近い将来に起きる出来事を予知夢で見るときがある、という特異体質を持つ中学校三年生の海藤慎司。あるとき、学校一ワルの眞山翔とその手下に、予知夢で期末テストの問題を見てくるように要求された。眞山は野球推薦で高校に行けるのだが、素行の悪さを抑え
るため「テストの成績を上げないと推薦はできない」と先生から言われたためだった。
しかし、慎司は予知夢を意図的に見ることができないため答えられない。それに腹を立てた眞山たちは慎司への嫌がらせを始めた。それを知った慎司の親友の佐倉美奈子が、わざと眞山の手下になり慎司のことを探ろうとしたが、眞山たちは美奈子の前ではボロは出さない。更にもう一人の親友、仲西篤人も手下にされてしまう。
親友二人を捕らえられたことに怒りを覚えた慎司は、ある日の夜、眞山へ仕返しをする想像をして眠りにつくと、その通りの予知夢を見た。慎司は予知夢を操る能力を得たのだ。その能力で眞山たちに仕返しを始めた慎司だったが、篤人からの情報で眞山は悪者ではなく多賀橋拓が本当の黒幕であることを聞かされる。しかし時すでに遅く、眞山の野球推薦が取り消されるほどのケガを負わせていたのだ。それでも「眞山に罰を与えたことで、みんなを救ったのは自分だ」と言い張る慎司に、人としての心を指摘され、美奈子からも篤人からも見放される。
一人になった慎司はこれまでを振返り、美奈子も篤人も自分のために動いていたにもかかわらず、自分を主張することばかり言っていたことに気付く。そして自ら、予知夢を見られなくなる予知夢を見て自分の特殊能力をなくす慎司。そして人としての心を取り戻し、親友関係も元通り。また、自分への戒めと眞山翔への罪滅ぼしも兼ねて医者を目指すことを決意し、超難関高校を受験。自分の夢に向かい突き進む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 11:46:39
126982文字
会話率:52%
ある日、コンビニ店員として万引き犯を追っている途中に事故に遭う。
その後、人間を支配する魔族の幹部(ボス)に転生。
本人は自分が悪の存在だと気づいてなくて、昔からの夢だった正義のヒーローになるべく頑張る。
本当は恐れられて、嫌われてい
る悪のボス。
勘違いヒーローコメディ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 13:28:17
11852文字
会話率:27%
とある博打屋に住む右近は無宿の者だ。ここに来るまでの過去を誰一人として知らない。
吉原で育ったと言うものもあれば、関八州(現在の関東地方)から流れてきたと言うものもいる。育ちの良さからとあるお武家様のご落胤だと言う噂もある。
実際、
同心の方も右近に会うために博打屋を訪れる。
……作者が岡っ引は私立探偵もどきという事実をネットで見てしまったがゆえに、出来た創作です。
御用聞きというのは岡っ引のことです。
岡は「岡目八目」と同じく脇の立場であることを指し、公儀のお役人である同心ではない脇の人間が拘引(逮捕)することから岡っ引と呼ばれた。
御用聞きは博徒やエタ、的屋などのやくざ者や親分と呼ばれた地域の顔役がなっていたことが多く、下っ引や手下と呼ばれる子分を持つことも多かった(ウィキペディアより)。
無宿(むしゅく)……江戸時代において現代の戸籍台帳と呼べる宗門人別改帳から名前を外されたもの。現在の住所不定無職と同様に必ずしもホームレス状態にあるわけではない。連座を恐れた親族から感動された町人や、軽罪を犯して追放刑を受けたものもいたが、飢饉や商業資本主義の発達による農業の破綻により、農村で生活を営むことが不可能になった元百姓もいたという(ウィキペディアより)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 21:07:18
11613文字
会話率:61%
<読み切りファンタジー小説>
強力な魔力を有するマリョ・クワール族が住む惑星ティーガン。
そこに住む両親の間に生まれた主人公:ヌバラディール・ペペは順調に成長していき父親の背中を追うように魔王育成学校に入学。首席という成績ではなかったが無
事に卒業し魔王サポートセンターへと就職した。そこで下積み時代を過ごしたのちに念願だった魔王の夢が叶う。
魔王となったペペは初任務の地である惑星ダホードへと降り立った。そして手順通りダホ―ドの征服を開始。
だがこの惑星が生み出した対魔王である勇者は予想だにしない行動をし始める。勇者は魔王同様に世界を我が物にしようと力ずくで国や人々を支配し始めたのだ。そのやり方は強引で極悪非道。この行動に動揺を隠しきれないペペ。だがそんな彼を更に追い詰めるように手下だった悪魔と魔族が1人残らず勇者へと寝返ってしまった。仲間に裏切られ1人取り残されるという魔王として失態ともいうべき状況に落ち込むペペ。しかし元魔王の祖母からこっそり助言を貰うと新たな仲間と共に人間を勢力に加えながら勇者を倒すことを決意する。これは世界征服しようとした魔王がクズ過ぎる勇者から逆に世界を救うお話。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 19:00:00
39634文字
会話率:50%
港町で父と二人暮らしをしていたオーレリアのもとに、ある日、実の親だという身なりのいい夫婦がやってくる。オーレリアが父だと思っていたのは養い親で、本当の両親が迎えに来たのだ。本当の家族のもとで暮らすことになったオーレリアだが、逞しく育ちすぎた
オーレリアは上流階級に馴染めない。それでもマイペースに自分を貫く彼女と、何かにつけて巻き込まれる兄ユリシーズの親友アーヴァイン。オーレリアは、上流階級の令嬢らしくなれるのか。そもそも、なる気があるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 17:00:00
205477文字
会話率:38%
※The copyright of this novel is in Isuzu Riku. Please do not reprint without permission.
古風で厳しい祖父のもとで育った西原莉々(さいばらりり)と兄の天
(てん)。高校生の二人はある日、山道の奥のとある封印を解いてしまう。そうして迷い込んだ歪んだ世界で、二人は一匹の狸と出会った。この狸、ただの狸ではなく、八百八の妖狸の総帥、隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)と呼ばれる大妖であった。ただし、力の源である手下(てか)が一匹もそばにおらず、力の大半を失った状態である。二人は歪んだ世界をもとに戻すため、人に化けたその狸と共に八百八の妖狸を探す旅に出ることとなった。
「莉々殿には私の生涯の伴侶になってもらいたい」
「うちの妹を狸の嫁になんてできるか!」
ただ、時々目的がすり替わる……。
※妖怪などが出て来ますが、伝承通りでなく設定のみを使う場合も多くあります。ご了承下さい。
※サブタイトルの横の「*」は挿絵ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-28 17:00:00
219804文字
会話率:39%
とある国に魔女が棲むといわれる森があった。
その森へとどんな事にも好奇心旺盛な村娘のミレが、魔女の手下と思われる少年を追って訪れる。
そこではたくさんの子供達が魔女に育てられており…
最終更新:2024-01-30 21:00:00
233242文字
会話率:50%
悪夢の国の女王メアは、皆の嫌われ者。そのせいで友だちが一人もいないことを、メアは寂しく思っていました。
そこで、メアは人間の世界へ行って友だちを作る計画を立てます。そのためにメアが選んだ手段は、人間の世界へ向かう汽車のハイジャックでした。
落ちこぼれの気弱な車掌のヒュウを脅し、メアは旅を開始します。その道中、メアはヒュウも自分と同じで、ひとりぼっちだったと気付きました。
意気投合する二人。そんな中、ついに列車は人間の世界への入り口に到着して……?
****
※このお話は、『ドリーム・エクスプレスに乗って』と世界観を共有していますが、こちら単独でもお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 12:13:27
18339文字
会話率:59%
これはオレが後に世直しミミックと呼ばれるようになった話だ!
――腹減った。
オレは魔王城配置のつよつよミミックだ。
かつては多くの冒険者を喰らい、その力を奪ってやったんだが、魔王のヤローがくたばって誰も来なくなりやがった。
ここ数十年何も食べていないオレの所に迷い込んできたよわよわの魔物、久々の餌だ
「食べないで下さい!」だと? その代わりあなたの僕になります……か。
それならもっとエサの多い場所に連れて行け、それなら食べないでいてやる。
そしてオレの手下になったレプラコーンが連れてきたのは最近異界と繋がったというダンジョンだった。
たしかにここは人間の気配を感じる。
いい餌場になりそうだ。
そこに入り込んできた冒険者共、早速いい餌が迷い込んできたな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 03:18:31
184445文字
会話率:28%
人類の存亡を脅かしていた魔王の討伐に成功したクシュリカ・ハイムと勇者一行。
世界的偉業に、栄光と賛美は注がれ、これで人々の生活は安寧となるはずーーだったが、生き残った魔王の配下が各地で暴れるようになった。
権力と権威の欲しかったクシュリカ・
ハイムは、これ幸いにと国王へと申し出る。
「魔王の手下を全て滅ぼした暁には、私を公爵にしていただきたい」
それは、かつての師匠でもある公爵に会うため。
それは、かつての初恋相手に会うために。
たった一つの魔法しか使えない、それでもなお魔王を討伐したクシュリカの旅路はまた始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 15:33:17
18142文字
会話率:31%
「また追放かよ! これで何度目だ? 」
村々の役立たずが集まったサーマ姫護衛作戦。村から選ばれたアモ―クスは訳も分からず幼馴染のリザと呑気にピクニックへ。そこに突如現れた元神なる人物からチートを授かる。これで楽勝かと思いきやルーレットで即死
モードにされるはリザとは合体するはで散々な目に。もちろん護衛旅は大勢なので楽勝。
サーマ姫を魔王から守りついでに婚約者の王子を倒し姫を我が物にしようと企むアモ―クスだったが即死モードは伊達じゃない。抵抗虚しく追放されてしまう。
ループを重ね魔王の手下と役立たずを排除する追放ゲームから逃れようとするが…… ついには即死モード回避の旅へ。
二つの世界でクリアを目指す予測不可能な新感覚冒険ファンタジー。
今、運命のルーレットが回される。
注;アルファポリスでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:37:11
214617文字
会話率:38%
有名な場所といえば、大昔に閉鎖されてしまった銀山ぐらいしか無いような、人も産業もない片田舎。
祓魔師と呼ばれる怪異狩りを専門に生き残ってきた地方豪族の末裔九浅寺颯馬は、ある日山に獣の怨霊が出るという事で様子を見に行ったら、銀山の廃坑跡から不
思議な空間へ迷い込んでしまった。
目の前には銀山の龍。
地元の山の神みたいなものに出会ってしまい、これは恐れ多いと畏まっていたら、龍が勝手に話を進める。
「そこの若者ちょうどいい。ウチの養女の警護を命じる」
横には都内ITベンチャーでプロジェクトリーダーでもやっていそうな今風のバリキャリシティガールの若い娘。
「手下ガチャのSSRゲットだぜ」
腕っぷしの良い手下を手に入れた娘は大喜び。
そんな彼女は怪異や霊を引き寄せて力を増幅させる、不思議な体質を持つ女の子だったのだ。
平穏で変化のない田舎で彼女をきっかけに起きる怪異譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 19:00:00
45295文字
会話率:32%
『三日月を持つ者、剣に聖なる輝きを得て魔王を討ち滅ぼす』これが勇者の神託だった。
額に三日月のアザを持つ王子の身代わりとして、勇者と偽り魔王城に潜入する依頼を受けた三人の冒険者。
魔王の手下を排除するのが彼らの任務。
依頼主である国王か
ら多額の報酬を得て、目指すは故郷でスローライフ!
と思ったら何やら雲行きが怪しくなってきた。
(え、まさか俺が勇者?嘘でしょ……)
彼らは無事任務を終えて、報酬を受け取る事ができるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 10:00:00
999文字
会話率:25%
世の中には、二通りの人間がいる。
他人の真似で満足したまま死んでゆく人間と、自分なりのやり方を世に示す人間だ。
既に誰かがやったようなことだけを無難にこなしていればあまり苦労せずにそこそこの人生を送れるかもしれないが、結局ははそれだけ
だ。
楽しみなどというものは、所詮その場しのぎの快楽。
それが終わった瞬間には既に色褪せ始めていて、いつかはやがてぼんやりとした記憶になってしまう。
本当に意味のある、価値のある人生を送りたければ、自分が自分でいる事に何かの理由を見つけたければ、他人とは違う、自分にしかできない事、自分にしか思いつかなかったことをやるしかない。
俺はずっと、それが真実だと思っていた。
……ひょんなことからアゲアゲ女子高生の手下にされてしまった、自意識過剰なカードゲームオタクの物語。
*ブログ「ふたり回し」からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 20:10:02
217752文字
会話率:24%
『——昔々、魔族と人間が争っていた頃に、魔王と、一人の聖女様がいました。戦いを繰り返すうちに、やがて二人は互いを想い合うようになり、ついに結ばれることになりました。ところが聖女様は、魔王の手下だと思われて、人々に殺されてしまいました。魔王は
、冷たくなった聖女様の前で、いつまでもいつまでも涙を流し続けましたとさ——』
ある地方に、こんなおとぎ話が伝わっていた。だが、やがてこの物語も忘れ去られようとしていた。——”彼”と”彼女”が出会うまでは。
誰もが知っている物語の、誰もが知らない続き。
——これは、終わることのない愛の物語。
※カクヨム様にも投稿しています。
※1話完結の短編です。途中までだいぶ悲恋なので、念の為、悲しい話が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 18:21:42
6953文字
会話率:40%
生粋のゲームオタク、海老原曜子は不慮の事故により他界。次に目が覚めた時、彼女はゲーム世界で天涯孤独の少女、アイシャに転生していた。
しかも、彼女が生まれ変わったのは主人公などではなく、サブイベントのボス、の手下。つまり、悪役のモブキャラだ
った!
ところが、アイシャは絶望したりはせず、むしろ興奮していた。
「このサブイベってたしか!マジ?レイズくん救出イベじゃん!」
大好きだったゲームの推しキャラ、レイズくんに会える。あわよくば、一緒に過ごせる。
オタクとしての欲望に目がくらんだアイシャは、主人公の仲間になるはずの少年・レイズを先に救出してしまう。
追っ手から逃れるためレイズと共に旅を始めたアイシャは、原作知識で次々イベントを攻略し、あっという間に成り上がって行く。
これは、メインシナリオにも絡まない悪役モブが推し活しながら物語をひっかきまわし、聖女にまで成り上がる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 18:32:50
10795文字
会話率:27%
レイビア・オルトックは婚約破棄された。
それは「婚約者で王子でもある彼の悪口を言い広めている」という嘘をガットソーが信じ込んだからであった。
思わぬ形で捨てられることとなったレイビア。
しかし彼女はたまたま魔王の手下に拾われて……?
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
全17話、2023.6.5~9執筆
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 08:05:59
18954文字
会話率:58%
むかしむかし、王国の西の端にある小さな村に、一人の少年がいました。
八人の兄と六人の姉を持つ少年は、お金を稼げる人になれるよう、日々努力していました。それは、いつか家族みんなが豊かな暮らしをできるように、という願いゆえでした。
そんな彼
が十五になった年の冬。
王国の遥か東にそびえ立つ塔から出現した魔王の手下が、王都に攻めてきたという話を聞き、少年は旅立ちます。
それが、いずれ『勇者』になる少年の、戦いの物語の始まりでした。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-18 12:20:10
2147文字
会話率:0%
高校受験に受かった長谷川穂那実は死んだことにされている祖父に会わせてもらえることになり、信州の山間の病院に訪ねていく。
そこで祖父に巣食う怪物に捕まってしまい、無意識に異界に渡ってしまうのだが、そこは自分が良く知る異界の竹林で、そこで異
界に魂を飛ばされたままになっていた祖父の魂を取り戻す。
無事に入学し中学時代からの友達と一緒に高校生活を始めた穂那実は、霊に憑かれ易い友人の弥生が暗い顔をしているが、始まったばかりの高校生活と家の事情もあって本人も「大丈夫」というし放っておいた。
母の妹の秋葉は美貌の怪奇小説作家で、売れる前からサポートしてた呪物蒐集家の代わりにゴールデンウィークも近いある日、栃木の温泉街にある旧家に呪物を引き取りに行くのだが、そこでその家の開かない箪笥に仕舞われていた埴輪に憑かれてしまう。
それに逸早く気付いた穂那実の弟の悠斗は、穂那実と父と金髪灰色の瞳の日本育ちの陰陽師佐藤大地と共に秋葉を迎えに行く。しかし憑かれた秋葉は隙をみて車で寝ていた父だけを載せ、穂那実達を置き去りにして、土蜘蛛退治の執念を抱えて逃げてしまった。
大人に任せるように穂那実は諫めるが悠斗は聞かずに、身内の大人達(母の従姉妹蔡怡君、祖父の良平と佐藤大地)、と共に秋葉を追って行ってしまった。
ゴールデンウィークに入った登校日には高校の遠足があって、それは「奥多摩むかし道」を歩くものだったが、怨霊に憑りつかれかけた弥生はコースにある耳神様という石に触れて、怨霊の声を聞き何度も自殺を図ろうとする。
何とか止めて手下の雑霊を祓った穂那実と友人達はその夜弥生に話を聞こうと集まるが、穂那実の介入に怒った怨霊に攫われてしまう。
秋葉に憑りついた古墳時代の巫女の霊は土蜘蛛を求めてさ迷い、後を追う悠斗達を翻弄する。秋葉と父の修吾の努力により、何とか巫女を成仏させた。
その頃、怨霊に付けられた怪我をおして穂那実は、陰陽道を教えてもらう先生だから姉弟が師匠と呼ぶ、母の従弟の恒平と共に相模湖を訪れる。
穂那実は祖母に約束させられたから除霊は出来ない。代わりに師匠が弥生を取り戻す為に産土神の力を借りて除霊を行うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:00:00
116470文字
会話率:56%
貧民街で生まれた元奴隷の勇者♀ミレーズ・ルゼンダ。国王により魔王の討伐を命じられている為、幾度となく勇者パーティを組み、数多の仲間達と命運を共にしてきた。
そんなある日、魔王の居城までやってきたミレーズ達は、魔王が居ると思われる部屋のドアを
開け踏み込んだ。すると、大声をあげて黒色のスライムが私に向かって飛びついてきた為、部屋から出されてしまう。
そこで、黒色のスライムから魔王はもう居ないことを告げられた。そして黒色のスライムのリンを気に入ってしまったミレーズは、お供の契約をして居城を後にした。
実はリンの正体は魔王だった。一定周期で人格排出をし、人格を新しい依代に移行していたが、クーデターに遭った。手下が、魔王の魔力の籠った元の身体を奪い、魔王の人格をスライムの中へと移行してしまったのだ。
そんな事情を全く知らないミレーズは、可愛らしいスライムの姿とは裏腹に、強くて優しくて頼り甲斐のあるリンの事を、徐々に好きで好きで堪らなくなり、遂には恋心を抱くようになっていく。
リンはと言えば、はじめは元の身体を取り戻したいと思って奮闘するが、ミレーズの生い立ちや人柄に触れ、徐々にこのままの姿でも良いかもしれないと思うようになっていく。
勇者♀と魔王♂の想いが交差する物語。
二人の行く末に待っているのは…!?
※双方、どちらかの視点で話が進みます。
※ハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 00:01:06
21315文字
会話率:27%
◇◆◇ビーズログ文庫から1〜4巻大好評発売中です。
◇◆◇コミカライズ新シリーズ連載中!!
◇◆◇詳細へは下のリンクから飛べます。
私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の
世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役……の取り巻きである白豚令嬢、ブリトニーに転生していると気付く。ブリトニーは悪事がバレそうになった悪役に全ての罪を被せられ、切り捨てられて最後には処刑されるという悲劇のデブキャラだ。確実に死刑を回避する方法は、悪役の取り巻きにならないこと。この悪役は自分より際立って醜い者しか周囲に侍らせないので、今から痩せればなんとかなるかもしれない。とりあえず、ダイエットしよう!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 22:42:54
549701文字
会話率:34%
邪龍王という存在が滅ぼそうとしていた世界。しかし救世主によって世界は救われた。そこで生きていたアカヤは、邪龍王の手下の残党狩りを生業としていた。そして、同じように残党狩りをしていた、救世主になるべく育てられたデザイナーズチャイルドであるセレ
ナと出会う。二人は仲間となって一緒に過ごしていくことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 15:34:26
2258文字
会話率:68%