受けてきた少年。
家事をしても、勉強を頑張っても決して認められることはなく、中学生でありながら働かされ、理不尽な暴力を受けながら搾取され続ける。進学の希望も聞き届けられることなく、ただ虐げられていた。
それでも周囲の優しい人達に助けられながらなんとか命を繋いでいた、そんな少年の前に、ある日弁護士を名乗る若く美しい女性が訪ねてくる。
その日から少年の生活は一変していく。
ようやく会えた孫をどこまでも甘やかそうとする資産家の祖父。
幼く見える容姿に庇護欲をかき立てられて全力で甘えさせようとする使用人達。
やがて念願叶って入学できた高校でも同級生の女の子が、黒髪清楚な先輩が、同性の御曹司が、どこまでも優しく、時に甘やかし、時に溺愛し、時に堕落させようと奮闘する中、健気に、ひたむきに、一生懸命頑張る少年。
それを見て、より一層甘やかそうとする周囲の人々。
誰よりも辛い思いをしてきた少年が、180度変わった生活の中で過保護すぎる周囲に振り回されながらも幸せになっていく。
そんな学園ドタバタコメディをどうぞお楽しみください。
このお話は『カクヨム』『アルファポリス』『エブリスタ』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 16:00:00
978791文字
会話率:35%
アパレルブランドに勤める田上麻衣は、職場の仲間の影響で登山に興味を持ち、道具を揃えるために山岳用品店へ。
何を買えば良いのか迷う麻衣は、その時的確な説明をしてきたアルバイト店員である朝比奈歩果の人懐っこさに驚き、彼女に興味を持ち始める。
や
がて2人は、友達として行動を共にする事になるが、ある日麻衣は、歩果の心の奥深くを知る事になる。
主人公:朝比奈歩果
語り:田上麻衣
この物語は、その多くが麻衣目線で、登場人物達の感情の起伏や心の奥深くにある深い事情を語るように展開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 21:00:00
29805文字
会話率:26%
王国史上最年少で近衛騎士団副団長に就任していたレンドルフ・クロヴァス。
辺境伯の三男で、剣の才能も体格にも恵まれ、王太子の覚えもめでたいというまさに順風満帆を絵に描いたような人物。その彼が、理由も分からず近衛騎士団を解任される事態に巻き込
まれてから、少しずつ彼の周辺も彼自身も変化して行く。
強引に取らされた休暇中に、たまたま困っていたところを助けたユリと名乗る薬師見習いの女性と知り合ってから、レンドルフの狭かった世界が広がって行く。ユリと薬草採取をしたり、冒険者達と共に魔獣討伐に出掛けたり、騎士以外の世界の楽しさを知る。
大柄な体格故に女性に遠巻きにされていたレンドルフに、臆せず接するユリ。
厄介な男性ばかりに絡まれてきたユリに、紳士的な距離感で接するレンドルフ。
お互い過去や身分を隠しながらも少しずつ距離を縮めて親しくなって行く。恵まれていると周囲には思われながらも内側に色々抱えた二人が、それぞれ救い、救われながら手を取り合う物語。
世界観として、同性婚や異類婚なども普通に存在しているので、メインではありませんが脇役でそういった話題も出て来ることもあります。脇役に異世界転生している登場人物あり。
物語はゆったりのんびり進んで行く予定。過去に書いたシリーズで登場した人物も話に絡んで来たり、名前だけ出て来たりします。単独で分かるようにしているつもりです。
5/20
更新を 火、木、土、日曜 の週4回 20時 に変更します。よろしくお願いします。
内容の修正、変更等ありましたら活動報告にてお知らせ致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:00
3790906文字
会話率:57%
聖女信仰が深く根差した国。
聖女に選ばれた女性は、同性の補佐官と共に聖域に入り、他の者との交流は許されずに生涯聖域で国の安寧を祈る決まりとなっていた。
ある日突然、妹のキンバリーが聖女に、婚約者のフェリシアが補佐官に選ばれてしまい、全て
を奪われてしまったセオドア。
彼は彼女達に会う為に聖域に侵入しようとして投獄された。
罪人として国外追放になったセオドアを国境の門まで連行する審問官が、ふと呟く。
「お前は、『聖域の向う側』の話を聞いたことはあるか」
その場所は、聖域で生涯を終えた聖女と補佐官が埋葬される場所だと言う。そしてその場所で墓守になれたなら、彼女達の最期の顔を見ることが出来るかもしれない、と。
追放されたセオドアは、その場所を探して辿り着く為に必死に調べ始めた。
そしてセオドアが辿り着いたその場所には、思いもよらない出会いと、聖域の秘密が待ち受けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 17:00:00
15409文字
会話率:45%
筆者としては小説家になろうで初の連載作品としての投稿。
基本的には一話完結の短編連作の連載にするつもりの作品。
以下あらすじ
私、楽満(らくみつ)スミレは花見(はなみ)サクラと付き合っている。
私たちは互いに百合ものが好きな同性愛者。ある
日、私は通っている女子高で昼食を食べる前にサクラから告白された。
サクラの告白を受け入れた恋人の私は彼女から初めてのおねだりをされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:46:36
10325文字
会話率:37%
名門校の生徒会長、志水凪は、家業を継ぐべく親の意向通りに生きてきた御曹司。誰もが羨む完璧な存在だが、その裏には「自分の気持ちを抑え続けてきた少年」の姿があった。彼には親が決めた許嫁がいるが、心が惹かれたのは、自由奔放で眩しいバレー部のエース
・鳴海 礼央。同性への想い、婚約という現実、そして周囲の期待。さまざまな壁にぶつかりながらも、凪は次第に「本当の自分」を知っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 20:00:00
95173文字
会話率:42%
昔から物語が好きで、ならば一生に一度くらい物語を書いてみてもいいのではないかと思った。
これは、私の好きなものをつめこんだ物語。
だから異性愛も同性愛も家族愛も友情も、そこに当てはまらい愛も全て入れたい。そこに私が好きだからという以上の理由
はない。
一人は前世の業ゆえに
一人は無関係であるにもかかわらず
一人は大切な人の為に
物語を紡ぎます。
異世界に行ってしまった彼らの物語を、お茶のお供にしていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 09:53:44
52705文字
会話率:39%
――人はなぜ、子を望むのか。
それは本能か、愛か、それとも“繋がり”という幻想か。
現代社会は今、「多様性」という名の下で、かつて絶対とされてきた「家族」や「愛」のかたちを問い直しつつある。
同性婚、夫婦別姓、LGBT、非婚の親子、iPS
細胞による人工配偶子。
「生殖」はもはや、性の交わりや血のつながりだけでは語れないものとなりつつある。
だが医療の現場に立てば立つほど、ひとつの疑念が静かに立ちのぼる。
人はなぜ、そこまでして“命”をつなごうとするのか――。
本作は、時代ごとの「生殖医療」を通して変容していく“家族”と“人間の欲望”を描く連作小説(の予定)である。
技術と倫理の狭間で葛藤する医療者たち。
妊娠・出産をめぐって引き裂かれる夫婦の姿。
法の空白に苦しみながらも、新たな「愛のかたち」に挑む者たち。
第1話《誰が、母だったのか》では、妊娠できない女性と、代理出産という選択肢を前に揺れる夫婦の姿を描く。
「産む」ことは、誰の手に委ねられるのか。
命を“創る”時代において、“母”とはいったい誰なのか――。
ヒトは本能を超えて、理念を選ぶ生き物となった。
そしていま、科学は「神の領域」すらも射程に入れつつある。
たとえ血がつながらなくても。
たとえ身体がそこに存在しなくても。
人は誰かを「愛したい」と願い、未来を託そうとする。
その願いが、人間の進化の鍵となるとしたら――
この物語は、医学と倫理、希望と迷いの交差点から始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 20:35:35
11717文字
会話率:23%