【書籍化・コミカライズ予定】
「お前、最近何もやってないよな。ぶっちゃけもういらないんだ」
ゼノスはある日、パーティリーダーのアストンに言われた。
ゼノスは貧民街の生まれ故、公式のライセンスを持っていない治癒師。それでも自分を拾って
くれたパーティーに恩返しするために必死に腕を磨いた。
その甲斐あって、仲間が少しでも傷がつけば一瞬で治療し、そもそも傷を負いにくいような防護魔法や、能力強化魔法も併用し、ゼノスのパーティは不死身と言われるほどに名をあげることになった。
しかし、パーティのメンバー達は、傷を負わないのは自分達が強くなったからだと勘違いし、ゼノスをお荷物だと考えるようになった。そして、公式ライセンスを持たず、貧民街出身のゼノスがいることは、パーティの名声にかかわると思い始めたのだ。
パーティを追われたゼノスは、ひょんなことから大怪我をした奴隷のエルフの少女の命を助けることになる。
「私、生きてる……? 絶対死んだと思ったのに」
「ははは、これくらいはかすり傷だろ」
「……すごいっ」
エルフの少女を助けたことがきっかけで、ゼノスは街角で闇ヒーラーとして治療院をひらくことにした。
ライセンスを持っていないので、治療は言い値になるが、弱きを助け、強き者からは大金をせしめる闇ヒーラーの噂は口コミで広がり、それはやがて王宮にまで届くようになった。
一方、ゼノスが抜けたパーティは、優秀な治癒師が抜けたことで、満身創痍の状態にあった。
でも、今さら戻ってこいと言われても、気にいらない相手からは高額の治療費を受け取るようにしたので……おたくら払えますか?
※日間総合1位
※週間総合1位
※月間総合1位
※四半期総合1位
ありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 09:47:55
853239文字
会話率:53%
向くのなら、うえ、ななめ、まえへ。
蹴り飛ばすなら、した、ななめ、うしろへ。
最終更新:2025-05-06 09:57:11
356文字
会話率:0%
時間法が制定され、過去への旅行が可能になった時代。
過去への干渉はご法度とされ、ただちに処刑される。
処刑を執行するのが、執行官。
三年前に起きた、自動車事故。
歩いていた女の子はかすり傷だった。
この事件をなかったことにしようと
最初
に干渉したのは「タイムチェンジャー」という過去干渉を生業とする業者だった。
不思議なことに、この業者を処刑した執行官が今度は
自らタイムリープし、干渉をはじめたのだ。
事故がおこらないようにと立ち振る舞う。
この交通事故の六回目の過去干渉、
俺は執行官として派遣された。
皆が命をかけてまで
事故を阻止しようとし続けた理由がようやく
わかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 20:14:48
4812文字
会話率:17%
夏には50度を超える灼熱の世界。
主人公の青年、翔は、酷暑が始まったばかりの6年前、博物館に「13星座のタペストリー」を車で運ぶ途中、少女、光流(ひかる)を引いてしまう。
自転車ごと飛ばされた少女は、幸い植え込みに落ち、かすり傷程度だった
が、何故か意識は戻らず、眠ったままの日々が続いていた。
一方、翔は、事故の直後、もうろうとする意識の中で、光流の霊魂を確かに見たと感じていた。
事故のせいで、危うく名なき者(魔)に、黄泉の国へ連れていかれそうになった翔を、確かに光流の魂が助けてくれたのだ。
だが、光流の霊魂は、その後、肉体に戻ることなく、車に積んでいた「13星座のタペストリー」へと吸い込まれてしまった。
翔はその日から、「13星座のタペストリー」が展示されている博物館に掃除夫として潜入。少女の魂を探し出し、肉体へと戻すため、夜ごと13星座の神話の世界へ旅を続けていた。
そんなある日、博物館の館内で、光流によく似た少女、千冬と出会うが…。
プロの西洋占星術家でもあるJupiterが描くスピリチュアルファンタジー。
*本作品は、Jupiterが自費出版した『モッくまくんの星のレッスン』(8000部発行)の続編です。オンライン上での読みやすさを優先し、段落を細かく分けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:59:20
74438文字
会話率:15%
つい数十年前までは、この日本は、世界は平和だった。
だがある日突然、妖と呼ばれる未知の生き物に平和というソレは奪われあっという間に西日本は妖の手に落ちた。
人々が嘆き悲しむ中、誰もが認める見目麗しい天狗の妖である明楽は高らかに宣言したのだ、
「日本を手に入れ、次は世界を手に入れる」と。
未知なる生物に今までの攻撃はかすり傷にも及ばず落胆していたところ、対妖用の武器などが発見され作られるようになりやがてそれは必然的に軍隊へと成り上がった。
その名は妖殲滅軍事部隊である大属星、その元帥であり創設者である小倉時臣により作られた軍隊は今では世界に誇る軍事機関である。
物語の主人公は幼き頃に両親を妖に殺された純桜寺美澪、大属星へ双子の兄と共に引き取られ今では若き少佐を務める軍人へと成長し、現在は滋賀奪還作戦の真っ最中である。
全ては明楽を殺す為、全ては平和を手に取る為、今日も私達は刀を手に取る、銃を構える。そして妖を殺す。
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こちら『妖コンバッテレ』は『ジュメレと毒華』の元となった作品です。その為同じ名前、容姿、などがありますが『ジュメレと毒華』の本編とは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 16:54:38
12062文字
会話率:16%
あらすじ
ファンタジーらしき世界の中で、リヒトは前世の記憶を思い出した。自分が終末世界で時に殺し合い、なんとか生き延びるゲームの…「モブ」だったことを!今回の人生も俺はモブだ。だが殺伐とした世界で生き残った俺にはモブが生き残る掟がある。
・主人公を悪く言わない
・なんとなく無害そうな表情(当社比)を浮かべる
・主人公一行とたまに友好的に話す(なんとなく不穏な時を除く)
そして…目立つと死ぬ!これは経験則だ。
俺は今回女のモブとして生まれた。前世では生き残るのに必死だったんだから、今世くらい幸せなモブ人生を歩みたい。主人公の街の花屋か、パン屋になって幸せなモブ人生を送ろう。そんな決意を胸に、リヒトは主人公パーティーを探し、彼らとは絶妙な距離感を保ちつつ、目立たず過ごそうと決意する。しかし、媚を売ろうとしていた主人公達は差別意識の高い残虐な集団だった。勇者に着く姫達はかすり傷で泣いて動けなくなり、リヒトを馬鹿にする。リヒトは主人公とは友好な関係を築くべきだと思っていたが、主人公はリヒトの故郷を壊そうとする。
リヒトのサバイバル知識と終末世界を生き抜いた能力は、剣と魔法の世界にも適応し、高い戦闘能力となる。
「モブ」と、主人公になれなかったパーティーメンバーは出会い、世界を放浪する。その中でリヒトに恩義があるメンバーはリヒトに好意を抱き始める。TSしたリヒトを狙うパーティーメンバーは男女問わず!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 18:10:39
15466文字
会話率:39%
戦国無双をしていた下大迫史也はゲームの中に転移してしまう。自身が使っていた新武将つまり、自分自身が作ったオリジナルの武将に魂が入り転移する。銃弾すらかすり傷の史也は戦国時代の歴史を大きく揺るがす存在になるのは間違いなし…
最終更新:2024-08-05 07:16:48
10683文字
会話率:67%
「単独でダンジョンに入って
内部の構造解析
敵の数と配置の把握
なるべく深く入り込んで情報を持って撤退
その情報を冒険者に伝えることで生存率を高めるのが私の仕事
敵の暗殺も
敵に拷問されて動けない冒険者の介錯も
私の仕事
誰かの血で私は
いつも汚れている」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
安価に体力を回復できるアイテム「薬草」
魔物との戦闘やダンジョン攻略の必需品
この世界はその薬草が1,000,000,000Gする世界
傷は癒えない
体力も回復しない
出血がひどければかすり傷ですら死に至る
冒険者の死亡率は極めて高い
そこで考案されたのが私達、「隠密」と呼ばれる存在
もしも回復アイテムがないRPGがあるとしたら?
これは限りなく残酷なダークファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 16:11:31
2747文字
会話率:37%
2柱の神の力を与えられた歴代最強の勇者すらかすり傷すら与えられることができなかった、悪逆非道の魔王を討伐を、異世界の神に懇願された。
「君しか魔王を倒せる者がいない」
と、言われたが、それお前のミスのせいだよね?
こちらにメリット皆
無じゃねえのこれ?魔王殺る意味あんのか?
それに話を聞く限りこの魔王と戦う前に魔王の配下に瞬殺されるだろ。
絶対無理じゃね?心の中で弱音を吐きつつ、何故そこまで魔王が強いのか気になる黒野茜はなんとかしてその情報を掴み勝利の糸口を探すべく異世界へ降り立つ。
R15とR18は保険です。
転載は駄目です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 18:19:47
24567文字
会話率:42%
回復魔法の大家に生まれたというのに、かすり傷すら癒やせないロレッタ。
能無しの役立たずと蔑ろされていた彼女は、せめて縁を繋いで家の役に立て、と辺境伯のもとへ嫁に出されてしまう。
辺境は荒っぽく、当主である辺境伯も無骨で無愛想。
しかも婚姻の
夜にしばらくベッドは共にしない、と言われてしまう。
本当は能無しでも役立たずでもない彼女が幸せになろうと頑張る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 19:17:05
18024文字
会話率:33%
のちに「徳川四天王」のひとりとなる、本多平八郎忠勝。
生涯57回の合戦に参戦するも、かすり傷ひとつ負わなかったとされる戦国最強の侍である彼も、こと主君のこととなると冷静ではいられない。忠義、過保護、それとも他に別の理由が?
そして、そんな最
強の男が仕える最高の主君、徳川家康には──ひとつだけ秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 12:41:24
59938文字
会話率:34%
私、神前千秋はいまは学校一とも噂されるくらいにはかわいい。そんな私だけれど昔はすり傷の絶えないくらいやんちゃで男勝りだった。私が変わることができたのは親友のりっちゃんこと橘莉子のおかげだ。メイク、ファッション、立ち振る舞い色々なことを教え
てもらった。
なんで私が変わろうと思ったかって? それは幼なじみの入江潤也のため。いつも飄々としているあいつを絶対振り向かせてやるんだから。これはよくあるような青春の物語。
※全5話くらいの予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 00:18:02
13545文字
会話率:61%
少しばかり無理難題を押し付けたつもりだった。
それなりに苦労して成果を上げると踏んでいた。
けれども彼女はかすり傷一つ付けて帰って来た。
それは誇示でもなんでもなく、正当な評価だよ。
最終更新:2023-01-26 18:41:26
938文字
会話率:48%
今も後悔している。誰かに傷つけられたことよりも、誰かを傷つけたことの方が、よく思い出される。
自分の心のすり傷は癒えるけれど、相手につけた傷は自分の記憶の中でいつまでも癒えない。
缶コーヒーを用意してくれてありがとう。何のお返しも
できなくてごめんね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 22:07:01
988文字
会話率:25%
二足歩行の猫。
それは、この国に住む人なら、誰でも知っている昔話。
(私の政略結婚予定の騎士様が、二足歩行の猫になって帰ってきてしまいました!!)
『無茶するな。周囲にいらぬ心配をかけているぞ』
『かすり傷まで治す必要はないだろう。
……君はほんとに加減を知らない』
『リーナ。……家で大人しくしていろ。……倒れてばかりじゃないか。……迷惑なんだ』
素直になれないツンデレ溺愛騎士様と、困った人を放っておけない純真残念令嬢の、ファンタジーラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 17:41:37
33508文字
会話率:40%
チュートリアルダンジョンなのに、生存率が1%を切っている超高難易度ダンジョンに学年丸ごと転移させられた主人公たち。
ほとんどの生徒が勇者等のチートスキルを選ぶ中、話を聞いていなかった主人公の田中一郎だけは生産スキルを取得。そのせいで強
制的に戦闘すら許されない軟禁状態化におかれるが、スキルのおかげで皆が経験値を自動で献上してくれる、まるで鵜飼のような無双状態でレベルアップ!
チュートリアルダンジョン攻略時には理不尽な理由で殺されかけるが、強化されまくったレベルでかすり傷同然で切り抜ける!
しかし、切り抜けたはいいが、転送時に人里離れた山林に一人だけ追放される。
だが、追放されたのは幸運。すでに魔王様を償還できるし、貴族のご令嬢には気に入られ、医誠会転移の出だしは順風満帆!
そして表では巨乳美少女とコンビを組んだ、新進気鋭の新人冒険者として、裏では謎に包まれた旅の賢者として国中に名をとどろかせていく。
対して王城に召喚されたという他の生徒たちは・・・
目標週1回更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 17:06:10
60735文字
会話率:37%
オレは痴漢冤罪で社会的に追放され、妻にも見捨てられた。
もう生きていても仕方ない。自殺するため、樹海にあるS級ダンジョンへと向かう。
第1階層にいるドラゴンに食われて死ぬためだ。
ところが『全ダンジョン来館1億人』記念の特典で、全
ステータス∞にされてしまう。
ドラゴンに食われるため口に飛び込んだら、貫通して殺してしまう。ラスボスの殲滅魔法を喜んで受けたのに、かすり傷さえ負えない。
どうして、こうなった? 頼む、誰かオレを殺してくれ。
次のダンジョンこそは──!
これは死に場所を求めてさ迷い、行く先々で無双しまくってしまう、そんな気の毒(?)なおっさんの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 12:00:00
366401文字
会話率:38%
「回復魔術師のくせに、かすり傷さえ治せないのかよ!!」
アトラスは世界でも珍しい癒しの力を持ちながらも、学園の仲間たちから無能だと馬鹿にされていた。そんなある日、学園の仲間たちと共に探索していたダンジョンでドラゴンに襲われ、囮として使い捨
てられてしまう。
裏切りによって死を経験したアトラスは、自分の回復魔術がかすり傷さえ治せないのではなく《死んだことさえカスリ傷》に変えられる力だったのだと気づく。
不死の力を手に入れたアトラスは、ダンジョン内で魔物たちと戦いながら成長していく。現れる強敵を倒している内に、いつしか彼は最強の回復魔術師へと成長していた。
一方、アトラスを裏切った仲間は、学友を囮に使った卑怯者のレッテルを張られ、評判がガタ落ちになっていた。さらに一部の生徒は手の平を返して、最強魔術師である彼を仲間に取り込もうと暗躍する。
本物語は裏切られた最弱回復魔術師が実は最強だったと気づき、自分の価値を認めてくれる仲間たちの元で幸せに暮らすまでの物語を描いた英雄譚である。
~カクヨムでも連載中~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 00:00:00
109784文字
会話率:61%
俺ことレックスレックス=アルタミータは、ある日パーティを追放されてしまう。
ジョブが盗賊。戦闘ではかすり傷程度しかダメージが与えられない。
それらの理由で、無能と言われ追放されたのだ。
その翌日に、偶然にもソロで潜ったダンジョンで二人組の少
女を助ける。
そして二人組の少女はパーティを組んでほしいという。
俺は少し驚いたが、その誘いを受けることにした。
そのころ俺を追放したパーティは二日連続、ダンジョン攻略に失敗していた。
俺に接触し、引き戻そうとしてくるリーダー。
しかしもう新しい仲間が出来たと断る俺。
何か、事件が起こりそうな雰囲気が漂っていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 19:00:00
12692文字
会話率:35%
オルクスは、ダンジョンで仲間に後ろから刺された。
「俺達は逃げるから、囮のために死んでくれ」
逃げゆく仲間の後ろ姿、薄れゆく意識の中で、オルクスは思った。
――死ぬのは、久しぶりだなぁ。
その後、近隣諸国最強のパーティの二人に見つけられ
た時には、蘇生も不可能なくらいに食い散らかされていた。
しかし、次の瞬間……何事もなかったかのように、生き返った。
神から与えられし、「ギフト」
そのギフトで「不死身」を与えられたオルクスは、死ぬことすらかすり傷となる脅威的な再生能力を持つ。
しかし、その能力のせいで気味悪がられ、昔から仲間はいなかった。
そのダンジョンで、真の仲間に出会うまでは。
これは「不死身」という最強で最悪なギフトをもらった男が、仲間と共に幸せになる物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 18:00:00
18338文字
会話率:50%