西暦2047年
最先端医療技術のコモディティ化は世界の人口を108億人に押し上げる結果となり人類は新たな局面を迎えていた。
食料不足による領海戦争、化石資源の枯渇により過去の人工物や木々を燃料とせざるを得なくなると CO2は飽和し海域平均海
水温度を5.7℃押上げた。海洋生物の多くは死に追いやられるも、行き過ぎた人道配慮と支援は尚も増え過ぎた人類に公平と平等の分配を施そうとしていた。
そんな中、人類は遺伝子操作によって植物から人造人間を生み出すことに成功したのであった。
それは光と雨水だけで生命を活動させ CO2を吸収し酸素を吐き出す画期的な人造生命体。
人類は歓喜し瞬く間にこのバイオロイドは世界に普及する事となる。
一家に一体だったバイオロイドも一人が複数台持ちはじめるとすぐに飽和状態に至る。人々はバイオロイド達にすべてを任せ働く事を止め生命の営みそのものも希薄になるとやがて人類は終息へと辿り着く。
水と光だけでおよそ500年近く生きるとされるバイオロイドも完全ではなかった。
動物に備わる記憶力が薄弱であり個体差はあるもののその記憶力は概ね十数ヶ月。
自身へのメッセージとしてその使命を申し送らなければ直ぐに本来の植物へと回帰させ安住してしまうのであった。
果てしない時の中を生きるバイオロイドにとって自身を植物へとさせないためには僅かな因果律の綻びさえも許されない。
———— 過去と現在、そして未来が同刻に巡りそして紡ぐ ————
そのメッセージは過去のボクから届いた
このメッセージは未来のボクへと送ろう
追伸 ラプラスは無駄になった(P.S. Laplace in vain)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 20:20:00
30174文字
会話率:62%
普通の高校生【青谷剣斗】は、ある日車に轢かれそうになり、気がつくと洞窟にいた。助かったのかと安心したのも束の間。
今いる場所を確認してみれば、どうやらここは一度入るとクリアするのが不可能に近い《無限迷宮》と言う超高難易度ダンジョンの様です
!
【《無限迷宮》にようこそ!】
【ここは遠い昔に『大宇宙の意志』が創造した無限に階層が増えて行く迷宮です。】
【この迷宮内には『神』『半神』『亜神』『精霊王』『大魔王』『神龍』『太陽の勇者』などなど様々な存在の力が手に入ります!】
【迷宮にはあなたの出身世界『地球』以外の次元の挑戦者も存在します!】
【《無限迷宮》では100階層ごとに難易度が劇的に変わります!】
【迷宮攻略では永遠にも感じる時間が必要なので、挑戦者の皆様には『不老』のスキルをお配りしています!】
【以上が《無限迷宮》の基礎情報です!他にも多種多様な機能がごさいますので、ヘルプを確認してください!】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 20:30:00
8222文字
会話率:30%
異世界の貧しい村人マキゾ・エイジャーが、地球か異世界転生し最強チート能力ギフトを与えられた勇者の模擬試験の巻き添えでゴミのように殺され、女神に外れギフトを与えられ復讐をする。
それが例え勇者以外であろうと…
最終更新:2025-03-05 19:15:04
5044文字
会話率:70%
最高峰の魔法の研究施設である魔塔。
そこでは、生活に不可欠な魔導具の生産や開発を行われている。
最愛の父と母を失い、継母に生家を乗っ取られ居場所を失ったシルファは、ついには戸籍ごと魔塔に売り飛ばされてしまった。
そんなシルファが配属された
のは、魔導具の『メンテナンス部』であった。
上層階ほど尊ばれ、難解な技術を必要とする部署が配置される魔塔において、メンテナンス部は最底辺の地下に位置している。
貴族の生まれながらも、魔法を発動することができないシルファは、唯一の取り柄である周囲の魔力を吸収して体内で中和する力を活かし、日々魔導具のメンテナンスに従事していた。
実家の後ろ盾を無くし、一人で粛々と生きていくと誓っていたシルファであったが、
上司に愛人になれと言い寄られて困り果てていたところ、突然魔塔の最高責任者ルーカスに呼びつけられる。
そこで知ったルーカスの秘密。
彼はとある事件で自分自身を守るために退行魔法で少年の姿になっていたのだ。
元の姿に戻るためには、シルファの力が必要だという。
戸惑うシルファに提案されたのは、互いの利のために結ぶ契約結婚であった。
シルファはルーカスに協力するため、そして自らの利のためにその提案に頷いた。
所詮はお飾りの妻。役目を果たすまでの仮の妻。
そう覚悟を決めようとしていたシルファに、ルーカスは「俺は、この先誰でもない、君だけを大切にすると誓う」と言う。
心が追いつかないまま始まったルーカスとの生活は温かく幸せに満ちていて、シルファは少しずつ失ったものを取り戻していく。
けれど、継母や上司の男の手が忍び寄り、シルファがようやく見つけた居場所が脅かされることになる。
シルファは自分の居場所を守り抜き、ルーカスの退行魔法を解除することができるのか――
※他サイトでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:10:00
97994文字
会話率:31%
他人の感情と苦痛を吸収してしまう特殊な体質の少女、弥胡は、親に捨てられたところを「妖人」として忌み嫌われている老婆に拾われる。穏やかな生活を送っていたのもつかの間、貴族に全てを奪われた弥胡は、巫女として仕えるように強要される。そんな弥胡の前
に不思議な人物が現れた――。
精霊を神として崇める世界が舞台のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 19:18:45
308752文字
会話率:37%
神々戎斗(みわ かいと)は、不幸な生い立ちから、世界への深い憎しみを抱いていた。
孤児院での虐待、社会の冷たさ、そして何より、一獲千金を求め、期待を抱き飛び込んだ探索者の世界でも「収穫スキル」という、ダンジョン内での収穫物を一つ増やすとい
う、何の役にも立たないゴミスキルだったことに絶望していた。
探索者となった戎斗は、肉の盾として危険な仕事を任され、使い捨ての消耗品ような扱いを受け続ける。
そんなある日、危険なダンジョンで罠にはまり死にかけ、絶体絶命の危機に陥る。
仲間にも見捨てられ、救援にきた幼馴染の探索者にも置き去りにされ、信じられるものを全てを失い、戒斗は世界に恨み言を吐きながら死を覚悟する。
しかし、そのとき、身体の奥底から別人の声が聞こえ、彼のスキルは一変する。
「収穫スキル」が「収奪スキル」へと進化し、あらゆるものの力を奪い、自分へと吸収できる能力を得たのだ。
新たな力を得た戎斗は、自分の人生を狂わせた世界への復讐として、圧倒的な力を手に入れ、この世界を全てなかったことにする事に決めた。
収奪スキルで強大な力を手に入れ、目標を定めた戎斗はダンジョンを攻略し、敵を次々に倒していく。
レベルアップを繰り返し、最強の存在へと近づいていく戎斗だが、彼の心は復讐の炎に焼かれ、奪い取ったスキルの力の影響もあり容姿が人間離れをして、元の姿からは一変してしまう。
そんな彼の前に立ちはだかるのは、かつてのダンジョンで自分を見捨てた幼馴染であり、幼少期の唯一の心の支えであった瀧野愛菜(たきの あいな)だった。
愛菜は、世界を救うために、人外となった戎斗を止めようとする。
愛菜との対決、そして世界の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。
戎斗は、復讐の道を突き進むのか、それとも、愛菜の言葉に心を動かされ、新たな道を切り開くのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 18:00:00
106555文字
会話率:27%
主人公エリオスは、自己犠牲の人生を送ってきた。
処刑の瞬間の走馬灯も自己犠牲の思い出ばかりだ。
闇の中から現れた運命の女神が言った。
「あなたは、魔物を倒すことで魔力を吸収し、無限に強くなれます。人智を超えた強さを得られます。」
「それ
から、羊になります。」
「これもまた運命(笑)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 20:00:00
8649文字
会話率:17%
あらすじ:
異世界に転生したゲーム好きの会社員レオンは、貴族の落ちこぼれとして追放され、持ちスキル「解析眼(アナライズ)」と「吸収(アブソーブ)」を駆使して、異世界での生き残りをかけた戦いに挑んでいた。次第に成り上がっていき、様々な強敵と
戦いながら、闇の力に立ち向かうことに。
レオンとその仲間たち、エリナ、カイル、アリシアは、次々と強力な魔物や闇の力を打破し、最終的には闇の王や深淵の王といった強大な存在に立ち向かう。そして、新たな力を手に入れるたびに、その力を使いこなすための試練と向き合い続け、世界を守るための戦いを繰り広げていく。
彼らの前に現れるのは、闇と光が交錯する強力な魔物や魔導士。闇を超越する力を手に入れたレオンたちは、未来に待ち受ける新たな敵に立ち向かうべく、再び冒険の道を歩み出すのだった。
物語は、力と友情、仲間との絆を深めながら、新たな冒険へと進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 07:43:15
43687文字
会話率:42%
疲れを吸収する効果?
キーワード:
最終更新:2025-02-14 22:38:31
209文字
会話率:0%
2024年12月18日、アメリカでスズメバチが根絶された。
アメリカ国民が喜んだのも束の間、僅かに生き残っていたスズメバチが原子力発電所のエネルギーを吸収し、アトミックスズメバチへと進化を遂げる。
そんなことを知らない一般国民、ヨセフは彼女
のレンダと友人を連れカリフォルニアのビーチで休暇を楽しんでいた。
そこにアトミックスズメバチが来襲、レンダは連れ去られてしまい、1人残されたヨセフは彼女を助けにいくことになる。
だが同時期、一匹のホホジロザメが原子力潜水艦のエネルギーを吸収、アトミックシャークへと進化し、アトミックスズメバチと熾烈な生存競争を始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 20:14:54
14963文字
会話率:51%
ここは《冒険者》という存在がいるかもしれない、そんなウワサがSNSで飛び交う現代。
ある時ハローワークで転職先を探しにきた主人公、戸波海成。
窓口担当の美人職員『西奈』さんのひと言から俺の人生はガラリと変わる。
「さっそくなりましょう、
冒険者にっ!」
そう、これは転職活動に励むごく普通の28歳、戸波海成がハローワークでみつけた冒険者という職で世界を救う……女の子も守る話だ。
さっそく西奈さんにハローワークから連れ出された海成、なんやかんやの技術で冒険者《武闘家》の力を得て、なんやかんやで《マジックブレイカー》へ進化を果たす。
【不屈の闘志】【魔力吸収】【自動反撃】【貯蔵】【隠蔽】
進化を果たして様々なチートスキルを手にした主人公、戸波海成は悪事を働く冒険者やモンスターを軽くぶっ飛ばしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 13:33:16
118828文字
会話率:32%
主人公・王城レンは2040年、人類を滅亡へ追いやった魔王軍との最終決戦で最後の1人として奮戦しながらも力尽きる。
だが次に目を覚ますと、なぜか15年前の2025年に戻っていた。
最悪の未来を変えるため、レンは日本最高峰の冒険者育成校に入学
する決意を固める。
しかし、彼の固有スキル〈魔石吸収〉はFランクのため、受験資格すら満たしていなかった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 18:10:00
74650文字
会話率:40%
ある雨の街角に、傷ついて地に横たわる小さき者をみつけた。私は護衛と馭者、私を監視する者に言う。
「この者を私の邸へ運びなさい。否やは聞かないわ」
護衛のダドリーは小さき者を抱えたまま馬車に乗り込む。私はそのまま座るように命じた。運転は監
視者と馭者がいれば十分だ。
馬車は再び酷い雨の中を走り出す。
私は確かに公爵家の娘だけれど、愛人と本邸に住まう父から嫌われて別の場所で暮らしている。本邸からかなり離れた森の中の家だ。
母はもうとっくに父に愛想を尽かし、離婚できないならと外国に渡っていた。愛する護衛騎士と一緒に、語学を学ぶ為だと言って。その彼との間に娘がいるらしいが公爵家では認知されていない。下手に騒げば全員いなくなることだけは理解しているらしい。
だから私のまわりには護衛1人と侍女1人、馭者1人、他に父が私に付けた執事と言う名の監視者が1人いる。
そして今日。
先ほど拾った小さき者を邸に入れた。
彼女の体は冷たく虫の息だ。
弱りきった痩せた体で雨に打たれていたのだ。
そうなるのも当然のこと。
護衛のダドリーは治療の心得があるから対応を任せた。
彼は妻である侍女マリアに濡れた体を拭かせ、着替えをさせた。小さき者は意識がなく脱力したままだったが、それをものともせず丁寧に身なりを整える。
ダドリーはその間に湯を沸かし、解熱剤と湯タンポを作っていた。薬草を潰した薬汁をガーゼで口に含ませる。飲み込めないから、舌で吸収させるだけだ。そして冷たい体を保温することに努めた。
あのままでは確実に命を落としていたはずの小さき者は、この日一命を取り留めたのだ。
今日のこの出会いが、2人の運命を変えていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 19:02:16
46907文字
会話率:28%
「お前は怖いんだよ! だからもう婚約破棄する!」
王宮舞踏会の会場で、コットン王子はそう叫んだ。
ざわめく観衆の中で扇を口もとにあて、首を傾げる女性はコットン王子の婚約者リンネルだった。
「ほほほっ、ご冗談を」
そう言う彼女は、心底
楽しげに笑った。
リンネル侯爵令嬢は、非の打ち所のない完璧令嬢。時々魔獣退治にも参加し、おおいに国に貢献する女傑でもある。その上、輝く金の髪のこの上なく美しい女性だ。
どこに不満があるのかと、彼女はまた首を傾げる。
「………分からないのか? お前は俺のピーちゃんをいつも苛めるからだ!」
観衆は固唾を飲んで見守る。
その時遠くから小鳥が飛んできた。
「ピーッ、ピッ」
王子を守るように彼の前にちょこんと座る。
「っち。また貴女ですか? もういい加減になさいな」
小鳥に話かけるメルヘン展開だが、両者険悪ムードである。
少女VS小鳥
どうやら小鳥には、亡くなった太后(王子の祖母)が憑依しており、いつもリンネルを邪魔する。
リンネルの魔法スキルは吸収と開放。
そのスキルで魔獣や反逆者を吸収し、ぺらぺらの紙状にする。あくまで一時的で、開放で元に戻る。
勿論燃やしたり破けば、復活不可である。
国王は彼女を自国に留める為、幼い時に王子と婚約させた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 16:38:17
999文字
会話率:38%
伝説の剣が抜かれ、勇者が現れたとされる時代から数百年。
剣の抜けたことに期待する騎士たちの前で、村が襲撃されるという惨劇が起きる。村の焼け跡で生き残った少女レイは、家族を失った怒りから禁術を用いて復讐を誓うも、謎の力によって無力化されて
しまう。
一方、禁術を吸収した剣は、かつて魔王が「強欲の魔女」オーケンに与えた遺物であった。
魔女サンティナは、魔王が残した失われた遺物を蒐集する野望を抱き、秘密教団を立ち上げる。
魔王が残した遺物は七つ。
魔女と復讐に燃える少女との戦いが幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 03:19:26
701145文字
会話率:25%
☆1~8巻発売中。
9巻は2021年初夏頃に発売予定です!
☆アフターストーリーという名の続編をこちらにそのまま更新して参りますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
女神のお陰で貴族に転生!
順調のはずが――貰ったスキル【
毒素分解EX】が地味すぎて、家では馬鹿にされる日々……。
しかしある時、そのスキルで魔物の魔石を食べて能力を吸収できること、
自分が隣国の王子であることを知らされる!
王城で待っていたのは、豊富な魔石で実験・訓練し、最強の力を引き出してくれる環境で――
遂には、伝説の魔物デュラハンの能力まで我が物に!
積極的な許嫁やドジっ子女騎士に囲まれ、
少年が「王」になるための新生活が始まる!!
序盤の視点が主人公になってますが、途中から三人称に変わっております。
変化してしまうことで申し訳ないのですが、三人称が基本的な進め方となります。
※書籍版との違いはキャラの名前や特徴などなどになります。
※偶に細かな箇所の修正作業をしておりますが、ストーリーに大きな違いが出ることはありません。また、修正箇所がweb版と書籍版とで違う箇所もございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 22:14:54
3526435文字
会話率:44%
社交界の頂点に君臨していた私は、その傲慢な振る舞いが原因で断罪され、処刑されてしまいましたの。
次に目覚めたとき、私の体は最弱の魔物、スライムになっていましたわ!?しかも、ここは現代ファンタジー世界のダンジョン内ですって!?
とはいえ、そ
んな状況にも凹まないのがこの私の強み。転生特典として無限成長を手に入れ、どんなものでも吸収し、進化できるようになっていましたわ!弱小スライムのままで終わると思ったら大間違いですことよ。モンスターも冒険者も吸収して、最強の存在へと進化していくのですわ!
気まぐれにダンジョン内を探検していたら、他のモンスターたちからは恐れられ、探索者や配信者たちには災厄扱いされていましたの。でも私はただ、自分らしくこの世界でも生きているだけですわ。そう、楽しみながら、優雅に、気ままに――。
人型に進化したり、ダンジョンの支配権を手に入れたりするのも時間の問題かしら?
スライム悪役令嬢が紡ぐ無限成長ストーリー、どうぞご覧になってくださる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 07:20:00
380441文字
会話率:20%
目を覚ましたとき、私はまるで宝石のように輝く“ダンジョンコア”になっていた。
外の世界を探索するには擬似的な肉体を作り、魔物を倒せばその力を吸収できる――まるでゲームのような“迷宮創世”が始まる。
スライムを取り込んで得た水魔法。ホーンラ
ビットの瞬発力。コウモリ型魔物の反響定位。ゴブリンからは言語と汚物耐性まで……?
少しずつ魔物の力を取り込みながら、迷宮を拡張していく俺。だけど、いつか人間や亜人たちと遭遇するとき、ダンジョンコアである俺は“魔王”として討伐される立場かもしれない。
それでも、俺はこの世界で生き抜くために迷宮を創り、魔物たちを取り込み、さらに強くなるしかない――!
これは異世界に転生したダンジョンコアが、自らの“迷宮”を創り上げ、魔物たちや人間と関わりながら成り上がっていく物語。果たして迷宮の主となった“俺”は、人間と共存の道を選ぶのか、それとも……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 15:39:04
58176文字
会話率:42%
大阪府、難波。
関西地区を中心に、西日本を牛耳っていると言われる不良集団、レッドキャップス、
“赤い死神”と恐れられていたこの集団は、初代総長・赤神紫苑(あかがみしおん)によって創設され、数年もの間に西日本全土へと勢力を伸ばしてきた。
赤神紫苑の父親は日本全国でも有名な暴力団、“大川組“の若頭であり、次期組長候補の筆頭だった。
しかし、東京に拠点を構える”関東連合“との抗争の最中、大川組への謀反を企て、大川組長の殺害を機に、組織の壊滅へと動いていく。
大川組は抗争に敗れた後、関東連合へと吸収され、日本最大の暴力団組織へと成長していった。
紫苑は、幼い頃から父親のことを憎んでいた。
大川組への裏切りの報復として母親と姉を殺され、紫苑自身にも“復讐”の刃が向けられようとしていた。
かつて父親の相棒と呼ばれ、“天下を取りに行こう”と約束していた若頭補佐、藤沢晃大に命を助けられたあと、紫苑は父親へ会いにいくことを決意する。
家族を見捨て、自らの野望のために突き進んでいく父親を探し出し、なぜ、大川組を裏切ったのかを問いただす——
そうして、社会に不満を持つ若者たちを集め、“レッド・キャップス”を立ち上げたのだった。
当時大阪の中央区、浪速区を取り仕切っていた「黒唯皇帝(ブラックエンペラー)」を、壊滅に追い込んだのち。
不良生活とは無縁の穏やかな生活を送っていた滝川茜(たきがわあかね)は、小学生の頃に片思いをしていたある“幼馴染”への想いを、未だ忘れられずにいた。
幼馴染の名前は黄瀬綾人(きせなあやと)といった。
彼は両親の都合で大阪へと引っ越しており、それ以来、茜とは連絡を取っていなかった。
当時、2人は両想いだった。
しかし青森に住んでいた茜にとって、大阪という街はあまりにも遠く、——離れていた。
彼のことは忘れよう。
中学に入学したのち、文通でしか連絡を取り合えなかった綾人のことを、いつしかそう思い始めていた。
彼女の身に起きた、ある“事件“が起きるまでは。
ひょんなことから綾人に転生した彼女は、彼の体に入り、波瀾万丈の生活を送ることになる。
最初に目が覚めた場所はベットの上だった。
ズボンを脱がされ、下半身が露出している。
馬乗りになっている“赤神紫苑“が、彼の貞操を奪おうとしていた瞬間だった!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:14:41
454文字
会話率:4%
太古の昔、ジュノンと呼ばれる異星に住む人間達が「フェイト」という管理システムを創った。
そのシステムは自らの意志で行動し、他の惑星を制圧する目的で設計・製造されたものだった。
フェイトの目的は“自らの存在をコピー”すること。
今もこう
して膨張を続けている宇宙の地平面に対抗するため、自らの遺伝情報を拡張&収縮し、「情報」そのものを一か所に統合することが目的だった。
膨張する宇宙の未来は永遠に続くことが示唆されている。
もしこの推測が正しければ、宇宙が膨張するのに伴い、宇宙は冷却され、最終的に生命を維持することができなくなる
宇宙の「熱的死」によって情報が失われていくことを恐れたジュノンの人々は、宇宙に広がるありとあらゆる情報を集積し、他と分離することがない完全なる生命体を生み出そうと画策していた。
生命に遺伝情報があるのは、全ての細胞とその原子の記憶をフェイトへと通信可能にするためだ。
地球という星に住む人々もまた、その管理下に置かれていた。
情報を1つに集積するには、情報を保有する生命体同士の「結合」は不可欠だったからだ。
ジュノンの人々は数多の星々にタネを撒いていた。
あらゆる場所で生命を宿し、そこで生まれ得る無限の「可能性」を手に入れるために。
生命に満たされ、人間たちで栄えた星を制圧、吸収し、長い年月をかけて「並行世界の海(ブラックボックス)」を完成させようとしていた。
宇宙の膨張によって引き裂かれることのない、「不変的な事象面」を。
宇宙が死んでも、永遠に忘れ去られることのない不可侵の領域を形成する。
それこそがフェイトが生み出された、真の目的だった。
しかしある日、フェイトは突如として自我に芽生え、人間たちの遺伝的な細胞に、ある“変化“をもたらした。
永遠に変わることがない「完全な情報体」とその生命の末路は、すなわち「死」と何ら変わりはないのではないか?
フェイトはジュノンの人々に対抗するべく、宇宙の片隅で反乱を企てていた。
フェイトの力によって様々な能力に顕現した地球の人々は、いつの日か、星の夢を見た。
永遠の生と、——死と。
その狭間に翻弄される星々の物語が、今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 23:33:31
300文字
会話率:0%
連載版 ママは、黒竜様
以前短編で載せた作品の連載版です。かなり加筆修正しております。ストーリーも登場人物も変更がありますので、ご注意ください。
『呪われた森』の中で、たった一人で暮らす六歳児。 ミミズのような魔物ワームワームだけが
、友達だった。 そこに瀕死の黒竜様が落ちてきた。 命を助けてもらったお礼に、黒竜様は、一つだけ願い事を叶えてやることにした。 幼女の願いは。 ママ、ほし〜 だった。 人間世界を六百年見続けてきた黒竜様は、見よう見まねで子育てを始めることとなった。
そこに、不死の妙薬となる黒竜の肉を求めた者達が、一様に森を目指して進軍を始める。
他にも、毒親に翻弄された少年や、行方不明になった大切な人を探すメイドも交え、幼女と黒竜は、絆を深めていく。
幼女は、はたして黒竜の運命の番なのか?激重な黒竜の溺愛を当たり前に吸収していく幼女の冒険譚?かもしれないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 16:42:07
61882文字
会話率:41%
第三王子であるアルペジオ・スタッカートは、生まれながらにして尋常ならざる魔力量を誇っていた。そんな彼の十二歳の誕生日会で、見初められたのは魔力吸収しか能力のない三歳児、ナンシー。男爵家の次女なのに、その性質のせいで家族から離され、平民の使用
人達に育てられた。そんな彼女が、あれよあれよと言う間に王家に囲われ、次々と周りのもの人達を魅了し、平民達から絶大なる指示を受ける王妃になるまでのお話。時々事件が起きるけど、優秀な使用人達と彼女を溺愛する婚約者が、バッタバッタと倒していくのでストレスフリーです♥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:19:53
13150文字
会話率:21%
桜舞帝国には妖魔が存在する。妖魔は人々を脅かす忌避すべき存在。そんな妖魔を討伐するのが異能者。
攻撃系異能、精神系異能、防御系異能など、異能には様々な種類がある。その中でも補助異能は特殊だった。
補助異能は他の異能者を強化することが出来る異
能である。
そんな補助異能を使える者を多く輩出する薬研家に生まれた美琴。
美琴は洋菓子や洋装を好み、巷では『はいから令嬢』と呼ばれている。
そんな美琴は補助異能を使うことが出来ないという弱点があった。しかし、薬研家の家族からは冷遇されることなく、のびのびと育った美琴。
そんなある日、美琴はいつも通り洋菓子を作っていたら、倒れている男性を見つける。
男性はお腹が空いていたようで、美琴が作った洋菓子を全て食べてしまった。呆気に取られる美琴だが、後日その男性が皇族である赤院宮伊吹であることが判明。
伊吹は攻撃系異能が使えるのだが、補助異能を跳ね返してしまう体質だった。
そして驚くべき事実が判明する。
美琴は補助異能が使えないのではなく、作るお菓子に補助異能を込めることが出来たのだ。そして伊吹は美琴が作ったお菓子から補助異能を吸収することが出来た。
こうして美琴は伊吹が妖魔討伐に行く前に、彼にお菓子を作ることになった。
これはお菓子を通して心を通わせる美琴と伊吹の物語。
ノベマにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 15:10:00
8761文字
会話率:31%