「あなたが好きだ。報われることがないと分かっていても、心が奪われて、抗えなかった。何度繰り返しても、この気持ちは変わらない」
ウィルフレッドは、第二王子セオドリックの婚約者、アシェリーをひそかに愛していた。
ある日アシェリーは階段から転落
し、記憶を失ってしまう。セオドリックとの婚約は破棄となり、アシェリーはウィルフレッドと共に静養地へ向かうことになった。
しかし二人は再び不幸に見舞われる。必ず守ると誓ったのに、ウィルフレッドは自分の気持ちを打ち明けることもできぬまま、命を散らしてしまった。
そして鐘の音が響き渡る時、ウィルフレッドの生がもう一度始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 07:15:02
50833文字
会話率:49%
ルノー公令嬢シルヴィア・ハーシェルは、王子の婚約者になるべく育てられていた。しかし十年前の政変で、ハルヴィットを治めていたオルデンベルグ家は惨殺され、国は一変した。シルヴィアは身分も家族も失って、現在では素性を偽って暮らしている。政変で王に
成り代わった、クラナッハ家の侍女として。
主であるリーゼロッテの婚約者、フランツをひそかに想うシルヴィア。誰にも知られるはずのない気持ちであったが、シルヴィアの本当の姿を知るレイに、この気持ちを見抜かれてしまう。
それぞれが口には出せない想いを抱えながら、運命に身を投じていく。すべては在りし日のハルヴィットを取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-27 22:00:00
61135文字
会話率:47%
「あなた、転生って信じる? 私、生まれる前の記憶があるのよ。そして、私は自分自身がこの先どうなるか知っているの。私、悪役令嬢として、追放されることが決まっているの」
自嘲気味に、そう告白してくれたのは、侯爵家令嬢のシルビア様。
私はその
言葉を素直に信じることができた。
なぜなら、私も転生者だったから。
それも、前世では男だった。だから、ひそかにシルビア様に恋をしていた。
私は決めた。
私の全能力を使って、シルビア様の弾劾・追放を回避させるのだ、と。
カクヨムでも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 18:00:00
13201文字
会話率:43%
小学5年生の隼汰は毎日の宿題をきちんとやってくる真面目な男子。そんな隼汰も、心の中では宿題が無くなればいいのに。そんな願いをひそかに思いながら毎日を送っていた。いつものように、宿題を集める先生。誰かの宿題だけが提出されていない。毎日誰かは忘
れて来るものだけど、それが日に日に多くなってそして。
登場人物
隼汰:小学5年生の真面目な男子
宇美:同じクラスの優等生女子で委員長
大地:隼汰の友達でわんぱく男子
先生:クラス担任で体育の先生
玲央:大人しくて物静かな男子
芽瑠:気の強い女子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 20:06:00
7934文字
会話率:0%
損をして得をしない……それが僕であり、他人に幸運を与えるラッキー授け野郎とは僕のことだ。街中で見かけた綺麗な人とお近づきになりたい。それは幸か不幸か、アルバイト先で出会うことになる。恋のチャンスをもらって、幸運を授ける野郎を化すのか……それ
はまだ、僕にも分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 00:21:58
943文字
会話率:44%
小学5年生の駿汰は、毎日の宿題をきちんとやってくる真面目な男子。そんな駿汰も、心の中では宿題が無くなればいいのに。そんな願いをひそかに思いながら、毎日を送っていた。いつものように、宿題を集める先生。誰かの宿題だけが提出されていない。毎日誰か
は忘れて来るものだけど、それが日に日に多くなってそして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-27 23:42:15
8638文字
会話率:71%
眼球の魔法少女はそこに〝死〟を視る。
ひそかに闇市場で売買されるのは、一般人を魔法少女に変える夢の装置〝シャード〟だ。だが粗悪品のシャードから漏れた呪いを浴び、一般市民はつぎつぎと狂暴な怪物に変じる。
謎の売人の陰謀を阻止するため、シャード
の足跡を追うのはこのふたり。
魔法少女の江藤詩鶴(えとうしづる)と久灯瑠璃絵(くとうるりえ)だ。
シャードを帯びた刺客と激闘を繰り広げ、最強のタッグは悪の巣窟である来楽島に潜入する。そこで彼女たちを待つ恐るべき結末とは……
真夏の海を赤く染め抜くデッドエンド・ミステリー。
「あんたの命の線は斬った。ここが終点や」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 12:48:21
80210文字
会話率:47%
前世の記憶がある私は、幼いころから自分が悪役令嬢かもしれないとひそかにおびえてきた。けれど、婚約者である王太子とは国を支えようと助け合って育ち、無事に彼は王位につき、私は王妃となった。これで一安心と思ったのに……。
全3話で、完結まで連
日予約投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 06:00:00
7417文字
会話率:43%
14年前の政変によって、故国を追われたリューゼ。追手を逃れ成長した彼は、心ひそかに復讐を誓っていた。しかし寄る辺ない身の上の彼に、協力しようとするものは少ない。そんな時、大地女神を奉る神殿の巫女が、ひとつの神託を受ける。「彼こそ正当な王であ
る」と。
未だ動乱の収まらぬソル大陸に、新たな嵐の予感が――。
創始の竜が眠る国ロサの王座を巡って、人々の思惑が交差し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:34:37
32260文字
会話率:22%
ウラブによって、人は生きるよろこびを知り、地は満たされ、そして世は統べられる。
ウラブという絶対の存在への信仰によって人々の生きる世界で、ひとりの預言者がウラブの声を聞いた。
「これより千年ののち、人々が、わたしの声とみずからの心を
見失い、闇が世界をおおいつくすとき、呪いの声にこたえて大いなる影が立ち上がり、すべてを破壊する」
その声に絶望する預言者に対して、しかし、ウラブはこうも言われた。
「そのとき、わたしの巫女であるエダが丘に降り立ち、かなしき時をつなぎ閉じ、光にみちたウラブを思い起こすみちびき手となるだろう」
そして、その預言から千年を経たいま――。
歪みを抱え続けた世界は、預言のとおり、いまにも引き裂かれつつあった。
みずからの抱える矛盾とともにいびつに拡大したウラブ信仰のかなめである教主塔と、教主塔によってかくされた預言をひそかにかたりつたえるかげの信仰者たち、ウラブへの信仰をその権力と支配へ無自覚に利する国家たち、そして、ウラブを見失い、心をも見失った人々のすがたが、そこにはあった。
かつて預言者がウラブよりさずかった預言は、ほんとうにウラブの声であり、それは成就されるのか。
だれもがおそれ、そして待ちのぞむ、ウラブを証する千年の時をつなぐ巫女エダは、その丘におり立つのか。
ウルと呼ばれる、呪われたおさなごたちの一人として生を受け、信仰とも預言ともかかわらずに生きてきた少年アゼルは、かれらウルが棲みついた、くらい地下の闇のなかで、ふしぎな、ひとりの少女に出会った。
そして、かれは、少女とみずからの運命に引きずり出されるように、まばゆく、しかしおおくの試練がまつ、地上の旅をあゆみはじめるのだった。
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 08:08:28
122015文字
会話率:21%
育ての親の仇である悪の組織と戦う変身ヒロイン、遥(はるか)
それを、ひそかに助けてくれたのは、なんと、その組織のプリンセス
正体を知らぬまま、悪のプリンセスを「お姉さま」と慕う遥は
最終決戦で互いに刃を交え……
組織の壊滅に巻き込まれ、消
滅するはずの二人が
いろいろあって異世界で、二人っきりの冒険生活!
しがらみから解き放たれた、二人の明日はさぁどっち??
(2021.01.12 1話の『お姉さま』のイメージを無地背景に変更しました。
イラスト作者のg-than様が、お手元にあった無地ver.をお送りくださいました
経緯などは活動報告にて)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 10:00:00
175617文字
会話率:30%
両親を失った自称【陰】の【影崎彰吾】は、進級を果たし親友の【街枝遼】ひそかに好意を寄せている【高宮茜】と同じクラスになることができた。だがこのクラスには、学校の誰もが知る光嶋伝説の張本人【光嶋薫】がいた。影崎彰吾は平穏に過ごしたいのだが、本
来の光嶋の姿を見て助けたいと感じるように。彰吾の恋愛を助けるため光嶋も力を貸すようになるのだが、、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 20:38:53
4445文字
会話率:43%
辺境の山中にある、静かな村。
天涯孤独の少年ウルは、自分が、村を守護するマガツ神の生贄に差し出される運命にあることを知る。
表向きは「いい子」を演じつつ、ひそかに逃走の準備をしていたところ、ウルは森の中で瀕死の老人と出会う。
誰が
知ろう、その老人こそ、かつて数多くのマガツ神を退治した英雄――《剣聖》ミツルギだった。
ミツルギもまた、死を迎える運命に抗おうとしていた。
おのれの魂を別の肉体に移し変える『秘術』を用いて。
もはや選り好みしていられる時間はない。ミツルギは、出会ったばかりのウルの肉体を奪おうと考える。
ミツルギの『秘術』は最初、成功したかに見えた。
ウルの肉体に魂となって入り込んだミツルギはしかし、ほどなくして肉体の支配権をウルに取り戻されてしまう。
結果、ウルは自分に宿った魂の記憶をもとに、《剣聖》が全盛期に振るっていた剣術を手中にすることとなる。
生贄として尽きるはずだった命運に、ウルは《剣聖》の超人的な剣技で抗おうとするが、そんな彼の前に、マガツ神、そして《剣聖》を追ってきたミツルギの実の息子ソーヤ、その妹クレハなど、様々なものが立ちはだかる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-06-09 09:34:27
258453文字
会話率:23%
マンガ、テレビ、映画、みんなヤクザが大好きだ。ヤクザが腰の重い警察に代わって悪を罰し、何もできないサラリーマンはそれを見ているだけで、バカを見る間抜け役だ。ヤクザは金持ちで思いやりがあって、トラブルを解決し、親切で、気っぷが良く、頭も良い。
ヤクザが料理をしたり、夜食を作ったり、学校の先生になったり、政治家になったり、マンガの世界ではヤクザは万能で大人気です。ヤクザになれなかった間抜けはサラリーマンにしかなれないと言った漫才師もいました。
そんなヤクザにしがないサラリーマンが立ち向かっていくお話です。
ヤクザを描くとどうしても暴力にふれるところもあると思いますが、出来るだけ暗くならないように私なりにギャグをちりばめています。
商社に勤める主人公は取引先の化学会社が反社会組織(ヤクザ)に化学薬品を売ってしまった事実を突き止め、その調査に乗り出します。またその化学会社社員は自殺しており、事件性があることが分かりました。そこで関係各社から落ちこぼれ社員1人ずつ、計3人からなるパーティが結成されました。
3人はそれぞれ童貞、淫乱、アル中であり、各社から要らなくて出された身の上です。そのためなかなか調査は進みませんが、ヤクザに流れた薬品が合成麻薬製造に使われたことを突き止めます。そして実際にヤクザにも遭遇し脅されます。しかし3人は勇気をふり絞って警察に通報し、証拠をつかむための作戦に出ます。
用意周到に計画を立てたものの、ミスが重なり警察の突入は不発に終わってしまいます。警察は引き上げ、会社からもチーム解散の指示を受けます。失意の3人はそれぞれ色事や酒に逃げますが、もともと自殺願望のあった主人公はひそかに1人で突入を決意します。
残り2人に引き留められながらも主人公は単身でヤクザの本拠地に乗り込み、そこに証拠となる機器を発見します。しかしすぐにつかまり、麻薬を打たれ、拉致されて東京湾へ連れてかれます。
九死に一生を得た主人公は病院で目が覚めます。そして自分が助けられたことと、ヤクザの組織が親会社によって吸収されたことを知ります。目的を失った主人公はやがて今度は親会社への戦いを決意する、というお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 00:00:00
28807文字
会話率:19%
魔王の娘で魔侯爵の妹であるレモネッラ・ド・セッテマーリは、人間界のブルクハルト王国第二王子アルトゥーロ・フォン・ブルクハルトから婚約の解消を宣言される。
さらに兄の魔侯爵アンリには、魔界からの追放を告げられた。
しかしレモネッラは悲し
むどころか、二人に礼を言った。
なぜならレモネッラは、彼女の護衛を務める白銀の騎士ジュキエーレ・クレメンティと幼馴染みで、ひそかに彼を愛していたからだ。しかし二人は、魔界の姫と護衛の騎士という身分の違いから、お互い恋心を隠してきた。
アルトゥーロ王子と政略結婚させられることになったレモネッラは結婚式の前日、
「一緒に魔王城から逃げよう」
とジュキエーレを誘うが、彼の答えは、
「護衛としてあなたを守り続けるが、一人の男としては愛さない」
というものだった。
レモネッラはショックを受けるが、ジュキエーレの言葉の裏には彼の苦悩とレモネッラへの深い愛情が隠されていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 02:55:16
26166文字
会話率:47%
一人、孤独に戦いながら旅を続ける剣士、焔魔堂誠。
ある日、雇用主である月光院千夜からの依頼でテロ組織に監禁されている少年、和人の救助と保護を命じられた。
その後、しばらく和人を預かるように言われ、さらに婚約者の明日香と共に疑似家族を作れと命
令され!?
その理由は和人の壮絶な過去が関係していた。
次第に和人と打ち解けていく誠であったが、ひそかに和人を狙う存在が誠たちの前に現れる。
果たして誠は和人を守れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 18:16:41
807文字
会話率:4%
これは、傍観者の私の恋のお話。
小野田先生からすれば、きっと彼は極悪非道な人間だと思う。
だけど、私はちゃんと知ってる。
彼が、それだけじゃないって事
彼が、それしか伝えるすべを知らなかったって事を…。
私は、みんなの傍観者だった
。
そのキラキラが戻るまで…
君は、君だよ。
同じ愛を抱くもの
を先にお読みになって下さい。
みんなの恋のその裏で、ひそかに始まっていた片思いのお話。
8000文字以内の短編小説になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 16:19:35
7616文字
会話率:56%
自信のある彼女と自信のない彼氏がとても両想いな話です。
すきま時間でお読みいただける長さです。 ぜひのぞいてみてください。
最終更新:2022-04-10 21:22:39
1985文字
会話率:36%
騎士団の付設食堂で下働きをしているアンナ。彼女はある日、ひそかに想いを寄せていた騎士ラザラスに呼び出される。しかし、それは愛の告白などではなかった。なんと彼女には、「悪質な『惚れ薬』を作り、王都を混乱に陥れた魔女」という容疑がかけられている
のだという。
冤罪を晴らすために、騎士団の捜査に協力することを決めた彼女。犯人をおびき寄せるために偽の「惚れ薬」を作ったところ、アンナは敵にさらわれてしまう。そこへラザラスが助けに現れて……。
「魔女」と呼ばれた少女と、出生に秘密を持つ騎士の恋物語。ハッピーエンドです。
秋月 忍さま主催「アンドロメダ型企画」参加作品です。
この作品は、アルファポリス及びエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 20:03:52
8002文字
会話率:68%
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べ
るのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 13:40:32
7964文字
会話率:66%
那佐は高校生。自分は人生に真摯に向き合いその結果として将来は約束されていると信じている。ただ弟の勇樹がどうしようもないタイプで彼の身をひそかに案じるふりをして心の底では軽蔑していた。そんなある日、那佐の耳にだけ聞こえる謎の声。その声の導きに
より那佐は自分が信じていた自由意志という物に疑問を抱いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 14:02:17
3974文字
会話率:31%
メーユ王国の2級文官、イズールは「お年寄り専門」の魔石交換手。
辺境勤務の騎士団第4団団長アドルとの一日一回わずかな時間の定期連絡が楽しみの地味な毎日だ。
しかし、ひょんなことから国一番の「謎の歌姫」をすることになってしまい……?!
※ア
ルファポリス様にも同じものがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 20:04:49
53190文字
会話率:35%
男に強くて女に弱い、メーユ王国第3騎士団ルルファスは今日も女の子にふられてやけ酒を飲んでいた。「今度こそ慎重に恋愛するんだ!」と心に誓うルルファスだったが、酒につきあっていてくれたリーリシャリムの女友達、マリベルに心を奪われてお持ち帰りされ
てしまう。そして……
アルファポリスで載せてもらっている「魔石交換手はひそかに忙しい」のスピンオフです。
これだけでも読めるのでさらっとお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 22:11:04
21748文字
会話率:37%
西野紬は幼稚園からの幼馴染である、一条渚にひそかに好意を寄せていた。「女の子が女の子に恋するなんて……」そう思っていた紬だったが、渚は県外の高校に進学することを知る。今まで友達として上げてきたバレンタインチョコだったが、最後くらいは想いを伝
えたい。紬は本命チョコレートを作ることを決心するのだが……。渚の返答はいかに!? チョコレートのように甘くてほろ苦い百合物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 21:09:09
9994文字
会話率:43%
「海、行きませんか?」
クラスメイトの式守さんは、僕と一緒に勉強しているときにいった。
才色兼備な式守さんに、僕はひそかに思いを寄せていた。とあるきっかけから、僕は式守さんと一緒に勉強するようになっていた。
「海なんていって大丈夫
なのかい?」
彼女は病弱で、いつもタクシーで帰っている。そのタクシーで、一緒に海にいこうということだった。
「十五分くらいにするからいいじゃない。タクシーでいけば、体に負担をかけなくていいし。ねえ、いこうよ」
夕方。タクシーで海までいく。砂浜に腰を下ろすと、式守さんは語り始める。
「私の日常は変わらない。変わっていく翔太郎君を見るのは楽しかった」
「それはどうも」
「私、これからもずーっと、翔太郎君が変わっていく様子、見てみたいな」
「……え?」
これって告白じゃないのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 20:20:16
4042文字
会話率:63%