「今日は仕事早く終わるから、夕ご飯一緒に食べようね! ハンバーグが食べたいな! じゃ、行ってきまーす!」
そう言って出掛けて行った君が、この部屋の扉を開けることは、もう二度となかった。
ありふれた平凡で幸せな日常がずっと続いていくのだと、僕
は信じて疑わなかった。それなのに、あまりに呆気ない終わりを迎えた、恋人の桜の死を僕は受け入れられなかった。
――もう一度、君に会いたい。
君との再会を願って、首を吊った僕が次に見たのは、ころころと景色が変わる不思議な世界。
「ねぇ、ユキ。デートしようよ!」
それは、夢にまでみた君の声だった。
これは、君に別れを告げる為の物語だ。
※「小説家になろう Thanks 20th」の「別れを決める勇気」をテーマにした小説となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 07:27:46
7647文字
会話率:51%
その昔。五つの感情を掌った龍“五色の龍”は、魔王を倒し、各地へ散り散りに去って行った。
『また逢おう』
そう、約束を交わして。
それから千年後。山麓の小さな村に一人の冒険者が降り立つ。
名はレイチェル。五色の龍を探して各地を巡る旅をし、
レイチェルが村で出会った少年、ノア。
彼らの邂逅で、世界はまた、大きく動き出す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 00:01:10
2805文字
会話率:46%
子爵家の娘ヴァイオラは恋などしない。貴族の娘には自由な恋愛も結婚もないと知っているから。
初めから手にしなければ失う事もないし無駄に苦しまなくてもすむ。と思っていた。
そんなヴァイオラは17歳の誕生日に同級生の侯爵家嫡男から突然求婚さ
れる。
全く接点の無いアルフレッドからの求婚に戸惑いながらもわ彼の誠実な態度に打ち解けて行ったが、実はヴァイオラにはヴァイオラも知らない秘密があった。
そのせいで隣国に誘拐されそうになり…。
アルフレッドの求婚の理由も次第に明らかになってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 16:43:49
2948文字
会話率:35%
五大ダンジョン。
世界にダンジョンは無数にあるが、その中で特別なダンジョンが5つある。
5つ全てを踏破した者はどんな願いでも叶う、と言われているのだ。
ラーズもそれを目指す一人だ。
冒険者に成れる15歳になると幼馴染のクリストフ
と一緒に『始まりの街』へ向かった。
ラーズは仲間を集め、パーティー『無窮の翼』を立ち上げた。
彼らは1つ目のダンジョンを3年、2つ目を1年半という、記録を大幅に塗り替えるスピードでクリアした。
そして、ラーズ以外のメンバーは皆、強力なユニークジョブを授かった。【勇者】、【剣聖】、【聖女】、【賢者】。
一方のラーズは不遇職と言われる【精霊術士】。
数十年に一人というレアなジョブだが、その評価は極めて低かった。
普通の人には精霊が見えないからだ。
それゆえ、精霊を使役して支援するラーズの働きも、パーティー内で評価されなかった。
『無窮の翼』のリーダーはラーズから【勇者】クリストフに変わり、いつの間にか『勇者パーティー』と呼ばれるようになった。
クリストフはラーズを役立たずと罵倒しこき下ろす。ラーズを侮る空気はパーティー内に広まっていき――。
3つ目のダンジョンを攻略中、ラーズは唐突にクリストフから追放を告げられる。
クリストフは長年ラーズにコンプレックスを抱いており、その復讐としてラーズの追放を果たしたのだ。
失意の中転がり込んだ宿、夢の中でラーズは精霊王に出会い、新たな力を授かり、もう一度最初から五大ダンジョン攻略するよう命じられ、決意とともに『始まりの街』に向かう。
数少ない友人だった回復職の女性シンシア。
四大精霊王の子ども達。
自分を信じて付いて来てくれる仲間たちとともに、ラーズの快進撃は止まらない。五大ダンジョンを踏破するその日まで。
一方の『勇者パーティー』は、ラーズがいなくなってから、どんどんと落ちぶれて行った。
格上の先輩パーティーからメンバーを引きぬこうとすれば散々にコケにされ。
冒険者ギルドの対応は冷たくなり。
ようやく新メンバーが入ったと思ったら、初戦闘でボコボコに。
潰走する姿を見られ、嘲笑されるように。
クリストフらには破滅への道しか残されていなかった。
※勇者パートは猟奇的な描写を含みます。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 21:09:10
556812文字
会話率:32%
※注意:この話は特定を防ぐため細部を多少改変してあります。
去年の夏に転職した筆者があまりにも仕事で悩んでいて、見かねた上司に「気分転換も兼ねて休日俺に付き合わないか?」とお誘いを受けたので、ホイホイ着いて行ったら、某宗教の集会に連れてい
かれた話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 00:02:05
2590文字
会話率:0%
伯爵家の娘として生まれた私の前世は、九尾の狐だった。とはいえ、前世も今世も落ちこぼれ。そんな私だが、前世では九尾の一族きっての超エリートな御方にお仕えしていた。こっちに転生してから出会った親友が、修道院で育ったから貴族令嬢としての振る舞い方
が分からない、と言ったので、あの方に近付くように指導したら………出来上がったのは、悪役令嬢?そのままの勢いでお隣の王様を堕としてきた彼女に、侍女として一緒に行ってほしいと言われて、諸事情(※たまにでる尻尾と耳)で結婚する気もなかった私は、就職出来たーと喜んでついて行った。そして就職先で出会ったのは、酒飲み友達希望者(?)これは、残念零嬢と言われた私のちょっとした物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 01:35:03
5495文字
会話率:30%
残された手紙を持って行った妻の実家。そこで出会った妻の姉であるはずの女性。彼女の発言に驚かされてばかりになる。というか、え?どういうこと?状態になった夫(誰の?)と迫力美女の出会いのお話。
最終更新:2023-03-23 00:45:13
3759文字
会話率:47%
小林 詩はアイドルの『小林 詩羽』を引退し、普通のOLとして第二の人生を歩んでいた。平凡な人生を歩み始めた詩だが、男性アイドルファンの友人に連れられて行ったライブから、彼女の日常が少しずつ変化していく……。
最終更新:2024-02-22 22:39:26
1258文字
会話率:40%
20年飼って看取った猫がお迎えに来てくれた。ついて行った先は、猫の天国。そこで私は冒険者登録をして、今日もお猫様方のお世話をして暮らしている。しあわせ***このお話は、100%作者倉名の妄想で出来上がっており、現実とは何の関係もありません
最終更新:2024-02-22 07:20:28
7480文字
会話率:22%
10/30(金)、書籍二巻&コミカライズ一巻発売決定!!
森の奥に住まう魔法使い・アレンは、ある日行き倒れた少女・シャーロットを拾う。
聞けば彼女は無実の罪で婚約破棄され、故郷から逃げてきたのだという。
それを聞いたアレンは、かつて仲間と
信じていたパーティに裏切られた苦い経験を思い出す。
彼女を救うべく、アレンは決意する。
自分の屋敷に住まわせて……イケナイことを教え込む、と。
「ダメです!こんな夜中にラーメンを食べるなんて……イケナイことです!」
「それだけではないぞ!食後のアイスもゲームもある!食べて飲んで遊んで、俺と一緒に夜更かしするんだ!」
「こんなことじゃ……私、イケナイ子になっちゃいますぅ……!」
美味しいものを食べさせたり、おしゃれをさせたり、温泉旅行に連れて行ったり。
かわいそうな境遇の女の子を、あの手この手で幸せにする激甘ラブコメ。
(旧題『婚約破棄された令嬢を拾ったので、イケナイことを教えこむ〜美味いものを食べさせておしゃれをさせて、世界一幸せな少女にプロデュース!〜』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 17:00:00
550917文字
会話率:47%
私の名前はシビル・モンターレ。没落寸前の伯爵令嬢だ。
かつて、私には同じ歳の婚約者が居たが父が他人の借金の保証人となり、あっさり逃げられた。その借金を丸々被る事になった我が家は、没落寸前まで落ちぶれた。
私の結婚の持参金も用意出来なくなり、
これまたあっさりと婚約は解消された。
どうせ結婚出来ない私は働いて実家を助けようと思い、王宮の侍女として働きはじたのだが……
そんな私が隣国へ嫁ぐ、ミシェル王女の専属侍女となってついていく事になりました。
あちらの国では、全く歓迎されていないこの結婚。しかもこの王女、めちゃくちゃワガママ。
私一人でこのワガママに付き合わなくちゃいけないの?
え?給料二倍?なら引き受けます!
お金が必要な傷物貧乏伯爵令嬢が獣人の国にお金に目が繰らんで付いて行ったら、何故か溺愛されちゃいました。お金…払ってもらえます?
※ 私の頭の中にある異世界のお話です。史実等に則った物ではありません。
※ 相変わらずのふんわり設定です。温かい目でご覧ください。
※ R15は保険です。性的な描写はありませんが、そういう表現がある場合がございます。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 18:27:28
153874文字
会話率:32%
夢の中で目を覚ますと、私は一匹の野良犬であった。
酒場の脇の小道に備えられたゴミ捨て場、それが私のねぐらだった。木枯らしは大路を我が物顔で走り抜けて行ったが、この狭い小道はあまりに窮屈な様子で入り込めずにいた。陽の光も街中をかんかんと照らし
ていたが、高い壁に囲まれたこの場所を覗き込む事はできなかった。それでここらの野良犬やドブネズミたちはこの小道に皆住んでいた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-02-08 17:43:24
1882文字
会話率:12%
君と会うのはいつぶりのことだろう。きっと最後に会ったのは君が出て行った日だ。
あの日からもう3年も経ってしまった。君がいなくなってから僕の毎日は変わった。いや、何も変わってはいないのかもしれない。変わったのはきっと僕だ。君が僕の部屋に
来る前はこんな生活だった。一人の部屋。風が吹くだけでガタガタ鳴る窓と狭い布団。僕の手が届く距離に全てがあって、僕だけの国だった。
初めは思っていたほどうまくいかなかった。生まれた場所も、育ってきた環境も何もかもが違う他人だ。当たり前だろう。ぶつかることは何度もあった。人と人はこんなにも分かり合えないんだということに気が付いた。それが例え愛し合う二人だとしても。それでも僕らはお互いを知って、徐々に生活は溶け込んでいった。狭い布団の中、僕らは抱き合って眠った。二人の部屋はこれ以上ないほどに素晴らしかった。あの時は気がついていなかったけれど、それは楽園そのものだった。いろんなものを君と一緒に見て、いろんなものを君と一緒に食べた。おいしいねって笑い合って。いつでも君と一緒に暮らした。なんでも君と分け合った。君といる日々こそが僕の幸せだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 20:00:00
2481文字
会話率:0%
朝、家のドアを開けると雪だった。雪道で滑って転ばないようにいつもと違う靴を履いて行ったのだけれど…。
最終更新:2024-02-07 15:58:04
200文字
会話率:15%
ボクのそばを離れて行ったあの子。今でも時々あの子の夢を見るのだけれど…。
最終更新:2020-10-09 12:21:22
471文字
会話率:34%
一年前の七夕の日に引っ越して行った彼女。一年後に会えたらいいねなんてことを言っていたのだけれど…。
最終更新:2015-07-03 15:53:41
200文字
会話率:34%
忙しい学生生活の最中、俺は久しぶりの彼女とのデートにワクワクしていた。
自分で言う事じゃないが、周りが羨むカップル。それが俺達だ。
今日はどんな一日を送ろうか?
そんな風に幸せな悩みを抱えながら待ち合わせ場所に向かったら……。
これ
は最愛の女性に裏切られながらも、再び人を信じた事により幸せを掴む事の出来た俺の青春物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 11:35:28
4962文字
会話率:40%
魔王討伐に成功し、王都に凱旋した勇者。彼は王都で待っていた最愛の王女を抱きしめ、互いの愛を確かめあった。
そんなふたりにほとんど目もくれることなく、勇者の妻だった女は、神殿へと急ぐ。すべてを王女に譲り渡し、本当に望んだ生活を手に入れるため
。
神殿への道中、最も信頼していた神官長に心無い言葉をはかれ、彼女は密かに落ち込むが……。
周囲の身勝手に振り回されながらも、愛するひとのために自分の意志を貫いたヒロインと、彼女のそばにいるため神殿での出世に励み、魔王討伐にまでついて行ったのに全然好意が伝わっていなかったヒーローの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 20:10:06
8016文字
会話率:56%
この世界と縁が切れた。それが合図だった。桐原真由は異世界へ転移した。
転移後、最初に見たのは「おかえり」の言葉と町の人々の笑顔。
領主の娘アンナは、妹マーガレットがコスツスの町にいるという情報を聞き、慌てて向かうが外見がそっくりの違う娘だっ
た。
アンナは偽物と知りながら、まるで妹が帰ってきたように振る舞った。そのことで真由はマーガレットだと認識され、町でひとりで生きていこうとしても生きていけなくなった。
アンナに連れられて行ったのは、領主の館の別館フェアリーハウス。
そこはマーガレットが暮らした場所だった。
出迎えたのは、執事のクロードとメイドのメアリー。アンナは妹はいなくなったと言った。マーガレットはどこへ行ったのか?
その時に出会ったのは、カイという一匹の黒猫。彼の望むこととは、彼の身にかけられた「呪い」を解くことだった。フェアリーハウスで暮らす人々の恋模様とマーガレットの行方の謎を追う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 09:00:00
183738文字
会話率:42%
本当にありそうだよね
流行りに乗っかれ
最終更新:2024-01-15 02:00:00
388文字
会話率:37%
年末、実家に帰ったわたしのところに、妹の春香がやって来た。
「人って、一日に十分でも一人になる時間が必要だと思うわけよ」
そう言うと、四歳になる息子の公太を置いて出かけて行った。
両親は出かけ、この家にいるのはわたしだけ。
「あのさ。おじ
いちゃんもおばあちゃんもお出かけしているから、公太は雪子おばちゃんと二人なんだけど、いいかな」
「そっか。しかたないな」
わたしと甥の初めての交流。
妹の夫は、わたしの中学時代の彼だった。
つまり、公太は妹と元彼の息子なのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 14:38:49
4093文字
会話率:30%
「こんにちは。」
「今日、隣に引っ越してきたものです。」
「良ければ、どうぞ。」
急に見知らぬ人が話しかけてきた
私は何を思ったか受け取ってしまった。
ここは公園でありこの話し掛けて来た人物は紛れもなくおかしな人である
しかし
何故か受け取ってみたくなってしまった
毎日毎日同じ事の繰り返しにうんざりしていたのか
何か変化があるかもしれないと思ったのか
正直分からなかった
「受け取ってくれてありがとう。」
そう言って見知らぬ人は去って行った
そういえば
隣と言っていたのにどこに行ったのだろう
「こんにちは。」
今日も同じ人がやってきた
まだおかしな人と思ってはいるが
挨拶されるのは悪い気がしない
そう思うとこの人の事が少し気になった
おかしな人から不思議な人に変わったのである
何故挨拶をするのだろうか
会って間もない他人に対して
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 23:39:58
923文字
会話率:80%
2023年夏アニメで視聴した作品について、点数付きのレビュー、ネタバレ抑え目で感想、紹介を書きました。 異世界アニメ・なろうアニメ多めです。
主な紹介作品
・陰の実力者になりたくて
・薬屋のひとりごと
・最果てのパラディン
・シャングリラ
・フロンティア
・盾の勇者の成り上がり
・ティアムーン帝国物語
・とあるおっさんのVRMMO活動期
・冒険者になりたいと都を出て行った娘がSランクになっていた
・暴食のベルセルク
・ポーション頼みで生き延びます!
・わたしの推しは悪役令嬢
・アンデッドアンラック
・彼女もカノジョ
・君のことが大大大大大好きな100人の彼女
・攻略うぉんてっど!
・ゴブリンスレイヤーⅡ
・16bitセンセーション
・聖剣学院の魔剣使い
・葬々のフリーレン
・はめつのおうこく
・ひきこまり吸血姫の悶々
・豚のレバーは加熱しろ
・ラグナクリムゾン折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 11:26:34
17623文字
会話率:0%
僕達はいつも一緒だった。君が買ってきたおそろいのテディベアも一緒。出かけて行った君がもうすぐ帰ってくるだろうから、そろそろ食事を用意しよう。きっと君は凍えて帰ってくるだろうから、温かい料理にしようかな。
ちょっぴり泣きたい貴方に贈る物
語(泣けなかったらごめんなさい)
※カクヨム様にて重複投稿しております。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 12:44:26
5241文字
会話率:11%