神野八代(かみのやしろ)は、とある事件をきっかけに、高い霊能力を身に宿すようになった。
幽世の者達を視て、聞いて、交信し、時には操り、あるいは退治する。
オカルト掲示板を運営している八代は、掲示板を通して怪奇現象に悩む人達と関わり、
心霊相談を受けながら、ある男の情報を探している。
八代の父、神野源蔵(かみのげんぞう)。
3年前、母と妹を惨殺し逃亡したまま現在も捕まっていない父は、今もなお通り魔的殺人を繰り返している連続殺人鬼だ。
父に復讐するため、八代は、オカルト掲示板から、あるいは心霊相談を通して知り合った者達から、
あるいは幽世の者達から、生者死者を問わず日々情報収集に勤しんでいる。
…………だから、学校の奴らになんて構っている暇などないのだ。
父が連続殺人鬼というだけで周囲から白い目で見られ、厄介者扱いされているが全く構わない。
そんな全方位敵だらけの八代に、とある超高校級に可愛いと評判の彼女が興味を持ち始めたせいで、スクールカースト上位の奴らに目を付けられ、厄介事へと巻き込まれていく…………。
学校で他人を食い物にして馬鹿にするような連中が、危険な霊能力を持つ主人公にそうとは知らないままウザ絡みをして、痛い目を見るというホラー×懲悪的な作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:00:00
39448文字
会話率:25%
「良かったな?歴代でも稀に見る、“一切のスキルを持たない無能”の下につけるのだぞ。このようなチャンス滅多にない。喜び給えよ」
その惑星は百年前、降り立った異星人たちによって占拠されていた。
人類はバリアを張ったエリアに立てこもることで
どうにか難をしのいでいたが、日々増える人口と食糧不足に悩まされ続けることになる。
異星人たちから土地を奪還しないかぎり、自分たちに未来はない。しかし、彼らもまたバリアで自分達の支配エリアを守っているため、長らく膠着状態が続いているのだった。
彼らと戦う陸軍兵士の一人、トーリス・マイン中尉。
彼は自身が所属する第三突撃部隊が壊滅した責任を取らされ、第十司令基地に飛ばされることになった。
そこは、よその部隊の厄介者や落ちこぼれが集められるとされる基地。司令官は、一切のスキルを持たない無能力者と蔑まれる男だった。
異動を余儀なくされたトーリス。無能力者とされる司令官クリストファー。そのもとに集った多くの仲間たち。
異星人に一矢報いるため、彼らの一世一代の作戦が幕を開けることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 19:00:00
73496文字
会話率:43%
生まれつき病弱で、家では厄介者扱いされてきた伯爵令嬢のアリア・ラヴェンダー。
ある日、戦場で活躍するも人付き合いが苦手で「氷の公爵」と呼ばれるディートリヒ・フォン・エーレンフリート公爵から、突然の婚約の申し入れが来る。
エーレンフリートは
、アリアが過去に偶然発動させた(ように見えただけの)大規模な魔法陣を見て、彼女が稀代の魔力を持つ存在だと盛大に勘違いしていたのだ。
公爵家を狙う陰謀から身を守るための偽装婚約を受け入れた主人公は、公爵の「規格外の魔力を持つ令嬢」への手厚い対応に戸惑いつつも、穏やかな日々に少しずつ心を開いていく。
一方、公爵はアリアの「病弱」という設定を守るため、必死に彼女の周りの危険を排除しようとするが、その過程で彼女の本当の優しさや、時には天然な行動に振り回され、次第に本気で惹かれていく。
……はず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
10837文字
会話率:18%
平凡な魔術学生ゾリアン・カジンスキ。
同級生との関係は冷え切っていて、家族からも愛されていない。
そんな彼が、ある夏の日──**“死んで時間を巻き戻す”**という奇妙なループに巻き込まれる。
何度死んでも、何をしても、月の初めに戻る世界。
繰り返すたびに魔術を磨き、人との関係を修復し、やがて彼は気づく。
このループの裏には──**“都市崩壊の大規模な侵略”**と、“他にも存在する時間の旅人”の影があることを。
天才ではない。
仲間もいない。
だが、ゾリアンには**「無限のやり直し時間」**がある。
魔術と陰謀と再起が交差する、緻密なループ系ファンタジー。
世界の運命を変えるのは、地味で無口な一人の学生かもしれない。
こちらの作品はRoyalRoadにて無料で掲載されている
【Mother of Learning】を翻訳した物になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:00:00
1255112文字
会話率:20%
親元から離れて暮らす子どもたちが集まる「東京やすらぎ学園」。少年黒田拓真は、両親の暴力から離れるためにそこで生活をしていた。黒田は体が常に落ち着かずに小刻みに揺れていたり、常に聞こえる耳障りな音をヘッドフォンで防いでいたり、衝動的に暴力をふ
るってしまったりとやすらぎ学園でも一際厄介者として扱われていた。
黒田は同じ学園で生活をする東海林正樹、藤澤ひめかと一緒にやすらぎ学園を抜け出してそれぞれの家に帰る「家出」の計画を実行する。児童相談所の職員によって親元から引き離された黒田だったが、まだ心のどこかで両親を信じる気持ちと、今度は上手くやれるという自信があった。一度目は警察に見つかり計画は失敗したが、懲りずに東海林正樹と黒田は再び家出の計画を立て始める。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 05:44:03
101238文字
会話率:44%
捕鯨船には不思議な猫が住むと言う。
船員の寝静まる夜半に、船内の厄介者を刈り取る猟師。ここでは無いどこか、今では無いいつか、猫の一匹が、船と共に沈んでいった。
深い海に、あるいは異界に。
最終更新:2025-07-16 08:29:32
321690文字
会話率:18%
人里離れた森の奥に住む天才少女――ネルルに、異世界から迷いこんだ一つの魂が取り憑いた。その魂の名は、枢木(クルルギ)。俺は俺のために生きると豪語し、ネルルの体を奪おうとしてくる厄介者だ。そんな変な魂との出会いが、弱冠十歳にして人生を達観し
ていた少女の好奇心を呼び起こし、二人は気ままな旅に出る。
これはマヌケな魂と考えることをやめた天才少女が、魂を喰らう化け物の蔓延る世界で好き勝手に生きる旅物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 22:00:00
160000文字
会話率:50%
レクト王国貴族・グランマージ伯爵家。伯爵の孫であるエドリックは人の過去や心が読め、時に予知夢を見ると言う能力を持っている。
だが、彼はその能力のせいで国内では忌み嫌われた存在であった。
そんな彼が、レフィーン公国の公女を妻として迎える事にな
るが……彼女もまた、祖国では厄介者として扱われており、エドリックの求婚によって体よく国を追い出された格好だった。
オリジナルファンタジー小説『カルテットサーガ』のスピンオフ小説となります。未読の方は先に『カルテット・サーガ』を『第4章まで』お読みいただけると良いと思います。
(第5章はこちらの壮大なネタバレが入ってきます)
カルテット・サーガはこちら→https://ncode.syosetu.com/n9766hv/
また、エドリックの妻・フローラ視点で描かれる『嫌われ公女と嫌われ男爵の結婚』も毎週更新しております。
嫌われ公女→嫌われ男爵で1話ずつ交互に読んでいただけると、より楽しめるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:00:00
167713文字
会話率:55%
レフィーン公国末娘で第四公女のフローラは、十八歳の冬突如レクト王国の貴族子息に嫁ぐ事になった。
レフィーン公国で厄介者扱いされていたフローラを体よく追い出した形の結婚だが、結婚相手である『ジルカ男爵』もまたレクト王国では嫌われ者で……?
オリジナルファンタジー小説『カルテットサーガ』のスピンオフ小説となります。未読の方は先に『カルテット・サーガ』を『第4章まで』お読みいただけると良いと思います。
(第5章はこちらの壮大なネタバレが入ってきます)
カルテット・サーガはこちら→https://ncode.syosetu.com/n9766hv/
また、フローラの夫であるエドリック視点で描かれる『嫌われ男爵と嫌われ公女の結婚』も毎週更新しております。
嫌われ公女→嫌われ男爵で1話ずつ交互に読んでいただけると、より楽しめるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 20:00:00
119713文字
会話率:59%
2092年、超広域複合現実都市「新京都」。他人の感情を「ノイズ」として認識してしまう特殊な体質を持つデバッガー、結城サキ。彼女はその「静かな精神」ゆえに孤立し、会社からは厄介者扱いされていた。
ある日、大規模なデータ汚染の責任を負わされ、
彼女は死の都と噂される完全封鎖区域「サイト・ゼロ」への単独調査を命じられる。それは、事実上の死刑宣告だった。
絶対的な静寂と、思考すら喰らう「無」のドメインが支配する廃墟で、サキは災害の真相に迫る。だが、彼女のその類稀なる「静寂」こそが、この世ならざる怪異にとって最高の「餌」であることを、まだ知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 22:00:00
10866文字
会話率:18%
ローズ・レナルド侯爵令嬢は王命の政略結婚で政敵のヘンリー・ディクソン辺境伯に嫁ぐことが決まった。結婚式の直後にヘンリーに「君を愛することはない」と言われ、婚姻後もお飾りでいいから離れで暮らすようにと告げられたローズはそれでも辺境伯夫人として
できることをすると決め、使用人の労働環境を改善し、野菜を栽培したり、炊き出しをしたり、裁縫をしたりして暮らし始め、周囲にはいつの間にか夫人として認められるようになっていく。
一方でヘンリーは初恋をこじらせていてややこしいことになっているのだが…さてこの二人の関係は変わっていくのか?
マイペースな侯爵令嬢と不器用な辺境伯の夫婦関係はいったいどうなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 23:30:00
8508文字
会話率:40%
魔術師団中隊長、レオン・アークライトはある日上司から『悪女』と噂されるリエラ・グランヴェールを参謀として押し付けられる。これは昇進の機会?いやいや単に厄介者を処分したいだけでしょう?
レオンはリエラと共に無茶振りに近い任務を生き延びていくう
ちに、徐々にリエラから影響を受けていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 00:09:35
20708文字
会話率:34%
魔王から小さな島を救うため、賢者は、勇者、鍛冶屋、獣人、黒魔法使い、白魔法使いを異世界召喚した。
数百後...
魔王がいなくなった島には、大陸から流れ込んできた新たな厄介者、お貴族様が住み着いて先住民を虐げていた。
この物語は、勇者の先
祖返りである平民オフィーリアが、真実の愛を求めながら、他の先祖返り達と協力して、島の先住民である平民たちを貴族から、さらに魔王からも守り抜く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 01:52:55
217946文字
会話率:37%
冷酷無比と噂され、原作ではその厳格さと誤解から妹エリナを犠牲にした「悪役」として断罪される運命にあった“氷の侯爵令嬢”ヴィオレット。しかし、二度目の人生を得た彼女は、胸に刻まれた後悔とエリナへの深い愛情を胸に、今度こそ妹を守り抜き、凍てつく
領地に真の春をもたらすことを固く誓う。
彼女がまず着手したのは、妹の心を閉ざす一因となった、寒々しいアールディーン城の改革だった。幼い頃に両親を亡くし、若くして侯爵家を継いだヴィオレットは、その重圧から感情を抑圧し、厳格に振る舞うしかなかった。その結果、周囲から「氷の魔女」と畏怖され、原作ではエリナの魔力を利用しようとしたという濡れ衣まで着せられていた。転生後の彼女は、その評価を覆すべく、まずエリナがかつて愛した城内の廃墟同然の温室を再建し、伝説の“炎の蓮華”を二人で育てることを提案する。それは、氷に閉ざされた世界に温もりを呼び込み、エリナの笑顔を取り戻すための、そして自らの汚名を雪ぐための第一歩だった。
しかし、その道は決して平坦ではない。原作の記憶から、エリナは姉に対して「自分は厄介者なのではないか」「いつか見捨てられるのではないか」という拭いきれない不安を抱いている。ヴィオレットの「氷の魔女」という悪評は領民の間にも根強く、彼女の真意を疑う者も少なくない。さらに、アールディーン家の影響力を削ごうとする中央の貴族たちの陰謀や、ヴィオレットを「悪役」として断罪し、自らの地位を高めようと画策する原作ヒロインの巧妙な罠が、姉妹の前に幾度となく立ちはだかる。ヴィオレットが幼少期に偶然見つけ、独学で解読してきた「禁書庫の異世界文献」(現代知識に近い内容が記された書物)を応用した革新的な領地改革案(例:効率的な農業技術、気候に合わせた建築様式)は、旧体制を重んじる保守的な貴族たちからの強い反発を招き、彼女の孤立を深める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:00:00
20880文字
会話率:29%
2030年、異界からの来訪者と言うのは原因不明の厄介者だ。
2031年、そんな異界の厄介ごとに立ち向かう集団が発足した。
新組織の活動方針及び活動内容の確認を開始します
最終更新:2025-05-03 12:53:05
1266文字
会話率:36%
映画撮影のため訪れた孤島で、異変は起こった。
撮影の真っ最中、出演者の一人が皆の目の前で姿を消したのだ。
動揺するなか、女優が「異世界転生よ」と主張し、混乱に拍車をかける。
事態の収拾がついていないまま、プロデューサーは撮影の続行を命じ、ス
タッフの不満が高まる。
その翌日、プロデューサーが行方不明に……。
島中を捜索するが二人の手がかりは見つからない。
連続殺人を危惧した俳優は、犯人に取引を持ち掛ける。
それは、映画の撮影を続行することだった――。
孤島での撮影は終了し、都内での撮影が続く。
そんな折、警察の生活安全課に「目の前で人が消えた」という行方不明届が提出される。
課長は悪ふざけと判断し、部署の厄介者扱いされる刑事に担当を命じた。
かつて捜査一課で活躍したベテラン刑事と、新人刑事の二人だけで捜査が始まる。
そこへ、第二、第三の被害者が現れ、事件は新たな局面を迎えた。
被害者の状況から、いずれも『異世界転生』にちなんだ<見立て殺人>の可能性が浮上する。
俳優たちと刑事、双方の視点が交錯する中、事件の背後に隠された真相が次第に明らかになっていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 18:20:00
139302文字
会話率:37%
理不尽な教育、理不尽な校則。
様々な理不尽に支配された学校、牢檻学園(ろうかんがくえん)。
社会に適応し活躍するための厳格な教育を信条としている。
しかしその実態は権力を笠に着た教師たちによる身勝手な支配。
中学校を卒業直前に事故で両親をな
くした少年、風間誠一は親戚に引き取られるも厄介者扱いされ、全寮制で手がかからない牢檻学園に入学させられてしまう。
誠一は、入学早々クラスメイトの濡れ衣を晴らそうとしたことが教師の機嫌を損ね、教育とは名ばかりの体罰を受ける。
そんな学園生活の中で誠一はこの学園の在り方に疑念を抱く。
全てを管理され自由を奪われた様はまるで籠の中の鳥。
そして少年は決意するこの籠の中のから飛び立つと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 16:28:34
4322文字
会話率:26%
アリアの人生は常に谷底にいるようなものだった。
両親が亡くなり、叔父に引き取られた。
しかし親と叔父の都合からアリアは厄介者とされ冷遇された。
耐え忍んで生きてきたアリアだがなんと第二王子のお相手として見そめられた。
これまで不幸だった
分幸運が来るかと思われたがそれもまた楽ではなかった。
王族の生活は息苦しく、アリアには利益を狙う人か、アリアの足を引っ張ろうとする人しか周りにおらず、お相手である第二王子の態度も冷たかった。
そんな時に第二王子の浮気が発覚した。
いつか振り向いてくれる、王族にふさわしくと努力してきたアリアの心は折れた。
そのままなし崩しにアリアは離縁され、家に戻された。
しかしその時叔父が亡くなり、親の代わりに叔父が引き継いだ家門で家督争いが起きて家が無くなった。
家すら失ったアリアは平民としてひっそり暮らしだした。
もう生きていけるだけでもいい。
過度な期待はしない。
そう思って日々を生きていたアリアだったがある日彼女の元に兵士が押し寄せてきた。
王族の命を狙い、国家を転覆させようとした罪。
なぜなのかアリアは身に覚えのない罪によって逮捕されてしまうのであった。
そして処刑されたアリア。
けれどアリアの必死の抵抗に希望を見出した神様が世界を救ってほしいとアリアの時間を戻す。
世界を救う方法は指定されていない。
浮気者も、自分を冷遇した家も、全部ぶっ壊してやる。
世界は救って差し上げますわ。
ただし復讐もさせていただきます。
カクヨム、アルファポリスでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 10:00:00
644856文字
会話率:31%
愚王子と呼ばれる王子の婚約者に選ばれてしまったグリセアラ。辛い王太子妃教育がはじまるかと思っていたら──、なぜか、王太子であるレオニスが仕事をしている!?しかも有能!?
噂とは違うレオニスの姿に、グリセアラはたじたじになりながらも惹かれてい
くが、レオニスにもある思惑があって……?
サクッと読める恋のプロローグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 11:53:33
11018文字
会話率:36%
両親が亡くなり子爵家の叔父の家に引き取られた元伯爵令嬢のリネット。
厄介者扱いされて、叔父夫婦と従妹のジュリエッタに虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、第二王子のレジナルドが階段から落下するという事故が王宮で起こる。
レジナルド
殿下はどうにか命は取り留めたものの失明の危機に晒されているという。
事故後、手術を受けることも拒否し、
生きる気力を失くしたかのような第二王子の様子に困った王宮の人たちは、
彼の面倒を見て元気づけてくれる令嬢の募集を身分を問わず始めることに───
これは上手く行けば玉の輿!
こぞって令嬢たちの応募が殺到する中、従妹のジュリエッタも当然のように玉の輿を狙う。
しかし、面倒ごとを嫌ったジュリエッタは自分の代わりに、
顔のよく似ているリネットを送り出すことを企む。
こうして、無理やりジュリエッタの身代わりをさせられることになり、
第二王子レジナルドの元に向かうことになったリネットは───……
全31話
✿他サイトにて投稿・完結済✿.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 23:15:30
110413文字
会話率:39%
かつて、人類は魔王との戦争に苦しみ、冒険者たちはその戦いの最前線に立たされた。彼らは勇敢なる戦士であり、国家の枠にとらわれず、自由と力を信じて戦い続ける者たちだった。しかし、魔王が討伐され、戦争が終わった今、彼らの存在意義は失われていく。
平和の世においても、封土を守る騎士や兵士は必要とされる。しかし、冒険者という存在は、秩序の中では無用の長物とされ、社会の中で居場所を失った。彼らは武器を帯び、戦う術しか知らぬまま、厄介者として扱われ、時にはならず者と変わらぬ目で見られる。
ラントシュタイヒャー――かつて騎士であった男も、そんな社会の波に取り残された者の一人だった。仕えるべき主を失い、信仰さえも剥奪され、貴族の名誉を失った彼は、冒険者ギルドという社会の最底辺に身を落とした。そして、彼に与えられるのは、最も卑しい仕事――盗賊退治であった。
しかし、彼はただの無法者ではない。彼は騎士としての誇りを捨てきれず、悪を罰し、その命を奪い、金を得て暮らす事に明け暮れていた。
これは、魔王という巨大な脅威との戦争の終わった世界で、かつての騎士が生きる理由を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 02:20:00
12217文字
会話率:20%