宇宙から一本の槍が落ちた。
それは船のような形をしていて、中からは様々な蟲(むし)が湧き出てきた。船槍は一本、また一本と宇宙から落ちてきた。
蟲に対抗すべく各国は軍を組織し、戦力を蓄える。船槍の一つが攻略されたとき、人類は進化を手にした。適
合者は人ならざる能力を手にする。ギフトと呼ばれる適合者たちは蟲を駆除すべくより大きな力を求めるだろう。
千木良万葉(ちぎり かずは)は小学4年生の少女だ。
ギフトになった彼女は母親の仇のためにも蟲と戦っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 22:54:26
3006文字
会話率:66%
12年にも及ぶ世界大戦『トゥエルヴ・ウォーズ』の終結から24年が経った頃、一部の権力者や富裕層の人々は、荒廃した地球を逃れ、都市化した月を第二の地球としていた。
その一方で、荒れ果てた地球の各地には、過去の大戦で活躍した人型兵器『オル
ドマギナ』の残骸やパーツなどのジャンクが無数に放棄されており、月へ逃げられず地球に住まざるを得なかった人々は、オルドマギナの残骸やパーツを拾い集め、自分達の戦力としたり、それらを売り払うなどして、逞しく生きていた。
そんな地球のとある一団から、"我らのエース"と呼ばれる青年『アスター・バスティン』は、類稀な才能を持つオルドマギナのパイロットとして、今日も戦い続けているのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 19:03:42
9765文字
会話率:38%
時はU・C《統一歴》53年。
未だに西暦だ東暦だなんて言ってると、差別だ時代遅れだなんて言われてしまう。
なにせ子供の頃に夢見たあれやこれやが、今や現実のものとなってしまって久しい。
時の“|魔導帝《ジ・マギカ》”により、もはや伝承と
化していた魔導工学の知識が確立され、〈|魔動人形《ゴーレム》〉の生産技術が広く世に広まり、世界は|文明開化《ブレイクドーン》の産声を上げた。
未だ|魔物《モンスター》の|蔓延《はびこ》る辺境の地も、屈強な|鋼鉄騎士《アイアン・ゴーレム》によって警備され格段に安全となった。
農民達の貧困、そして人離れによる食糧不足も、疲れ知らず休み要らずの|作業用小型人形《パペットマン》によって解決した。
各都市を結ぶのは、馬より速く、魔獣より強力な|魔導列車《オートケージ》。
街のあちこちに放たれている|人工水魔《スライムドール》によって、道路は清潔に保たれ、ここ数年は大きな|流行病《はやりやまい》もなくなった。
それでも、この世界の知と繁栄は留まることを知らず、まだまだ技術と文明は加速していくだろう。
そして同時に、それは人の欲望も加速度的に深くなっていくことを意味している。
果たして、私の選んだ道は正しかったのだろうか。
願わくば、この子の未来が幸せなものになって欲しいものだ。
──マーリン=オクスレイ
そして数十年後、物語は、とある王国の貧民街から始まる。
蒼き|魔血《エーテル》と紅き血液が交わる世界の魔導活劇、開幕と相成ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 18:00:00
92567文字
会話率:24%
「婚約破棄だ! 貴様には、火あぶりすら生ぬるいっ!」
魔法の名家の長女フェアリー・アン・トワネットは、幼い頃から両親と妹からいじめられていた。
やがて成長し、フェアリーはマギアルクス王国のジャクヒン第二王子と婚約するが、花嫁修業中に第一王
子暗殺の疑いをかけられてしまう。
裁判の結果有罪となり、塔に幽閉されるフェアリー。
かたや妹のバンシーはジャクヒン王子と婚約する。
姉妹の命運は大きく分かれるのだが、フェアリーは毒親とモラハラ婚約者から逃げられたと大喜び。
快適な牢獄ライフを送るのだが、なぜかいつのまにか民衆から聖女と呼ばれるようになっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 12:05:23
43251文字
会話率:30%
アニメ:マギの夢小説
最終更新:2024-08-01 19:33:12
15114文字
会話率:100%
中学生の悠馬と波留は、昔からとっても仲良し。
しかしある日、教室が不思議な光に包まれると、彼らのクラスの男子はみんな女の子になってしまった。
すっかりかわいくなってしまった悠馬と波留。前のように親しく振る舞おうとするが、男の精神を持った二
人は、どうしても相手が『女の子』であることを意識して、ドギマギしてしまう。
果たして悠馬は、女の子になった波留に対して悶々と抱く『言葉にできない感情』と、彼の性別を変えた不思議な光の正体を知ることができるのか────
女体化した男の子たちによって繰り広げられる、ほんのり甘いTS百合小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 20:55:17
138349文字
会話率:40%
10年前、クリスタリア都市を襲った大災害「オーアサージ」で両親を失ったフィーナは、大学で未来の技術「マギアス」を研究しながら、災害の謎を追う。ある日、不思議な光「オア」を発見し、真相に迫る彼女は、友人リンと共に政府の陰謀と隠された真実に挑む
。果たして、都市を救う鍵は何なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 04:36:24
3388文字
会話率:11%
答え合わせのような恋物語。落ちぶれた公爵家の爵位を譲ってもらう代わりに借金を肩代わりした商家の美丈夫ハウェルは爵位と共にきたコルネリアと結婚。しかし、一年も経たずに妻コルネリアは亡くなってしまう。生前、彼女が行っていた支援活動の実績をもと
に彼女を聖者として国に登録しようと動くハウェルの前に突如現れる巫女長マギニト。聖者に関しての審議をする彼女は生前のコルネリアに巫女が世話になったからと登録の手伝いを申し出る。だが、巫女長は生前のコルネリアを調べまわっていた。巫女長の本当の目的は何か?そしてハウェルのコルネリアへの想い、コルネリアはどういう人生を歩んだのか。登場人物の真実から浮き彫りになる彼女の姿は、そしてコルネリアの真実は一体何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 00:23:22
48672文字
会話率:45%
「極めて純粋な意味で、僕は自分に合わない女性を欲してはいない」
初めての顔合わせで、子爵令嬢クリスチーネ・ゴダードは天才で英雄であるガラク・マギスにこう言われた。断りとも思える文句であったが、クリスチーネはピンと来た。何故ならこのセリフは、
クリスチーネの書いた小説の中の登場するものだったから。苦悩するガラクの心情を理解したクリスチーネは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 07:39:09
4689文字
会話率:39%
冒険者パーティーから追放したマギーが国王陛下の娘だった。ヤベえ。追放してからそんなことが判明するとは。王家がオレを探してる?マジヤベえ。オレは逃げるぜ。しかしマギーはパーティーリーダーのハンフリーを慕っていて、それは切ない片思いなのでした。
最終更新:2023-07-10 08:01:18
4410文字
会話率:50%
家族から虐げられていた男爵令嬢のリゼル・マギナは、ある事情によりグレン・コーネスト伯爵のもとへと嫁入りすることになる。
しかし初夜当日、グレンから『お前を愛することはない』と宣言され、リゼルは放置されることに。
愛はないものの穏やかに過
ごしていたある日、グレンは事故によって記憶を失ってしまう。
すると冷たかったはずのグレンはリゼルを溺愛し始めて――!?
けれどもリゼルは知っている。自分が愛されるのは、ただ彼が記憶を失っているからだと。
記憶が戻れば、リゼルが愛されることなどないのだと。
(――それでも、私は)
これは、失われた記憶を取り戻すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 19:08:58
46700文字
会話率:41%
花形職業の聖騎士であるシェイは、癖の強い冒険者の美女、リエラにストーキングされている。大胆かつ危ういリエラの言動にドギマギするシェイだったが、彼にはずっと忘れられない相手が居た──ある日冒険者の助っ人をしたシェイは、そこのギルドマスターと親
しくなる。どうやら彼もまた、とある人に言い寄られているらしく……? ※異種族恋愛と同性愛(BLメインGLも少し)の要素を多分に含みます ※ぬるいですが後半流血描写があります 全14話予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 18:13:20
55320文字
会話率:54%
家庭の事情で学園を転校することになったエルヴァは、魔力適性が無いにもかかわらず魔法を専門に扱う学園『エンシャントアカデミー』に手違いで転校してしまう。
エリート魔法使い達が通うこの学園で、エルヴァは個性的なキャラクター達に巻き込まれていく。
果たしてエルヴァは無事に学園生活を送ることができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 15:04:51
22278文字
会話率:34%
ライトオタクの春日零(かすが・れい)は、周りの視線を気にすることもなく、仕事を定時で終割って帰宅し、いつもの日課でもあるネトゲのデイリークエストを消化していく毎日を送っていた。
ある日、いつものように仕事を定時で終え、帰ろうとすると、後輩の
女性社員である、湊明日香が追いかけてきた。
プロジェクトの納期がヤバいから助けて欲しい、というのが目的だったみたいだが、なんだかんだと食事をし、お酒を飲んでいるうちに、いい雰囲気になる。
しかし、日ごろの見慣れていないアルコールを摂取し過ぎたせいで、それ以上の関係に進むこともなく、二人とも寝入ってしまった。
夢の中で零は、女神を自称する少女に出会う。
少女は、ゲームのような世界で冒険してみないかと、誘い、キャラメイキングをすすめてくる。
言われるがままにキャラメイクを終えた零は再び意識を失い、目覚めたところは、「いかにも」なファンタジー世界だった。
夢か現実か?と疑う間もなく、零は一緒に召喚された二人と共に、領主の下へ連れて行かれ、そこで「この世界を救うために力を貸して欲しい」と頼まれる。
よくあるパターンだな、と零はおもっていたが、次に案内された場所でその考えを改める。
そこは、ファンタジーに合わない巨大な工場で、ファンタジーに喧嘩を売っているような巨大なメカが建造されていたのだ。
領主は、この機械……マギア・グレイヴを使って、世界を掌握しようとしている。
その事を知った零は自分がどうするか思い悩む。
世界がその領主のもとに統一されれば、争いは無くなる、という言葉には一理あると思うのだが……。
しかし、零が思い悩んでいる間にも、情勢は刻一刻と移り変わり、嫌が応にも世界の動乱へと巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 09:10:00
117111文字
会話率:33%
アイは中学2年生の春に夢を見る。夢の中で女の子に助けを求められるが手が届く前に夢が覚める。その日の下校時道中で女の子に再開し、さらにウムブラ(影)に襲われる。「ウムブラに対抗するために力を貸してほしい」と言われたアイはそれを承諾しルーシア(
女の子)からチャームをもらいうけ魔法を授かり、ウムブラを退治する。
ルーシアは「ウムブラは人間の負の感情から生まれた存在であること、そのウムブラを束ねてこの世界を負の感情で覆うとしている者たちがいること、それに対抗する者たちがチャームを持つことができるもの達である」こと告げる。そして魔法が使えるようになったアイに再度力を貸してほしいと告げる。アイは「守りたい人たちがいるから」とルーシアの願いに応える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 14:18:43
5587文字
会話率:19%
人造魔術戦士〈マギロイド〉を開発して周辺国を侵略するバルド帝国。
その侵略を受けている国の1つであるソフィーネ王国の情報局員エムは、最新型のマギロイドを手に入れ、センと名づけた。
センは最新型で帝国のマギロイドを遙かに超える力をもっている。
しかし、帝国のマギロイドは900体以上ある。
王国の女王ソフィーネ13世は、感情をもたないマギロイドであるセンに「愛」を教えることができれば、さらに強くなると言う。
果たして、センに「愛」を教えて、王国を救うことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 22:52:34
33201文字
会話率:43%
現実世界で事故に遭遇した八木五郎。彼が次に目覚めたときには魔法と科学の発達した異世界で機械生命体、騎鋼兵団No8Wー56として目が醒めた。
その世界は発達した魔法と科学の代価で荒廃し、魔法で変化した細菌生物、マギウイルスで汚染されていた
。
無機質の体を持つ騎鋼兵団はそのウイルスを世界から駆逐し人々に笑顔を取り戻すために日夜戦っていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 01:40:08
772文字
会話率:10%
どこにでもいる普通(?)の高校二年生、束橋湊斗(つかはしみなと)はあることをキッカケに同学年のギャルである星名千聖(ほしなちさと)と根上琴葉(ねがみことは)のパシリとなった。湊斗は彼女たちのパシリから解放されるため、あの手この手で色々な男を
差し出し自分から興味を逸らそうとするが、そんな彼の行動にギャルたちは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 08:10:40
115333文字
会話率:48%
ソレイユの天才グラップラー、「ウシュマ」は憧れた「冒険の旅」に出た。
魔導列車の中で、偶然居合わせた冒険者として、即席のパーティーを組む事になったがパーティメンバーは……。
グラスランナー に育てられたナイトメア(シャドウ)のノワロウ(
バード、ファイター、スカウト)
オネエのフロウライト「ブライティア」(コンジャラー、アルケミスト、セージ)
唯一まともそうなルーンフォークのジム(マギテック、シューター)
先生、またパーティにプリーストがいません。
今日もノワロウの奇行にブライティアのツッコミが木霊する。
コルガナ地方を舞台にしたリプレイ。
オネエと知力6と魂のグラスランナー(ナイトメア)と普通のマギテックガンナーがゆくコルガナ地方の冒険譚
本リプレイは「SW2.5」の公式シナリオである、「デモンズライン 」収録の「デモンズライン 」を使用しております。該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 05:00:00
66954文字
会話率:3%
大学からの帰り道、俺はもふもふの黒い子犬を拾う
その子犬は変な子犬で、口を大きく開いたかと思うと俺はその口の中に吸い込まれてしまった
そして気が付くと、俺は魔術師になるための試験を受けていた
そこで呼び出した使い魔は、俺を飲み込んだ黒い子犬
だった
俺は魔術師の学校で一年間勉強をしたのち、旅に出ることを選ぶ
その旅の中で俺は子犬の正体を知る
子犬を元の姿に戻すため、百個のマギを捜す旅をしながら俺は最強の魔術師を目指す
※他サイトにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 23:31:11
4026文字
会話率:28%
「お前を愛することはない」
そう冷たく言い捨てる目の前の美丈夫、わたくしの大好きなリヒト様。
リヒト・デ・オウラ・リーエールシュタイン侯爵。
この婚約が政略婚的なものだというのは重々承知している。
そもそも、成り上がりの男爵家の令嬢程度の
わたくしが、若くして侯爵位を継いだリヒトさまのお相手に選ばれるなんて普通だったらありえる話ではない。
お金で爵位を買ったと蔑まされているレイニーウッド男爵家はそれこそほんとうにお金だけはある家で、歴史あるリーエールシュタイン家を支えるためにと、リヒト様の後見人であるロックマイヤー公爵様の口添えのおかげでこうして彼のパートナーとなるべく婚約式にまでこぎつけた、のだけれど。
やっぱり彼、リヒト様はそれを快くは思ってくださらなかったみたい。
わたくしはリヒト様が大好きだ。
それこそ、生まれる前から好きだ。
最初にこのマギアクエストの、私が大好きだったゲームの世界に生まれてきたと理解した時には歓喜したものだ。
あのリヒト様に会えるかもしれない。
お近くで一目見る事ができるかも、そう思うだけで幸せだった。
私の最推し、薄幸の美少年、リヒト・デ・オウラ・リーエールシュタイン侯爵。
若くして両親を事故で亡くし、愛を知らずに育った少年。リヒト様。
悪いおじさんにお家を乗っ取られそうになったところでロックマイヤー公爵に助けられて、侯爵となった彼。
そのどことなく影を背負った姿に、私はメロメロになって。
そんな彼、ゲームのヒロインの男爵令嬢のことを憎からず思っていたけれどなかなか恋にまで発展しない、というジレジレキャラで、私もけっこう攻略に苦労した記憶が残ってた。
このルートのヒロインは、男爵令嬢という情報しかない、そんなキャラだ。
マギアクエストは自キャラの名前も容姿も全部自分で決められる。
私は雨森亜里沙という本名をもじって、アリティシア・レイニーウッドって名前でゲームをしていたから……。
てっきり自分の事をヒロインだって思い込んでいたのだ。
でも。こうしてやっと婚約者にまでになれて喜びすぎて肝心の彼の気持ち、好感度も含めて、考える事ができなくなっていた。
なのに、ほんと、どうしよう。
彼の人生を狂わせてしまうような真似、したくない。
だったら……。
もうわたくしにできる方法はたった一つしか、思い浮かびませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 09:36:58
6038文字
会話率:18%
「もういい! お前は追放だアンナマリナ。お前のようなぽんこつ聖女はこのマギカアカメディアにふさわしくない! とっとと荷物をまとめて出ていくといい!」
アンナマリナが祭壇の前で跪き神に祈りを捧げていたところに現れた金髪碧眼の貴公子。
この国
、グーテンベルク王国の王子でありここマギカアカメディアの生徒会で会長を務めるギディオン・M・グーテンベルクその人だった。
「はう、でも、ギディオンさま、わたくしアカメディアの寮を追い出されたら住むところがありませんわ」
「そんなことは知ったことか! そもそもお前は教会が聖女と認めたからこそ費用全額国家負担でこのアカメディアに通えているというだけの存在。しかしなんだ、この十年、一度も聖女らしい能力を発揮することもなくただただここに居るだけではないか!」
「え? 聖女らしい能力、ですか?」
ポカンとした表情で小首を傾げ、頬に右手を当てる彼女。
コケティッシュなその表情。十五歳になって居るはずだというのにまだ幼い顔立ちで。
ふわふわな金髪が背中まで広がり、その透き通るスカイブルーの瞳には、無垢な美少女、そんな代名詞が似合う。
#############
幼い頃野良猫と共に生きていたせいか、人の言葉を話すのが少々苦手な聖女アンナマリナ。
容姿は美少女なのだけれど、周囲からはぽんこつ、おバカだと思われていた。
そんな彼女は王子ギディオンから、
「なにもしていない」「ぽんこつ」「お飾り聖女」として追放されてしまう。
本当は彼女は「何もしない」ではなく、「なにもしないでも」聖女であったと言うのに。
これは、何もしていないと誤解され追放された野良猫聖女が、
好きな人、自分のほんとうの居場所を見つけしあわせになるものがたりデス!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 22:12:24
13139文字
会話率:27%
異世界転生ファンタジーラブ!!
気がついたら異世界? ううん、異世界は異世界でも、ここってマギアクエストの世界だよ!
野々華真希那《ののはなまきな》、18歳。
今年田舎から出てきてちょっと都会の大学に入学したばっかりのぴちぴちの女子大生
!
だったんだけど。
車にはねられたと思ったら気がついたらデバッガーのバイトでやりこんでたゲームの世界に転生してた。
それもゲーム世界のアバター、マキナとして。
このアバター、リリース版では実装されなかったチート種族の天神族で、見た目は普通の人族なんだけど中身のステータスは大違い。
とにかく無敵なチートキャラだったはずなんだけど、ギルドで冒険者登録してみたらなぜかよわよわなEランク判定。
それも魔法を使う上で肝心な魔力特性値がゼロときた。
嘘でしょ!?
そう思ってはみたものの判定は覆らずで。
まあしょうがないかぁ。頑張ってみようかなって思っフィールドに出てみると、やっぱりあたしのステイタスったらめちゃチート!?
これはまさか。
無限大♾な特性値がゼロって誤判定されたって事?
まあでも。災い転じて福とも言うし、変に国家の中枢に目をつけられても厄介だからね?
このまま表向きはEランク冒険者としてまったり過ごすのも悪く無いかなぁって思ってた所で思わぬ事件に巻き込まれ……。
ってこれマギアクエストのストーリークエ?「哀しみの勇者ノワ」イベントが発動しちゃった? こんな序盤で!
ストーリーモードボス戦の舞台であるダンジョン「漆黒の魔窟」に降り立ったあたしは、その最下層で怪我をした黒猫の子を拾って。
って、この子もしかして第六王子? ってほんとどうなってるの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 22:39:50
102191文字
会話率:18%