王女様の舞踏会。ある1人の男が、広間の真ん中で声を上げたーー「ウィリアム・モーリス!」王女様の婚約者を呼び捨てで呼んだ彼は王女様との真実の愛を解き、代理婚約破棄を叫んだ。 その時王女様はーー内心、(いいぞもっとやれ)なんて思っていたのであ
る。 そこに、元平民の孤児、魔王を倒した功績で王女様と結婚するウィリアム・モーリスは、腕を組んで黙って立っていた。その脳裏に、あらゆる考えをかけ巡らして。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 10:30:00
6918文字
会話率:21%
最近の基 獏(もとい ばく)の夢見はすこぶる悪い。
毎日毎日同じ夢を見るのだ。
息をひそめながら周囲を伺って身を縮こまらせている夢。
夢の中とはいえそんなことをしているからか、起きた時にはすでに気疲れしてしまっている。
しかもいつもの夢だっ
たら気づいたときには忘れているというのに、その夢はどうしてか脳裏にこびりついて離れない。
安眠確保のために仕方なく動いていく獏のはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 22:00:00
1180文字
会話率:23%
今もふと思い出す。何故かと言うと私の心には未だに根っこが残ってあるから。
どんなに引きちぎっても、いずれも再生し続けて、その度に思い出す。
それなら根っこも掘り起こしてしまえばいいじゃないかと思う人もいるだろう。
だが人間という生き
物は一度経験した過去は忘れられない生き物であり、それはまるで刻印かのように脳裏に焼き付き、完全には忘れられなくなる。
一人になったときとかに記憶の引き出しが勝手に開いて別に考えなくてもいいことを無意識に考え出して止まらなくなり、もし(if)あの時に。というもう終わってしまった過去に無駄に頭を悩ませてしまう面倒くさい生き物だ。
そんな思考回路を持つ一人の人間がこれから語るのは、誰しもが忘れられないであろう経験、初恋について。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 07:09:00
31091文字
会話率:27%
藤谷新雨は昔から予知が脳裏に浮かぶ。
それは身近な妹であったり、知り合いであったり、同じ高校の生徒だったりが、ケガや命に関わるものについての予知だった。
しかも予知は不定期かつ、重要度が高いほど早く予知があり、予知から現実になるだろう
日までの間隔が短い。ケガは予知のその日という事も。
新雨は予知で見た薄いピンク髪の妹、藤谷環音。
強めの口調でかわいいもの好きな演劇部の赤利香。
補習で仲良くなるお喋りなクラスメイト、鈴木黄乃。
などの予知を見た新雨は、予知を回避するため動く。
他にも新雨はバイトの同僚で大人しいが、趣味になると変わる緑原和美と働き、たまに来る隣の家の孫で小柄を気にしている中学生の男子、青戸藍にある事を頼まれ、協力する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:40:00
147544文字
会話率:42%
遺品の中から見つかった怪しい手紙。「ただならぬ仲であったに違いない」そう思った途端、私の脳裏にある女性の顔が浮かんだ。
最終更新:2024-07-20 17:34:10
16081文字
会話率:15%
夫が脳溢血で急死した。悲しみにくれる私だったが、それはそこから始まる地獄の日々の、ほんの序章に過ぎなかった。遺品の中から見つかった怪しい手紙。「ただならぬ仲であったに違いない」そう思った途端、私の脳裏にある女性の顔が浮かんだ。いったい彼女と
何があったのか。そこから私の苦しみと闘いの日々が始まった。その先に見えてきた夫の本当の姿とは…… 著者の完全なる実体験。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 12:00:01
17103文字
会話率:7%
東京中央新都心--シンギュラリティを越えた世界へ振り下ろされる古(いにしえ)の十字架。
友達の九条美雪や城戸玲奈からユッコと呼ばれる、13歳の少女、深町優子は父、誠司が監査役として所属する国家公安委員会直属の組織、QCC日本支部
の設立した、外資系の学校法人へ通っていた。
そんな中、静岡県にある第3副都心で起こる大規模爆発の報道と、東京都豊島区にあるビルのシステムがハッキングされた事による、人々から任意に提供される記憶情報の改竄…現れた父により明かされる驚愕の真実--人類には、もう時間が無い。水面下で仕組まれた計画に巻き込まれ、翻弄される中でユッコと、その仲間達は直面する逃れられぬ呪いへと、立ち向かう。
人工知能に対する権限を失った世界と衝突する、もう1つの世界。2つの世界が繋がった時、それぞれの交錯する運命は1つとなり、想像を絶する世界へのゲートが開かれた。
父、誠司の脳裏へ甦る14年前の記憶--わかっていた。不確実性領域--阿頼耶識。起源の発露。定められた災厄の刻が訪れただけだ。記憶から立ち上る熱に目を閉じる誠司…古の十字架から逃げ惑う、かつての、同僚であった研究所の人々、血の海へ沈む所長、そして最愛の妻、沙由里の慟哭。宿命から逃れ続けた人類の背負う代償…その呪いを、希望へ変える為に闘うべき時が来たのだ。
定められた災厄へ向かい、音を立てて廻り始める運命の車輪。動き出す地下組織。そして主人公、ユッコの耳へ届く、呪いの慟哭へ僅かに混じる、母の聲…ママ。微かな希望へ光を灯すため、一歩を踏み出す、ユッコ。
そしてその手をとる、それぞれの想いを、残酷な世界の真実へ託す仲間達…出会い、運命、そして宿命。その全ては、1つとなる刻を、待っていた。
そうだよ、ユッコ。力を合わせれば、乗り越えられる。辿り着ける。私達は同じ世界で、同じ想いを持って、ここまで来たんだ。
行き着いた世界の果てに彼女達が見るものとは--。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 11:00:42
29475文字
会話率:50%
雲の上、少女の脳裏に侵入してきたその光景は、遠く離れた町の少年の"いま"とどこか似ている。
最終更新:2024-07-16 11:49:41
1947文字
会話率:20%
こちらに向かって駆けてくる虎の姿を目にして、鉄は自分の死を悟った。あ、これは死んだ。無理だ、詰んだ。
走馬灯と呼ばれるものが、鉄の脳裏を過ぎる。
昨年、裏山から流れてきた土に押しつぶされて、家と畑を失った。両親と妹も死んだ。皆死んだ。
なぜ自分だけが生きのびたのか。空に問いかけたところで答えは返ってこない。跡形もなく潰れた家を前に絶望していたって腹は減る。けれど畑はもうない。食いもんを買う金も全部土の中だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 19:59:54
955文字
会話率:27%
【聖剣】【スキル】【シットフー】
異世界に召喚された勇者として、そこにあるべき超能力は、紫苑は基本的にすべて持っている。 そして彼の使命はただ一つ、女神の願いに応え、魔王を倒すこと。 しかし......。 "魔王は倒さなくてもいい
んでしょ?" ガッツの脳裏に数々の=イメージ=がポンッと浮かんだ。 "まあ、それが魔王を倒す正しい位置なんだけどね。 "折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 23:31:59
2548文字
会話率:0%
「私は死んだ」
主人公――颯は、どうやら死んだらしいと気付いた。そこは、果てしない海洋の上にポツリと浮かぶ孤島であった。
なんで死んだのかわからない。だが、自殺ではなかったはずだ。
そう思案するうち、いくつかの夏の記憶が脳裏によぎった。
―
―ほんとうは、なにも忘れてなんかいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 23:43:18
5363文字
会話率:38%
超高度AIに政治を一任した近未来。何不自由なく生きていける素晴らしい新世界の中で、殺人衝動を胸に秘める少女”亜利寿”は無辜の市民を殺す死神として生きてきた。
彼女はこの世界の全てを嫌っていた。たった1人の弟を除いて。
最終更新:2024-06-23 10:11:09
18965文字
会話率:22%
人間最強の剣聖と呼ばれる少年、ファリス
しかし彼は、魔王の城を目前にして勇者パーティを追放され、別大陸にある故郷へと強制転移させられてしまう
ふざけるなと怒りを込めて勇者パーティを追うファリスだったが、港近くの村で見付けたものは、勇者が持
っていた群青の聖剣と魔王出現以来ずっとくぐもり一度たりとも見ることが出来なかったという無数の星の輝く空
勇者達は、魔王と相討ちとなり既に死んでいた
その事を突き付けられ、見返す相手も、復讐の動機も、全てを喪ったファリスは、生きる意味を見失い壊れた心で呆然と時を過ごす
そんなある日、港の村を襲う、魔王軍の残党。四天王を名乗る魔物
見かけたのは、幼馴染の少年を救おうと、明らかに剣に振り回される形で聖剣を握る、一人の少女の姿
ファリスの脳裏に、少年勇者との思い出が蘇る
そう、何のために、剣の道を目指したのか……自分が、何をしたかったのか
気が付くと、ファリスは二度と抜くことはないと思っていた剣を手に、自称四天王を両断していた
これは、勇者パーティを追放された剣聖の少年が、昔の自分達を思わせる少女勇者の姿にかつての思いを取り戻しもう一度立ち上がる物語
目標:プロローグ終了後週3投稿
注:この作品はハーメルンと同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 19:10:00
146117文字
会話率:45%
ナジュマは砂漠の国の後宮に生まれた王女である。ナジュマは後宮の女達を掌握し、一心に愛され、健やかに育った。愛に愛を返す彼女は後宮の女達の為、王女でありながら国を瓦解させる。
「国はいらないけど、結婚してみたいな!」
快活な様を笑った皇帝はナ
ジュマを義理の皇女とし、結婚に縁遠い甥・ヒネビニルの元に嫁に出す。
水を飲んでも育つような巌のような男にナジュマは喜び、必ず結婚すると一念発起。その異能をもってグランドリー王国を掻き回し始める。
ナジュマの脳裏に浮かぶ乙女ゲームの人物名鑑。ヒロインだった筈の侍女ルゥルゥ、悪役令嬢の姉の罪に連座する形で死ぬ筈だったテルディラ、軟禁される筈だったヨナビネル、そして──存在する筈のなかった王太子妃。
ナジュマが狂わせた乙女ゲームのシナリオは、グランドリー王国の未来も巻き込んでどんどんと様変わりしていく。
これは国も権利も何も必要とせず、愛だけを必要とし全てを打ち壊すナジュマの、ただの婚姻譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 22:13:32
111903文字
会話率:49%
夜勤明けの主人公が一眠りしてダイニングに行くと箱が置いてあった。
「あいことばをいれてね」と妻からのメッセージカードとともに。
箱を開けようと試行錯誤を繰り返す主人公の脳裏にある言葉が思い浮かぶ。
最終更新:2024-05-20 19:28:19
568文字
会話率:9%
時は昭和。それも、もうすぐ平成の世となる頃のお話です。
まだまだ地方では、コンビニエンスストアも余り無いそんな時代です。
主人公山本翔太は田舎のとある小さな購買部で女性を助け、保護します。
まあ、保護して助けるのだけなら良いですが。な
んとその女性は宇宙人、ではなくて、異世界からきた勇者様なので御座います。
まあ、その事を知らない翔太は、勇者を助け自身のアパートへと連れて帰り彼は渾身的に介護するのですが。
当の勇者は目が覚めれば、己の身体は甲冑を着衣した状態では無く。裸体の上に。勇者自身の記憶が魔王城での魔王との出逢い。戦いの最中? 終わり? まあ、そのぐらい迄の記憶しか彼女にはなく。
裸体の己の容姿を女性が見れば、直ぐに脳裏に浮かぶことは裸体イコール強引な凌辱行為を受けたと勘違いの上に。主人公である翔太のことを魔王と勘違いするといった良くあるお話の上に、人身を凌辱したオスを殺すこともできない女性の性と言うか? これも良くある話しの魔王と勘違いをしている翔太に責任を取れ! と、の押しかけ女房のお話で御座いますが。
もしかすると? 突然勇者嫁に時空を開く能力が授かるかも知れないお話? もしも授かれば? 昭和の時代の終わり。そう、ワンレン・ボディコン仕様か? 特攻服かボンタンジャージの容姿をしたヤンキーエルフの勇者様が、異色の恰好。仕様で。己の産まれ故郷へと、婿殿を連れて帰還…。
その後は、良くある話しの通りで、異世界と日本を行ったり来たりの商い日和のお話になるかも?
まあ、作者にも先が解らない。昭和の時代も異世界ゲートは開かれたお話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:09:22
404916文字
会話率:16%
「残念ながら、貴方は死んでしまいました」
高校生“であった”高幡裕はある日を境に神様からそう告げられた。同時に貴方の知る様な異世界へ送る事が出来ると。しかし、神様は彼を騙し異世界とは呼べない世界に放り込んだ。意図も、意味も、何もかもが不明な
まま。知識も技術も武力も何もない彼が辿り着いた世界は、剣も魔法もない、銃器と鉄血だけが降り注ぐ荒廃した世界だった。
残された手掛かりは脳裏に過るノイズのみ。
騙された先に辿り着いた異世界で、彼は何を変え、何を救い、何を守るのか――――。
少年達は生きる意味を、その果てに死ぬ意味を探す為に戦い続ける。
“在りし日の中で、少年は未来を選んだ”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 18:30:00
2993079文字
会話率:45%
「フランツお兄様ぁ〜、またソフィアお姉様が…」「大丈夫だエリーゼ、僕がちゃんと注意しておくからね」このような会話が、幾千回も繰り返されれきた。その度に、ソフィアは夫であるフランツから「エリーゼは繊細なんだから、言葉や態度には気をつけてくれと
、何度も言っているだろう」と責められていた。ついにソフィアが鬱気味になっていたそんなある日、彼女の脳裏にあるアイディアが浮かんだのだった…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 00:00:00
133798文字
会話率:53%
ポケットの中をガサガサとまさぐると、一枚の宝くじが出てきた。ニートの作井でも、宝くじの当選確率は平等である。「宝くじの日 お楽しみ抽選」白地に赤の、のぼりが売り場にはためいている。近づいていくと、敗者復活のチャンスを1枚の紙切れに託したのだ
った。なんと1等を当て、3億円を手に入れた彼は、次々に接近する誘惑を退け、何に使うべきか考えた。そんな時、脳裏に浮かんだのは、いつも自分を蔑んでいるくせに、愚痴を言いだらしなく大酒を食らうサラリーマンたちだった。そして父の会社の株を買い漁るという暴挙に出た彼は、会社のブレーンになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 18:56:36
7389文字
会話率:33%
ボルジア公爵家次男のイヴァーノは優秀なのだが生まれつき良心が欠如していた。そんなある日、彼はトゥルシ侯爵長女のセラフィーナと出会う。彼女と出会ったことで少しの良心が芽生えたイヴァーノ。しかしそれと同時にセラフィーナを害する者はどんな手を使っ
てでも排除しようとする凶暴性も芽生えてしまった。
そんなある日、セラフィーナはイヴァーノの兄であるヴァスコとの婚約が決まってしまう。嫉妬により狂ったイヴァーノはヴァスコを殺そうとするが、セラフィーナの悲しむ顔が脳裏に浮かび何とか思いとどまることが出来た。セラフィーナの為にも兄をサポートしようと思えるようになれた。
そんなある日、セラフィーナの実母が死に後妻と義妹がトゥルシ侯爵家に迎え入れられた。そこからセラフィーナは虐げられるようになる。
ヴァスコはフルヴィアに目移りし、見窄らしくなったセラフィーナを捨てようとしていた。それを知ったイヴァーノは怒りに支配され、ある計画を立てるのであった。
※主人公がサイコパスなので胸糞悪い展開が多々あります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 17:00:00
21866文字
会話率:30%
普通の高校生だった少年は、ある夏の夕暮れ、魔へ出遭う。
彼は祟られ嬲られ、わけも分からぬままに命を落とす――その寸前。脳裏に不可思議な呼び声が波紋した。
《生きたいか?》
果たしてそれに応えたとき、少年の世界は、日常は、裏返る。
そ
して運命が、廻り出した――。
全四部構想の長編物語。架空現代を主舞台にした伝奇SFジュブナイル。
現在、第一部連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 08:00:00
381174文字
会話率:27%