君は、流灯凛花を知っているかい?
「眠らせ姫」という二つ名は?
知らない? そうか、残念だ。
彼女は、その名にふさわしい異能で戦い、
彼女は、その異能に苦悩し、
彼女は、その異能で人を救った。
そして、おそらくこれからも。
あ、申し
遅れた。
ぼくの名は、法条計介。彼女の相棒だ。
ライト&ロウ、光と法、つまり正義。略して、L&L。
まだ大人になりきれない、高校生にすぎない、そんなぼくらが正しくあろうと決めたバディの名。
でも、それは知られることはない。
やがて知れ渡るのは、「眠らせ姫」という彼女の二つ名。
女神ヶ丘という街で、はびこる異能犯罪者たちが恐れる異名になる。
「流灯。ぼくは、それを否定する」
二度目にその言葉を告げた時、ぼくは彼女にとってのヒーローになれたのだろうか。
残念ながら、それは彼女が決めることだ。
だが、未熟で傷物のぼくが、「放っておかない」と覚悟を決めた瞬間だった。
おっと、気になるって?
だったら、覗いてみるかい?
異能なぼくらの奇妙な高校生活の一幕を。
【作者より】
本作は、「雨のち晴れの事件簿 ~ 性格も好みも真逆の男女バディですが、異能犯罪者は沈めます ~」と同じ世界観のクロスオーバー作品です。
https://ncode.syosetu.com/n7676iy/
W主人公の異能バトル現代ダークファンタジー・クライムサスペンスの連載。
こちらも、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:00:00
10000文字
会話率:35%
「ごめんなさい。私はちょっとワルっぽい人が好きなの。それに比べてあなたは名前以外は地味でお人好し過ぎるし...」
好きな女子に告白しに行った結果、こう言われて撃沈された神城豪牙。そして、彼は決意した。『言われた通り...いや、それ以上の悪
者になって絶対に見返してやる!』と。
こうして、世界一の悪者になる事を決めた豪牙だったが元々のお人好し気質のせいでイマイチ悪になりきれない。そんな彼がある日出会ったのが悪のお助けマンに憧れる喜愛輝星という一人の変わった少女だった...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:00:00
13162文字
会話率:40%
女の子同士の恋、だけど甘くない。
それは、構造から始まった距離と、沈黙の中に芽生えた微かな感情の話。
誰かと本当に繋がることの難しさ。
好きという言葉で片づけられない揺らぎ。
現実の中で“恋になりきれない恋”を描く、
構造派百合ストーリ
ー、開幕。
——ふたりの行き着く先を、どうか最後まで見届けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 22:50:27
10275文字
会話率:15%
行進した先で迷い歩いて見た異国の世界。
「娘を見つけて欲しい」
異国の王からの救援要請から旅が始まる!
おてんば空挺隊員の瑠香とストッパー役になりきれない魔法使いのティナ、スーパーマイペース獣人のニコにオカン属性もどきの妖精ウルム、だいぶ意
味深訳ありの忍。
山と谷はあるかわからないけど癖強すぎパーティによるドタバタ探検記!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 15:44:01
86313文字
会話率:35%
カイという男が居た。大人になりきれない彼は現世に耐えきれず、異世界転生のために自ら命を絶った。
ファンタジー、ハーレム、チート能力、最強の自分。死の間際、夢物語を希望にしていた。
そんな彼を待っていたのは、サイバーパンクと戦争だった。
リィラという少女が居た。彼女は大人だけの村で子どもになり切れず、ガジェットオタクとして孤独のまま生きていた。
そんな彼女の元にカイという、変わらない日常を完膚なきまでに破壊する存在がやってきた。
戦争の火種という重すぎる運命を背負って、ふたりの旅路は続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 23:51:04
605880文字
会話率:53%
前世の記憶を持つ侯爵令嬢の私は、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことを知りました。ゲームのシナリオ通りなら、婚約者の王太子に断罪される運命。私は断罪回避のため、悪役らしくない地味な生活を送ります。しかし、結局断罪は回避する事が出来ず――
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 11:15:46
2665文字
会話率:35%
目を覚ましたら、そこは異世界――しかも、自分は公爵家のお嬢様「フェル=エルセリア」に転生していた!
お金持ちで美人、家柄も完璧……と思いきや、家族は借金まみれの問題児ばかり。
「こんな家、さっさと出て自由になりたい!」
そう決意したフェルは
、“悪役令嬢”を演じて家から追い出してもらう作戦を立てる。
ところが、思い通りにはいかなくて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:48:16
4361文字
会話率:24%
明日が春の新年度という日曜日、暴走したトラックに轢かれそうになり、気がつけば異世界転生していた。公爵令嬢リナリア・アンネローゼ・フォン・アッシェンバッハに仕える下僕、トーマとして。
そして気がついてしまったのだ。ここが姉がプレイしていた乙
女ゲーム『アルケミア★ラブ~錬金術は恋も世界も救います!~』の世界であることに。
俺の主人リナリアは、ヒロインをいじめ抜くいわゆる悪役令嬢なのだ。こりゃ大変だと思いきや、なんかこのお嬢さま、俺にめちゃくちゃデレて来るんだが?
うっかり異世界転生してしまった下僕(モブ)と、悪役になりきれないツンデレお嬢さまの、ラブコメのような物語。
※モチベーションにつながりますので、ブクマ&評価して頂けると幸いです、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 17:26:50
291837文字
会話率:41%
沖ノ鳥島よりはるか東の公海上、海図には何もないその場所にぽつりと一つの島が浮いていた。海上数十メートルを浮かんでいる巨大な浮島である飛鳥島、大瀑布のごとく海面に飛沫を起こすその島は魔術師の聖地であり学舎である遠海魔術院があった。
魔術
院で風紀委員として働く青年、茨城 千乱はいつも通り、決闘の立会人をしていた。魔術師同士の真剣な技量の競い合い、しかしその神聖な秩序は無情にも破られる。
栄誉と名声の祭典を汚した者はいずこか。彼の者に裁きを与えよ。
これは魔術師の学徒達の淡い青の時代、幼く、非情になりきれない彼らの青春と情熱の物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 21:52:14
278880文字
会話率:43%
RTA(Rescue and Tactical Approach)……それは世界各地を襲う脅威――魔王を最速最短で撃滅するための特別な技術。しかし、これは限られた者のみが扱える力……ではない。チャート(計画書)とそれを順守する心があれば、誰
でもRTAを行うことができる。今はそんな時代……。
数々のなんやかんやを経て、ヤツらが帰ってきた!
実力はあるのにクッソ激烈なクズ運によっていまいち一流になりきれないRTA集団〈レイ一門〉。重すぎるコイン、すぐ落ちる橋、真っ直ぐ歩けない千鳥足、罠と知ってたのに開けちゃった宝箱、オリチャーの誘惑……すべてのガバに足をすくわれつつ、今日も彼らは当然の権利のように完走を目指す。
これはそんなガバ一門にすっかり馴染んでしまった新人の、数々の冒険を経た、その後の物語である。
(本作は本編終了後のエンドレスモードです。内容に特に変化はありませんが、最終回がないためだらだらとお楽しみください。また、投稿は各エピソードごとの短期集中連載となり、エピソード終了後には若干の休載がはさまります。その間は別の作品シリーズを投稿していくと思います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 10:32:59
139306文字
会話率:45%
ありえない程の不幸体質により、自分は他人の人生の脇役・支え役に思えてしまう真城創伍は、ある日、血まみれになった白い髪の美少女と出会う。古今東西の人間が想像した作品が具現化される異世界――"創造世界"からやって来たという少
女は「創伍を主人公にしてあげる」と言うが……少女の邂逅と同時、世界各地に惨劇が起きる。
――人間に創作された作品達による、人類殺戮が始まったのだ。
これは、あらゆる作品のヒーローが集結する異世界を舞台に、主人公になりきれない少年と、主人公にしてあげたい少女が織りなす、想像力を武器に主人公を目指して闘う群像劇。
想像して創造せよ、道化の英雄!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 21:47:29
361166文字
会話率:56%
魔法使い。
それは魔法を駆使して戦い、守り、救う超越者。
だが、魔法使いの世界は才能が物を言う。長く続く魔法の歴史は才能ある一族だけを拾い上げ、今では魔法使いは貴族のみとなった。
ここマナリル国でもそれが常識。
マナリル国有数の教育機関であ
るベラルタ魔法学院には今年も優秀な魔法使いの卵が集まっている。
そう、一人を除いては。
一際目を引く素朴な少年。
煌びやかな世界とは無縁の田舎者。
そこにいたのは学院唯一の平民だった。
"魔法使いになりたい"
魔法になりきれない魔法の使い手による夢を叶える物語が今始まる。
※この度KADOKAWA様から書籍化する事となりました!11月13日発売です!
♢
第五部完結しました!
第一部『色の無い魔法使い』完結。
第二部『二人の平民』完結。
第三部『初雪のフォークロア』完結。
第四部『天泣の雷光』完結。
第五部『忘却のオプタティオ』完結
第六部『灰姫はここにいる』更新開始までお待ちください。
王道ファンタジー、だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 20:57:44
3952512文字
会話率:39%
これは社会の一端しか知らず、言語学者でもない、大人になりきれない、とある大学生の戯言《たわごと》によって辞書をつくる物語だ。
※「カクヨム」と重複投稿しています。
最終更新:2025-01-13 00:48:10
12318文字
会話率:32%
スライム目線で人間を観察するとどうなるのか。魔王討伐を目指す勇者・戦士・魔法使いに同行することとなったスライムの物語・・・なのだが、どうにも主人公になりきれないかわいそうなスライムの物語。
最終更新:2024-12-07 00:00:00
113162文字
会話率:50%
何度も担任が変わるという長谷城中学校の3年3組。そこに新学期から生徒よりも問題がある教師がやってきた。白衣を纏い、ボサボサな髪、メガネ…いかにも根暗が合うその男が大人になりきれない生徒に本当の人間と世間を教える学園小説。
最終更新:2024-11-17 19:20:29
2062文字
会話率:31%
まだ大人になりきれない大学生のハルがニイナと出会い、自分の弱さと罪に向き合う話。
最終更新:2024-09-25 00:18:43
63379文字
会話率:50%
魔法と剣が全てと言っても過言ではないこの世界で、己の拳一つで成り上がった女丈夫がいた──彼女はアイリーン、六十を越えた強く逞しい女。
彼女の肉体はそこらの兵とは比べ物にならぬ程分厚い筋肉で覆われ、魔法も剣もありとあらゆる攻撃を弾き返した。
そんな彼女の相棒にと現れたのは、アイリーンのは対照的に、ほっそりとした顔立ちの整った男──少年だった。
相棒になりきれないままの二人の前に、侵入者を知らせる鐘が城内に鳴り響く──!
柴野いづみ様企画、#匿名男女バディ短編企画
参加作品を連載化したものです。短編版とは、ストーリーに重大な違いがあります。
第一話は、参加時より1500字程度加筆したものとなっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:46:58
9848文字
会話率:73%
イケメンすぎる冒険者、マックスは感嘆した。
目の前にいる男は漢だと。
厳しい面構えに剣呑な雰囲気、そして独特なオーラは他者を寄せつけない。
これぞ冒険者らしい姿ではないだろうか。
周囲の同業者たちも彼には一目置いているのか、目線すら
合わせようとしない。
チラ見してたまたま目が合った奴など、すぐに視線をそらして脂汗をかいている。
ここは冒険者が集う飲み屋だ。
自由な発言を許され、今日の成果に一喜一憂する者たちが騒ぎたてる一種の無法地帯。
それがひとりの漢の出現で、一瞬で墓場のような静けさとなったのだ。
ああ、あの殺伐とした重苦しい風格。
爬虫類を思わせる細い目からの視線は、まるで死を振りまくような冷たさを感じる。
それに比べて自分はどうだろうか。
冒険者としては努力を重ねてそれなりの実力があるはずだ。
知識や理論もそれなりに武装してきた。
しかし、この面構えのせいで、冒険者としては一流になりきれないジレンマが続いている。
元パーティーメンバーはこう言った。
「おまえのせいでパーティーは崩壊した!女性メンバーの全員に手を出しやがって!!」
知るか。
女性メンバーに手を出した覚えはないぞ。勝手に俺のことを取り合い始めただけだ。俺にパーティークラッシャーのレッテルを貼るんじゃない!
別のある時、領主の妻である貴婦人はこう言った。
「私の愛人になりなさい。」
いやいや、あなたのご主人に殺されちゃうからやめてください。いや、マジでやめろよ、俺の股間に触れるんじゃない!
またある時には、黒光りしたマッチョマンが興奮を隠さずにこう言った。
「俺にケツを向けろ。」
いやじゃボケ。
頼むから死んでくれ。
絶世のイケメンと言われ続けてきた。
中にはエルフ並の美貌だと褒めたたえてくれる者もいる。
しかし、それが良いことかどうかは人によるだろう。少なからず、俺にとっては辛い日々を送ることになった。
そして今日、暗鬱とした日々を抜け出す手がかりを得たのである。
そうだ、あの人のようにコワモテになればいい。
俺もあんな漢になることで、これまでのような問題はすべて解決だ。
それがいい。
よし、そうしよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 07:17:22
92032文字
会話率:29%
魔法の無い世界へ生まれ変わった元魔術師のコトミは、一般市民として目立つことはせず、のんびりスローライフを満喫しようと企んでいたが、友人が危険に晒された際に魔法を使ってしまい、その存在がバレてしまう。
幸い誰にも言い触らされることもなく
、今まで通り友達として接してもらえることになったが、何かしら危険なことへ首を突っ込んでは力業(魔法)で解決するようになってきた。
その後、新たな転生者や魔法少女、魔眼持ちが現れキナ臭い隣国とのいざこざに巻き込まれていく。時間と共に関係が悪化する隣国、関係改善に取り組む苦労を余所に戦争がついに勃発する。少女二人が前線に立つという異例な状況の中、力不足を悔やむコトミに異世界からの来訪者が現れ事態が急変する。
「戦争を終わらせることは出来る。だけど、のんびりとした生活、スローライフが……」
大切な友人と大好きな街、守らなければならないものができた。できてしまった。悩むコトミはついに決断する。ドライになりきれない魔術師、今日も大切な人たちのために力を使う。
「最後は絶対、絶対にスローライフを送ってやるんだからっ!」
異世界からの転生者、スローライフを目指し今日も戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 07:00:00
828776文字
会話率:35%
突如マチルダの前に現れた神を名乗る謎の男、ダンタリオン。
彼が言うには、近々マチルダの前に、未来で大きな偉業を成し遂げる『特異点』なる少女が現れるのだとか。しかし、彼女がその偉業を成し遂げるためには、運命の人と出会い、恋を成就しなければ
いけないらしい。
恋の盛り上げ役として『当て馬』に任命されたマチルダは、ダンタリオンとともに、特異点である少女をどうにかこうにか導こうとしていく。
連載ものですが、内容として漫画の読み切りくらい短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 05:00:00
27013文字
会話率:47%