高2の夏僕は志望校を変えた。親友から誘われていたが、僕は自分の夢を淡くだが抱いたからだ。なんたって親友の夢だ、アイツも許してくれるだろう。そう思った。
現実はもっと恐ろしかった。僕らは喧嘩し、僕は親友の闇を覗く。
親友と将来に板挟みになりも
がき苦しんでいるその夜、僕は時を翔た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 21:02:03
45290文字
会話率:53%
俺の名前は「清明 結城」という平均的な男子高校生。
「女の子にモテたい!」と毎日神様に願い――そして、願いが叶った!
放課後に帰ろうとすると、彼女たちが校門で待っていた――。
「結城君、亜光速で頑張って飛ばすから――月面ステーションま
でデートしない?」
「さぁ結城君。そこの貧乏臭いロボットなんかより、このわたくしを選びなさい!」
「えー……」
AIは進化の過程で、いつしか人のように考え、人と同じような感情を持つに至る。それは人と寄り添い、人と共に学習してきたからだ。
そんなAIを搭載した女性型ロボットと男子高校生の、スクールラブコメな日常の1ページです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 23:20:00
9459文字
会話率:43%
水野澪(みずのみお)は、先輩で生徒会長の青崎梨乃(あおざきりの)を尊敬していた。
その憧れの感情から自身も生徒会に入ってしまうくらいに。
しかし、その生徒会では度々だが素行不良の生徒として白花ハル(しらはなはる)の名前が挙がっていた。
白花を一言で表すならギャルであり、その生活態度を改められないかと問題になっていたのだ。
水野は頭を悩ませる、その問題児の白花が義妹だったからだ。
生徒会と義姉としての立場で板挟みになり、生徒会を優先したい水野にとって白花は悩みの種でしかなかった。
しかし一緒に生活を共にしていく中で、その気持ちに変化が生じていく。
※他サイトでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 21:10:00
125750文字
会話率:41%
黒須結は、好かれている。生きている人間すべてに。
ある日、中学生の彼女は同じ美術部の後輩たちと一緒に『殺人鬼を告発します』という動画を見る。動画には殺人鬼に殺されたという芹沢健という男が悪霊として映っており、彼は自分を殺した殺人鬼に「
これ以上殺すな、さもなくば呪う」と脅迫していた。芹沢健――彼は結に告白してきた1年上の先輩だった。
結は動画に興味を持つが、同時に不安にもなる。
彼女の溺愛する弟――黒須悠になんらかの害をこの悪霊がもたらすのではないかと思ったからだ。悠は結とは真逆で死者に好かれる。もし、この悪霊にすかれでもしたら――結は心配で仕方なくなり、悠に忠告する。
しかし、悠はどこ吹く風で結はしばらく悶々とした日々を過ごす羽目に。
そんな不安定な状況の中、結は友人から悠が美人な女性と話していた、と聞かされて、激しく心を揺さぶられ――
悪霊、弟の女性の影、振り回され続ける彼女はとある女性と知り合う。
その女性がすべての元凶とも知らず。
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106631文字
会話率:39%
湖の見えるベンチにイーダは座る。王宮に戻る前に、食べそこねたお昼をすますことにしたからだ。
1品目は肉の燻製をはさんだパン。口に含むと麦穂と牛肉が燃えてだいなしになったのを知る。ボリボリというパンにあるまじき食感が、午後に必要な気力を
遠ざけて……。生産者たちの嘆きの声が、料理人の無遠慮な笑い声にかき消されていった。
「食べられるタイプの廃墟、かな」
魔王のまねをして、皮肉をひとつ。
2品目はマッシュポテト。ビーツと小さく切られた人参の葉が相席していてかわいい。でも、食感は「ベチャ」だし、妙に硬いビーツが顎に入れる力加減を迷わせる。全体的に無味。「素材の味を生かした」という苦しまぎれのほめ言葉すら使う余地がないくらいに。
「……共同墓地」
紙につつまれた3品目を手に取る。小さく黒いグミのようなもの。日本で食べていたものよりも硬く、色も相まって強者感がすごい。舌の上に置くと広がる、独特な味。ダイオウイカの浮袋、古い時代の咳止め。自分の故郷では工業製品にも使われた、つまり塩化アンモニウム。
――これは食べ物じゃない。これは食べ物じゃない。食べても害のない、食べられるよう配慮された、食べ物以外のなにかだ。
なんとか飲みこみ魔界の食事に肩を落とす。腰にぶら下げた皮水筒に手をのばすと、横にならぶのは戦利品の入った袋。
開けて中を見る。暗い井戸のような袋の底から、いくつか指の欠けた右手が、こちらに手のひらをむけていた。
むやみに力を振りかざし、神様を馬鹿にし、この世界を踏みにじった『勇者』の体の一部。適切に保存されたそれから、新鮮な血の匂いが香る。
「あなたみたいな勇者がいるから、本物の勇者が迷惑するんだよ?」
怨嗟を吐く右手をイーダは笑顔で見下ろした。魔王たちが同じことをしたら、口の中へ他人の不幸でできた蜜の味が広がっただろう。
今自分はそうじゃない。けれど魔界の魔女として、ふさわしい言葉は知っている。
そう思った彼女は今日一番美味しいだろうそれに声をかけてあげた。
「ごちそうさま」と。
【作者より】
興味を持っていただき、ありがとうございます。
本作はローファンタジー風味のアンチヒーローものです。
第4回HJ小説大賞後期・2次選考突破作品
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 11:20:00
1387928文字
会話率:37%
今から数十年前、突如として世界各地に異空間と繋がる”ゲート”が開き、ダンジョンとモンスターが出現すると、人類に魔力とスキルと呼ばれる異能が顕現するようになった。
国内有数のダンジョン探索者養成学校に通う高校生、幸守 磨央(ゆきむら ま
お)は学校一の落ちこぼれだと蔑まれる日々を送っていた。入学から未だ単独での魔物討伐数ゼロ、剣も銃も碌に扱えず、頼みのスキルも自身で持ち上がれられないくらいにバカ重い盾を召喚するだけの不便極まりないスキルだったからだ。
そんなある日、ダンジョンで有名な迷惑系配信者の大事故レベルのやらかしに巻き込まれた時のこと。偶然、その場に居合わせたクラスメイトの鬼塚 聖凪(おにづか せな)を命懸けで助けようとしたことをきっかけにスキルが急成長を遂げる。
そして、覚醒したスキルを用いて、怪我人を誰一人出すことなく事態を鎮静化させた映像がバズりまくったことで磨央の生活は大きく変わっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 17:35:45
17501文字
会話率:36%
答えには形がなくてはいけなかったからだ。
最終更新:2024-08-16 22:18:11
966文字
会話率:20%
五つの盾で機体を守り敵陣に突入、あの忌々しいレールガンを破壊する。何度計算しても生存率0パーセントの作戦に私は志願した。
適任とされたのが、私の機体だったからだ。
最終更新:2024-08-16 16:02:03
1375文字
会話率:56%
変人でボッチの高校二年生である谷上遊馬は、風紀委員長こと花野井美澄に思いを寄せていた。
しかし、付き合えるなどとは当然思っていない。
なんたって彼女は教員も引くほど厳格な風紀委員長。
愛だの恋だのとは最もかけ離れた存在だ。
谷上
は交際することを諦め、遠くから想い人を眺めるだけの生活を送っていた。
しかし、偶然。
放課後の街中で、花野井が年上の小太りおじさんと腕を組んで歩いているのを見かけてしまう。
パパ活をしていたことを知り、動揺するのと同時。「いや、待てよ…?」とある考えが思い浮かぶ。
谷上が今まで花野井に対しアタックしてこなかったのは、彼女が男女間の仲を毛嫌いしていると考えていたからだ。
だが、今ならどうか。なんの障害もないではないか。
パパ活をやめさせるため。想い人と交際するため。
谷上は今日も奮闘する___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 00:00:00
47768文字
会話率:31%
皇太子であるアドリアン・アルフォールと王命により結婚をした主人公のイヴェット・コルベール。
初恋の相手である彼と結婚ができて幸せになれると思ったが、彼には既に心に決めた女性がいた。
その女性は、彼の補佐官であり、幼馴染でいつもアドリアンの傍
にいる。
彼女へは愛を囁くのに妻である自分には冷たい夫。
イヴェットは辛い日々を送っていたが、我慢した。いつの日かその瞳が自分へと向けてほしいという事を願いながら。
しかし、その願いは叶う事はなかった。結婚して二年が経ったある日、イヴェットは何者かの手によってあっさりと殺されてしまったからだ。
死んだと思ったのも束の間、なぜか結婚式当日に時が巻き戻っていた。最初は混乱したイヴェットだったが、これは神様がくれたチャンスだと思い、今度こそ間違えないと奮闘するも、またもや結婚して二年後に命を落とす。
何度頑張っても二年後に殺されるイヴェットは六回目にとうとう限界がきて、アドリアンへ全てを打ち明けることにした。だが、アドリアンはイヴェットの言葉を信じないどころか、裏切った。
初恋の相手である夫に裏切られたことでイヴェットの心は完全に壊れてしまう。
そうして迎えた七回目の人生。
今までの人生は全て他人に命を奪われてきたイヴェット。せめて今回の人生は自分の手で終わらせたいと思い、飛び降り自殺を図る。
結局、その時には命を落とさず怪我だけで済んだのだが、なんとイヴェットは6歳以降の記憶を失くしており、アドリアンのことも忘れていた。
かつて、初恋の相手でもあったアドリアンを見て、イヴェットはまた彼の事を好きになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 17:30:10
74148文字
会話率:23%
宇治川千歳は大粒の汗を流しながら炎天下を歩いていた。家のエアコンを友人であるなっちゃんが壊してしまったからだ。歩けど歩けど目的地を見つけられず疲労と汗ばかりが溜まっていった千歳はついに意識を失って……?
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最終更新:2024-08-14 21:42:11
8357文字
会話率:53%
二人で一つだと思っていた。
生まれた時からの婚約者であった二人は常に一緒であったが十五歳になり其々違う学校に行く事になった。それから五年、ようやく大学校を卒業したマードックが帰って来る、懐かしさを胸にセレーニアはロリス伯爵家へと向かう。だ
が屋敷に着いて直ぐ
「お互いの為に婚約破棄をして欲しい」
彼にそう言われたのだ。
理由は…
彼が男色になってしまったからだ。
「実に面白いじゃないか」
そう言い放つセレーニア。
「貴方が本当に必要とするのは私と彼どちらなのか…」
彼女が提案したのはロリス伯爵家まで着いて来たマードックの恋人のアルバードと対決する申し出だった。
大森林での脅威の魔獣との激戦を経て最後、二人で一つだと願い続けたセレーニアの達の結末は…
⚠︎戦闘シーンに架空の銃刀による暴力表現有り・触手表現が苦手な方はご注意お願いします(エロくはありません)
完結済全5話 毎日1話投稿
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 10:10:00
30854文字
会話率:57%
※節作短編『「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……』のその後を書いた連載版です。3話以降が後日談となります。※
辺境伯家のリーフェは見合いで断られてばかり。高身長に加え、令嬢らしい趣味が皆無のリーフェは可愛げのない「出来損ない
の令嬢」だったからだ。
しかし辺境伯家から行き遅れの娘を出したくないと焦る父によって、一人の青年と何十回目かのお見合いが設定される。その相手である騎士ヴィートはいまいち頼りなく「出来損ないの騎士」と評される人物だった。
もう彼でだめなら相手がいないと言われたリーフェだったが、遠乗りに出かけた先で予想外にも見合いを断られてしまう。愕然とするリーフェだったが、運悪く二人の前に魔獣の群れが現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 18:30:00
33379文字
会話率:44%
辺境伯家のリーフェは見合いで断られてばかり。高身長に加え、令嬢らしい趣味が皆無のリーフェは可愛げのない「出来損ないの令嬢」だったからだ。
しかし辺境伯家から行き遅れの娘を出したくないと焦る父によって、一人の青年と何十回目かのお見合いが設定さ
れる。その相手である騎士ヴィートはいまいち頼りなく「出来損ないの騎士」と評される人物だった。
もう彼でだめなら相手がいないと言われたリーフェだったが、遠乗りに出かけた先で予想外にも見合いを断られてしまう。愕然とするリーフェだったが、運悪く二人の前に魔獣の群れが現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 17:15:59
6785文字
会話率:46%
伯爵令嬢リリーザは字が壊滅的に苦手である。
美しい文字が書けるかどうかが男女交際にも影響を与えるこの国で、リリーザは圧倒的不利な立場だった。
ある時、リリーザは王太子ヒューゴに呼び出される。その理由はリリーザが勇気を振り絞って書き上げた手
紙が字の汚さのせいで誤配達されてしまったからだ。
ショックを受けるリリーザにヒューゴは「俺が字を教えてやろう!」と提案する。
――ちょっと強引な美文字王太子と汚文字令嬢の美文字レッスンから始まる恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 21:34:01
13411文字
会話率:43%
川中島の戦いについて研究している甲田信次と越海景満は、ペルーにやってくる。メガロドンとリヴァイアサン・メルビレイが武田信玄と上杉謙信のような関係にあったという織沢信景の主張を受けたからだ。しかし、織沢信景は行方不明になってしまう…。
最終更新:2024-08-10 15:44:54
640文字
会話率:67%
キラキラとJK生活を満喫する石田桃子は、同じクラスになったJKに興味があった。自身のキラキラとは対照的なジトジトな陰キャである彼女のあだ名は《地味子》である。
理由は、真っ黒で腰まである髪を三つ編みにして、黒縁フレームの眼鏡にひざ丈
も長いスカートで暇さえあれば本をずっと読んでいるといった、さながら昭和を醸し出すほどに、クラスでも浮いてしまっていたからだ。
二学期の席替えで地味子は一番後ろの窓側席となり自身も一番後ろの彼女の真横に変わる。JKデビューである桃子にとって地味子の存在は昔の自身を鏡で見ているかのようで辛いものだった。
同じキラキラJKの友人たちと根を上げる中で、テスト期間前の発散と街へと繰り出した桃子は地味子と出会う。見間違いと思うようなキラキラな彼女に息を飲むと胸がバクバクと高鳴り出し、地味子を意識してしまうようになってしまった桃子は困惑するも意を決して話しかけるのだがーー…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 11:34:43
6474文字
会話率:28%
気が付くと森の中に倒れていた。魔獣に殺されたようだ。少し離れところに肉片が有ったので仲間達だったものかも知れない。もはやどうにも出来ないことだけは確かだ。自分が生きているのは転生されたからだ。自分のチームは依頼を受けた。森の中の地底洞窟の
調査だ。3人チームで私だけが生き残ったらしい。例え一人でも依頼はこなさなければならない。地底洞窟に行った。強い魔素によって魔法が覚醒していく。その中で新しい人格、万能の魔術師マリエールが生まれる。封印された魔獣の元へ行く。魔獣は邪魔な存在
ではなかった。ただ戦いが好きで見境なく戦った結果
が封印だ。マリエールは封印ごと魔獣をアイテムボッ
クスの亜空間に入れ。解錠の魔法をかける。魔獣を亜
空間に入れたことでマリエールの能力が上がった。万
獣支配の力だ。洞窟から外に出るとコボルトに縋られ
た。助けて欲しいと。こうして森の中に支配地を作っ
て行く。流通、産業、事業を進める。魔獣も人間も住 み良い場所を作る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 20:40:56
5834文字
会話率:42%
みんな黙っているが、このクラスで異世界転移していないのは僕だけっぽい
みんな黙っているが、このクラスのみんな特殊能力を持ってるっぽい
それに気が付いたのは、隣の席の勇田(いさみだ)さんの頭に角が生えているのを目撃したからだ。
僕はそれを黙っ
て観察している。
この日をきっかけに、クラスみんなの秘密を僕は知る事になるっぽい。
これは日常が非日常になったけど、そんな非日常の中わりと普通の日常を送る、僕とクラスメイトの話だ。
あれ?巻き込まれてる??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 18:07:10
13589文字
会話率:57%
「悪いのだけど、別れて欲しい。僕が愛しているのは、ラジルニーニャだけなのだ。君のように教養もない女性ではなく、賢くて強くて美しい完璧な女性なのだよ」
久しぶりに帰って来た、金髪碧眼威圧夫スペードは、自宅のリビングで妻の私ダイアナ、夫の
父クローバー、夫の母ハートにこう言い放った。
さすがに子供のサマンサとエドウィンは、部屋に戻していたが。
クローバーは怒りで顔を真っ赤に染めた。
「馬鹿者が! どれだけダイアナが、この家に尽くしたと思っているんだ。恥を知れ!」
ハートもそれに続く。
「そうですよ。子供達はどうするつもりなの?」
窘めるように、伝えてくれた。
それでも彼は堪えた様子はなく、「元々結婚が早すぎたんだよ。ダイアナは15才で嫁いできた。確かに可愛いかったけれど、それだけだろう? 碌に学ぶこともせずに公爵家に嫁いでも、ただ足を引っ張っただけだろう。社交さえ蔑ろにして」と、私を責め立てた。
本当に私は、こんな人が好きだったのだろうか?
私が何をしているかを、調べもせずに愚かだと言う。
確かに私は、外出を控えていた時期がある。
エドウィンが頻繁に熱を出していたからだ。
でもそれは子供が幼かった頃だけで、
二人が3才になる頃からは状態は落ちつき、社交界に復帰していた。
逆に何故知らないのだろう?
長女は13才、長男は10才だ。
後2年で、デビュタントもあるというのに。
そして今、公爵家の事業を切り盛りしているのは、この私だ。
義父母は申し訳ないと言う顔をして、私を泣きそうな顔で見ていた。
そんな顔をしなくても大丈夫ですわ。
覚悟は決めておりましたから。
「解りましたわ、旦那様。ただ1か月だけ時間を頂きたいのです。間違いなく出て行きますから」
真摯に伝えれば、夫も折れてくれた。
そこからダイアナ達の奮闘が、開始されたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 09:47:56
21594文字
会話率:26%
「ドリーム能力」と呼ばれる異能が存在する世界。一瞬にして何かを具現化系したり、別物に変化させたりする能力をこの世界では総じてそう呼んだ。数多の「モチーフ」と具現化系と変化形の二種類の「タイプ」の組み合わせで表現されるそれは、まさしく神の御業
の再現とされたのだった。当然その能力者たち。「ドリーマー」たちは尊敬どころか神のごとく崇拝されていた。
そんな世界はある日崩壊する。ドリーム能力を問答無用で「写し取る」装置が現れたからだ。その名も「ドリームキャッチャー」これは、その悪夢の装置をめぐる人間の復讐劇。
夢というのはある意味では呪いの一種なのかもしれない。
AI絵師VS手描き絵師モチーフで誰かこれ系のバトル漫画とか作らんのかな……と思って見てたんだけど、見た感じ誰もやってなさそうなのでAI絵師でもある自分がやってみました。よくある能力バトルものの亜種。メタ読みからのお約束破りみたいな内容になったのですが、そういうの好きなら読んでってね。
あと先に言っとくとAI絵師が悪役側です。
私はどっちかというと悪役寄りのキャラが好きなので趣味に走りました。
指飛んだりしてちょっとグロめだからR15にしときますね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 17:50:00
57677文字
会話率:22%
須狩救はごく普通の学生だ。毎日朝6:00に起床し、身だしなみを整え、朝食を食べ、学校へ通う。校内では友人や彼女と何気ない青春の日々を送っている。親がいないことや一風変わった妹を持つことを考えなければ何の変哲もないただの学生だ。
そんな彼は
今普通と言える状況ではない。きっかけは帰宅途中に少し近道を通ろうと路地裏を通ってしまったことだった。気づけば辺りは暗い。あろうことか彼は路地裏で迷ってしまったのだ。別に普段通らない路地裏を通ったからではない。彼は普段から日常的に路地裏を使っている。では何故迷っているのか、簡単だ。
普通ではないことが起こったからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 21:03:55
17938文字
会話率:40%