小さい頃の俺は、ある街で過ごしている夢をよく見た。
直方体で石造り、屋根のない家々は、およそ普段見ていた家屋とは違うもの。
思うがまま、外をぶらついたり、屋内でゴロゴロしても、とがめるものはいない。
とがめるものがいないということは、好き
放題でもあるということだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 18:20:57
3991文字
会話率:6%
「俺は、もう一度都を作りたい」
それは、建設と彫刻を極めんとする師のわがままだった。
一体、師はどこに向かったのか。
彼を追って、旅に出た弟子の一人がでくわしたのは、霧に包まれた謎の都だった。
最終更新:2018-01-12 18:31:00
3882文字
会話率:14%
今か、昔か、はるか未来か。時間に縛られないどこかに『移動博物館ティーセット』があった。
ぐるりとガラス窓に囲まれた、石造りの建物は、しかしなぜかドアがなく、窓から並べられた茶器を眺めるだけ。
そこには和風ケモミミ黒髪少女、茶目っ気あ
ふれる空色の瞳の中年紳士、不器用な褐色の肌の青年。国も人種も違う、不思議な3人が出迎えてくれる。
「お客様だわ。一緒にお茶しましょ」
「レディのために、最高のティーセットを用意しよう」
「……花を選んで、菓子を作る。それだけは」
森の中に、海岸に、あるいは何処かの路地裏に。過去へ、未来へ、西へ、東へ。
今日もどこかで『移動博物館ティーセット』は客を待っている。
茶器を中心に、美味しいお菓子と、ちょっとした紅茶の知識、あたたかな人々の、優しい世界です。
1話完結オムニバス、不定期連載です。気まぐれにネタを思い付いたら更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 14:41:08
6275文字
会話率:37%
『どこだ?ここ』
少年は目の前に広がる光景にただ呆然と立ち尽くしていた
『あれ?さっきまで』
先ほどまで広がっていた東京のビルや車の影すらない
ただ広がるのは石造りの建物と行き交う人々だった
『えーっと、』
獣人族、ドワーフ、エルフ
見ただ
けで明らかに人ではない。正確には人の姿をしているが別の何か、例えようのない人々が歩き回っていた
『これは、夢にまで見た異世界って事かあああああ?』
俺はテンションが上がる。とてつもなく。凄い凄いぞ!この世界は
『ってあれ?こう言うのって女神にお願いされたりして来るもんじゃなかったっけ』
現実はそんなに甘くないか。と思いつつ俺はポケットに入っていたスマホを取り出した
『圏外か、まあ、当たり前か。これじゃスマホもただの邪魔な塊になるな』
そう呟きながら俺はスマホを持ちつつ歩き始めた
『おーい』
聞き慣れない声が耳に響く
『え?誰?』
『やっと届いたわね』
耳に響いてきた声は女性の者だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-22 22:07:38
37622文字
会話率:72%
石造りのガラゴロンが出会ったのは、売れないメタラー・アルジオ。
失われたそれぞれの夢を叶えるために、火山に黄金ありと聞けば着の身着のまま掘りに行き、砂漠の底に神秘の宝眠ると聞けば流砂に飛び込む、2人の夢漁りが織り成す冒険活劇。
時に歌い、時
に争い、時にはクソッタレな世の中への憤りをぶち撒ける無軌道のセッションが、異色のデスメタルバンド【ストーンヘンジ】を伝説へと押し上げる。
これは、夢を諦めきれない者達への応援歌であり、鎮魂歌である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 12:00:00
10719文字
会話率:10%
とある世界での物語――
これは、よくある転生者が異世界で活躍する物語――
しかし、ただひとつ違うのは――
そこは、どこか見たことのあるような異世界。
中世の西欧風の石畳、石造りの街並みが広がりながら、近代文明へ片足をかけたのか町中では動く
無機物を見かける。遠くの街並みからは煙突が延びるのが見え、工業的黒煙が白い雲海へ墨汁をそそぐ様にして混ざってゆく。
それでありながら、町の外には多くは無い魔獣が生息し、深い森や原野が存在しつつ共存し合っている。
人類は未開の領域への野心を持ちながらも、どういう訳か言葉を交わせる筈の人間同士での争いは尽きず、その人類領域のパイを広げるより奪い合う事の方が多い。
そして、貧しかったとある公国は、些細なきっかけで飛躍的に国力を延ばし、弱小国として虐げられてきた積年の恨みを晴らすかの如く周辺国家を侵略し、帝国としての繁栄の道を切り開いた。
そこへ、国境を接した魔法大国として伝統と平和を守り続けた王国は危機を感じ、神に祈りを捧げて戦争を決意した。
神はこの祈りに応える形で、異世界の知識を有する一人の男を冒険者として超常の力を持たせて送り込む。世界の和を乱す悪の帝国を滅ぼせ、と。
異世界人は幼くして英知を披露、多くの人々の支持を集めて兄弟を退け家督を相続。貴族でありながら民主的で慈悲深い施策を行い、反発する政敵を滅ぼしながら王国内での発言力を日ごとに増していく。しかし、しがらみを疎ましく思ってか信頼できる親族に家督を譲り渡して隠遁生活を目指す。
個人では冒険者としても一流の実力を身に付け、数々の問題を解決しては人々に感謝され、もはや目的の隠遁生活はどこへやら。王国内では広く存在が知れ渡るようになった頃。ついに王の依頼で帝国との戦争への力添えをする事となった。
そして、あらゆる武術に加え、膨大な魔力と使える魔術の数、前世の記憶を屈指して軍事強国となった帝国へ挑み、勝利を重ねていく……
と、此処までは世にありふれた異世界超能力者の英雄譚。
ただ、この物語でただひとつ違うのは――
――これは、敗北者たちの命の軌跡で紡がれる物語――
――つまり、帝国の人々を中心とした物語だ、ということである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 00:47:25
10224文字
会話率:38%
夜が私を寝させてくれないの――
断崖に建てられた石造りの城。
そこにひとり住む色白の少女。目が覚めると料理が用意され、ゆっくりとした時間を過ごす。
なんで、私はここにいるんだろう。
はやく私を――して
最終更新:2018-09-25 23:56:14
1345文字
会話率:4%
5千の兵に囲まれて、落城寸前のタカサカ城にて、父上と共に討死を覚悟するアツ姫。その城の真上に、見たことのない石造りの砦のようなものが現れる。それは地球(アース)278の遠征艦隊所属の、全長300メートルの駆逐艦10隻。そこから舞い降りた複座
機に乗るエミール中尉が、城の皆を助けると約束する。城の外での敵将との駆け引き、エミール中尉の元に嫁ぐことになったアツ姫。遠くの星からもたらされた文化と技術、そして新たなる戦乱との遭遇。戦国の世の武将の姫と、宇宙から来たパイロットとの間の異文化交流を描きます。
【登場人物】
・アツ…アザミ家の長女。少々のことでは動じない武将の娘。冗談を修行中。
・エミール…地球(アース)278遠征艦隊所属の駆逐艦0710号艦の複座機パイロット。槍を向けられても、刀を突き付けられても動じないわりに、小心者。
・マチナガ…ナガヤ国の守護大名。数十の国を従え、名実ともにこの国一の大名。冷徹な武将だが、気に入った相手はとことん使う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 16:00:00
108859文字
会話率:63%
今から数百年先の未来の話。地球(アース)001が宇宙に進出して210年、700以上の人類が住む星が存在するこの宇宙は連合、連盟と呼ばれる2つの陣営に分かれ、すでに160年以上も争っていた。
連合側に属する地球(アース)401が、760番目と
なる地球(アース)を発見。そこは剣と槍で戦い、石造りの城を構える中世の雰囲気漂う未開の星。この星を連合側に組み込むべく降り立った宇宙駆逐艦所属の地球(アース)401のパイロット、ダニエル少尉は、哨戒機でこの星を飛行中、奇妙な人物に出会う。
その星には、この宇宙で唯一、自らを空中に浮かべる能力を持つ「魔女」が存在する星だった……
同盟構築に向けて動く人々、魔女に対する差別文化、そして宇宙での戦闘、異文化交流と宇宙空間での勢力争いの狭間で、王国一を自称する魔女マデリーンと、どちらかと言えば冴えない職業軍人であるダニエルの、空を飛ぶ者同士の出会いの物語。
※ 「宇宙艦隊パイロットの奥様は魔女」の前日談です
https://ncode.syosetu.com/n5068ej/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 11:00:00
103875文字
会話率:51%
ーーーー異世界って、思ってたよりサバイバル by主人公・會田ムサシ
引きこもりニートの主人公、會田ムサシは、ギャルゲーを終えて、コンビニに行こうと部屋の扉を開けたとたん、異世界へと召喚された。
石造りの壁。蝋燭が立ち並ぶ薄暗い部屋。
そ
こには一人の老人が座っていた。老人の名はメーロン。彼が言うには、この世界は狂暴な竜が暴れ、生き残った人類は自分だけだという。
ムサシは、人類の復興と、竜を退治する救世主として、召喚されたのだった。
ムサシの従者となった魔導兵器エバ。そして砂漠でであった、人間とは似て非なる種族、竜人族のエルアと共に、ムサシは異世界を救うため、そして、元の世界に帰るために竜と獣が跋扈する異世界へと旅だったのであった。
聖書の最初の人類を下地に進んでいくストーリー。
ムサシ(アダム)が食べる禁断の果実とはなにか。
その果実を食べて、彼が知るものとは?
ライトノベル風な文章で展開していくアダムとエバの物語。
少しだけ、約束の地の物語も入っています。
カクヨムにも掲載しています!
※本文に引用・改変されている旧約聖書は1955年発行の口語約旧約聖書を元に執筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 14:14:51
162270文字
会話率:50%
スカーレット王家の王城に、旅客機が降った。それは、不気味な音を鳴らし石造りの壁を突き破り、壁に触れたと同時に爆発した。一機、二機――と続いて銀色の破片を高速で弾き飛ばしながら爆破した。そして残った三機はそれぞれ地面に落下した。一機は城門に
続く石畳の道に、もう一機はそれの二十メートル先に、最後の一機は城門に当たり弾け、偉大な門構え封鎖された。
嬢は焼けただれた右腕だけを残し、レインの前から消え、レインは頭だけとなり消えた。
次に覚めると――
吸血鬼となったレインが魔法の世界で優れた身体能力で闘うやつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-18 16:54:17
9529文字
会話率:39%
気がついたら石造りの部屋で横たわっていた戸塚 蓮司。
外に出るとそこは中世ヨーロッパの剣と魔法の異世界だった。
何故か蓮司にしか聞こえない声
「異世界へようこそ。剣や魔法を身につけて敵を倒し世界を平和にしましょう」
え、説明それだけっ!?
そして蓮司にか届かない不思議な贈り物
ログインボーナス
「ジュエルが3貯まりました。ガチャを引いて装備を整えましょう」
あれ?コレって異世界だよね?何でログボとかガチャとかあんの??
ガチャで引いた装備で異世界を生きるファンタジーモノです。お口に合えば嬉しいです。合わなかった場合はどうぞお吐き下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 19:36:19
4895文字
会話率:12%
北海道大雪山に開いた穴は、観光地化された異世界に通じていた。そこは「陸地球」と呼ばれた砂漠だらけの別の地球だった。
石造りの遺跡が観光資源となって28年、ここで開かれるマラソンに、二人の女子大生は旅行がてら参加することに。しかし二人はとんで
もないことにまきこまれてしまう。
遺跡に起こった異変に端を発し、テレビ局を巻き込んでの大騒動の末に明かされる驚愕の真実……。
この作品は、2006年12月に脱稿したものです。
「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 20:00:00
124269文字
会話率:40%
ソロツーリングをしていた主人公は、古い石造りのトンネルを走り抜ける。
主人公がトンネルを走り抜けた先にあったものは。
最終更新:2017-09-11 20:30:17
7778文字
会話率:39%
「マジか」
目の前の光景に、顔が引き攣る。
俺の周りには担任とクラスメイト。
みんな戸惑った顔をしている。
それもそうだろう。
先程まで俺達は何の変哲もない教室の一室にいて、気が付けばこの場所だ。
少し視線を上げれば、石造りな部屋で豪奢な
装飾のなされた室内と、如何にも王様と呼べる見た目をしたオッサンが値の張りそうな金銀宝石で彩る杖を構えて立っているのだから。
そしてその王様っぽいオッサンは、重い声でこう言った。
「勇者よ・・・い、いや、勇者達、か? と、とにかく、この世界を救ってくれ・・・・・・ない、か?」
威厳を保とうとしながらも既に手遅れ。
担任含めて総勢44人。
発言と様子から察するに勇者を召喚しようとしたみたいだが、召喚されたのは1人の勇者ではなく、43人もの学生と+教師。
そりゃ王様も困惑するだろうさ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-07 00:31:02
19882文字
会話率:35%
石造りの壁に反響する靴音。月夜を急ぐ少女は息も荒く、ただ一つの場所を目指す。
胸元で光る金色の懐中時計。留め具は外れ、かちゃかちゃと蓋の下で音を鳴らす.
漆黒の秒針はゆっくりと、しかし確実に時を刻んでいく。
あと、少しで、『扉』に─
─
取っ手に指先が触れる寸前、時針が二度目の『 』を指した時、少女は──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 23:18:59
4867文字
会話率:24%
大陸の最南端にある、自然に囲まれた小さな石造りの街アクスベリー。この街の片隅に、『おひさま』という名前の魔道具店がありました。時には、お店らしく商品を売ったり。時には、お店に来た客と他愛のないおしゃべりをしたり。時には、魔道具を作成するため
の素材を採りにお店を留守にしたり。少しずつ違っているようで、実はいつもと変わらない、お日様の光のように温かく穏やかな日々。そんな毎日を過ごしながら、一人の少女と一匹の喋る黒猫が今日ものんびり働いているのです。さあどうぞ、遠慮せず中にお入りください。『おひさま』の扉は、もう開いていますよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-06 21:14:28
45145文字
会話率:58%
大国の争いが小国クツナに飛び火した。
「さあ、始めよう! 惑いの森を進め! 姫を拐った国が勝国であるぞ!」
惑いの森をいち早く進み、姫を拐った国が勝国となる。そんな馬鹿げた競い合いを小国クツナは受け入れるしかなかった。
クツナの姫サラ
は、惑いの森を抜けた塔にたった独りで残る。塔は『籠の塔』。王は南国一の歌声を持つサラを小鳥に見立て、
「籠の中には、南国一のさえずりが入っています。欲しい者には差し上げましょう。大陸一の嗜好品です。最強な王子方、是非見せてください、惑わぬ姿を。あの籠の塔を登る勇気を」
と宣言した。
王が築いた塔は、石造りの土台の上に竹を編んだ大きな部屋が載っている。鳥籠のようなその部屋に、王の娘サラ姫が入った。そうして王は、小鳥を奪い合うため競う大国を皮肉ったのだ。
競い合いの末サラは北方暴君の国に拐われていく。だが、物語はここから始まるのだ。惑いの森をいち早く抜けた青の王子と、塔をいち早く登った赤の王子がサラを助けに奔走する。サラは青い空を目指して挑む。暴君の檻に入れられたさえずりは、誰が手に救い出されるのか。物語は語られる……
さえずりは天の歌声と称され、奇跡の物語と語られるまでに。
全42話執筆済
誤字脱字をチェックしながら毎日更新予定です。
エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 09:02:24
166985文字
会話率:46%
完結済み!
全部で第一〜三部まであります。
・第一部あらすじ……
本作の主人公である本郷 蓮花(ほんごう れんか)。
恋人との記念日を祝う為、ケーキ屋へ寄った帰り道で何者かに眠らされてしまった。
目を覚ますとそこは、見た事もない石造
りの薄暗く小さな牢屋と、見知らぬ男女が五人。
訳も分からずにいる蓮花たちへ、突然現れた謎の男達から『試練』とやらを受けて生き残るよう命じられ、無理矢理牢屋から連れ出される。
逃げる事も出来ず、良く知りもしない男女同士で助け合わなければいけない状況の中、蓮花は無事に生き残る事が出来るのか。
――もう一度、彼氏に会いたい……。
ただその一心で突き進んでいく蓮花と、それぞれ考えの違う皆が交差し衝突していく。
最後に待ち構えていた最悪の『試練』を前にして、蓮花はどうなってしまうのか。
無事に再び、恋人と再会する事は出来るのか。
・第二部あらすじ……
覚醒してウェキナ―となった蓮花は共に『試練』を受けた皆を守る為、闘技場でファイターとして訓練の日々に明け暮れていた。
そんな中手元へ届いた一通の手紙から、心がバラバラとなっていた蓮花の思いが少しずつ元通りになっていく。
――絶対に生きて、探すんだ……。
新たに出会った人々との交流で、蓮花は少しずつ成長していく。
この星で生きていく事を受け入れ始めた蓮花は、何を糧に生きていくのか。
廃人と蔑ますこの星の住人と共に、生きていく事は出来るのか。
・第三部あらすじ……
ファイターとして連日闘技場で闘う蓮花は、段々とこの星での生活へ順応していく。
そんな中突如手に入れた重要な手がかりで、どうして蓮花たちは連れて来られてきたのかが明らかとなる。
真相へ辿り着いた蓮花の前にようやく恋人が現れたが、それと同時に再び残酷な事をしなければならないと悟った蓮花。
――それでも、生きていたかった……。
変わってしまった自身と、変わる前しか知らない恋人。
再会した二人は、再び恋人同士に戻れるのか。
全てが明かされた時、皆はどうなってしまうのか。
第二部の旅辺りから、多分ぐだっています。
話の進み具合は、とてつもなくゆっくりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-19 01:26:14
358927文字
会話率:25%
それはどこか遠い国、古い古い森の中。
壁に刻んだ文字も掠れ、崩れ滅びた神殿。石に絡む蔦と、崩れた天井から差し込む光。
そこでただ一人空を見上げる、残された少女像の詩。
最終更新:2017-01-14 19:23:48
533文字
会話率:0%
幼馴染と初めて喧嘩をした次の日。主人公が目を覚ますと、そこは見慣れた部屋の天井ではなく単調な石造りの天井だった!!?女神に愛された隠れゲスな主人公が唯一のスキル『女神の加護』を利用し、異世界の王道を歩んでいくファンタジー!のはずが、主人公の
好き勝手な行動のせいで色々と混乱が!!え?スキルの効果が分からない?え?こいつ魔王なの?え?帝国が攻めてくる?中々上手く行かないけど、異世界生活頑張ろうじゃないの!――――――ゲスな選択要注意のドタバタ冒険譚、ここに開幕!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 18:00:00
58159文字
会話率:29%
「何か、楽しいことないかなあ」が口癖の高校生、橋本幸太(ハシモト コウタ)。
つまらない毎日に飽きた彼は、スマートフォンに指を滑らせる。
「明晰夢、か」
その言葉に胸を躍らせて、目を閉じた。
星々が煌めく空。見覚えのない石造りの街。
そして
、初恋の子に似た面影の少女「ナナ」。
彼女は言う。
「夢の街からは出られない」
頭の無い人間達。動く人影。喋る動物。
奇妙な住人たちの住む、夢の街。
同じことが繰り返される、つまらない夢の世界。
彼は、夢から抜け出すことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-13 23:15:55
7807文字
会話率:31%