「私は今日、魔王にさらわれる」
エリーザ・ロンディネは前世の記憶を持っていた。
そしてここが彼女が前世に遊んでいた、君と愛を紡ぐ王道RPG『アヴェンチュラーミトロジー』の世界であることと自分の役割を知っていた。
自分の役割は魔王に
さらわれて勇者に助けられるお姫様。だが助けに来た勇者は幼馴染みのヒロインと結婚し、二人をお祝いした後は知らない国に嫁がされる。モブのような扱いだった。
役割通り魔王にさらわれ、あとは勇者に助けられるのを待つだけだと思っていたが、魔王城で用意されていたのは豪華なお部屋に美味しいラーメン?
ゲームには存在しない監視役のチェルは口が悪くて四天王最弱と自称する変わり者だけれど、話してみると意外と面倒見が良い魔物だった。
好待遇にとまどいながらも魔王城に馴染んでいく姫と人の感情に鈍感な魔物チェルとの、バッドエンドまでの期間限定なのんびり幸せ監獄ライフ。
※旧タイトルは「勇者が助けに来た後はバッドエンドまっしぐらなので、それまでに魔王城で素敵な思い出を作ります」少し追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 23:15:29
450161文字
会話率:54%
犬君です、どうやら生まれ変わっていたようです。
それも源氏物語の世界ですね、これは!
私、前世は男でしたが、源氏は絶許な印象しかなかったんですよね!
最愛の女性だといいながら、結局紫の上は奥さんじゃなくて妾だったらしいですしね!
女三宮を正
妻にした後のフォローもろくでもなかったらしいですしね!
マザコンでロリコンで束縛野郎で変態で、釣った魚には餌をあげない、そんな奴に、私の大事な姫様たる若紫を、さらわれるわけにはいかないんです!
……ってなわけで、原作では影のちょろ役だった犬君ですが、あの手この手を使って、源氏の野郎が姫様に手を出さないように、悪戦苦闘してやろうじゃありませんか!
まずは雀を逃がさな……って乳母君、なんで私が止めた事をしてるんですか!
野郎が見てる、超見てる! ぎゃわあああああああ!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 17:00:00
146779文字
会話率:36%
失業無職のおっさん、三枝光也は気付けば異世界の山奥で倒れていた。
お約束のスキルや転移者特典どころか、事情説明すらなしの放置状態。
ゴブリンの群れにさらわれる女の子も助けられず、自分の無力さに絶望するが……
「英国万歳(グッド・ブリテン)
♪」
いきなり現れた“自称:英国製メイド”に導かれて、彼の奇妙な異世界無双が始まる!
※(この作品はフィクションです。劇中に登場する
「英国」や「英国人」「英国面」などは架空の世界線上にある
架空の英国的存在であり、実在のものとは一切関係ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 19:00:00
695285文字
会話率:53%
ガチオタがチート能力を手に入れ、いざゲームの世界へ!
だけど姫がさらわれる前に助けたりしてゲームのストーリーが崩壊!
一体どうなっちゃうの!?!
最終更新:2024-03-10 22:29:59
9975文字
会話率:62%
私、サティアは可愛い。勉強も少し出来る。だから、孤児から男爵家に養子に行けた。
貴族学園は魔の巣窟だ。
後ろ盾がないと不良貴族にさらわれる。
だから、私は酌婦のお姉さんから学んだ技を使い。
クネクネして、愛想笑いをして、高位貴族の令息に
取り入ったが、
令嬢方からイジメに遭う。
それが、ドンドン飛び火し、
パーティで、殿下が、婚約者、公爵令嬢イザベラ様を断罪しようとする。
やがて、思わぬ方向に話が飛び。
視察対決をすることになった。
裁定者は、転移者、婚約破棄ソムリエと名乗る山名大海に委ねられ、こいつは悪役令嬢派とのたまう。
それで、ヨシ、殿下に嫌われ、負けて見せましょうと意気込むも。
勝負は思わぬ方向に行ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 20:21:33
8553文字
会話率:48%
福井県のとある海岸近くに住む、ごく普通の高校生である本庄真一は、子どもの時に祖父から聞いたこの町周辺に伝わる人魚伝説に関心を抱いていた。そんな真一は人魚に憧れを抱き、いつか必ず人魚に出会えるものと信じ続けて、毎日浜辺に来ては海を眺めていた。
学校が春休みに入った三月のある夜に、真一はいつものように浜辺に来ていた。そこで真一は、下半身が魚で上半身は若く美しい女性が倒れているのを発見する。真一は彼女を介抱し、その人魚は意識を取り戻すも、彼女は過去の記憶が失われており、どこから来たのか、どんな生活を送っていたか、思い出せなかった。ただ一つ、自分の名は「ナナ」であると告げた。真一は人魚の姿をしたナナに興味を持ち、まず彼女を自宅へと招き入れる。そこでしばらく様子を見て記憶を取り戻すことにした。真一は現在、父と母との三人暮らしだが、ナナに家では車椅子に乗り、人魚ということを隠しながら家族と過ごすことに。そして真一とナナは日常を共にすることで親密になってゆく。
ある日、家でテレビを見ていた二人は、番組で近くの自然公園に白い翼の生えた少女が目撃されたということを知る。ナナはそれを見て自分の友達である「エル」だと真一に告げる。その後、夜の海岸でナナとエルは再会を果たす。そしてエルの連れである頭に角の生えた馬、「ワンちゃん」とも合流する。真一はナナとエルらの再会に喜ぶが、エルの傍若無人な態度に困惑する。エルに半ば強引に家に上がられた真一は、母親の協力もあって一日泊めることになる。
その後、ナナ達が誰かに追われていると感じた真一は、この家から離れた山奥にある別荘へと身を隠すことにした。そこでの生活を楽しんでいた真一達であったが、突如現れた男達に真一とナナはさらわれる。謎の男達に殺されかけた真一はエルによって助けられるが、そこで真一はエルから、ナナとエルの出生の秘密を聞かされる。二人はある研究所で遺伝子操作によって生み出された愛玩用動物であった。真一はその事実に愕然とするも、ナナを愛する気持ちは変わらず、エル達と研究所に連れ去られたナナを救出しに潜入する。そこで真一は無事にナナと再会を果たすが、二人を守るためにエルとワンちゃんは命を落とす。そして崩壊する研究所から二人は脱出するも、ナナは自分の存在を憂い、真一のもとから離れることを決断する。そして後日ナナは真一が見守る中、海へと旅立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 13:17:31
124461文字
会話率:35%
現世でのバイト中に突然死。目が覚めたら俺は槍を持って立っていた……え?
これ昨日やってたクソゲーの世界じゃね?
俺はどうやらグスタフという王城衛兵に転生してしまったようだ。
しかも、翌日に姫が魔王軍にさらわれるイベントで死ぬ運命がきまってい
る衛兵にだ。
転生直後に死んでたまるか!というわけで徹夜でレベルアップをすることにした。
死なない程度に強くなれればそれでいいって思ってたけど……なんだか本来勇者のハーレム要員になるはずの美少女たちと急接近できてる気がするよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 18:12:04
175046文字
会話率:61%
「エリーゼ、君との婚約を破棄する。僕は君の妹、ララを妻に迎えたい」
氷のように冷たい美貌を持つ公爵令嬢エリーゼは、王太子に婚約破棄される。王太子は華やかで可憐な義妹のララを愛し、エリーゼが大聖女となるべく努めた11年の日々を否定した。
「エリーゼお姉さま、あなたの左胸にある『聖痕』を私に頂戴? いいでしょ? いつも何でも私に譲ってくれたんだから」
義妹のララは王太子の寵愛を勝ち取り、古代の魔道具を悪用してエリーゼの聖痕を奪い取る。自らの肌に聖痕を宿したララは、王太子妃と大聖女という2つの地位を手に入れた。
一方のエリーゼは家族による冷遇を受け、精神を病んだことにされて領内にある廃屋敷での隔離生活を強いられることに――
しかし、廃屋敷に向かうエリーゼの馬車は、魔獣の群れに襲われてしまう。魔獣に喰い殺される直前、エリーゼを救い出したのは銀髪金瞳の騎士だった。
野生の獣を思わせる鋭い美貌の彼は、魔狼騎士ギルベルト=レナウ。ザクセンフォード辺境騎士団の団長であるギルベルトは、魔狼に似た容姿を持ち、魔狼のように残虐と言われる悪名高い騎士だった。
虐げられていたエリーゼは、魔獣騎士ギルベルトに救いを求めた。
「本気で俺にさらわれる覚悟はあるのか? 自分で選べ。俺が怖いなら、逃げた方が賢明だ」
「あなたと行きます。……助けてください」
孤独に凍えるエリーゼの心を優しく溶かしていったのは、ギルベルトとの甘やかな日々だった。氷の令嬢と魔獣騎士、不器用な2人は深く惹かれ合う。
一方、大聖女の役目を果たせない義妹ララと王太子は、次第に人々の信頼を失っていき……
これは、すべてを奪われ不遇にされた『氷の令嬢エリーゼ』が、魔獣騎士の溺愛に溶けて幸せをつかみ取るまでの物語。
*ざまぁ有りの回はサブタイトルの数字横に『*』記号がついています。
*妹サイドの転落・ざまぁは8話から。
*設定ゆるめのテンプレご都合展開ですので、ゆるくお楽しみください。
*他サイト併載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 22:18:08
134576文字
会話率:50%
世界よ。
お前はいったい何度救われれば気が済むんだ?
まるで救われるためにさらわれるお姫さまみたいじゃないか。
いや、最近ではお姫さまだってさらわれるのにうんざりして戦い始めてるぞ。
なのに世界よ。
お前はなぜ、いつまで経っても世界のままな
のだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 20:00:00
188629文字
会話率:40%
異世界の子供が海賊にさらわれるが、たくましく成長していく物語。
最終更新:2023-05-05 00:10:04
45641文字
会話率:37%
「棄てられた王女ヘイゼルは砂漠の狼と結ばれる」の番外編です。
ひそかに人気の高い悪役なので、この人の鬱屈について焦点をあてて書いてみました。
本編を読まなくてもなんとなく読めるしくみになっていますが、簡単に人物紹介です。
◎アズマイラ・
ドルパンティス男爵夫人 本編で王の愛妾として絶大な権力を握る女性。厚塗り系美女。ヒロインであるヘイゼルには陰に日向にあれこれ嫌がらせをしたが、ことごとく失敗した挙句、プライドをへし折られてジャジャに秘密の片想い中&底の底までぐんにゃり期。
◎ジャジャ 王宮近衛の一員。本編のヒロインである王女ヘイゼルを乳母のガーヤとともに長年従者として守ってきた。ヘイゼルに片想いをしていたが、本編では男主人公に目の前でヘイゼルをかっさらわれるという最悪な形で玉砕し、絶賛フヌケ期間を経て現在はアズマイラに仕える形で近衛の任務を全うしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 23:00:00
17035文字
会話率:27%
「棄てられた王女ヘイゼルは砂漠の狼と結ばれる」の番外編です。
本編が完結してしばらくたつのに、今も読んでくださる方がいること、本当にありがたく感謝しています。
なので当初は発表する予定のなかった短編をこっそりあげてみます。
本編の番外編で
はありますが、そちらを読まなくてもいいように、簡単に人物紹介です。
◎ジャジャ 王宮近衛の一員。本編のヒロインである王女ヘイゼルを乳母のガーヤとともに長年従者として守ってきた。
ヘイゼルに片想いをしていたが、本編では男主人公に目の前でヘイゼルをかっさらわれるという最悪な形で玉砕し、今は「どーでもいいよ好きにして」状態。顔はいいが絶賛フヌケ中。
◎アズマイラ・ドルパンティス男爵夫人 本編で王の愛妾として絶大な権力を握る女性。厚塗り系美女。
ヒロインであるヘイゼルには陰に日向にあれこれ嫌がらせをするが、ことごとく失敗した挙句、プライドをへし折られて絶賛やさぐれ中&秘密の片想い中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 11:10:48
9021文字
会話率:30%
もう七年間も付き合っているのに、結婚に後ろ向きな周平。でも、周りも結婚してるし、そろそろ三十も近いしな。焦る瑠衣に、ハッパをかける職場の牧村先輩。だけど、瑠衣はおずおず切り出すしかなくて、なんとなく流されてしまう……そんな時に、熱烈結婚願望
の男が出現。いや、結婚願望なの?コレ?実は執着溺愛男なのでは?
アルファポリスからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 12:14:10
17075文字
会話率:39%
銀髪で蒼眼の美しい少女___リーリアは母を亡くし貧民街で一人で暮らしていたところ、突然やってきたアッシャー公爵家の一員として連れて行かれた。
少女にはとある特別な能力を持っていた。
_______それは歌に心を込めることで人々の傷を癒
すことができるというものだった。
リーリアが逃げ出さないよう枷をつけられ、窓が一つしかない部屋に閉じ込められていた。
そんな日常がリーリアにとっての世界であった。そんな日々ががらりと変わってしまうのは、1匹のコウモリとの出会いだった。そのコウモリがリーリアの血を舐めると、とても美しい青年へと姿を変えたのだ。
漆黒の髪に血のように紅い瞳。そして鋭い牙を持った_____そう、彼は吸血鬼だった。
「我の名は、ルーク・レクテーター_______出たいか、人間。この部屋から」
その冷たい手を取ると、赤く染まる満月の下に少女は引っ張られるように連れ出された。
ルークがリーリアを連れてきたのは、夜の国と呼ばれるアルカナという世界だった。そのには人間以外の異形が面白おかしく暮らしているという。
リーリアは人と人ならざるものとの価値観の違いに悩まされ、時にルークの非情さから人間との違いを突きつけられながらも自分が吸血鬼であるルークのことが好きになってしまったことに気づく。愉快なことにしか全く興味を示さないルークに翻弄されながらも、人間とは違う一途な異形たちの温かい物語に触れていく________。
これはリーリアが異形の世界"アルカナ"にて自らの存在意義を見つけ、そしてルークの手によって____
_________殺されるまでの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 18:00:00
22520文字
会話率:37%
「樹海に入ると人さらいにさらわれる」
大樹の周りを囲む樹海にはそのような噂がある。
だから誰も入ったことがない。大人でさえも。
「誰も入ったことがないのになぜそう噂されてるの?」
そう疑問に思った主人公トリエは友人たちと樹海へと向かう。
ト
リエたちに待ち受ける展開とは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 19:48:01
1555文字
会話率:50%
愛する相手を無事に帰すことだけを考えたい女子高生が、想定外の出来事に立ち向かう話。
私は何度も異世界にトリップしたことがある。中には楽しいだけじゃない世界もあった。だから、自分は強いと思っている。今さら世界を救うことくらい造作もない――は
ずだった。
思い人が一緒に召喚されるなんて、ましてや彼が魔王にさらわれるなんて思ってもみなかったし。周りの人間たちが私に好意を持つなんて、考えもしてなかったのだ。
***
※は他の人物の視点の話です。
改題しました。元題『彼のためなら殺せる。世界だって救える。』
『俺の異世界入門編』から約十年後の話です。先にそちらを読んでいただくとより楽しめる、はずです。
アルファポリスにも同タイトルで掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 06:00:00
31376文字
会話率:47%
ネモフィラ・ストラーダは思い出した。かつて自分は日本という国で生きており、小説家を目指すOLだったことを。
しかし今はなんと、剣と魔法のファンタジーな世界のお姫さま。数ある異世界転生の中でもずば抜けの勝ち組転生。
やったわ! と歓喜
の叫びが牢屋に響き渡る。そう、お姫さまといえば牢屋。あるのはベッドと机とチラシとペンだけ!
……誰か、教えて。今時、魔王にさらわれる姫とかありなの?
※『カクヨム』でも公開中です。完結まで毎日午後六時に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 18:00:00
135271文字
会話率:54%
アルカディナというMMORPGのプレイヤー、高校生の星図郷太は、ゲームプレイ後、微妙な霊能力が身につく。その縁で猿風雷華という仙術使いの少女と出合う。星図の親友、白野が不良グループとトラブルを起すが、星図たちはそれを解決する。トラブルの原因
がアルカディナの星図の仲間、サークと知り、星図はサークの残した言葉、上海を頼りに同地へ乗り込む。そこで雷華の妹、アイドルを目指す蘭花と出会うが、先輩アイドル黒姫、黒社会の組織スリー・ドラゴンズとトラブルとなる。それも星図たちは解決する。スリー・ドラゴンズが黒社会と繋がっているため、その総本山、特零区亜人街へ向かう。そこで雷華の姉、刀火と出会う。星図たちはスリー・ドラゴンズの龍姫を倒し円竜と出会う。意見の違いから闘いとなるが、円竜に敗れ、刀火と蘭花がさらわれる。アルカディナで星図は円龍と会う。円龍は龍尾という組織の下っ端。人質解放は組織を上回る力を示せたら、という条件で再戦を約束。雷華は新たな修行の場として猴仙界へ入る。修行後、雷華、円龍が再戦。アルカディナの星図の仲間アイナが闘いに割って入る。アイナも円龍も外異龍という異界の龍が人型化した幻龍属。外異龍や幻竜族の問題を解決するためにアイナはアルカディナを創造した。アイナのはからいで全てのトラブルが解決する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 19:46:01
159613文字
会話率:30%
聖女と国を守るため身代わりとなって王子からの国外追放の処分を受ける影武者。これでお役御免だと思ったその時、どこからか黒の甲冑を身に纏った騎士が現れ、魔族が住む国へと連れさらわれることとなる。道具として育てられた影武者は初めて自分に優しさを向
けてくる黒騎士に、敵国の者だとわかっていながらも心惹かれていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 00:01:29
117545文字
会話率:30%
悲劇を迎えるはずの貴族令嬢が幸せになったかもしれない話。
聖女候補である彼女の死体を見た時、私は絶望した。
薄々予感はあった。真の聖女と呼ばれるべき存在が現れてから、彼女は目に見えてやつれていた。
無理な訓練、対抗意識、そして聖女候補か
ら外されるという通知を聞いた時の呆然とした顔。
こんな世界は、間違っている。
だから、私は自分の専門魔導を使って、やり直しを求めた。
対価は高価な素材ばかりだったがどうせ金なら余っていた、惜しげもなく使い込める。
あとは、どうやったら、彼女を救い出せるのか。
それを検討し……実行してみた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 19:00:00
2938文字
会話率:26%
お風呂大好きな岩谷なぎさ。
幹事となって企画した温泉旅行に出発したが、道中に現れた魔法陣によって友人たちは異世界に召喚されてしまう。
主人公は、不慮の事故で一人別の世界から異世界に飛び込んでしまった。
お風呂がつないだ入り口から転移した世
界の出口はお風呂であった。……しかも女湯。
のぞきをした不埒ものとして捕らわれ罰を与えられたなぎさだが、お湯をだす力で運命が変わった。
最初は何もできない主人公も、デミちゃんたちと出会い世界を歩くことで力をつけ自分の運命を切り開く。
そんななぎさの旅が始まった。
▽ ▽ 概要 (ネタバレ含む) ▽ ▽
1章:温泉旅行中にバスが光に包まれ、みんなとはぐれながらもお風呂を通じて異世界に転移したなぎさ。転移先が女湯であったため罪に問われ島流しの罰を受けることに。船で島へ向かう途中で船が沈没してしまい海底神殿で意識を取り戻す。この神殿で見つけた伝説の地へ転移する魔法陣で伝説の地へ足を踏み入れるが大地は荒れ果て魔物が住み着いていた。この地の住人と共に緑を取り戻したなぎさは、1人目の亜人(デミ)サキュバスのリリスを仲間に加えたのであった。
2章:伝説の地に緑を取り戻したなぎさはリリスと共に地上へ戻った。その場所はなんと島流しの地。ここで新たな力を手に入れたなぎさはこの地を脱出し新たな街で夢のお風呂屋をオープンする。休日にリリスと出かけていたなぎさはさらわれる少女を見かけ救出した。この少女は亜人(デミ)ユニコーンのユニ。新たな仲間を加えてお風呂屋を続けていたが、あまりの評判に貴族が嫉妬しつぶしてしまった。安心して生活できる場所を求めて3人の旅が始まった。
3章:安住の地を求めた一行は王国を離れ北の帝国を目指した。この帝国には勇者が召喚され活躍しているという噂を聞いたなぎさ。勇者はバス旅行で一緒だった中の4人であったが立場の違いから追い返されてしまう。この街で3人目の仲間となる亜人(デミ)ドライアド族亜種のウタハを仲間に加えトーナメントに参加し優勝する。優勝者のみが探索できる迷宮に挑みその中で勇者パーティーで出会う。その中の一人に強さがバレてしまったが無事に色の力を取得した一行。一行は帝国を離れバチ王国に向かうのであった。
※文字数の都合で3章までのあらすじとなります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 15:18:50
314638文字
会話率:47%