中学3年の早瀬霞(はやせ かすみ)は毎夜同じ夢を見る。城北門校の制服である紺のブレザーを纏った少女が巨大な龍や鳥と戦っている。そして最後には必ず「あの子を間違った道に行かせないで」と告げられ目が覚める。
謎めき、豪快な夢とは裏腹に霞の現
実はイジメという過酷な日常に心が蝕まれていた。
ある日、シナトと名乗る不思議な女の子に霞はイジメられているところを助けられる。
「私の巫女になれば、あなたの願いを叶えてあげる。人があなたにひれ伏すほどの力を与えてあげる」
女の子の言葉を受け入れたとき、霞は巫女の強大な力を手に入れ新たな世界へと導かれていくことになる。
一方、実菜穂の周りでは、不気味な動画の噂が広まっていた。「呪われた村」忽然と村人が消え、廃村となった地。そこに足を踏み入れた人は帰ることがないという噂。その噂の検証として、面白半分に動画撮影に入ったグループが逃げ惑い最後は断末魔の叫び声を上げて撮影が途切れる動画がサイトに流れていたのだ。
真相を確かめるため、実菜穂たちは「呪われた村」にみなもと足を踏み入れていく。そこで実菜穂とみなもが見たものは・・・・・・
実菜穂、陽向、琴美、そして4人目の巫女、霞を迎え、「呪われた村」に伝わる物語に迫っていく。そのなかで少女たちは巫女として目覚め、神々の戦いに巻き込まれていくことに・・・・・・。
舞台は「呪われた村」そこにある秘密とはなにか、実菜穂たちは無事に帰ることができるのか。
みなものみたまシリーズ第3段。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 20:00:00
194789文字
会話率:42%
「しまった!」
イチという名の少女の半身が石畳に飲み込まれた瞬間、情けない叫び声が彼女の口を覆った防毒マスクの中で響いた。
馬の尾のように後ろに結った白金色の髪が宙を舞う。蒼い瞳が動揺に揺れ、冷や汗が額を濡らした。
そこそこの主張がある
胸からつま先までが地中に消え、地上に出ているのは顔と肩、腕くらいのものである。
ここはエル・ト・ラプダンジーの塔。
伝説の大魔法使いラプダンジー師が生前に残したと伝えられる、天に伸びる魔導塔である。
別名、エロトラップダンジョン。
我々の時代に同人誌や画像投稿サイトなどで一度は目にした事のある読者諸氏も多い事であろう。
イチはこの日、己のポリシーに反してこの珍妙奇天烈破廉恥な塔に単身挑まざるを得なかったのであるが、落とし穴の罠に嵌ってしまったのである。
「____________っく!だ、脱出できない!」
肘に力を込めてなんとか這い出ようとするも、何かに下から引っ張られているのか脱出できない。
それに先ほどから何か取っ掛かりを得ようと足をバタつかせているのだが奇妙な事にその足の感覚が消失しているのだ。
____________これは感覚遮断系!!
感覚遮断落とし穴。
これは飲み込まれた、下半身の感覚を毒や魔法によって消失させ、犠牲者の身体や排泄器などを刺激する悍ましい悪意の罠だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 19:19:45
163699文字
会話率:25%
社畜生活をしていた森田直樹は仕事を辞めた。蝕まれた心は癒しを求めて、祖父母が住む田舎の実家に帰ることにした。
両親がいない直樹は幼い頃から祖父母に育てられた。久しぶりに連絡を取ると、なぜか帰ってこない方が良いと言われる。
少し異変
を感じていたが、玄関の扉を開けると異変が現実へと変わる。
全裸で出てくる祖父と必死に追いかけてくる祖母の姿。
知らないうちに祖父は認知症になっていた。
頭の中を整理するために畑に向かうと少女の叫び声が聞こえてきた。そこでは少女が野犬に襲われていた。
必死の思いで助けたが、少女は変わった見た目をしている。
深緑の髪に花の髪飾り。
迷子の少女はなんとダンジョンから来ていた。
帰りたくない少女を家に連れて帰ると、どこか祖父は嬉しそうな顔をしていた。
謎の少女ドリと認知症の祖父達と暮らすほのぼのファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 07:18:33
257788文字
会話率:38%
社畜OLがペットショップで一目惚れして飼い始めたファンシーラットのまるちゃんとの生活も今日で1年の記念日。普段飲まないお酒を飲みながらちょっといいおやつをまるちゃんにもあげてプチお祝い。夜も深まりそろそろ寝ようかというところに突然小さな叫び
声が…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 00:23:34
954文字
会話率:20%
復讐を終えて燃え尽きた男は、自ら死ぬ覚悟を決意した。生きていても何も感じず、なぜ生きているのかと自問自答を繰り返し、彼は自ら死ぬことを選んでしまう。両親は既におらず、育ての親に育ててもらった恩を返しに行くが、喧嘩別れをしてしまう。ここには
もう用がないと、久しぶりに街から外に出て、森の奥深くへと足を進める。自ら死のうとしているくせに、魔獣に襲われれば手が反射的に出てしまう男は、そんな自分に嫌気を差しながらも、歩き続けた。 そして、自らの死に場所を決めた男は、最後に景色と酔えない酒に呑まれる振りをして、崖の上から飛び降りた。飛び降りたと同時に、女の叫び声が聞こえる。そして男が見たのは、自殺を止めようと一生懸命崖を走る女の姿だった。これは、自ら命を絶とうとして、とある女性に拾われ、男が……いや、出会った2人が幸せになっていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 15:30:20
81958文字
会話率:38%
…ここは科学と魔法が完全に等価、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
歴史ある騎士学園に、今年も騎士を夢見る子供たちが入学してきた。
騎士を目指し、魔法、特技(スキル)、闘氣(オーラ)を学びながら、騎士になるための厳しい道を
歩き始める。
ラーズも、そんな新入生の一人。
パーティを組み、進級するために今日も学園内ダンジョン「騎士の穴」に挑む!
「………に、に、逃げ…うわあぁぁぁっっ!!」
ボボォォォーーーーーーーーッ!!
…才能が無かった。
それでも、夢を諦められなかった。
これは騎士を目指し、そして夢のために騎士の道を諦めた、そんな劣等生の物語。
・世界の危機なんてものは一切起こらない、ただの学園生活の話です
・所々、生々しい、痛々しい描写があるので注意
・主人公チート無し(主人公以外は使いますw)
・強くなるための訓練と考察を楽しむ小説
・オリジナル設定と用語を多く使っています
・一話3000字前後で投稿、十章で完結予定
・漫画みたいな戦闘を書いてみたくて、あえて擬音語や叫び声を多用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 19:30:00
1299214文字
会話率:49%
転生チートクソ喰らえスタンス
強敵に挑む、血に塗れた強化兵の物語
ここは科学と魔法が完全に等価、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
大崩壊により国を失い、更に仲間を皆殺しにされた一般兵のラーズ。
全てを失った絶望が
トリガーとなり、限界を越えた体が変異体因子を覚醒。
貴重な被験体として、強化人間である「変異体」の非合法研究施設に強制収容されてしまった。
始まった地獄の日々。
繰り返される人体実験。
選別という名の一対一の殺し合い。
戦場で鍛えた戦闘術、目覚めた変異体の能力で多種多様な異能力に挑む。
「パワードアーマーの装甲を味わえ!」
「火属性魔法でこんがり焼いてやろう」
「サイキックのテレパスハック、試してみる?」
「うわあぁぁぁぁぁ!」
ドッガアァァァァァァァァン!
…死んで……たまる…か………!
※所々、生々しい、痛々しい描写があるので注意
・主人公チート無し(主人公以外は使いますw)
・強くなるための訓練と考察を楽しむ小説
・オリジナル設定と用語を多く使っています
・一話3000字前後で投稿
・漫画みたいな戦闘を書いてみたくて、あえて擬音語や叫び声を多用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 06:06:27
1310712文字
会話率:43%
転生チートクソ喰らえスタンス、弱いまま足掻く一般兵の物語
【ジャンル別日間一位、月間二位感謝!】
ここは科学と魔法、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
魔力が少なく身体能力も低い…、そんな一般兵にとって戦場はあまりに過酷
だ。
飛び交う魔法に銃弾や砲弾、敵兵の剣やモンスターのブレス、etc.
巻き込まれれば死ぬ…、当たり前の話だ。
竜人のラーズは国民を守る防衛軍(※公務員)の見習い兵士。
陸戦型歩兵銃と魔法装備を駆使して、そんな戦場を駆ける。
戦闘は火力じゃねぇ、戦術だ!
「大型のサイクロプスに豆鉄砲が効くか!」
「小型戦車の装甲に風魔法なんか効かないって!」
「うわあぁぁぁぁぁ!」
ドッガアァァァァァァァァン!
…もう帰りたい
※所々、生々しい、痛々しい描写があるので注意
・主人公チート無し(主人公以外は使いますw)
・強くなるための訓練と考察を楽しむ小説です
・漫画みたいな戦闘を書いてみたくて、あえて擬音語や叫び声を多用しています
・オリジナル設定と用語を多く使っています
・恋愛パートは付き合ってからが本番
・一話3000字前後で作っています
・一章約三十五話と閑話で構成、十章で完結予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 06:01:46
1233282文字
会話率:40%
ある山の奥深くに小さな村があった。
その村のことを知っている人はごく僅かであった。
ある者は叫び声を聞いたといい、
またある者は楽しそうな
笑い声を聞いたと言った。
だがその村に行き真実を
確かめようとするものは誰もいなかった。
なぜなら、その村の周りには危険な獣達が
ウヨウヨいたからだ。
その村の真実を知る者は
誰1人としていないはずであった。
ある2人、その村から命からがら逃げ出し、
他の村人の思いを背負った
かつての少年少女を除いては...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 16:13:25
3210文字
会話率:35%
「ごめん。離婚してもらっていい?」
VRMMO〈Garden Of Fantasia〉で結婚していた兎野真白は、結婚相手である女性キャラのレオから離婚を告げられる。
突然の離婚宣言だったが、ネトゲの結婚を重く考えていなかった真白はあっ
さり受け入れてしまう。
しかし、離婚が成立した翌日になってから後悔と不安が押し寄せ、真白は傷心のなか高校に登校する。
そして放課後、一人寂しく屋上で反省会をしようとすると、自分のネトゲキャラのニックネームを罵倒するような叫び声がこだました。
声の主は学園一の有名人で美少女の獅子王レオナだった。
お互いに傷心状態でボロを出し、あっさり身バレしてしまう。改めてネトゲ離婚について話し合い、仲直りに成功する。
リアルでも友達になったことで真白は過去の失敗から自分の長身や強面がコンプレックスで、リアルでコミュニケーション下手になった経緯を打ち明ける。
それを聞いたレオナは真白のリアルのコミュ力向上をサポートすると告げるのだった。
一緒にいる時間が離婚前よりも増え、お互いの距離が近づいていき……?
陰キャ奥手長身男子と陽キャギャルお嬢様のネトゲ離婚から始まるラブコメ。
※カクヨムでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 15:10:31
200715文字
会話率:43%
フリージアは、うっかりミスが多い少女だ。幼い頃に知り合った森龍(もりりゅう)のレーに助けられて、どうにかこうにか生きている。ふたりはとても仲良しで、いつまでも共にいようと決めていた。
ある日、見た目も性格もよく似た人に間違えられた。その時
、フリージアは前世を思い出した。そして気がつく。ここは前世、仲間内で楽しんでいたリレー小説の世界なのだ、と。癖の強いサブキャラとそっくりなフリージア。その後はなぜか困ったことに、そのサブキャラと互いによく似た状況に、何度もなってしまう。
今日も長閑な丘の領主館に、フリージアの叫び声がこだまする。
「違わないけど、違うんです!それは私じゃありません!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 21:00:00
16847文字
会話率:66%
ポットランチ公爵邸の広大な庭で、爆発と土煙が上がる。
「殺してやる~!」
甲高い叫び声を上げる金髪ドリル令嬢ミランダ。ニタニタ余裕で対応しながら、時々言い掛かりをつける銀髪天然パーマ少年リドリー。
2人の対決の行方や如何に。
※鶯埜 餡さ
んの「殺し愛・共闘し愛企画」参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 18:04:29
2512文字
会話率:62%
RPGが好きな高校生(梁川 健斗)が
この夏、VRを超えたリアリティを体験できるゲームを友人から一緒にしないかと誘われ
その誘いに乗りゲームを始めることに
このゲームは性別以外のすべてのパーツを自由に決めることができるが
ゲームを初めると銀
色の髪の女吸血鬼に!?
チュートリアルが終わると同時に突然頭に「ゲームと現実がリンクする」と響いた
なんのことかと思ったが、どんどん音が大きくなったため
気分が悪くなり、すぐにログアウトし、寝ることに
姉の叫び声で目が覚めると目の前で姉が魔法使いのようなコスプレをして
尻もちついてる姿が見えた
なんでそんな姿でこんなに驚いてるか自分の姿を見てみると
輝いて見える銀色の髪
ぶかぶかなパジャマ
なくなっている息子
洗面所に走り鏡を見ると、、、自分の姿がゲームと同じ姿になっていた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 07:00:00
169932文字
会話率:31%
ネトゲ廃人であった祐二はなぜか穏やかな森林にに一人取り残されていた。空の上では見たこともない翼竜が飛び、地上では聞いたこともない獣の叫び声が聞こえる。
異世界転生したのは良いものの、体に特に特徴はなく、スキルも転生ボーナスもないように思われ
る。ある程度の都市に転生されず、能力無し、運無しのネトゲ廃人が出会ったのは、魔法を使う歳が近いらしい少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 20:24:11
1905文字
会話率:18%
トラブル体質でありながらも、『白百合の君』といわれるほどの非の打ちどころのないリュミエット。彼女は侯爵令嬢であり、専属執事には『黒薔薇』と噂されるギルバートという人物がついていた。
そんなある日、屋敷の中から女性の叫び声が……!
慌てて駆け
つけると、そこには料理長が倒れていて……。
すこーしだけミステリー感漂いつつも、お嬢様×執事の淡い想いを秘めた物語です。
※この小説は他サイトでも公開予定です(小説家になろう先行公開です)
※以前投稿した短編版を改稿して長編化しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 07:41:16
8467文字
会話率:39%
トラブル体質でありながらも、『白百合の君』といわれるほどの非の打ちどころのないリュミエット。彼女は侯爵令嬢であり、専属執事にはギルバートという人物がついていた。
そんなある日、屋敷の中から女性の叫び声が……!
慌てて駆けつけると、そこには料
理長が倒れていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 20:38:37
3667文字
会話率:50%
――20XX年。
世界は核の炎ではなく、魔法の光に包まれた。
各国のあらゆる場所にダンジョンが出現し、人々には固有の【スキル】が与えられる。各政府は対応に追われ、誰もが動乱のさなかに身を投じることになった。
「お前はクビだ! 今すぐ
出ていけ!!」
だが、アラサー男性こと安土冬也には世界の動乱など無関係。
彼は今日も今日とて、やっと見つけた就職先から追い出されていた。理由は様々だが、基本的に彼に非はない。強いて言うなら各々の才能と呼ばれるスキル――【転職】にあったのだろう。冬也は職を転々とする星のもとに生まれた、としか言いようがなかった。
そんな彼が、一日の労働を終えて帰ろうとしていた時。
偶然にもダンジョンが自然発生し、意図せずそこへ足を踏み入れてしまう。さらに奥の方からは女の子の叫び声が聞こえ、冬也はとっさに駆け出すのだった。
そこで彼は知ることになる。
己のスキル【転職】が、どのような力を秘めているか、を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 20:29:37
12237文字
会話率:39%
中学3年生の春に修学旅行で北海道へ行っていた海堂翔二。
小学生時代の友人に会おうと札幌の住宅街に行った際に班の友人たちとはぐれてしまう。
静かな住宅街で響き渡る女性の叫び声を聞き、向かった先は友人の両親が殺される現場だった。
初めて人が殺さ
れる現場を目の当たりにし、人の命の重さ、人間の憎悪や悪意をたくさん経験する翔二の刑事になる第一歩。ここからスタートです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 23:11:39
571477文字
会話率:21%
主人公は今日も悪夢にうなされていた。これで何日目だろうとため息を吐く。ある夜、主人公はまたもや眠れず、ヘッドホンで音楽を聴いていた。そんな時、ヘッドホン越しでも聞こえてくる叫び声が深夜に響く
最終更新:2024-01-13 18:50:00
6070文字
会話率:37%
探偵、人望寺一郎。頭脳明晰、運動神経良好な文武両道を絵に描いたような男だ。身に危険を感じる事も有ったが、それでも、もうかれこれ10年探偵稼業を続けている。
彼はとある依頼で冬山の山荘へ向かっていた。数年ぶりの登山、しかも雪山である。更に
、天候は悪化して行き、今は吹雪いていた。やっとの思いで辿り着いた山荘には、オーナー夫妻、30代夫婦、もう一組の客が泊っている。
姿を見せない体調不良の男性客。夜中の叫び声。果たして彼は無事に仕事を全う出来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 13:38:01
999文字
会話率:30%
田舎……と言うほどでもないけど、就職をきっかけに生まれ育った土地から離れ、都会のアパートに引っ越してきた。
……でもさっそく挫けそう。挨拶に行ったけど隣も下の部屋の人も不愛想。
都会じゃマンションとかも隣に誰が住んでいるかもわからない
ほど交流がない、したがらないとは聞いていたけど、東京とはいえ都心から離れたここもそうなのだろうか。
そして……何より、隣の平屋の一軒家。
夜中うるさい、いや、うるさすぎる。大学生か何かだろうか、みんなでヤーヤーキャーキャーギャーギャー。多分、女性が多め。馬鹿騒ぎに、多分馬鹿踊り。どんどんどん、とたまに叫び声もする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 11:00:00
1266文字
会話率:43%
特に何か功績を残した人生では無かった。
仕事は別に苦では無かったし、特に何かをしたい訳でも無かった。家族もこんな私を心配する事は無く、社会に出てから連絡を取っていない。
周りからは「冷酷な人」だと呼ばれていた。その自覚が無かった訳じゃない
。
だからこそ、誰かを、心から信頼する事も無かった。誰かを、心から愛する事も無かった。
……そんな毎日を送っていたから天罰が下ったのだと思う。
仕事が早く終わったので家に帰ろうと外に出てみれば急に明るくなる視界。あ、と思えばまるでジェットコースターにでも乗ったかの様に視界は揺れ、何かに激突した。
どうやら車に轢かれてしまったらしい。
周りの叫び声や、何かの焦げる匂いがしたけれど遠くなっていく。死の感覚がすぐそこまでやって来たと実感した時に私が思った事はただ一つ。
誰かを愛し、愛されてみたかった。
まるで恋愛小説の主人公とヒロインの様に。
優しくお互いを求め、微笑み、手を取り合う素晴らしく美しい関係になってみたかった。
ドラマやアニメで結婚式を挙げ、嬉しそうに微笑みながら涙を流す花嫁が羨ましかった。
もし、もしも出来る事なら……誰かに愛される様になりたい。
ゆっくりと落ちていく意識の中、そんな事を願いながらも目を閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 23:54:16
6726文字
会話率:22%
いつもと変わらない日常の中、高校の授業中に窓際の席でボーっと外を眺めていた主人公。しかし、その光景が一変したことで彼の穏やかだったはずの日常は変わっていく。
何故なら、『人が落ちていくのが見えた』から。
しかし彼のその驚き叫んだ声にクラ
スメイト達が急いで窓の下を見るも、遺体は無かった。
疲れてるんだよ、などと声を掛けられた主人公だが、あまりにもリアルな映像に幻とは思えず。
いつもと同じように授業が始まり、静けさに包まれた教室で
『人が・・・落ちていった!!』と叫び声が轟く。
主人公が見えた映像から、僅か10分後のことだった。
それはまさに彼が見たそのままで。
自分がおかしくなったのかとフラフラして帰宅する主人公の前に、ギリシャ神話で有名な『パンドラ』を名乗る少女が現れ、彼に『パンドラの箱』の底に残っていた希望を意味する『エスペランサ』を与えたと言う・・・
それは『10分後に起こる悲劇が垣間見える』というものだった。
主人公は、エスペランサによって次から次へと見せられる悲劇を防ぐため、奔走する・・・
という、普段はラブコメ、事件が起きたらシリアスというお話です。
特に推理物を意識しているわけではなく、トリックとかはほとんど無いです。
あくまでヒューマンドラマと、エスペランサを軸に作成しています。
素人の拙い小説ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 21:51:14
32489文字
会話率:36%
忌み子として今まさに処刑されようという銀髪の主人公は、謎の女性に助けられ吉原の大店、鈴奈屋に匿われる。彼女を助けたのは『極楽太夫』と呼ばれる吉原一の女だった。そんな彼女にギンと名付けられ禿として仕えることになった主人公は、ある日『満月の夜、
極楽が地獄に変わる』という噂を聞く。満月の夜、極楽太夫の部屋から男の叫び声を聞きそこへ駆けつけると、中で極楽太夫はまるで獣のような様相に変わり、男を文字通り食らっているのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 02:38:36
8658文字
会話率:40%