『そうして私は、いまもオムレツの亡霊と共にここにいる。』
通夜帰りの友人は、半年前に恋人を亡くした私を心配してアパートに立ちよる。
冬の寒さに凍えた友人は横柄にもてなしを要求し、私は湯気たつ黄色いオムレツを差しだした。
しかし友人は味付け
に文句をつけながら、長い愚痴を始める。
愚痴の中で語られる亡くなった人の奇妙な気配。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-05 06:55:48
6079文字
会話率:22%
街角に佇む行列のできる料理店。
だがその行列は、喪服姿の黒一色に統一されていた。
葬式帰りにそこを訪れた私が目の当たりにした、その料理店独自の接客システムとは……?
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
http://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2018/01/18/210221折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 13:53:42
3353文字
会話率:10%
複数の女の子に刺されて死んだ男。天城(あまぎ)浩介(こうすけ)
彼はやっと彼女が出来たばかりだった。
あまりの理不尽さに死ぬ間際、「神よ、俺はやり直しを要求する」と叫んで死んだ。
気が付くと閻魔堂の前にいて目の前に喪服の女神がいた。
『あ
んたねえ、【俺はやり直しを要求するぅ】って言ったでしょ。
あんたの叫びは奇跡的に天界中に響き渡ったのよ。
こんなことは天界でも初めてだったみたい。
それで天帝様も大層驚いたみたいで、私に詳しく事情を調べろと命令されたのよ』
だが浩介の正体は天界を追放され人間に転生した原初の神の1柱だった。
希代の女好きである男が天界と異世界を舞台にヒモとして活躍するちょっとだけえっちぃ異世界ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 20:56:16
155227文字
会話率:30%
男が夜道を歩いていると、向こうから喪服をきた女が歩いていた。何故か気味が悪くなり、通りすぎようとすると‥。
最終更新:2017-11-06 20:03:11
584文字
会話率:34%
恋人を連続殺人犯に殺された天宮壮太は、復讐を決意した。
ある夜、恋人が殺された現場へ赴くと、奇妙な女に出会った。喪服姿の銀髪、大型のハサミを手にしている女と対峙し警戒した天宮だったが、どういうわけか突然意識を失ってしまう。
目を醒ま
すと、そこは理容店の中だった。先ほどの奇妙な女は、この理容店『KIRISAKI』の店主、霧咲里緒だという。彼女は天宮が復讐を企んでいることを知っており、また協力することを申し出た。不審に思った天宮だったが、少しでも殺人犯のヒントを得るために、里緒に協力を仰ぐ。
ただ霧咲里緒は普通の人間ではなかった。呪家と呼ばれる、異能力を持っていた。
彼女の能力は、ハサミで感情を『切り取る』能力。
その能力を駆使して、天宮と里緒は殺人犯を突き止め、復讐を果たすことになるのだが……。
復讐に溺れた少年と、自らの欲望のために行動する奇妙な女の、異能力を含んだサスペンスな物語。
※この物語は、『カクヨム』のサイトでも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-20 20:15:01
127638文字
会話率:43%
夏。父が死んだ。火葬場で喪服に身を包み涙を流す母の横で、私は一滴も泣くことが出来ないでいた。私の父は30年前に死んだ。誰も信じてくれないが、私が10歳の時、亡くなった。火葬炉に入れられていく父の棺を見ながら思う。私の父は「誰か」のまま亡くな
ったのだ。
夏のホラー2017参加作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-06 14:22:03
4796文字
会話率:24%
男はモヤモヤとした思いで車を運転していた。
さぁ、とりかかろうとした”事件”が、どういうわけか突然”事故”となったからだ。
どうにも気持ちの収まりがつかない男は、近くであった他案件のついでとばかりに現場のマンションまで部下と一緒に向かってい
た。時折、年若い部下は時折、男を見ては声をかけるかどうか迷っているようだった。
事件性のない事故として決着がついた事件であったが、男には引っかかるものを感じている。
それは、被害者と一緒にいた女が事件と共に行方知れずとなっていた事。
携帯で自撮りしたと思われるその写真で、彼の後ろから抱き着くように顔をのぞかせている彼女は白い腕を彼の胸の前で交差しながら涼しげに笑っていた。
肩口に喪服のような黒い袖口をのぞかせながら。
少し不思議な、短編より短いショートショート作品です。楽しんでいただけたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-18 22:48:45
2610文字
会話率:44%
リンデン王国王太子グスタフ・ハイレンドンは『喪服の女伯爵』ユーリア・ロンデンブルクへの執着から男装騎士『イェルク』をある疑惑の持ち上がる公爵家に潜入させる。が、その公爵は『イェルク』の正体を知っており…?
彼女の潜入により、『喪服の女伯
爵』の原点となったユーリアの結婚の真相、彼女の一族への深い憎しみを募らせる男の存在、両片想いの恋の行方が明らかになる。
恋愛要素少なめ。
久しぶりの作品というのと、以前書いていた作品の作風と大幅に異なるため、後日大幅改稿の可能性あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 12:00:00
28948文字
会話率:50%
魔界の最深部に繋がる扉の封印が解けかけている。
そんな予言がなされ、かつて扉を封印した勇者と姫の息子である若い王子とその仲間達は扉を塞ぐ為、旅に出る事になった。
王子はかつて自分の両親の仲間であった魔術師の養子である娘を仲間に加える事
を提案する。
暗い森の中の屋敷に辿り着いた彼等を迎え入れたのは魔術師の使い魔であった毒花の悪魔のメイド。
そのメイドに誘われ、通された部屋にいたのは、喪服の様なドレスを身に纏った美しい少女だった。
仲間になって欲しいと頼んだ王子の言葉を喪服の少女は断ったが――引き下がらない王子に少女は溜息を吐きこう言った。
……なれば、一つ話を聞け。その話を聞いてまだ私の手を取ろうというのなら……その時は、少しは考えてやってもいい、と
そして喪服の少女が語りはじめたのはとある女が歩んだ地獄と、壊れた男の話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-28 16:39:31
20957文字
会話率:4%
逃げに逃げて逃げ続け、雨宮は上野駅に到着した深夜バスから降りた。
家もなかった。金もなかった。下手な自尊心と行き場のない諦念だけが膨らんで、胸の内側から彼を苛んでいた。
そんな彼の世界を切り裂いたのは、一振りの軍刀であった。黒ずくめ
のセーラー服を着た少女であった。
少女は言う。この世には四十七の使徒がいる。そいつらを全て殲滅すれば、晴れてこの世は幸せに満ち満ち、遍く誰もが幸福に生きていけるのだと。
これは終わらない物語。
どこまでもどこまでも、二人の道は死ぬまで続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-29 03:50:31
30703文字
会話率:27%
友達が一人もいない大学生活、唯一の拠り所である家族は事故死。佐良は喪服のままベランダから飛び降りるが、気が付けば見知らぬ景色に見知らぬ男の子。「おねーさん、どうしたの?」
これはおねーさんとショタのお話。
最終更新:2016-12-13 15:43:21
67283文字
会話率:51%
喪服姿の女神に連れられて、亡くなった幼馴染の女の子のいる異世界へやってきた俺。その世界はとても奇妙な場所だった。現代日本と共通点も多いけど、魔法が存在し、魔王と呼ばれる者が暗躍し、思ったより狭く、毎夜満月。
そこで俺はその幼馴染と女神と
3人で暮らすことになったんだ。そして、魔王が潜むと思われる学校へ通い始めた。女神様から力を得た俺と幼馴染は、少し苦労しつつも、この世界や魔王の謎に近付いていく。最初はぎくしゃくした関係だった幼馴染ともだんだん良い関係になってきて、人との絆も増えるにつれ、俺はこの不思議な世界が好きになってきたよ。
千年前にもいた魔王、それと戦った御三家、誰が魔王なのか分からない現代、イマイチ頼りにならない女神。まあ、色々あるけどさ、なるようになるさの精神で前向きに、クールだけどすぐ赤くなる女の子の隣で今日も一日頑張ろうかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 21:42:13
393366文字
会話率:40%
人目を避けて乗り込んだ列車の中で、青年は喪服のような格好をしてサングラスをかけた女性と出会う。彼女はイヤフォンを付けて音楽を聴いていた。漏れ聞こえてくるその音に、青年は嫌悪感をあらわにし・・・。
最終更新:2016-11-05 17:46:54
2329文字
会話率:59%
ある日、寝坊した「俺」が慌てて会社へ行くと、社員一同が喪に服していた――。
最終更新:2016-09-11 17:22:23
4354文字
会話率:32%
私の友人Aさんはとても感じのよい青年でした。
不幸が重なった結果なのか、それとも、
本来の彼の姿だったのか。
最終更新:2016-07-22 14:29:47
5127文字
会話率:4%
突如として起きた大災害取り残され、廃墟で1人生き残った僕は世界を移動する女神様と出会った。
黒地で喪服のようなワンピースに頭には白い百合の花。葬送の際に置かれる銀貨のような瞳。
そんな彼女にチートを与えられ、相棒として膨大な年月を生き
る事になった1人の少年の物語。
pixivにも転載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 06:01:20
5115文字
会話率:30%
小雪の中、夫の墓所へ参る、胸を病んだ年若い未亡人。
未亡人を見守る病弱な妾腹の義弟。
続き物ですが場面ごとの病弱描写重視なので、いつ終わるかわかりません。
咳の表現のため半角カナを使用したバージョンはこちら→ http://www.pi
xiv.net/novel/show.php?id=4748690折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-31 07:37:23
11850文字
会話率:12%
戦争により取り返しのつかない後悔を負ったアキは、ある日不思議なランプ屋へ行く夢を見る。
そこで出会った不思議な男の子はアキにランプを差し出し、このランプの灯を消せば後悔は消えると言うが……
アキは、後悔の灯を消すのだろうか……
現代ファン
タジーです。
※七話の短い連載ですので、お気軽にお寄りください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-07 17:21:59
18847文字
会話率:24%
呪いとは、魔女が使う魔法と共に出現する有害な靄を媒介としたものである。解呪とは、対象にかけられた呪いを解く行為であり、昨今は職業としてもその地位を確立しつつあった。 ルビーことウォルビレトは呪いの影響を受けない赤目の体質をいかし、幼なじみの
サガミや仲間たちと、解呪屋「スカーレット」で働いている。そんなある日、彼の元に人形のような少女と依頼が舞い込む。万年喪服の美しい上客、ミズ・リリィの仲介で依頼を受けるが、それは事件の幕開けだった。
Pixivでも投稿するかもしれません。そちらで見ていただければ嬉しいです。
急に掲載を取りやめる、更新停滞もありえますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 22:35:30
7364文字
会話率:49%
「もう死にたい」。毎日のように続くいじめに苦しむ中学3年生の高見吉春は、いっそのことこんな世界亡くなってしまえばいいと望んだ。そんな少年はある日、怪しげな喪服の男と出会う。あなたの願いをかなえてさしあげます。そう言って、男が少年に渡したのは
おもちゃのようにちっぽけな爆弾だった。地球破壊爆弾。それを使えば、この世界はあっという間に終わります。そう言い残して少年のもとから消えた男。少年は半信半疑なまま爆弾をポケットにしまう。果たして少年は、ほんとに世界の終わりを望んでしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-11 00:46:45
13806文字
会話率:40%