異なる世界、ハイダルク王国。
世界の中心に聳える『知恵の木』、その木から生まれ落ちるエネルギーの塊である『知恵の木の実』——その二つを享受する勢力は『ガラムドルズ』と呼ばれ、その中心に存在するのがハイダルク王国である。
ハイダルク王国の王子
・レーデッド・アドバリーは、世界ではその姿を消しつつある錬金術の才能があった。そしてそれこそ、王としての素質があると認められる理由でもあった。
本来であれば喜ばねばならないことだった。しかしながら、レーデッドは姉のミリアのことを思うと、素直には喜べなかった。
きょうだいとして生まれた時、片割れが王となるならばもう片方はそのブレーンであり盾として生きていかねばならないからだ。
優秀なのは、自分ではない。姉だ。
姉のミリアもまた、かつて世界を救った勇者一行の一人『守護霊使い』の力を身につけていた。
そんな中、ハイダルク城が反ガラムドルズ勢力に襲われる。
その時の少年フィードとの出会いが、彼らの運命を大きく左右することになる——。
そして、これが世界の大きなうねりの始まりになろうとは——誰も知らない。
※作者個人サイトとの並行連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 23:52:17
56560文字
会話率:48%
俺は今日もいつもの通り学校に行く――つもりだった。
あの『自称・魔王』さえいなければ。
~~~
ラブコメのようなファンタジーのような。
ちょっと前から書き溜めていたものを再構成してみました。
※エブリスタでの交互連載で
す。ちょっと長期連載を意識してみました。ラブコメみたいなのは初なのでよろしくお願いします。
※続きを書くことができないため、完結とさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-10 17:58:02
12594文字
会話率:40%
幼馴染みにずっと恋してる。
でも彼が好きなのはきっとわたしじゃない。
青い服の似合う彼女に憧れてた。いつも自信に溢れて見える、一番近くにいる存在に。
*『分岐点』のサイドストーリーです。できたら『分岐点』を先にお読みください。
最終更新:2024-05-30 10:50:00
6491文字
会話率:33%
あたしはフツーの女子高生。
両親と兄と妹と五人家族。すぐ近所には、同い年でずっと同じ学校に通う幼馴染みの男の子が住んでる。
あたしは彼が好きだけど、彼が好きなのはあたしじゃない。
彼の告白前夜は、つまり……。
最終更新:2024-05-28 10:40:00
3778文字
会話率:27%
兄弟子の罠から逃げるうちに、ファルナは朽ち果てた遺跡に迷いこんだ。
出口を探して石棺を調べていると、何者かに刺されてしまう。意識を失った彼女を介抱してくれたのは、石棺に封じられていたという傭兵だった。
この傭兵、魔女の誘いを断ったことで
逆恨みされ「封印を解いた女性と恋人になる」呪いをかけられて封印されたらしい。
はた迷惑な呪いを解くべく一緒に行動することになったが、この傭兵、千年も封印されていたせいで現代の常識を全く知らない。
さらに長い傭兵生活で培われた言動は、そこらの強盗よりも物騒。丁寧なのは口調だけという要注意人物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 22:12:19
32474文字
会話率:45%
腹が減ると考える力が貧弱になりがちなのは、皆、一緒らしい…
最終更新:2024-05-29 20:00:00
802文字
会話率:0%
お風呂もスーパー銭湯も温泉も温水プールも海も川も全部好きなんですよ(*´−`)
最終更新:2023-03-07 20:00:00
1859文字
会話率:0%
いちばん無駄なのは、なんでしょね?
最終更新:2021-06-22 20:00:00
2150文字
会話率:4%
封印された事で、しばらくはのんびり出来ると思っていた矢先無理やり叩き起こされた魔王のイナト。
魔王だなんて呼ばれていた事でさえ勝手に言われていただけでやっと解放されたと思っていたのに。
誰だと周りを見渡せば、引き篭もっていた森は吹き飛
んでいた。
異世界から召喚された勇者から聞いていた夢物語の様な世界になっていたことに気がつき、「もう魔王なんて真っ平ごめんだ」と誓った矢先否が応でも巻き込まれていきます。
そういえば、前もこんなだったわ。
持った力は今世でもチートなのは変わらず。
やれるだけのことやってしまおう。
そしたら、今度こそ隠居して過ごすんだ。
そんな、魔王と呼ばれたイナトと彼を慕って集まる周りの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:55:30
26760文字
会話率:14%
アンジェリカ・レリオーズには前世の記憶がある。それは日本のヤンキーだったということだ。
そんなアンジェリカだが、完璧な淑女である姉クリスタルのスパルタ指導の甲斐があって、今日はデビュタントを迎えていた。クリスタルから「何よりも大切な
のは相手に下に見られないことよ」と最後の教えを、アンジェリカは「舐められなければいいんだな」と受け取る。
順調に令嬢方への挨拶が進む中、強い視線を感じるアンジェリカ。視線の先を見つけると、どうやら相手はアンジェリカのことを睨んでいるようだった。「ガン飛ばされたら、睨み返すのは基本だろ」と相手を睨み返すのだが、どうやらその相手は公爵様だったらしい。
※毎日更新を予定しております。
※アルファポリス、カクヨム、エブリスタでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 17:42:29
84640文字
会話率:48%
アンジェリカ・レリオーズには前世の記憶がある。それは日本のヤンキーだったということだ。そんなアンジェリカだが、完璧な淑女である姉クリスタルのスパルタ指導の甲斐があって、今日はデビュタントを迎えていた。クリスタルから「何よりも大切なのは相手
に下に見られないことよ」という最後の教えを、アンジェリカは「舐められなければいいんだな」と受け取ってしまう。順調に令嬢方への挨拶が進む中、強い視線を感じるアンジェリカ。視線の先を見つけると、どうやら相手はアンジェリカのことを睨んでいるようだった。「ガン飛ばされたら、睨み返すのは基本だろ」と相手を睨み返すのだが、どうやらその相手は公爵様だったらしい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 09:30:00
18181文字
会話率:47%
ラスボス級の力を持つ吸血鬼がその正体を隠すことなく、人々との闘争もなく街に馴染んで暮らしているとしたらどうなるか、その着想から書き始まました。
帝都新市街を統べる高齢の吸血鬼アクシール・ローズ。人と共にゆるく暮らす彼女の日常を綴ります。彼女
が主役なのは間違いないのですが、彼女の周辺にいる人達が活躍する物語も散りばめた短編集となっています。NOVEL DEYS カクヨムでも掲載しています。最近は登場人物が増え、帝都外に飛び出し、主人公ローズが顔も出さない物語が続発していますが、こちらではまずローズとメイドのフレアを主人公にした短編を掲載していきたいともいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 11:00:00
1071126文字
会話率:45%
日本の現代女性である新堂矢恵。彼女は自分の好きだった乙女ゲームの中に転生する。が、転生したのは女性ではなく男性で王子様だった。
フォルド王国の第一王子のエリックとして転生したのはいいものの推しキャラのシェリアの残念過ぎる末路を思い出した。彼
はこの時3歳。シェリアを救いたいと彼は思い、決意する。
シェリアに自分は嫌われよう。そう決めたエリックはシェリアを任せられる男性を探し託そうと考える。
後に叔父のラウルや実母のスズコを巻き込んでエリックはシェリアと相対する。全てはシェリアをバッドエンドから救う為ーー。エリックの孤独な戦いが幕を開けた……。
(これは「悪役令嬢ことシェリア・フィーラの決断と王子の想い」のエリック王子視点の物語になります。エリックのキャラや口調が崩れていますが。大目に見てやるぜという方は覗いてやってくださると嬉しいです)
※ボーイズラブな関係なのは脇役になります。主要キャラはNLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 19:43:39
214020文字
会話率:60%
宮城県の田舎の片隅に美女になれるという触れ込みで有名な秘湯があったとさ。その秘湯ではどんな人もたちまち美人になったとか、そんな温泉に浸かる男が1人、寂しく浸かる男が1人俺の名前は香苗遥《かなえはるか》この名前のせいでよく女子と間違われるが断
じて女子ではない!なぜ俺がこんな秘湯に来ることになったのかそれは一週間前に遡る。
その日はなんてことなく家でダラダラと過ごしていた。そんなところに
「ちょっと遥!ここ!ここ行きたい!」
そう言って母が地図を持ってきた。母さんが指さす場所には温泉があった。何でもそこには美女になれる秘湯があるらしい。そんなのはたいてい美肌とか肌つやがどうとかそんなのだろう。その時はそう思っていた
まさか入った後にこんなことになるなんて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 00:00:00
5011文字
会話率:64%
蜂蜜を愛するすべての人に送る、言い訳と自己正当化のファンタジー(嘘)
(レイティング的に具体的な描写があるわけではないですが不快なのは確かなのでお気をつけください。)
最終更新:2024-05-26 22:00:00
1954文字
会話率:0%
ミスを許さない役人とか軍人とかいるけど、ホルムズ海峡で本当に大事なのはコネとか賄賂とか面子とかそういう奴。
最終更新:2024-05-05 22:00:00
1521文字
会話率:57%
28歳独身同人作家女。まだ未熟だけど、子供ではない。大人のような。子どものような……いや、普通に良い年齢なんですけどね。
いつものように睡眠時間を削って可愛い女の子のえっちなイラストを描いていたら、いつの間にか死んでしまったようです。
気が
ついたら目の前に幼女が見えます。なんかどろどろに溶けかかった液体と固体の中間のような幼女です。彼女が私を生き返らせてくれるらしいです。
え?異世界に行って魔王を倒してこい?何言ってるんですか、私はただのクソザコナメクジのアラサー女ですよ?そんなのは勇者様に任せて下さいよ。完全に人選ミスです。そんなことより、私は可愛い女の子のえっちな絵を欲望のまま描きたいです。
え?私が幼女になるんですか?ヤッター!!
そして魔王を倒してこいと?ヤダー!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 16:01:44
188140文字
会話率:50%
狩人の少女ネルカの元に貴族の男がやって来た。
「キミとは従兄妹の関係」――そう伝えた彼はネルカを養子に迎い入れることになる。
そして、そのまま王都にある学園に入学することになってしまうのだが、そこで出会ったのは――王子を敬愛するあまり人か
ら嫌われている青年――この世界が物語であり自分がヒロインだと言う少女――高位貴族の令嬢なのに苛められている女の子。
そんなある日、彼女は国家を揺るがす事態に巻き込まれてしまう。
ネルカは次々に起きる事件を解決することができるのか?
「最悪の場合は血祭でもいいのよね?」――果たして本当に危険なのは……。
// 最初の数話を毎日更新、途中から二日おき投稿、ストック分がなくなってきたら三日おき投稿になります。 // 初期構想では学園物だったんですが……書いていくとバトルメインになってしまいました。 // 書き溜めたいタイプの人間なので、40話ぐらいまで書いてから投稿しています。もしも、投稿ペースが執筆に追いついたらキリのいい所で止めて、書き溜めのための期間を設けると思います。 // 想定としましては一話あたり2,200字前後、100話×三部構成です。 // アルファポリスさんの方でも投稿しています。 // 17:00~19:00が投稿時間となるようにしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 12:00:00
404999文字
会話率:39%
面倒。
全部全部面倒。
息をするのも食べるのも時として寝るのさえ面倒。
でも、一番面倒なのはこのくだらない矜持だろう。
十何年とあのゲームをやり続け、一度として枯らしたことはなかった。
あぁ、わかっているよ。
これは現実、ゲームとは違う。
面倒極まりない事実だ。
このままこの腕の中に潜り込んで振り返らなければ一番楽なんだ。
それでもこの矜持が、それを許さない。
あぁ、なんてめんどくさい。
「仕方ないから、助けるよ。まぁ、恩返しとでも思っててよ」
何もかもが面倒だと言う生き物シロと何もかもが愛おしいのだと言う世界樹レナーロク。
これは物語。
世界樹の世代交代に失敗した現実で覚悟を決めた誰かの物語。
―――――
練習兼ねた初投稿です。
あちこちころころ変わります。
しょっちゅう思い付きで書き直す可能性が高いです。
世界樹に会うまでが長い。
BLではありませんが書いてる人間が腐ってるので無意識にそれっぽくなる可能性がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 07:46:56
51825文字
会話率:32%
ケフェウス帝国の貴族であるクロノ・クロフォードには秘密があった。
それは異世界――現代日本からやって来たことだった。
現代日本の価値観と知識を武器に目指せ! ハーレムキング!
まずは千人の部下を率いて、一万の大軍を打ち破るべし!
なお、第
2部中盤まで内政メインでストーリーが進行します。
◆連絡◆
2020年12月04日 角川コミックス・エース様よりコミック第1巻発売
2020年12月01日 HJ文庫様より「クロの戦記5 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」発売
2020年08月01日 HJ文庫様より「クロの戦記4 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」発売
2020年07月03日 少年エースplus様にてコミカライズ開始
2020年04月01日 HJ文庫様より「クロの戦記3 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」発売
2019年11月30日 HJ文庫様より「クロの戦記2 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」発売
2019年08月31日 HJ文庫様より「クロの戦記1 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです」発売
2019年07月23日 HJ文庫様よりリブート決定、リブートに伴いタイトルを変更しました。
2019年05月17日 ノベルアップ+様に投稿開始しました。レイアウト修正中。
◆備考◆
オーバーラップノベルス版『クロの戦記Ⅰ~Ⅲ』発売中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 18:29:18
1921706文字
会話率:39%
【琴紡ぐ 彼岸匂える 月下にも ひとり愛でるは 征野の白百合】
戦場が悲劇に塗れてるだって~?……誰だい?そんな戯言を囀ったのは。
戦場吟遊詩人であるこの僕がっ!真の戦場奇譚活劇を披露してあげよう!
あー……吟遊詩人っぽい口調ってこんな
感じで合ってるかな?
あはははー………ま!そんなのは些細な問題だよねっ!。
嘘か眞か。信じるかはあなた次第!心温まる戦場の一幕を楽しんでいってね~。
――明るい声で話す彼女の部屋と液晶には、白百合が咲き誇っていた。
♢ ♢ ♢
※無慈悲注意※
基本、ほのぼのゆるキ〇ンになります。――しかし、諸行無常。人が死にます。
心理描写は重たいです。……心理描写が重たいです。
大事なことなので二度(以下略)
百合タグは保険です。恋愛感情は出てきません。どちらかと言うと友愛ですね。
……まぁ、作者は[山網][霊山科][精霊属]だからライン分からないけど!hahahahaha!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 21:17:33
7140文字
会話率:31%
2024年5月10日金曜日の夕刻、
羽熊有流羅(はぐまあるら)は、誘拐された。
突然の事態に身を置きながらも、彼女はどうにか冷静に思考する。その延長として、未成年誘拐被害者の生存率を鑑みた結果、まずは脱出を試みようと決意した。積極的に犯
人と会話して情報収集していると、9年前に失踪した母が事件に関係しているのではないかと疑いを持ってしまう。
悩んだ末、2日後に「母の日」を控えた娘として有流羅はこのまま逃げ続けるだけではいけないと自らを奮い立たせる――そうだ、わたしがすべきなのは解決RTAだ――誘拐によって引き起こされた問題を解決するため、少女は思考を止めない。
時間軸に対応して全17話を投稿します!
☆5月10日→6話分
☆5月11日→8話分
☆5月22日→3話分
2024年5月19日(日曜日)に開催される【文学フリマ東京】にて、
いくつも仕掛けを施した書籍版を販売します!
カバーやイラストは、がんばって描きました☆
当日お時間ありましたら、「新生ミステリ研究会」「名探偵、皆を集めてさて言い」に足を運んでいただけると嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 16:10:00
112787文字
会話率:42%
自分の日記、散文の群れ。
近代文学調なのは趣味
極稀に汚い言葉があります
最終更新:2024-05-21 23:47:40
918文字
会話率:9%
私はエルフのリンスィール、エルフ1の食通だ!
城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引いて世にも奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は「ラメン」……それは一口食えば、天にも昇る味である!
私はあっという間に「ラメン」の虜となり、毎晩、
街角でその男を待ちわびていた。
しかし、ある夜を境に、男は消えてしまった……『友』と呼べるほど仲良くなった男は、私の前から姿を消してしまったのだ。それから二十年、私はもう一度だけでも「ラメン」を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。
ああ……愛しの「ラメン」よ、もう二度と、あの味に出会えないのだろうか……?
そんな風に絶望していた、その時だ。
チャラリ~チャラ~♪ チャラリチャララ~♪
……なんとっ!? 聞こえてきたではないか、あの独特の笛の音がっ!
私は涙さえ流して、男の帰還を喜んだ。
しかし、そこに現れたのは、あの男の『息子』を名乗る、レンという料理人だった。
「あんた……昔、親父が世話になった人だろ? よっしゃ! 俺が、美味いラーメンを食わせてやるよ!」
しかし、目の前に出されたのは……あの男の食べさせてくれた「ラメン」とは似ても似つかぬ、奇妙な物体だった!
「ち、ちっがーうっ! こんなのはラメンじゃなーい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 20:20:16
516470文字
会話率:39%
『この配信――全ては揚げた鶏肉の為に』
◆
「お前、ダンジョン配信とかやらね?」
鶏肉――特に揚げ物大好きな高校生、涼は友人のその言葉をすげなく断っていた。
涼は休日になると探索者としてダンジョンに潜り、モンスターの寝顔
や、ダンジョンならではの絶景の撮影を趣味にしている。
その撮影した写真を見た友人が、何度も誘ってくるのだが興味はなく。
以前ダンジョン内で助けたことのある配信者のディアから、コカトリスの唐揚げをごちそうになったことで涼の中で未知なる鶏肉への興味が大きくなった。
その瞬間を狙って親友が、改めてダンジョン配信しないかとアプローチをしたところ、美味しい鶏肉を食べられるなら――と了承をした。
そうして始まったダンジョン配信チャンネル「涼ちゃんねる」。
涼の独特のスニーキングスタイルや暗殺者のような戦い方。中性的で性別の分からない容姿。これまであまり注目されていなかったモンスターの寝顔や、ダンジョン内の不思議な風景。がっつりとした攻略配信はしないものの、そういった寄り道要素をメインでマイペースな「涼ちゃんねる」は爆発的なバズはないモノの地味に登録者数を伸ばしていた。だって上手く行くと友人から鶏肉を奢ってもらえるので。
配信を通じて少しずつ涼の心境にも変化が芽生えるものの基本スタンスは変わらずに。
強敵モンスターを倒す姿が配信されて一気に名前が知られるようになったところでやっぱりスタンスはあまり変わらない。
バズろうが、有名人とコラボしようが、涼も涼ちゃんねるもマイペースなのは変わらない。
寄り道メインで寝顔に絶景、時々ディアのところでダンジョン食材のゴハンをごちそうになる。
涼はそうしてダンジョン配信を続けて行く。もちろん美味しい鶏肉の為に。
これは――『出逢いが世界を広げる現想譚-ものがたり-』
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:21:22
421034文字
会話率:40%
ずんぐりむっくりな二足歩行のぽっちゃりドラゴン。何の話をしているかって? 今の私の姿だよぅ……!
地元の交差点にて、どうやら死んでしまったらしい私は、どことも知れない異世界の洞窟で目を覚ますとドラゴン(?)になっていた。
お腹の中
は胃次元収納、食べれば食べただけ強くなる。しかもお腹の中にあるモノ同士を混ぜ合わせて新しいアイテムに作り替えて吐き出せるらしい。
見た目はともかく結構すごい能力持ってる私は、この世界で生きてく為にペタペタと歩き出した。洞窟内のアレコレを食べながら。
そうして出会った、小さくて可愛い女の子フィズちゃんと、近くの街の領主クロンダイクと仲良くなった私は、この二人の為に能力を使いながら、のんびりと好き勝手生きていこうと決めるのだった。
まぁ見た目は完全にハラペコ魔獣なんで、トラブル皆無と言わないけどねッ!
なんなら「がぶがぶ」としか喋れないし! 「がぶがぶ」としか鳴けないが正しいかも!?
だからまぁ、
喧嘩売られたり。
うっかり馬車食べちゃったり。
ヤバすぎるクスリを作ったり。
ヤバすぎる生物を作り出したり。
調子乗ってる新人と戦ったり。
フィズちゃんのお父さんの呪いと戦ったり。
色々あるんだけどさ!
……っていうか、私の見た目がどうあれ、この街ってちょっとトラブル多過ぎない? どうなってんのさ領主サマさぁ!?
いや、何割かは私のせいなのは認めるけどッ!!
前世では自分の好きを貫けなかった彼女は、魔獣の姿で異世界をのんびり駆け抜ける。これは『君と好きを貫く幻想譚』。
カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 18:44:05
179756文字
会話率:28%
女の子にまったく興味ありませんでした。
別に過去に女性に振られてトラウマに‥‥などではありません。
テレビも本もアニメも漫画も普通に見てましたが好きなのはゲーム。
特にハマったのが流行りのFPSではなくRPG。
コミュ障でもなく友人もいます
。
それでもゲームが好きで没頭していた。
しかし、そんな主人公に転機が訪れます。
偶然、姉の裸を目撃します。
それはもう衝撃でした。
その事が原因で主人公は異性に興味を持つ事から物語は始まります。
ちなみに20%程、作者の実体験が混ざっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 12:00:00
117427文字
会話率:26%