(空色杯500文字以上の部応募作品ー5000字以内)
(第十五回お題:白露×スカイグレー)
―――9月中旬、台風が迫る街で、一つの恋が始まり、そして終わろうとしていた。
―――今晩は台風が来るかもしれないって、桜井君は帰らないの
?
窓ガラスの外には灰色に染まった空が広がっている。
それは桜井海人にとって”いつもの空の姿だった”
『登場人物紹介』
桜井海人《さくらいかいと》
色覚異常を持った視覚障がい者で、中でも珍しい|全色盲《ぜんしきもう》を患っている。
直射日光などの眩しい光に目が弱いためサングラスのような遮光眼鏡を着けている。これにより信号の変化などコントラストがはっきり分かりやすくなる。
美術部に所属しており、同じく美術部員の深愛と親交がある。
深愛の想いに気付かぬまま、美雪の優しさに惹かれていく。
人並み以下しか絵は描けないが、遅くまで部室に残る。そして気付いた時には部長に指名されている。
内向きな性格で才能あふれる深愛に嫉妬している。
能登深愛《のとみあ》
物静かで口数の少ないミステリアスな少女。
人付き合いが苦手で美雪に対しても心を開かない。
唯一、美術部で遅くまで残って描き続ける海人に密かな好意を抱いている。
甘いものが大好き、特にアイスクリームが好き。
プロ並みのデッサン力と表現力を持ち合せていて、デジタルでもその実力は変わらない。
前田吾郎《まえだごろう》
海人とは小中学校の頃からの友人。
だが、高校生になってから人が変わったように勉学にもスポーツにも打ち込むようになり、海人と遊ばなくなっている。
近本美雪《ちかもとみゆき》
海人や深愛と同じクラスの委員長で面倒見が良い明るい女性。
栗色のロングヘアーが特徴。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 21:40:48
4997文字
会話率:35%
ダリアンは平凡な男であり、感情のない単調な生活に囚われていた。しかし、ある雨の夜、運命的な出会いが彼を謎めいた方法で死へと導く。しかし、死は終わりではなかった。ダリアンは、暗く未知の世界で目を覚まし、自分が強力な宗教団体である「高聖職者の教
会」に追われる盗賊の体に転生したことを知る。今や暗黒の力を持ち、光と闇の壮絶な戦いに巻き込まれたダリアンは、怪物や魔法、神秘的な存在が潜む危険に満ちた世界を生き抜かなければならない。彼は、世界の運命を変える秘密を抱えた謎めいた若い女性、リアナに導かれながら、自分の新たなアイデンティティと体内に宿る力を理解しようとする。無情な「高聖職者の教会」の戦士たちに追われる中で、ダリアンは力をコントロールする術を学ばなければならない。それは、彼自身の力が彼を飲み込んでしまう前に。『影の目覚め』は、贖罪、神秘、そして犠牲の旅路であり、平凡な男が運命や光と闇を支配する力に挑む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 04:46:47
2575文字
会話率:19%
人類とAIによる紛争に終わりが見えない2614年7月半ば。都市鉱山とも呼ばれる巨大な瓦礫集積場で、いつも通り素材回収を終えて帰路についたベテラン回収屋の宮代大悟は、道中で陸軍の戦闘服に身を包んだ少女を拾った。
少女はDA乗りの少尉で山吹アイ
と名乗って纏わりつくが、大悟はさっさと役所に引き渡して、上空1000mに浮かぶ行政機関と富裕層のエリア『浮島』に帰らせるつもりだった。
同じ頃、浮島のひとつにある駐屯地所属の第10機甲歩兵大隊では、島の管理不足が原因で落下した山吹少尉を独断で捜索すると決め、少数ながら物資調達の名目で人員を送り出した。
宇宙ステーションを拠点とするAI勢力は、人類に浸透して内側からコントロールする計画を、10年以上前から実行していた。そして更に1歩すすめるべく最高レベルのAIを搭載した日本人型女性モデルに感情プログラムを与え、潜入を命じた。
搭乗兵器の操縦者、戦場を離れての個人、成長する感情に戸惑うAI。人とAIは互いに解り合えるのか。争いに終わりは訪れるのか。
そんな感じの未来モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 22:21:42
87346文字
会話率:34%
突如出現した化け物、エクシスタンスによって人類は滅びの危機に陥ってしまう。そんな中、天才科学者であるキリアス・マドイが開発したエクシスタンスの力を利用した武器、ユースタンスを使用することで人類とエクシスタンスとの壮絶な戦いが巻き起こった。そ
んな世界に身を置く間川冬弥はとある日の出来事をきっかけにエクシスタンスの力が宿り、コントロールすることが出来るようになった。この物語は、エクシスタンスの力を持ってしまった間川冬弥の行く末を見届ける物語である。
カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 14:16:01
14716文字
会話率:40%
カミナリがゴロゴロいってます。
私もゴロゴロしなから考え事です。
最終更新:2024-08-31 18:12:03
669文字
会話率:0%
今日感じたことです。
最終更新:2020-07-17 17:21:01
358文字
会話率:0%
2050年、流通革命新世紀。
超高齢化社会を迎えた現代では、カタグルボッツは世界中の人間の生活、仕事、流通を支えるパートナーとなっていた。
さらにカタグルボッツによって、運用される光通信を使用したワープ装置・デジタルゲートによって流通革命が
起こり、世界の流通サービスは一変。
その流通を支えるのは、デジタルゲートを総括し、各地へと繋ぐ、静止衛星軌道上の超ISS級ロボット・アトラスボッツ。
アトラスボッツの巨大運送システム・デコピンカタパルトによって、人類は世界の裏側まで飛んでいけるのだ。
しかし、デジタルゲートは、カタグルボッツと心を通わせた、思春期の少年少女のパートナー「カタクルー」となった人間だけが利用可能となっている。
日本に住む半人前の少年・ススムは「ミライ運送」の配達員兼、レスキュー隊員だ。
相棒である人型ロボット……父が手掛けた兄弟同然のクローと共に、配達先に待つお客さんに笑顔を届ける毎日を送っている。
ある日、外国に配送に来ていたススムとクローは、いくつかの事件に巻き込まれる。
事件は全て、デジタルゲートを統括するアトラスボッツを狙う謎の組織の陰謀だった!?
デジタルゲートが起こした流通革命によって、失業を不安視した人間を煽る過激団体と、謎のスポンサー。
彼らは、世界中のシンパを集め、デジタルゲートを妨害、破壊しようと目論む。
謎のスポンサーが解き放った、悪のロボット・フィクサーがデジタルゲートを使い、アトラスボッツに向かって解き放たれる。
アトラスボッツが悪の組織の手に渡れば、世界の流通が止まるだけではなく、
超質量デコピン攻撃によって、地球は焦土と化してしまう!
いよいよとなれば、地球を救うため、世界の文明を後退させてでも、アトラスボッツを破壊しなければならない!?
だが、2人の健闘虚しく、アトラスボッツはコントロールを失っていき──
決戦に臨むとススムとクロー。クローはススムだけは守ると覚悟を決めていた。
ススムとクローの真の絆が試される!
地球の運命が、一人と一機の小さな双肩にかかっていた! 近未来SF冒険双肩活劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:51:57
9751文字
会話率:47%
空が暗くなり、色が消えると、見知らぬ 3 人は自分たちが特別な力を受けていることに気づきます。1 人は時間を巻き戻し、思考で他の物体を動かすことができ、3 人目は他人の感情を知覚することができます。謎のタイムトラベラーに導かれ、彼らは自分の
能力をコントロールする方法を学び、世界を滅ぼす恐れのある現実の亀裂を埋めるために団結しなければなりません。自らの恐怖や課題に直面しているヒーローたちは、差し迫った大惨事を防ぎ、愛する人たちを救うために、過去、現在、未来を同期させなければなりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 00:41:24
2626文字
会話率:50%
時事ニュースをネタにしたコントです。今回は、国境の町のお話。もちろん、根も葉もないフィクションです。
最終更新:2024-08-22 19:41:14
726文字
会話率:0%
時事問題…… 真偽不明だけれども、はっきりするまで待っていられないこと。自衛したほうよさそうな事柄を、ネタとしてショートショートにまとめました。今回は、加工食品の添加物について
最終更新:2024-08-03 04:30:00
435文字
会話率:0%
「人間はまだ宇宙に出ていない、もちろん月にも……」という、いわゆるトンデモ説をネタにさせていただきました。トンデモのレッテルを貼りつつも、タブー視するようなところがあり、その微妙なところを笑いに転化出来ていれぱ成功。笑えないと、単なる悪趣味
・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 23:46:19
334文字
会話率:0%
十一世紀のヨーロッパで、ある公爵家の令嬢が婚約破棄すれば、十五世紀のジパングを統治している「傾国の将軍」に心を改めさせるくらいの影響を及ぼす。
発端は、地球人駆除の任務を帯びた一匹の蝶系統動物が「ネイムレスの蝶系統動物効果」と命名された
作戦を始めたこと。
最初にノルマンディー公爵家令嬢のアデライードが、生化学物質による作用で虫の居所を悪くしてしまい、アンゲラン‐ポンチューとの婚約話を反故にする。そして兄妹喧嘩が引き起こした「ノルマンディー家の騒動」を経て、二十年のうちにアデライード合衆国が誕生するに至る。
その後、およそ四百年が過ぎた頃、アデライード合衆国の従属国になっているジパングでは、征夷大将軍の地位にある足利義政公が、将軍職そっちのけの酷い状況に陥っていた。黒雲寺の三休さんを毎日のように呼び出して、頓智勝負を挑んでいるのだという。
義政公と三休さんの「頓智九番勝負」が大波乱となり、義政公が改心して、ジパングの評判がよくなる。後花園上皇は喜ぶけれど、悪い予知夢を見てしまう。全世界学者にして錬金術者でもあるパンナコッタ‐ポンチューに打ち明けたところ、おそろしい陰謀によってジパングだけでなく、この世界全体が滅亡の危機にあるのだと知らされた。後花園上皇は、息子の後土御門天皇に「伝家の宝刀」を与える。宝刀を手にした後土御門天皇が覚醒状態に達した。パンナコッタ、後土御門天皇、三休さん、藤原富子の四人で「室町カルテット」という集団を結成する。
ジパングおよび世界を救うために、室町カルテットが地球の世界史を塗り替えようとした。しかしながら、「全世界管理者」を名乗る存在者に不備を指摘され、四人は二十世紀まで冷凍睡眠させられ、改めて「世界史の塗り替え任務」に就かなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 15:40:41
32552文字
会話率:64%
マインドコントロール受けたい
最終更新:2024-08-22 00:03:06
1216文字
会話率:65%
江戸時代の道場で起きた剣術ホラー & コントの短編
最終更新:2024-08-21 04:19:23
1439文字
会話率:68%
『登場するキャラクターが実在する政治家の方々に似ているというご指摘を頂きました。
確かに似ているかもしれません。しかしよーく考えてください。
良いですか? この世界の人間は頭の中にコマンドが浮かんでるんです。
それを心のコントローラーで入力
して現実では考えられないような技を出すわけですね。
そんなのがはたして我々現実の人間と同じ生き物と言えるでしょうか? つまり似てるだけで別人、いやさ別種です』
政拳伝説P通るわけない言い訳語録より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 17:00:00
111885文字
会話率:41%
@.jpは、社会凡庸型AI搭載ロボットとして世界中で活用され、大きさは2mから30mと様々であり、バイクや自動車、重機、情報処理や様々な活用をしていて生活には必要不可欠となりエネルギーは、電気である。
彼らが乗るのは2.5mの人型ではある物
の車輪が手足と胴体に着き、微可変式となっていて、細かな移動と作業を可能にする高校生にしては、少し機能が多いものとなる。
搭乗時は、ヘルメットと専用スーツを着用し背に跨る様に乗り、全面の画面で機能や状態の確認が出来る他、音声確認と念波超通信での感覚的確認も可能となる。
そのブレインコントロールにより感覚的な操作と基本AIに基づき自立行動する仕様。
そして電機生物と宇宙船。
ククノとの出会い。
街は、未知との遭遇によりパニックだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 08:28:57
4413文字
会話率:47%
東京にある北高に進学したある普通の高校生。
すいのように少しだけ甘味のあるが、ただそれだけ。口の中で溶けて甘さが広がるが、氷の質で少し味にコントラストが生まれるだけの変化しかない日常を記録した物語。
でも、1つ違うのは、ゲイであること。そし
て、それはゲイであることを隠せるように味を引き立たせるすいのようにひっそりと息をひそめて過ごした高校3年間の甘く、時には頭にキーンと冷たさが来るほどの凍てつく極々普通の男子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 22:00:16
5387文字
会話率:43%
熱帯地域が広がり、山火事が起きる世界。
かつて争っていた、火の国と氷の国は、そのわだかまりを残したまま友好関係を築こうとしていた。
火の異能力者であるアマドは、別名『竜提督』と呼ばれている。強力な火の異能力を持つ彼は、それゆえにコントロー
ルが効かない。
一方彼と結婚した氷の国出身のイルマタル・タハティは、森林火災や異能力者の暴走を食い止めていたことから、異能力にちなんで『盾の乙女』と呼ばれていた。
イルマタルと距離を置くアマドに、ガンガン距離を詰めるイルマタル。
「今までの人生にかけて! 彼が異能力の暴走に悩まされないよう、そばに居よう!」
「イルマタルさんがいると火が出るんだよおおおお!(恋の力で)」
一方、アマドにはイルマタルに隠していることがあるのだった。
好感度は高いのに、すれ違いまくるハイテンション・ラブコメディ!(予定)
別サイトで別名義で投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 14:20:42
68540文字
会話率:38%
精神をコントロールし最適な人間を作った社会は精神主義国家として繁栄を築いていた。人類は自我を調整して他者と共有するサイマティックセラピーシステムをもちいて経済学的・社会学的理論に正しい社会を創造していた。生産効率、社会の合理的運営、人的資本
の余剰管理を徹底し、もっとも歴史上で繁栄した時期として記録されるにふさわしい栄華を極めていた。
そんな精神主義国家でも犯罪は起る。起った犯罪は精神犯罪と定義され世界各地で大きな社会脅威となっていた。国際連邦政府は警察組織としてWHOに一部局、精神衛生局を創設して世界中の精神犯罪に対する対応を担っていた。
そんな最中、精神衛生局のエリート監察官、伊坂道は、ひとつの殺人事件に直面するのだが……
ハヤカワSFコンテスト二次選考作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 19:10:00
170515文字
会話率:39%
人間には生まれつき「ソウル」と呼ばれる呪力が存在している。
呪力とは、別名“負のエネルギー”と呼ばれる。
負のエネルギーは、魂の原型となるエネルギーの一種であり、“生物の持つ生命力として“、細胞の中に潜在する「物質」だった。
この
負のエネルギーは必ずしも“マイナスの感情”、つまり「悪」となる元のエネルギーを意味しているわけではない。
ただし負のエネルギーには、同じく人間の持つ“正のエネルギー”の流れを阻害してしまうほどの強さがあり、生命体としての形を維持するために、エネルギーを常に対流させられる「ルート」を構築する必要があった。
負のエネルギーを、外へと放出できる「ルート」を。
そうしなければ、内側からのエネルギーによって身を灼かれ、肉体の原型を留めることができなくなってしまうからだ。
だからこそ、「人」として生きていくためには、肉体と精神を切り離す必要があった。
『魂の契約』と呼ばれるそれは、自我が芽生えるとされる2歳前後の頃に行われる、”社会的義務”の1つだった。
その後、修行を積み、少しずつ負のエネルギーをコントロールできる技術を磨いていくことになり、「モンスター・テイマー」としてのステータスを築いていくことになる。
魂の契約によって、人間には“パートナー”と呼ばれる存在が生まれる。
「幻獣」と呼ばれるそれは、自分自身の分身であり、また、「可能性」そのものでもあった。
時には笑い、時には喧嘩し、人生を共にしていく「ソウルメイト」として歩んでいく彼らを、人々は『友』と呼ぶ。
4年に一度開催されるハンター試験に参加した、タマネギ村いちばんの天才モンスター・テイマー、サーシャ・シュヴァルツシルトも、自らのパートナーである「キューブ」を、“最高のモンスター”であると自称していて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 08:38:02
2194文字
会話率:0%
西暦2111年。
謎のウィルスが蔓延した世界。
人は体内に埋め込まれたナノマシンによって管理、統制されていた。
通称クラウドシステムと呼ばれるこの「制御プログラム」は、人類の増加による地球環境の悪化によって計画された極秘プロジェクト
だった。
全人類へナノマシンを埋め込むために用いられた人工ウィルス「CB」は、脳幹細胞へと侵入し、“自己人格“を破壊する。
人類は「自己」という生物学的にプログラムされた知覚を失ったことで、争いのない平和な世界を手に入れていた。
変化のない生活。
永遠に繰り返される「日常」を。
しかし、ナノマシンの制御プログラムにもバグが存在し、自己人格を取り戻すイレギュラーな人間も存在する。
そういった人間たちによって立ち上げられた組織、『ブルーアーカイブス』は、統制された世界から「自由」を取り戻すため、影から世界をコントロールしている国際組織『ICBM』の破壊を目論んでいた。
自己人格を取り戻しつつあった少年、水崎潤平は、ブルーアーカイブスの隊員、猪本サツキと出会う。
彼らは世界の“日常“を取り戻すため、共に戦うことを決意した。
——その先に待ち受けていたものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 19:39:27
12907文字
会話率:18%
「はい、どーも、ダブルテンテンツでーす!」
「皆さん、名前だけでも覚えて帰ってくださいねー」
「いや、おれらの名前を売るだけじゃアカンやろ。ちゃんと仕事せな」
「へえ、仕事って?」
「そら決まっとるやろ……顔を売ることやぁ」
「同じ意味
やろ! お客さんようさん集めて、この店の商品をちゃんと買うてもらわなあかんでホンマ」
「あいよ、ほな、さっそくやりましょーか」
「はいよ、ショートコント『ロボット売り場』」
「ふっー、ここがロボット売り場かぁ。なんかわくわくしてきたなぁ」
「するかボケアホンダラいらっしゃいませー」
「どえらい店員さんが出てきたなぁ。今の職場に不満ありありやないか」
「ささ、お客さん、どれになさいますかねぇ! うちのはどれも自慢の商品ですよ!」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-04 20:00:00
1720文字
会話率:100%
「……何をしているんだ?」
「……本で読んだんだ」
「どんな本?」
「トンボ。頭を潰せば飛ぶんだって」
言葉足らずに加え、どこか舌足らず。それでも意味は分かった。その子の足下には頭の無いトンボが転がっていたのだから。
最終更新:2023-10-13 11:00:00
896文字
会話率:31%
女神は言った。「これからげーむをはじめるよ♡」
リィンとルシエルは目覚めると異世界で新しい体に生まれ変わっており、突如〈げーむ〉に参加させられる。女神から出されるみっしょんをこなし、クリアを目指さなくてはならない。普通のりんごを手に入
れれば、レベルアップして次の〈げーむ〉へ。金のりんごを手に入れれば現世に帰れる。しかし、死亡したり、失敗すれば、永遠に〈げーむ〉を繰り返さねばならない。
リィンには目的があった。それはクリアして現世に戻ったはずの少女メアを探すことだ。身体的に優れているわけではないリィンは、人心掌握〈マインドコントロール〉できる固有スキル、暗示〈アルシオン〉を使って他の人間を操作していく。
他の転生者と協力するか、はたまた裏切るか……〈げーむ〉で必要なのはチート能力だけでは無い。
現地の人間を利用するか、協力するかもそれぞれの転生者に委ねられている。
これは全てを手に入れ、全てを失う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:40:00
29258文字
会話率:38%
中学三年に進級した僕は、椎名唯という女子と隣同士の席になった。
普通の女の子に見える彼女は何故かいつも一人でいる。僕はそれを不思議に思っていたが、ある時理由が判明した。
同じ「period」というバンドのファンであることを知り、初めての会話
を交わす僕ら。
「友だちになる?」そんな僕の何気ない一言を聞いた彼女が翌日に持ってきたのは、「友だち契約書」だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 08:39:09
26165文字
会話率:45%