四千年の歴史を、覆せ。
オリエント世界を東西に結ぶ交易路を支配下に置く、巨大遊牧国家キビジュ帝国。その支配が始まってから四百年が経ち、氏族体制は崩壊への道を人知れず辿りはじめていた。商業氏族出身のヨアンは東西交易路を旅し、いつしかこの
巨大国家の変革ーー革命に携わることになる。
西洋でも東洋でもない遊牧民と商人の世界に、しばしの間、付き合って頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 14:17:56
3128文字
会話率:50%
神々が覇権を懸け、天空の世界で戦いを続ける、そんな世の中。
天空は厚い雲で覆われ、大地は枯れ、作物は育たず、家畜はおろか、人すらも飢え倒れる。
そんな世界における、人類唯一の糧、それが暁光である。
雲上において敗軍となった神々が、様々な資
材と共に、地上に墜ちてくる。
人は、敗軍の神々を捕らえ、眼を潰し、四肢を切断し、神力機関と呼ばれる動力炉に強制的に据え付ける事によって、神の力を、光や水を得るための動力として、使役してきた。
辺境の一国を統べる主人公:サー・バッドは、国政を妹に任せ、人の手によって道具化された神々を救うべく、交易艦隊を率い、国なき王として諸国を流離っていた。
彼が持つ、彼にしか起動できない、神眼を持つ巨大ロボット:ジン・ガイン
そして、その合体兵装となる巨大ロボット、ジン・アニマ、ジン・デーヴァ。
さらに、その力の解放のカギを握る巨大ロボット:ジン・スーラ。
これらの巨大ロボットを動かすことのできる女神を探し、救い出すため、バッドは戦いの旅を続ける。
神と人が共存して、未来に向かうことが出来る、晴れやかなる空の下に広がる世界、ハレルヤを求めて……。
人と、神と、様々な意志が交錯し、今、10個の力による究極巨神が顕現する。
それは、超常なる力を司る者、その名は超常機装 10-GAIN。(テンガイン)
一人の男と九柱の女神が織成す、ハーレム合体。
それは、世界の破壊と再生、それすらをも超えた永遠の楽園に導く、唯一の鍵となる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 08:29:50
26776文字
会話率:41%
カルディア王国にある、6大都市のひとつ、交易都市エフィーラ。
かの地にあるラセコ洞窟に魔界の扉が開いたのは今より800年も昔のことだった。
魔族の使う魔術『マギア』は人類を蹂躙し、人々は成す術なく倒れて行く。
そんな中、人類は魔術を会得す
ることに執心し、ついに人類は魔術を根底とした神聖術『セーラス』を生み出すことに成功する。
これが、人類の反撃の狼煙であった。
人間と魔族との力は拮抗し、長き戦乱の世はその後数百年にわたって続く。
疲弊した両陣営は、ついに和平を結ぶこととなった。
こうしてこのエフィーラの地は、人類と魔族の文化・物資・技術が流動する世界で唯一の交易都市となって、早200年。
交易都市エフィーラには魔族が移り住み、人類と魔族が入り乱れ共存し、表面的には平和な世が訪れていた。
この地に魔族と人類が共に学ぶ学舎、アリティア学園が設けられ、魔術研究の拠点となったのもこうした歴史的背景があってのことである。
これは、そんなアリティア学園で繰り広げられるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 23:00:00
54825文字
会話率:47%
人間と亜人(人間の体に動物の耳や尻尾等が生えている種族)が混在するこの世界。
両者は互いに争い、支配し、支配される歴史を繰り返してきた。
数百年前、世界の大部分を統治していた亜人たちの国『魔法帝国』の末期、奴隷の扱いを受け続けてきた、
魔力を持たない人間たちが各地で蜂起。
天変地異などの混乱もあり、魔法帝国は衰退し、滅亡した。
『魔法帝国』を支配していた亜人たちからの抑圧から解放された人間たちは、彼らの文明を悉く破壊し、『魔人狩り』と称し、各地に散った亜人たちを捕らえては、老若男女を問わず次々と残酷な処刑法で、数世紀にわたり殺戮を繰り返した。
亜人たちは、人間たちによる『魔人狩り』を恐れ、その多くが、人間が立ち入る事が出来ぬ辺境の地へと逃れ、息を顰め暮らす事を余儀なくされた。
そんな中、嘗て『魔人狩り』を主導していた『イシュタル教会』は、今や希少な存在となった亜人と人間の魔術師の保護を打ち出す。
北半球にある国々に大きな影響力を持つ『イシュタル教会』の方針転換は、その地に住む人間たちの思考にも多少なりの変化を与えつつあったが・・・・・。
そんな時代背景の中、北半球の大陸の南西部に位置する、南半球の国々との海上交易で財を成してきた『ルオン王国』と言う国がある。
先の『エレンツ帝国』との大戦後、病床にある国王に代わり、一人娘である『カタリナ王女』が政を代行する様になると、予てから王位簒奪を目論んでいた宰相の『べオルフ』とそれを支持する一派の活動が激化しはじめる。
若く経験の浅い王女は、狡猾な宰相らの策謀により、厳しい立場に追い込まれていく。
この現状を打開する為、カタリナ王女の腹心である『オルゲン将軍』は、知人の『烏族』の長の下に身を寄せている青年『ロナード』を招く事を決意する。
オルゲン将軍の熱意に突き動かされ、カタリナ王女を王位に就かせる為、そして己自身の未来を切り開く為、ルオン王国へ向かうことを決意したロナードだが、彼の登場により事態は更に混迷を極めていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 07:00:00
847157文字
会話率:42%
短編小説「序章編」では、男性だった青山瑞稀が頭の中に響いた声(神)からチート能力を授かるが、女性に変化しないと使えないものだった。しかし、女性変化進行率が100%になると男性に戻る事は出来なくなる。やがて天寿をまっとうした為、女性変化永続中
となり、不老不死のチート能力によって女性として生き返った(生まれ変わった)。
前作連載小説「魔界編」では、女性として生まれ変わった神崎瑞稀(女性の時の苗字は母方の姓を名乗っている)は、生前の全ての記憶を失くしていた。男性だった時の妻・麻生佳澄と女性変化中に出来た恋人、山下巧と再会して生前の記憶に触れるも思い出せない。闇魔法『影の部屋《シャドウ・ルーム》』で闇の深淵に行くとそこは第三異世界(魔界)であった。瑞稀のチート能力を恐れた魔王バスター・ロードから魔王を譲位され、魔界統一を掲げて戦争を始める。そこへ資源を求めて侵攻して来た中国軍と因縁の戦いを繰り広げる。しかし、捕虜となった為、和睦を持ちかけて交易を条件に中国軍を撤退させる。その後、幾度の試練を経て遂に瑞稀は魔界を初めて統一する。
天界を攻める為には魔界のゲートと地上のゲートを開く必要があったが、魔界のゲートを守るのは大魔王10人がかりでさえ圧倒されるほどの武勇の持ち主であった。
ゲートを守っていた者は、項羽であり、死んだ妻の生まれ変わりに会う為、いつの日か地上に戻る為にゲートを誰にも譲らなかったのだ。
全滅も時間の問題と思われたが、瑞稀を見て戦意を失う。
瑞稀は虞美人の生まれ変わりだったのだ。
「阿籍《ア・ジー》」「小虞《シャオ・ユー》」と呼び、抱き合う。瑞稀も自分が虞美人であった事を思い出す。
地上のゲートを開く為に、瑞稀は地上に戻ると、山下巧と別れた。項羽の妻に戻る為だ。
チベットとネパールの間にあるゲートを開けると、再び頭の中に声が鳴り響く。
その声の主はチート能力で得た「自動音声ガイド機能」だったが、その正体こそ人類にチート能力を授けた神々の1人だったのだ。
瑞稀は抵抗するも、チート能力を奪われ、ただの人間に戻ってしまい、神と名乗る者の攻撃を受けて倒され、天界に連れ去られてしまう。
今作「神国編」では、天界に瑞稀が連れ去られてしまった続きから話が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 16:49:00
67524文字
会話率:23%
巨大な一つの大陸、パンゲア大陸。
そんなパンゲア大陸を縦断するような交易路、人はそれをパンゲアンロードと名付けた。空路が開拓されていく時代、産業革命が勃興した時代、近世から近代に移ろう時代の少女の冒険譚。
母に捨てられた少女は、飛行艇に乗っ
て、世界を旅しながら、母を探す物語でもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 00:37:04
7490文字
会話率:18%
妹(赤の他人、年上、故人)が同居することになった。…いや、言いたい事はわかる、分かるが聞いてほしい。…大恩人の頼みだ、断るなんてとんでもない話だ。…わたしは即答で了承した。その事に後悔は無い。…生前は美しい少女だったらしい。…ただ、生まれつ
き色素とやらが少ないらしく、…白子という病気らしく体が弱くて、夭折した。…そんな娘と同居する事になったのだが、…その娘(他人行儀なので、いつも呼んでいる小姐と呼ぶ事にする)は、いろいろ拗らせていた。…目に余るのが、少年愛、いわゆるショタコンだ…わたしが道を逸れたのも、小姐の性癖のせいだと、断言できるだろう。…いっそ小姐には、成仏願ったほうが、世の為、少年の為ではなかろうか?
転生チートtueeeに食傷気味の諸兄姉、口直しに如何ですか?
(アルファポリス様ノベルバ様でも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 20:36:44
433404文字
会話率:25%
交易都市ソレル大公の娘『小公女』リゼットは、大層な変わり者として有名だった。
彼女がが心から愛するもの――それは心躍る物語ではなく、本の『装丁』だけ!?
毎日のように古書街へと繰り出しては装丁本に頬ずりする日々。そんなリゼットにある日、運
命の出会いが訪れる。
大切な装丁本を盗まれたリゼットは、犯人を追いかけるうちに不思議な場所へと迷い込む。
光が舞う道の先にある禍々しい黒の扉を開けば――そこはなんと装丁本の楽園だった。
煌びやかな装丁本が飾られた図書館に、リゼットは狂喜乱舞の声を上げる。
「ああっ、すりすりしたい!」
「本から離れろ変態!」
剣呑な表情で現れたのは、装丁図書館の主にして『ルリユール』(装丁師)でもある青年クライドだった。
脊髄反射で弟子入り志願したリゼットだが、どうやらそれは簡単ではないようで――?
「何があっても、本だけは守ってみせます!」
リゼットとクライド。
水と油のような二人が『魔法装丁』によって引き起こされた事件に挑む。
これはいつかリゼットが、真実の愛にたどり着くための――少しだけ長い寄り道の話。
※カクヨムにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 17:45:38
100933文字
会話率:60%
女性アイドルトゥエニーのランと肉体がある日突然入れ替わってしまった!?
どうするどうなるとなっているけれど、それだけじゃない!
異世界の神から召喚されて、異世界に交易をして貰いたいってどういう事!?
元の肉体を探すのと同時に、私は異世界の交
易を命じられてしまったの。
異世界ではあまねと真二と三人で、異世界交易。
そして現実世界では居なくなったランの代わりにアイドル活動の二足の草鞋を履くことに!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 10:00:00
54360文字
会話率:38%
世界のかたすみ、内海を囲む街々を転々とする交易艇レプリカン号。彼女は迷える若者を受け入れる。彼女の甲板から見える景色に魅せられた若者は、何を想うのだろう。先へ進む者、幻想に留まる者。彼女は静かに見守り続ける。遥か上空で歩む群像劇。
最終更新:2023-06-24 15:01:10
67883文字
会話率:49%
襲撃の失敗に憤り戸惑う教団側。黒の強さに辟易しつつも、白の正体についても思案し始め警戒を強める。一方、当の黒と白は行動方針を固めようとするが、相変わらずぐだぐだなやり取りをしているのであった。
最終更新:2023-06-14 22:44:25
1760文字
会話率:58%
襲撃者を撃退するも、その正体を知り辟易する黒と白。今後の予定に頭を悩ませながら、言い争うのであった。
最終更新:2023-05-15 22:08:30
1861文字
会話率:61%
近未来にて不思議な邂逅をした元傭兵「黒」と謎の美少女「白」。2人は立ち寄った都市で、次々と人が消える神隠しの話を耳にする。そして2人を付け狙う集団が現れ、事態は大きく動いていく。
最終更新:2022-02-23 21:28:53
6161文字
会話率:68%
ある王国に通じる交易の要、中央街道を警備する女性剣士アミ。警備隊の中で屈指の実力を持つ彼女は、因縁の深いとある魔物を討つため今日も街道を警備する。
そんなアミに最近、部下として新人が配属された。魔物が見えれば逃げ出し、怒られれば泣き出す
新人の名はサラ。うんざりするアミだが、サラにも譲れない思いはあるようで……
強気な彼女と弱気な彼女の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 15:00:00
10458文字
会話率:48%
第二尚氏王統が治めるこの大地は、明との交易や長い平穏の時代により栄華を誇っていた。 1609年、琉球。 王太子として首里に在った尚豊は、来たる嵐を予感していた。
参考文献:
・しまぬゆ1 ―1609年、奄美・琉球侵略―
・ウィキペ
ディア 尚豊王、尚寧王、琉球侵攻ほかページ
カクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 14:29:09
25231文字
会話率:28%
「悲劇の王妃」は孤独と絶望のうちに短い人生を終えた。
幼くして海の向こうの異国に嫁ぎ、粗暴な夫やその愛人に悩まされ、幼い息子を残して息絶えた──小国の王女アンナリーザがその「前世」を思い出したのは、お見合い用の肖像画を見た瞬間だった。「彼
女」を見殺しにした前世の夫が、転生した彼女に求婚して来たのだ。
また売られるような結婚を強いられるのかと絶望しかけるアンナリーザだが、今世の父や兄は優しかった。
「可愛い娘を二十歳も年上の男の後妻などやれるものか」「私も父上と同意見だ。断ってしまえ」……生まれ変わって初めて知った家族の愛に、アンナリーザは決意する。この幸せを守ること。今の家族のため、前世の記憶と知識を利用することを。前世の婚家は発見されたばかりの新大陸で、上手く立ち回れば交易は莫大な利益を生むはずだった。前世の息子の行方を知ることもできるだろう。
前世の夫だけでなく、前世の実家も新大陸の利権を求めてアンナリーザに忍び寄るが、今の彼女に過去に対する情はない。「もう二度と、流されて利用されるだけの人生は送らないわ!」転生した悲劇の王女は、「今」の人生のために奮闘する。
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 21:11:29
309882文字
会話率:42%
ローマ帝国ティベリウス帝の時代のパラレルワールド。
アレクサンドリアでもそれと知られた交易ギルド『ベルドゥラルタ商会』は異常である。
問題児だらけで事件が絶えない。
『人物紹介』
◆シフ………フィルサークレアキャラバンの主催者兼リ
ーダー(隊長)。ベルドゥラルタ商会の契約者。超ふざけた言動の変わり者だが、エジプト交易業界の若手では5指に数えられる有望株(ファンタスティックビースト)。
◆スィラージ………シフの相棒。サポーター(雑用、調理、裁縫、工作、偵察など担当)。金髪碧眼、爽やか系イケメンだがゲス。アニメエリート。よく奇声を上げる。ファッションセンス壊滅的。むっつりヤングアニマル。
◆ルシール………占星術師兼魔法使い。一応美人さん。洗濯板。追われている。奴隷狩りから逃れる戦いで力を失い虚脱症状を示し寝たきり。
◆アイシャ………スィラージの妹。9人兄弟の6番目。家事全般をこなすしっかり者。
◆マリーダ………交易ギルド『ベルドゥラルタ商会』のギルドマスター。本来のギルマスたる夫は当方の戦乱に巻き込まれ行方不明。一人息子ゼアリス。
塩野七生『ローマ人の物語』から着想を得た。頻繁に改訂して完成度アップ。多様な小編の累積。ノルマ月1で次話投稿。各章40話完結を目標。設定はぶっとんでいても人間には普遍性を。この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 08:44:09
40890文字
会話率:49%
「たっ、助けてくれー!」
魔法使いルシールは常に逃げている。多くのものから逃げている。繰り返しすぎてもはや定かなところがわからない。
「どうして……どうしてなの?」
「直撃させる!」
「出てこなければやられなかったのに!」
「早
く帰ってアニメ見ようぜ」
「カツカレーはカツから食べる派?」
「あんたら何言ってんの?」
彼女は少しだけ利用させてもらうつもりで旅の男3人組を巻き込んだが、彼らは想像を超えるエキセントリック(頭がおかしいとしか思えない)な奴らだった!(勘弁してよ)あまりの異常な言動(ふぁいとオー!)に彼女の神経はリミットブレイク(ごおおおおおおおお!)
ローマ帝国ティベリウス帝の時代のパラレルワールド。アレクサンドリアのずっと南、関税のかからない、けれど盗賊や野獣の蔓延(はびこ)る非正規交易路を行く男たちの話。ようやくカダ王国まで帰ってきたところから物語は始まる。
『メンバー紹介』
◆シフ………リーダー(隊長)。アレクサンドリアの交易ギルド、ベルドゥラルタ商会の契約者。超ふざけた言動の変わり者だが、エジプト交易業界の若手では5指に数えられる有望株(ファンタスティックビースト)。花嫁泥棒の嫌疑をかけられている。最近の飲み会ネタは性格診断クイズ。
◆スィラージ………シフの相棒。サポーター(雑用、調理、裁縫、工作、偵察など担当)。金髪碧眼、爽やか系イケメンだがゲス。アニメエリート。よく奇声を上げる。ファッションセンス壊滅的。むっつりヤングアニマル。
◆ガボルア………今回同行するギルド一番の凄腕ガード(護衛)。褐色肌のスキンヘッド威丈夫。寡黙。酒好き。
◆ルシール………占星術師兼魔法使い。途中で強引に参加した謎の女。一応美人さん。洗濯板。追われている。
塩野七生『ローマ人の物語』にあった交易路の話から着想を得た。頻繁に改訂して完成度アップ。多様な小編の累積で旅の話を作る。ノルマ月1で次話投稿。各章40話完結を目標。設定はぶっとんでいても人間には普遍性を。この物語はフィクションです。
挿絵には「カスタムキャスト」使用折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 22:47:50
195337文字
会話率:45%
交易都市アルタワールに現れた風来坊の傭兵ソースケの住処となった旧ベルガント邸。
その彼が不在の間に起きた怪事件。
最終更新:2023-03-13 20:25:45
13126文字
会話率:47%
大陸の国境間近に広がる村落――ベルグラーヴに凶刃が走った。保安隊は襲撃犯マーク・トンプソンの応戦するため、村の中心部で銃を持って出撃していくが、たった一人の襲撃犯に対して時間と血ばかりが流れていった。トンプソンは行方不明となり、ベルグラーヴ
は多数の死者を出す結果となった。
また同時刻に教会が襲撃されていた。教会に務めていた教司ランベール・ウィルソンとその守護士ジャン・ノートも死体となって発見された。襲撃犯は不明のまま、月日ばかりが過ぎていった。
王都エンフィールドでは事件を重大視し、当時のベルグラーヴの領主を廃易にすることを決定した。代わりに、交易によって財を成したカーライル家を新たなベルグラーヴの領主として任命した。カーライル家の家主アダムは、末娘のフェリルをベルグラーヴの現場統治に任せることを決めて、送り込む支度を始めた。
ベルグラーヴに到着したフェリルは、この僻地ベルグラーヴの発展を目指して、財政を鑑みながら策を実行していく。
巡視官のユーリ、事件の真相を追うカイル、王都を夢見て故郷を出た青年ハンネス、猟師生活を捨てて街に憧れたエレーナ、カーライル家の財政を扱うレイチェルとメリル、そして、ベルグラーヴの教会に新たに就任したリディアとその守護士クレア。
様々な視点からベルグラーヴの再生と、事件の謎を描く、ミステリー近代ファンタジー群像劇。
5/26現在[7/12]公開中。随時更新投稿してまいります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 16:00:00
227542文字
会話率:35%
「風を守護する者」が影響力を与える地、シャモル地方。
この地は、一部を除き、遊牧が盛んな地であり、有力部族と言われる六部族のもと、緩い共同体を形成していた。しかし、最近力をつけてきた海洋国家との交易で、弱小部族とされていた部族が力をつけ
始め、この地の均衡が崩れようとしていた。
主人公は、この地の有力部族の一つであるオグズ族の次期族長アルスランである。いずれ部族を率いる立場になることへの自覚を持ちながら、かっとなりやすい短所も持ち合わせる、二十代前半の男である。
この地の安寧を守るため、そして部族の影響力を保ち続けるため、彼が旅立つところから物語は動き出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 04:11:34
104974文字
会話率:24%
大型帆船が大海を行き交う大航海時代である。
海洋国家ホツマの都、トルキョウール港は絶好の交易場であった。
港の倉庫は財物で満ち、王都民たちは豊かな暮らしを送っていた。
そんな豊かな島を『【多次元移動型ダンジョン兵器】迷宮鯨』が襲う。
港を壊滅せしめたのち、ホツマの土を喰いながら、国王陛下の居城に迫る。
ゆっくりと、だが確実に侵食する迷宮鯨。止めるすべのない庶民たち。このままではホツマは壊滅だ。
迷宮鯨の攻略を任されたのは王都警察湾岸警備隊のジューベ・ジュール隊長。
相棒のリコ・ピンクヘッド巡査とともに、『鯨の心臓』をダンジョンに潜り戦う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 12:32:59
71609文字
会話率:33%
――これはとある国の、とある王女さまのお話
3つの大陸のほぼ中央に位置するメリディエス王国は、世界の交易を支える海洋国家であった。大陸に保有する若干の領土と島々によって、多数の港を持つこの国は、3大陸を結ぶ重要な拠点でもあった。
そ
してこの国ではあることが重要な事業であった。
――“商売”だ。
この国の商人たちはこぞってその売り上げを競い、また国の保護にありつくことで富を得ることを求めた。
ある者は島を与えられ、ある者は宝物を与えられ、そしてある者は王族の親戚となった。
この国は「商売がすべて」と言われる、そんな国であった。
そして、現在、今上の王の一人娘、王女ゾーネ・アルタイール・メリディエスはこの国一番の商人であった。
これはそんな王女さまの波乱万丈な商人人生の物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 04:37:22
6447文字
会話率:43%