天蓋世界のもう一つの物語。
宗教国家都市と対立する王政国家都市。
そこで暮らす一人の錬金術師の少女、フィオナーレ。
彼女はとある変哲のない依頼から思いもよらない、国を巻き込んだ騒動へと巻き込まれていく。
絶対王政に属する様々な立場に置かれ
た四人が織りなす群像劇。
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この作品は「天蓋輪廻の聖誕曲」の外伝です。
時系列を同じくした別の国家からの視点となりますので、
本編をお読みいただけるとより楽しめる構成になっております。
「天蓋輪廻の聖誕曲」本編はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n2045hh/
アニメの尺で全六話の構成となります。
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R15指定は入れてありますが、暴力描写や性描写は控えめにしてあります。
また、残酷描写、表現は一切ありません。
不定期の投稿で18時の更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 18:00:00
20867文字
会話率:27%
『昔々、あるところに大変見目麗しい令嬢姉妹がおりました。ですが、姉の評判は悪く、姉の婚約者であった王子様は、やがて妹の方に心惹かれてしまいます。婚約者を奪われ泣く姉に、妹はこう言ったのです。
「ねえ、何がそんなに悲しいの?」』
姉のフィ
オナの幸せを奪おうとする妹のニコラ。だが、その行動には裏があったのだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 15:43:48
6593文字
会話率:50%
『ねぇ、姉さん。姉さんの心臓を僕に頂戴』
侯爵令嬢であるフィオナは、幼い頃妹を庇い魔女の呪いなるものをその身に受けた。美しかった顔は、その半分以上を覆う程のアザが出来て醜い顔に変わった。家族や周囲から醜女と呼ばれ、庇った妹にすら「お姉様
って、本当に醜いわね」と嘲笑われ、母からはみっともないからと仮面をつける様に言われる。
こんな顔じゃ結婚は望めないと、フィオナは一人で生きれる様にひたすらに勉学に励む。白塗りで赤く塗られた唇が一際目立つ仮面を被り、白い目を向けられながらも学院に通う日々。
そんな中、ある青年と知り合い恋に落ちて婚約まで結ぶが……フィオナの素顔を見た彼は「ごめん、やっぱり無理だ……」そう言って婚約破棄をし去って行った。
それから社交界ではフィオナの素顔で話題は持ちきりになり、仮面の下を見たいが為だけに次から次へと婚約を申し込む者達が後を経たない。そして仮面の下を見た男達は直ぐに婚約破棄をし去って行く。それが今社交界での流行りであり、暇な貴族達の遊びだった……。
※この作品はカクヨム、アルファポリス 、魔法のアイランドでも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 21:28:34
113313文字
会話率:43%
ハトルストーン公爵家へ奉公に出ていたアリシア・プリムローズは、社交界嫌いの公爵令嬢フィオナになり替わって社交界に出ることとなった。権謀術数が渦巻く貴族の場で公爵令嬢として滞りなく振舞っていたアリシアだったが、突然、金髪の貴公子が歩み寄って
きて――。
「――どうか、僕と婚約してくれないだろうか」
これは勘違いで求婚されたアリシアが、婚約破棄のその日まで影武者だとバレないように奮闘する物語。
そして――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 20:00:00
74142文字
会話率:32%
フィオナ・フォン・クランドール元伯爵令嬢、王太子の元婚約者である。
学園に転入してきたミッシェル・ブラウニ男爵令嬢に心奪われた王太子が
彼女のの策略に引っ掛かり、濡れ衣でフィオナを貶めたのである。
殺人未遂で投獄され家督を守るためクランドー
ル伯爵家から排斥され、
婚約も破棄されたフィオナへの判決は国外追放、
わずかながらのお金を渡され国境を超えたすぐの村で解放されるはずだった。
「おい斧よこせ、小娘の腕押さえろ」
「いやぁ~!!」
ザシュ!
「きゃ~っ!」
フィオナのブレスレットのついた手がごろんと落ちた
その途端、フィオナの体から大量の魔力が溢れ出した。
最悪から始まる女神最強物語
<追記エピソード1>
「よっぽど酷い目に遭われたのですね・・・大丈夫です、『守る』とは私より貴方の方が強いと思うので言えませんが、私がずっと横に居ます支えます、大丈夫ですよ」
そう言ってアカネを優しく抱き寄せた
周りは目を凝らして見ている
ロベールの腕の中でしばらく泣いているアカネ、ロベールの抱きしめる力が強くなった
すると、ばっとアカネはロベールから離れてギンガット後ろにまた隠れた
バコッ
フィンセントがロベールをどついた
「最後、欲望が駄々漏れだ、ばかやろう」
「いやぁ可愛くて可愛くて」
<追記エピソード2>
アカネの姿が光に包まれる光のシルエットが、アカネより大きくたくましく変わる
光が収まるとそこには美丈夫な男性がいた
ーーーーーーーーー
執務室で二人っきり、ずんずんと目の前に来るロベール第2王子に少しビビっていた
「ロッド殿でしたか?」
「はい、ロッド・ロード・レオンと申します」
「私はあなたがどんな姿でも、好きです」
「え?・・・・・」
顔が近づく・・・・唇が触れた
がたんっと椅子から転げ落ちるロッド
被さってくるロベール第2王子
唇が重なる、いつもより濃厚に感じるのは気のせいか?男の方が遠慮ない?
「ロベール!」
身体を離そうと抵抗する、力が強くなってはずなのにまた組みしかれる
ロッドの股間にロベールの手が行く
「何をするんですか!私は男ですよ!」
「解ってますよ、言ったじゃないですかどんな姿になっても好きだと」
「セバスに何した?」
「貴方のことを教えてくれないので蹴りを数発と自白強要魔法をを少々」
「あなたが、居なくなるから行けないんですよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 08:00:00
92204文字
会話率:61%
第四王子セイン殿下は、「妖精姫」と名高い最愛の婚約者がある身で、「運命の相手」を探すという名目のもと数々の令嬢を口説き落としながら、もれなくプロポーズを断られたという黒歴史の持ち主。
長年の誤解によるその状況が無事に正され、婚約者である伯爵
令嬢フィオナと和解した後の、騒々しくも甘い(?)日々を綴る短編集です。
*短編「惚れっぽいけど誠実すぎて、「運命の相手」に振られまくりの婚約者が、今日も私に泣きついてきました」の後日談となります。
*短編集かつ不定期更新のため、基本的に完結表示。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 18:00:00
16603文字
会話率:51%
伯爵令嬢フィオナの婚約者は、第四王子セイン殿下。
この王子、実はとんでもない浮気者で、婚約者がいながら「運命の相手」と称する令嬢と交流を深め、堂々と社交場に連れ歩いている。
しかし彼は、一定段階に達したところで何故か、必ず「運命の相手」と破
局してしまう。そしてその後は必ずフィオナのもとへ行き、愚痴をたっぷりこぼす始末。その回数は既に片手の指を越えている。
対するフィオナは、国王夫妻から婚約破棄の許可をとうの昔に得ているものの、それを未だに行使してはいなかった。
そんなこんなで今日もまた、失恋したセインはフィオナに会いに伯爵邸を訪れるのだった。
*伯爵令嬢の一人称です。
*王子はアホですが、テンプレ婚約破棄王子とはベクトルが違います。
*「運命の相手」には微ざまあ有り?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 18:00:00
7557文字
会話率:48%
同盟の証として婚約を結んだ王女フィオナは、父が盟約を破り仕掛けた戦争により夫の怒りを買い、残虐な処刑で命を落とす。
目覚めた時には白い草原にいた彼女の前にいたのは、「貴方に幸福を与えます」と囁く女神だった。
最終更新:2022-01-11 20:45:20
2733文字
会話率:24%
儚げ美人のフィオナは前世で日本でバリバリのキャリアウーマンだった記憶がある。
ある日物語の脇役に出てきそうなごろつきのオオカミ獣人にぶつかってしまい絡まれてしまう。
周りに助けられたのだが、粘着質だったごろつきに今度は攫われてしまって……
襲われそうになった時、ついにフィオナはブチギレた。
チンピラのような厳つい見た目なのに実は気の弱いオオカミ獣人と儚い見た目なのに実は気の強い女の子のお話。
注:かっこいいヒーローはいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 06:00:00
29256文字
会話率:31%
私、フィオナ・メラレイアは昔から人ならざるモノを視ることが出来た。
それらは特に人に何か害を成すわけでもないので、あまり気にする事はなく生きていた。
しかしとある夜会で、人ならざるモノの塊…否、それに囲まれた見目麗しい公爵閣下と出会う。
その公爵閣下は、常に顔色が悪いことから「身体が弱いのでは」「病気持ちなのでは」などと噂されてきたのだが…。
いや、そんだけ囲まれてたらそりゃあ顔色も悪くなりますわ!!
そんな、人ならざるモノが視える令嬢と、人ならざるモノにつかれやすい公爵のお話。
※短編「視える令嬢とつかれやすい公爵」の連載版です。
☆第5回アイリスNEOファンタジー大賞にて、金賞を受賞いたしました!一迅社様より書籍化予定です。☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 18:00:00
123374文字
会話率:32%
私、ヴィンセント・ロイシュタインは昔から、疲れやすい体質だった。
それは、入浴だったり睡眠といった人にとって休息となる時間ですらその疲れが取れることはなかったが、生活に困るわけでもないのであまり気にする事はなく生きていた。
しかしとある夜
会で、こちらを睨んでくるご令嬢…いや、フィオナ・メラレイア伯爵令嬢と出会う。
そのご令嬢と踊っていると、不思議なことにまるで憑き物が落ちたように体が軽くなったのだ。
まさかそんなこと、有り得るのか……?
「視える令嬢とつかれやすい公爵」の公爵視点です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 18:00:00
4561文字
会話率:26%
私、フィオナ・メラレイアは昔から人ならざるモノを視ることが出来た。
それらは特に人に何か害を成すわけでもないので、あまり気にする事はなく生きていた。
しかしとある夜会で、人ならざるモノの塊…否、それに囲まれた見目麗しい公爵閣下と出会う。
その公爵閣下は、常に顔色が悪いことから「身体が弱いのでは」「病気持ちなのでは」などと噂されてきたのだが…。
いや、そんだけ囲まれてたらそりゃあ顔色も悪くなりますわ!!
そんな、人ならざるモノが視える令嬢と、人ならざるモノにつかれやすい公爵のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-03 23:28:38
3868文字
会話率:18%
自他共に認めるダメ男ノイル・アーレンス。
彼はある日訪れた王都で、絶世の美女でありながら稀代の変人であるミリス・アルバルマに騙され、彼女の経営するなんでも屋で働くことになってしまう。
そこに集まってくるのは過酷な依頼と個性的過ぎる面々。
学
生時代の後輩であり、自分はノイルの所有物だと主張する美女フィオナ・メーベル。
自分にはノイルが必要で、ノイルにも自分が必要だと考える一見常識人な村娘ノエル・シアルサ。
ノイルと結ばれることを虎視眈々と狙う、愛らしい妹シアラ・アーレンス。
完璧で周囲からの信頼も厚いが、ストーカー気質でノイルの身体を狙うエルシャン・ファルシード。
「ノイルは我のものじゃ、未来永劫何があろうともな」
彼女たちに偏執的な愛情を向けられるノイルは、いつも通り胃を痛めながら思うのだった。
なんでも屋の店員ですが、正直もう辞めたいです――と。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 00:46:43
1518269文字
会話率:35%
「フィオ、お前もういいわ」
防御に特化した魔術士フィオは、突然パーティーを追放される。
理由は彼のユニークスキルがハズレスキル「聖転換」であり、攻撃の方向を転換すると言う中途半端な防御にしか役に立たないから。その上虚弱体質で、すぐ気絶し
てしまうからだと。
だがそんな彼に、救いの手が差し伸べられる。冒険者ギルドの最高戦力である「ジョーカー」。彼は突如やってきて、フィオを自分の右腕に任命する。
「君は優秀だ。この私の次にね」
かつてフィオに救われたのだと話すジョーカー。過去の記憶を失っているフィオは半信半疑ながらもジョーカーに従い、ギルドの中で成り上がっていく。
フィオに隠された真の力。それは絶対無敵、最強の美少女「鉄拳の聖女フィオナ」に変身できる事!
青年の時は防御特化、美少女の時は攻撃特化。状況によって姿を変え、困難を乗り越えていくフィオ。
一方彼を追放したパーティーは、フィオの重要さに気づくも手遅れ。ろくな手柄をあげられず、あっという間に転落していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 22:54:10
17628文字
会話率:50%
夢を見る。物心ついてからずっと当たり前のように。その夢の中だけでは、大好きな友だちと一緒に心から笑いあうことができた。
継母と妹に虐げられている侯爵家長子にして不義の子であるフィオナの唯一の救いは、夢の中だけにいる彼女だけの友人だった
。しかし、その救いをフィオナは自ら手放してしまう。そんなフィオナの元に婚約の話が舞い込んで―――。
断罪劇はありますが、メインが童話モチーフ風ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 01:00:30
46551文字
会話率:62%
しののめめい、が、グレイグ国を中心に書いている物語に出てくるフィオナ・フリト侯爵令嬢。
この悪役令嬢が主人公のコメディです。
不定期更新です。
何も考えず読んでください
最終更新:2021-10-30 09:30:08
3229文字
会話率:28%
過去のトラウマが原因で、笑うことが出来なくなったフィオナ。通称・鉄仮面姫。
「ねぇ、笑ってよ」
彼女に優しく笑いかける、微笑みの麗人。なぜ、わたしの家にジルフリード様が?
正反対な二人とその周囲の恋物語のはずーー。
最終更新:2021-10-23 06:57:20
1448文字
会話率:33%
「ワタシたちはキマイケーラ、生きた自然災害のようなモノですね」
クレセンド王国は500年もの長き平穏を保っていた。
しかし、突如としてクレセンドの平和は消え去った。
キマイケーラと名乗る異形の襲撃である。
兵力はむなしく、ただなす術もな
く屠殺され、捕食される。
やがてキマイケーラは王宮にまで侵入し、王族までもが皆殺しに遭った。
追い詰められ、逃げ場を失った王女ヴィエラ・クレセンドは死を悟る。
だが、その時、たまたま握った剣が呟く。
『我と同調せよ』
『我は神器、名を剣盤ハーモニカ』
その剣は「神器」と名乗り、満身創痍のヴィエラの体と合体する。
やがて、ヴィエラはその剣を手に、キマイケーラと戦闘に入る。
ヴィエラはクレセンド随一の剣士、【剣天】の異名を持つヴァイオレット・クレセンドの実の娘であるのだ。
覚醒したヴィエラの実力は今までの戦力差を覆す程に強大、クレセンドの希望と化す。
その裏で、キマイケーラの最上位に位置する、ウェベンヌという異形は自由奔放すぎる性格で、同族から抹殺されようとしていた。
その時、ヴィエラとウェベンヌは邂逅する。
偶然の出会いだが、利害は一致。
二人の協力、並びに周囲の人間の助力が重なり、強大なキマイケーラの魔の手を退けた。
やがてヴィエラたちの向かう先はクレセンドから、隣国のトーン王国、あらゆる国のトップが集う先進国オクタルヴ……
キマイケーラによる被害や事件は活発化していく中、各国を回り、神器または神器使いを旅に加える。
みんなのお姉さんを自称する銀髪桜色眼のシスター、クラリオン・ヴレイス。
トーン王国騎士団長にしてヴィエラの親友、コルネット・フィオナ。
一日の全てを神託によって動く桃髪の聖女、カリナ・エコーズ。
キマイケーラと人間の戦いは激化してゆき、やがては世界の真実に直面した時、ヴィエラは大いなる力と将来の展望を見据えることとなる。
“王の道を地で行く”と書いて王道、ここに極まれり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 20:46:52
163517文字
会話率:54%
主人公のフィオナは父と母からそれぞれ炎と氷の能力を受け継ぐ。それは家門初のことだった。父からも母からも可愛がられ、弟のシェパーズからは尊敬され、幸せなはずの日々を送るフィオナ。でもそれは2年後に弟がどちらの能力も継ぐことが出来なかった、と判
明する日までのことだった。(短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 02:56:58
5602文字
会話率:48%
ヴィオック王国の王女フィオナとロベルタス公爵家次男アベルトの恋物語
最終更新:2021-09-18 09:00:00
444文字
会話率:0%
ぞろぞろと床を這うほど長い長い髪を持つ伯爵令嬢フィオナは生まれてこの方髪を切った事がなかった。
この国には『婚約者を持たない令嬢は髪を切れない』という風習があり、その風習から貴族社会では幼いうちから婚約者が決められるがフィオナは継母の妨害に
より婚約者が出来なかった。
その為、婚約者もできない“欠陥品”という意味として『髪長姫』と馬鹿にされ侮蔑の的にされてきた。
シスコン兄に守られながら社交界で過ごしてきたのだが、ある王族主催の夜会の最中に王宮のどこか一室に閉じ込められてしまう。そこで銀髪で金色の瞳の神秘的な青年と出会いと出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 14:48:31
13863文字
会話率:45%
第一王子エドガーは、公爵令嬢クリスティアーナとの婚約を破棄し、愛しい男爵令嬢フィオナと再度婚約を結び直す為に一計を講じていた。準備が整い、生徒全員の前で婚約破棄宣言をしたが……。
最終更新:2021-09-08 21:00:00
6641文字
会話率:29%
「ああああぁあああぁぁああああっ‼︎」
貴族の子息子女が通う学院の中庭で婚約者の王太子とお茶を楽しんでいたフィオナは、突如良家の子女にあるまじき奇声をあげた。急に前世の記憶が蘇り、ここが乙女ゲームの世界で自分が目の前の婚約者に近い将来婚約
破棄され、悪女堕ちして修道院送りになると気づいたからだ。破滅は避けたい。がしかし、ゲームを愛し婚約者を推しに推してきた身。回避に努めることなくこのまま悪役に徹し、シナリオ通りヒロインと幸せになってもらおうと決める。しかし、ヒロインは同じく転生者であり婚約者ではない別のキャラを攻略しようとしていた。このままでは推しの幸せが危うい。なんとしてでもヒロインには婚約者を選んでもらわなくては。フィオナはパーティー会場の只中で、手をあげて高らかに宣言する。
「彼の魅力、プレゼンしまーす!」
推しの幸せの為に奮闘する悪役令嬢の幸せのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 11:39:26
11135文字
会話率:30%