小学生、中学生、高等生......そんなあたしの青春時代はバラ色だった。暖かい家族が居て、親友に囲まれて、大好きな彼氏まで居て......でもそれは悲しいかな、高校2年生までの話。
大事な人を亡くしてしまったあの事件をきっかけに、あた
しの人生は大きく変わってしまった。その時受けた精神的ダメージは、図り知れないものが有ったんだろう。
事件後、あたしは2つの大きな宝物を失った。1つは事件前の全ての記憶。つまり幸せいっぱいだった青春時代の記憶が全て失われたってこと。世間一般で言うところの『記憶喪失』ってやつ。
それともう1つ、失われたあたしの大きな宝物。それはなんと全ての『感情』。分かり易く言うと、喜ぶことも、怒ることも、哀しむことも、楽しむことも全て忘れてしまったってこと。
そんな訳だから、人から何を言われても無反応だし、何が起こっても無関心。過去を悔やむことも無ければ、未来に希望を抱くことも無い。それってもうただの置き物だよね。
大事な人達はどんどんあたしの前から消え去っていくし、周りからは変人扱いされるし。とにかく悲惨だった。
でもある時を境にして、これじゃダメってことに気付いたの。みんなみたいに幸せにならなきゃってね。
あたしの名前は花咲向日葵(はなさきひまわり)。若干22才になったあたしこと向日葵は、17才の時に故郷で起きた壮絶なる過去に立ち向かっていくことを決意した。それはもう想像を絶する試練の連続だった。
世の中には死にたくなる程に辛い思いをしてる人が今も沢山居ると思う。でも人生って意外と捨てたもんじゃ無いってことを、あたしはそんな人達に伝えたていきたい。
だから今あたしは、そんな自身の壮絶なる半生を記録に残しておくことにした。この記録を通じて、今辛い思いをしてる人達が少しでも希望を持ってくれたらいいなぁって思って。
そんなあたしの記録だけど、最後まで付き合ってくれたら嬉しいな。じゃあ早速記録を取り始めることにするね。乱筆だけど許して。 花咲向日葵
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
210903文字
会話率:34%
人生って、ちょっとだけ、難しいかもね
キーワード:
最終更新:2025-07-23 07:09:02
307文字
会話率:0%
人生って、ゲームだとか、そんなわけ、ないでしょ?だって、こんなに、嬉しくて、暖かい。
キーワード:
最終更新:2023-09-18 08:41:16
496文字
会話率:0%
人生って、人生って、そんなものなのかも、ですね〜。
キーワード:
最終更新:2022-11-03 18:13:36
230文字
会話率:0%
「あいつがいれば、きっと大丈夫」――そう思わせる不思議な高校生、道 真(みち まこと)。彼が時折口にする「じっちゃんの知恵」は、悩める仲間たちの心を解きほぐす「八つのカギ」となり、数々の奇跡を起こしてきた。そして今、彼らは高校生活最後の年
、3年生としての新たな扉を開く。
受験へのプレッシャー、家族とのすれ違い、親友との間に生じる亀裂、そして「本当にやりたいこと」と「現実」との狭間での葛藤…。大人への階段を上る中で直面する、より複雑で、より根深い悩みの数々。しかし、彼らの心には、真と共に学んだ「物事をありのままに見る目(正見)」「相手を思いやる心(正思惟)」「誠実な言葉(正語)」といった、かけがえのない「心のカギ」が確かに息づいていた。
物語は、美しくも積極的な転校生・一条 茜(いちじょう あかね)の心の奥に潜む「完璧な仮面」の苦悩、そして彼女の家族との葛藤と和解へと深く迫る。さらに、クラス委員長・橘 凛(たちばな りん)が、卒業イベントのリーダーとして、プレッシャーと孤独の中で見つけ出す本当のリーダーシップ。そして、いつも飄々としている真自身もまた、人知れず自分の未来と向き合い、彼なりの「正しい生き方(正命)」を見つけ出そうと静かに葛藤する姿が描かれる。
「人生ってのは、思い通りにいかねえことの方が、デフォルト設定みてえに多いからな」
「どんなに分厚い壁だって、小さなヒビから光は差し込むもんだ。諦めねえで、そのヒビを探し続けるのが大事なんだぜ」
真の言葉は、時に鋭く、時に温かく、彼らの心を揺さぶり、成長を促す。そして、物語は大学という新たなステージへ。SNSでの誹謗中傷、孤立する学友、組織の壁…。高校時代とはスケールの違う問題に直面した真、凛、茜は、それぞれの専門性と「心のカギ」を手に、仲間たちと共に立ち向かう。その先に待つのは、涙と感動の結末。
卒業、そしてそれぞれの旅立ち。彼らが手にした「八つのカギ」は、未来を照らす羅針盤となり、どんな困難も乗り越える力を与えてくれる。真、凛、茜の三人が、同じ大学で再会し、共に新たな一歩を踏み出す姿は、読者の胸を熱くするだろう。
これは、悩み、傷つきながらも、仲間との絆を力に変え、自分らしい生き方を見つけていく若者たちの、輝かしい成長の物語。読み終えた時、あなたの心にも、きっと温かい希望の光が灯るはず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:10:00
49880文字
会話率:29%
まさかの死後、出会ったのは超絶お気楽な神様(自称)!?衝撃の宇宙の真実と、あなたの知らない「あなた」の物語。
「もしも死んだら、どうなると思う?天国?地獄?それとも…まさかの超絶お気楽な神様(自称)との遭遇!?」
平凡な毎日を送っていた主
人公は、ある日突然、命を落とす。次に目覚めたのは、上も下も分からない、奇妙で何もない空間。そこで彼を待っていたのは、姿は見えないくせにやたら馴れ馴れしく、テンションMAXな謎の存在だった!
「やっほー!死んじゃったね、お疲れ!俺?神様、って言ったら信じる?」
自らを「神様」と名乗るその声の主は、あまりにも軽く、そしてあまりにもぶっ飛んだ世界の真実を語り始める。
「人生ってRPGみたいなもんで、記憶リセットして何回もやり直せるんだよね!でね、君が出会った全ての人、過去も未来もぜーんぶ君自身なんだよ!壮大な一人芝居ってわけ!」
…って、そんなバカな!?
幼い頃のいじめっ子も、憧れのあの子も、大嫌いな会社の上司も、尊敬する歴史上の偉人も、みんなオレ!?混乱し、怒り、ツッコミを入れまくる主人公。しかし、おちゃらけ神様の軽妙な(でもなぜか核心を突く)説明と、この奇妙な空間で起こる不可思議な現象に、徐々にそのとんでもない真実を受け入れざるを得なくなっていく。
「良いことも悪いことも、全部自分に返ってくるって…マジかよ…」
そして明かされる、このふざけた神様のさらなる衝撃の正体!
「ぶっちゃけちゃうとさ、君がちゃーんと『成熟』して、最終的には…ジャジャーン!今の私みたいになるためなんだよね。壮大な育成ゲーム、みたいな?」
「…はぁっ!?あなたが未来のオレってこと!?」
果たして、この壮大すぎる宇宙のシステムと、主人公(そして、もしかしたら「あなた」自身)の魂の旅路の行き着く先とは?
アンディ・ウィアーの名作短編「The Egg」をベースに、笑いと衝撃、そしてほんのちょっぴりの哲学を詰め込んで大胆アレンジ!
これは、あなたの常識をひっくり返す、新感覚の「生まれ変わり」エンターテイメント。
あなたもこの“人生ガチャ”の秘密、覗いてみませんか? きっと、世界の見え方が変わるはず!
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-25 19:41:00
10778文字
会話率:27%
人生って最悪だよねうんこうんこ
キーワード:
最終更新:2025-07-16 21:20:28
653文字
会話率:25%
目覚めると大好きな小説「トワイライトlove」に登場する悪役令嬢オリビアに転生していた。
前世は3児の母、ワンオペで働き詰めていたら病気に気付かず死亡……私の人生って…
悪役令嬢オリビアは王太子の事が大好きで粘着質な公爵令嬢だった。王太
子の婚約者だったけど、ある日現れた異世界からの聖女(ヒロイン)に王太子を奪われ、聖女への悪行三昧がバレて処刑される結末が待っている。
転生した先でもバッドエンドだなんて、冗談じゃない!前世で夫との仲は冷え切った関係だったし、結婚はうんざり。
王太子殿下は聖女様に差し上げますね(ニッコリ)邪魔しませんから、私の事は放っておいてください!
そう思って領地に引っ込んだのに……「躾のなっていない猫には、主からの調教が必要だな」王太子殿下が領地にまで追いかけてきます?!
せっかく前世の子育てスキルを活かして、自由気ままに領地の子供たちの環境を改善しようとしたのに王太子殿下が追いかけてきて離れてくれません。
中身は30代の包容力抜群子供大好き公爵令嬢オリビアと、ちょっぴり強引で俺様なハイスぺ王太子殿下との恋愛ファンタジーです。
※ほんの少しラブコメ要素あり。最後はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:05:43
296430文字
会話率:43%
「『会話するだけ』それは全編鍵括弧の中で語られる不定期更新の物語だ」
「情景描写なんて一切用いない、セリフだけの物語。読者は強制的に、僕らの会話の様子を頭の中でくみ上げるしかなくなる」
「読者にとってはなかなかに不便なものだけど、し
かしその不便さを利用した面白さってやつも無くはない」
「例えば蝋燭。すっかり使われなくなってしまったけれど、しかし偶に思い出して、引き出しの中から取り出して、火をつけてみてほしい」
「揺らぎ、暖かな光を放つ炎の様子をじっと観察してみると、なんだか心が安らぎはしないかな?それを眺めていると、なんだか心が躍る気はしないかな?一緒くたにしてしまっていいのか分からないけど、つまりはそういう事さ」
「不便の中にも面白みを見出してこそ、人生ってやつは楽しめるんだぜ」
………
「………ねえ、ドヤ顔でくっちゃべりやがっているところ大変恐縮なのだけど」
「ドヤ顔はしてないけど……」
「じゃあふざけたお顔の持ち主さん、一つ聞いてもよろしくて?」
「………なんだよ」
「単にそれ、言い訳じゃない?鍵括弧と鍵括弧の間、情景描写を書きたくないっていう」
「………」
「…………」
「…………………」
「…………………………」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 21:16:45
4776文字
会話率:100%
恋人がいたことなんて、一度もない。
26年間、誰かに手を繋がれたこともなければ、「好きだよ」なんて言葉をかけられたこともない。
それが私、町山ミカ。
職場には男の人がひとりだけいるけど、課長だから、業務連絡しか話さない。
雑
談なんて、する必要もないし、されたくもない。
別に嫌ってるわけじゃない。向こうだって私に興味なんてないだろうし。
私はただ、今日も静かにデスクに向かって、黙々とExcelをいじってる。それだけ。
友達がゼロってわけじゃない。アニメの話だけできるオタク友達、月イチで映画を観に行く子、カラオケで90年代ソングばかり歌う子。
それぞれと、それぞれの時間を過ごす。でも、どの子にも、「今日ちょっと落ち込んじゃってさ」ってメッセージできるほどの距離感じゃない。
みんな、予定があるときだけ会う人。
私の生活には、そういう人しかいない。
たまに思う。
私の人生って、薄いなって。
日向で誰かと笑い合うような、ああいう感じ。たぶん、最初から私には向いてなかったんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 12:39:04
9157文字
会話率:10%
『隣の音色は、過去の記憶』
都会の喧騒から逃れ、静かな藤見町へ移り住んだ紫藤彩。隣室から響くピアノの音色に導かれ、彼女は思いもよらぬ再会を果たす——かつての恋人・奏太の兄、高瀬隼人と。
冷たく無愛想だった彼は今や地元の音楽教師。互いの中に
眠る過去の傷と未だ語られぬ想いを、四季の移ろいと共に少しずつ明かしていく。
「人生って不思議…別々の道を選んだのに、こうして巡り会えた」
ピアノの音色が織りなす再生と癒しの物語。遠回りした二人の旋律は、やがて美しいハーモニーへと変わるのか——。
(本作品とあとがきはAIを利用して創作し、加筆修正しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 22:10:56
4449文字
会話率:37%
日本でトラックに引かれて死んだJk「北野まつり」は天界にて、地球とは違う星の異世界人「ナーシャ・グランフォース」に出会った。
二人はなんとまだ死んでなかったけど、手違いで天界に送られてしまったのだ。しかし、まつりは現世に戻ろうにも身体は
トラックに引かれてぐちゃぐちゃ。一方、ナーシャは身体はキレイだけど魂が汚れていたため、現世に戻ることは許されなかった。
そこで、立会人である天使が提案をした。
「北野まつりさんの魂を、ナーシャさんの身体に誘導できます。つまり北野まつりさんはナーシャ。グランフォースさんとして転生するのです。そこで十年ぐらい過ごしていただきます」と。
ナーシャの魂は、天界にある三途の川に十年ぐらい浸かることで綺麗になるらしい。その間、まつりがナーシャとして異世界で過ごすというわけだ。
その任務を達成できれば天使は、まつりを記憶はそのままで美人でお金持ちの家に転生させてくれるよう上司に掛け合ってくれるとのことだ。
そして、まつりは天使の提案を受け、ナーシャ・グランフォースとして転生する事になった。
ナーシャ・グランフォース。
異世界グランゼシアの地において、かつて古代の魔王を倒した英雄の子孫であり、二人の子供を持つ母である。
ナーシャが死んだのは、息子が勇者として旅立つ前日だったのだ。
こうして、勇者の母となった北野まつりの異世界生活は幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 22:17:22
129325文字
会話率:47%
良い人生って、幸せって
というのをテーマに適当に
キーワード:
最終更新:2025-02-08 20:57:36
544文字
会話率:10%
人生って生きづらい、特にグレーゾンが
生きても痛いし、死にたくも無い
それが自分
最終更新:2025-01-28 23:24:44
25568文字
会話率:32%
2039年。
今より少しAIが発達し、今と変わらずネットは混沌としていて、今より少し若者たちに厳しい時代。
奇特な価値観を持つ少年、見鹿島 ハバキは、ある事件をきっかけに死に瀕し、『物を操作する能力』に目覚める。
「━━ 人生ってのは、
本来もっと自由なんだ。金銭、法律、倫理……その他諸々が壁になっているだけで」
昼は少年、見鹿島 ハバキ。夜は怪人、アラハバキ。
彼は仲間と共に、今日も東京の夜空を翔ける━━。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 13:42:13
122042文字
会話率:47%
色々ご都合主義なお話。
側近の男を何としてでも手に入れたい彼女のお話。
いつも以上にご都合主義、ヤンデレではないですが執着心強めです。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-11-12 20:34:31
2447文字
会話率:46%
でもそれが人生ってやつなんだろ
最終更新:2020-05-27 20:20:56
218文字
会話率:0%
平凡な生活を送るブラック企業勤めのリーマン主人公の⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は、突如として現れた通り魔に刺されてしまった。
意識が遠のく中、自身の念願である異世界転生という最高のご褒美を勝ち取る………………。
なーんて、俺の人生に甘いことは起き
るはずもなく、実は幼児体型(見た目は銀髪短髪碧眼ロリの完璧美少女)に変わってしまっていました。
妖怪変化もびっくりなこの状況、一体どうしてくれるんですか?俺はここから帰ることができるんですかっ!?
………………え?幼児体型になったからにはここから返すわけにはいかなくなった……?
どういう文脈で返すわけにはいかなくなったのかは不明だが、俺はもう二度と同じ生活を送ることはできないらしい。
…………俺に元々拒否権なんて存在しないようだ。
新たな人生の門出、それはあまりにも悲しく、非条理の極みであり……甘酸っぱいものとは程遠い、異能を強化するための特別機関……[大日本帝国第一王朝異能学園]に放り込まれてしまいました。
一体全体どうなってしまうんだ、俺の人生ってやつは!?
当惑の渦から抜け出せずにいる俺は、楽観をすることなく望もうとするが、様々な困難(勘違い)が自分を襲いかかってくる。
もう俺、人生諦めてもいいですか……?なんて言えるはずもなく、徐々に戦いの中に身を投じるのみであった。
※注釈※
(見た目は銀髪短髪碧眼ロリの完璧美少女で、中身は元ブラック企業勤めリーマンのおっさんです)
カクヨム様にも投稿している作品になります。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654416942888
こちらのリンクからお飛びください。
【挿絵】
・華恋
https://45180.mitemin.net/i885443/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 02:00:00
141208文字
会話率:14%
ある日の病院で二人は出会った。同じ高校の二年生だが、クラスが一緒になったことはなく、話したこともない。共通の友人もいない。
もしかしたら、一度くらい学校の廊下ですれ違ったことはあるかもしれない。どちらかが相手を意識して、「ちょっといいな
」と思ったことがあるかもしれない。その程度の繋がりで、二人の人生が交わることはない。そう思っていた。あの時までは……。
「まさか、あなたと付き合うことになるなんて思わなかったな」
学校を抜け出し、公園に来た彼女が笑いながら言った。
「ま、成り行きだけどね」
「でも、あの日、病院であなたが声をかけてなかったら、こうはなっていなかったんだろうなあ。不思議だね、人生って」
「ババくさいな」
「おいっ」
「いてっ、ははは、でもさ、声をかけてきたのは君だろ?」
「え、そうだっけ?」
「そうだよ。君のせいで僕は不良になってしまったよ。優等生だったのに、学校を抜け出して公園でダラダラしてるなんてさ。人けがないからいいけど、補導されたら嫌だよ」
「よかったじゃない。私に染まってきたってことだね」
「まだまだだよ。君みたいな不良には追いつけないよ」
「ふふふっ、ちなみに私のほうが成績いいって知ってた?」
「嘘だろ」
「テストの順位、私のほうが圧倒的に上だからね」
「へー、気にしたことなかった。もしかして、前から僕のことが気になってたの?」
「そういう自惚れは女の子を引かせちゃうよ。今後のために気をつけたほうがいいよ」
「今後って何さ。ないよ、そんなの」
「わっ、今のはいいね。加点します」
「え?」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-07 11:00:00
3356文字
会話率:93%
死ね、とカップに口をつけた瞬間に呟いたせいで、そのあとに口に含んだコーヒーがやけにドロッと粘りがあった気がした。しかし、それは砂糖を多めに入れたせいだろう。だいぶ甘くなっ――
「と、いうわけで、いやぁ、ほんっと甘い生活っていうのぉ? い
やー、悪いな! 結局、俺の方が先に彼女作っちゃってさぁ。わりっ!」
殺すぞ。"結局"ってなんだ。まるでどちらが先に彼女を作るかを競い合っていて、しかもおれが先に作ると豪語していたみたいじゃないか。
……してたか? いや、なんにせよ、確かにおれの方が先に彼女ができると思ってはいた。共に、まったく春も色もない高校生活を過ごし、おれは大学に進学。こいつはフリーター。おれの方が有利だと。しかし、この夜、近況報告会ということでファミレスで落ち合ってみたら、これだ。惚気話を聞かされて胃がムカムカしてきた。
「いやぁ、できるもんなんだぁ。正直、俺さ、なんていうのかなぁ、そういう星の下に生まれてこなかったというかさ。諦めかけてたんだよねぇ……幸せな人生ってのをさぁ……」
友人のやつはそう言い、どこか遠い目をした。先ほどまでこのクソが、と思っていたのに、そんな声で言われたら、しんみりしてきた。
こいつは父も母も知らない、養護施設育ちだ。事件など問題を起こしたことがない、いいやつなのだが、施設側にも年齢や人数制限など都合があるのだろう。転校を繰り返し、友人が少ないらしい。やつ自身も、どこか自分の環境は普通ではないという意識があるようで、またそれが人を遠ざけている節があった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-21 11:00:00
2915文字
会話率:69%
俺は全て失った、地位も名誉も財産も。
そして、妻と子供も失った。
これだけ頑張って来たのに人生終わったんだ。
途中までは順調だったんだ。
親父の会社を受け継いで社長になって、
結婚して子供も二人授かり、
とても幸せだったんだ。
なのに何処で
狂ったんだ。
それに比べて俺の友達は、途中まで運が悪くて散財していたのに、今では成功して億万長者だ。
はぁー、俺は俺はーもう終わりだ。
何もかも失ったんだ。
落ち込んでいた隣で、億万長者になった友達が声を掛けて来た。
「おいおい、そんなに落ち込むなよ、たかが人生ゲームだろう」
そう、俺は人生ゲームで社長から転落して無一文になって、落ち込んでいたんだ。
だって、俺は負けず嫌いなんだもん。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-27 16:31:46
298文字
会話率:7%
【可能な限り毎日更新】
35歳引きこもり彼女いない歴イコール年齢、絶賛魔法使いの道を行く童貞の彼。
職業コンビニアルバイトのフリーター。
バイト中にコンビニ強盗に襲われて死んでしまった彼は、どこか分からない異世界の赤ん坊に転生したらしい。
そこは剣やら魔法がある世界だった。
住居兼鍛冶屋の長男として転生した俺には、色々と才能があったらしい。
こうして転生してしまった彼は、この世界に来てせっかくこうして第二の人生を歩むんだから、前世では叶わなかった「息子の活躍」を大いに願って、少しずつ本気で人生って言うのをやってみようと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 06:42:17
19600文字
会話率:5%
人生ってなに。
なんのために産まれたん?
なんのために産んだん?
何をすればいいの?
それでどんないいことがあるの?
てか、俺の将来はどうしたら上手くいくの?
もう何もかも遅いんかな?
最終更新:2024-10-05 06:40:47
1758文字
会話率:0%
伝説と謳われた俺だったが、仲間に裏切られ、弟に将来を誓った彼女を寝取られ、おまけにその借金を背負わされ、人生はまさに出口も無く、詰んでいた。
つまらない食事でさえ、借金取りが邪魔しに来る。
・・・俺の人生って??
そんな時俺の窮地を救
ったのは、若くてすげーエロい身体をした、滅茶苦茶可愛い顔をした女だった。
そいつは俺に言った。
「お久しぶりです。師匠。私の事覚えてますか?」
え・・・お前、もしかして・・・。
※『アニエス嬢はご苦労されています』外伝。短編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:23:35
203077文字
会話率:48%
佐々木 美利杏(18歳)は高校卒業の前日に刺殺され死んでしまった。
「私の人生ってなんだったんだろう?」
親の操り人形のように生きてきた…薄れゆく意識の中浮かぶのは後悔、哀しみ、怒り。
謎の声に導かれ目覚めると、そこは唯一の親友とプレイした
乙女ゲームの世界だった。
そして、ラスボスであり悲劇の悪役令嬢である「ミリアーナ・ディアローズ」に成っていた。
ミリアーナの悲劇を防ぐため、今世こそは後悔しないように生きるため…運命を捻じ曲げていく!!
ヤンデレ執事や腹黒王子、残念ヒロイン…たくさんの個性豊かな人達も登場予定!
ちょっぴりシリアス?ダーク?で笑える…そんなお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 03:28:39
33940文字
会話率:22%