とある孤島。砂浜に座るその男は夜空を仰ぎながら、ため息をついた。
男は機器の故障により、この島に不時着した。命は助かったものの、この先どうすればいいのだろうか。通信手段がなく、助かる見込みはないと言っていいだろう。膝を抱えて星空を眺めて
いると、頭に浮かぶのはそのことばかりだった。
魚や甲殻類を捕り、耐え忍んではいるが、原始的な生活は肌に合わないようで、彼はよく体をボリボリと掻いた。喉まで痒くなり、彼は「アアアアァァァ!」と叫んだ。しかし、その声は誰にも届かない。月はただ静かにやつれた彼を見下ろしていた。
ここで死ぬ。絶望が心を蝕み、この体まで腐らせている。そんな思いに駆られ、彼はまた叫んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 11:00:00
1428文字
会話率:42%
とある家。帰宅した男がリビングに入ったその瞬間、室内に電話が鳴り響いた。
男はビクッとして背筋が伸びあがった。そして、おそるおそる受話器を手に取る。
「もしもし……」
『……おたくの子供は預かった』
「え……」
『無事に返してほ
しければ600万円を用意し、こちらが指定した場所に置くんだ。もちろん警察には言うな』
「あ、あの」
『なんだ』
「その、ちょっと確認してきてもいいですか? 今、部屋で寝てるはずなんですけど……」
『……まあ、いいだろう。だが、そんなことを言って、警察に通報するつもりなら覚悟しておくんだな』折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-02 11:00:00
2121文字
会話率:95%
とある夜。とあるファミレスにて。
「店長……あのお客さん……」
「まさか、まだか? まだ注文を?」
「はい……」
「……よーし、いいだろう。こちらが折れよう」
「でも、『ああ、まだ考えてるから』とか言われたら、あたし、怖いです…
…」
「俺が行く。ははは、ま、注文するにしてもどうせドリンクバーだけさ、ははははは……」
「お気をつけて……」
店長は女店員に軽く頷き、そして件の席、客のもとへ歩み寄った。
喉を鳴らし、軽く息を吐く。そして恐る恐る言った。
「あの、お客様……そろそろご注文のほうをしてくださらないと……」
「しましたよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 10:00:00
1859文字
会話率:91%
君は心の底から笑っていないんじゃないか?いつも誰かの目を気にして、笑っているフリをしているんじゃないのか?そういうのは駄目だ。心の豊かさは君の暗鬱たる気持ちを払しょくし、やがては活力になる。ならばどうするのか?過去の偉人の残した言葉を知るこ
ともいいだろう。だがその前に胸に正義を抱け。己の正しさの在処を見出せ。世間では自分探しは無駄とか、幼稚なんて心無い言葉を使う奴らがいるけど、そういう雑音は聞かなくていい。あらん限りの声で正義を謳え、誇れ。その先に限りない光り輝く道がある事を信じて突っ走れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 00:00:00
55969文字
会話率:1%
弱っている時ほど強がりたくなる。それが人間というもの。そんな時は歌をえばいい。外に出て散歩をするのもいいだろう。だけど本当はわかっている。本当は君の存在を求めているんだ。大好きな君に会いたいんだ。あって伝えたいことがあるけど、プライドが邪
魔して言葉にならない。そんな気持ちを力いっぱい誌に込めてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-04 22:13:17
859文字
会話率:3%
戦闘魔術師にとっては、奇妙な任務をこなすことは珍しいことではありません。特に、拒否した場合、記憶喪失と母校からの追放を約束される場合。グールを助ける?いいさ。危険なアーティファクトを取り戻す?いいよ。未知の魔法を操る者と戦う?…うーん、まあ
いいだろう。この騒動から生きて抜け出す?当然だ!しかし、もしすべてが見た目通りではないとしたら、どうすればいいのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 19:55:47
15619文字
会話率:32%
名無しの島には『なにもない』というのは大嘘、本当は世界を救うために未来からやってきた魔女と、その魔女に助けられた精霊達が住んでいる。
島は精霊達が持ち込んだ世界樹に覆い尽くされ、その根元には救世の剣がその時のために、ひっそりと隠されてい
るのだ。
……記憶の摩耗に伴い、いつかのために手記を残しておくことにした。
書き始めはこんな感じでいいだろうか?
これ以上のことを書くかどうかは迷ったけど結局書かないことにした、精霊達に知られたら困るし。
魔女の目的は世界の救済、その一手を未来に残すこと。
けれど本当はそれだけじゃない、実はもう一つある。
そのもう一つに関わることはここには書かない、彼らが知ったら、きっと悲しむだろうから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 01:00:00
11940文字
会話率:26%
姉に金も愛情も全て注ぐ両親。持ち物は全て姉のお古で、部屋の中から出ることは許されない。男の子を望んでいた貧乏な男爵家で女として生まれてしまったミルティアは、本人は気付いていないが家族から虐げられる日々を過ごしていた。
そんなある日。国に
とって重要な局面で様々な占いを行う伯爵家に、男爵家から娘を嫁がせるよう王命が下る。どうやら王宮で跡取りの伯爵子息が、一人前と認められるための『嫁取りの占い』を成功させたらしい。
男爵家は娘ならどちらでもいいだろうと、厄介払いのようにミルティアを差し出す。しかも本人は「老人のような白髪の男性」としか聞いていなかったので、本当に老人だと勘違いしていたままだったが……。出てきたのはなんと、顔が隠れるくらい深くフードを被っている人物だった!
さらには、偶然伯爵子息の素顔を見てしまった実の姉から、ある日突然「婚約者を代わってあげる」という内容の手紙が届いて――。
国内唯一の占い師一家の伯爵子息と、ちょっと天然な薄幸の貧乏男爵家令嬢。占いによって出会った二人の、普通だけど普通じゃない、でも王道な恋物語。
占いから始まる、淡い恋の行方は――。
※淡い二人の恋が始まっていく様子を、ゆっくり丁寧に書いています。最初からフルスロットルではないことをご承知の上、お読みください。
☆毎日更新中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 21:47:29
129512文字
会話率:32%
魔族にして魔王四天王のリーリエルは、勇者との死闘で窮地に陥った。
リーリエルは撤退するため転移魔法を使用するが、制御不能状態で転移してしまう。
転移した先はリーリエルにとって、元の世界とは似て非なるパラレルワールドであった。
勇者
と思っていた少女から懐かれる。
人と魔族が共存し、敵対していない。
そしてリーリエル自身は、今まで鍛えてきた強靭な肉体を失い、男の娘のような可憐な姿となってしまう。
さらに、リーリエルが魔法を使うと、なぜか女性へと変化してしまうのだった。
わけのわからない状況に超へこむリーリエルだったが、転移した世界のモンスターを倒すと得られる『魔石』に目をつける。
『魔石』は通常、武器に組み込むことで威力を向上させるものであったが、リーリエルは『魔石』を吸収することができたのだ!
「力が……力があふれる…………。
くくくくく! いいだろう!! 貧弱なこの身体がどこまで強くなれるのか、試してみるのも一興だ!!!」
かくして、マッチョから男の娘となり、さらには女の子になったりしてしまう、可愛すぎる元魔王四天王リーリエルの最強を目指す日々が幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 00:00:00
176250文字
会話率:38%
大学の友人が俺を置いて北海道に行ってしまった。
いや、まぁ普通に遊びに行っただけなんだけどさ。金ないし、バイトもあるしスルーしたわけなんだ。
俺は今更ながらそれを後悔している。過去の俺をぶっ飛ばしてやりたい。
と、そこで俺は思ったわ
けさ、俺もどっか行けばいいだろうと。
これは、青春のような青春とは違うような、やっぱり青春かもしれない花見オフの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-24 21:25:02
15631文字
会話率:44%
雑踏に紛れたら分からない、きっと何処にでもいる普通の会社員。
松岡春子27歳。
春に生まれた女の子だからそれでいいだろう。という事らしい。
何とか家を出たくて就職した会社はほんのりブラック。
恋愛なんて思う暇もなく、毎日どうにか朝を迎える
。
ある雨の日、やっぱり遅くなってしまった仕事帰り。
突如現れた白い空間に現れた、
「ごめんね、迷惑かけちゃったね。」と微笑む超絶美しい神様。
と、
「ごめんなさい、申し訳ないですぅぅぅ…。」とぶるぶる震える小動物かの様な死神。
「え?」
あ、何かイヤな予感。
ただ静かに暮らしたいんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 01:57:42
11087文字
会話率:48%
この世の構造についての個人的見解。加えて思想の種別も。
世界観やキャラ設定とかに使ってもいいだろう。
最終更新:2024-03-22 05:10:08
5765文字
会話率:0%
――これが青春なら、僕は望まない。
アオイハルと書いてセイシュンと読む。
春が来ているのはアイツらだけだ。周りを見渡せば極寒の冬のように凍りついている。
それに気づかず、自分たちが特別だと思って舞い上がる。
――ああ、最高に滑稽だ。
「…
…って、言えたらどれだけ気持ちいいだろうか」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 21:10:00
6723文字
会話率:29%
「おはよう~」
あっ、そう言っても誰もいないんだった。
俺の名前は伊藤カズヤ。ごく普通のヒキニートだ。
まあ天才プロゲーマーでもあるけどな。
俺はゲームの才能があるんだけど、金がない。
俺はちっこい脳ミソで考えて至った結果が、妹の
ユリに金を借りることだった。
よし。借りに行こう。そう考えて、外へ出たその時だった。
「ズルズルッ」と音を立てて、俺は転んだ。
「いてて、ゲームばっかやってるからかな、体が重い。」
そう言いながら、立ち上がった。すると、何か頭が濡れていることに気づいた。
「なんかこぼしたかな。」そう思って、床を見ると、血まみれだった。
そこから俺の記憶はない。いや、そこから「奇跡」が起こったといった方がいいだろうか?
なんと、俺がその光景を見た後、世にも美しい女神が現れ、俺にこう告げた。
「貴方は死にました。しかし、あなたにチャンスをあげましょう。
いまから貴方を異世界へ降臨させます。しかし貴方は...魔王なのです。」
「え?なんて?」と、俺は戸惑ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 20:40:24
2874文字
会話率:14%
「適性試験勉強。まぁ、うちではゆっるいデイリーミッション的なものでいいだろう」
やってもいいし、やらなくてもいい。
ただ、やれば特典があるというものだ。
論理的思考を養う適性試験を通して、民の能力生産性を向上させるというものである。
もちろん、やらない、できないからといって罰則があるわけではない。
ただ、やっていい成績を残せばちょっとした優遇措置が受けられるというものだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 15:26:51
362文字
会話率:6%
ヒトは想像力豊かいな生き物である。同時に、創造力も豊かと言っていいだろう。あり得ること、あり得ないこと、新規で新奇なことに想いを馳せる。人によっては陳腐で月並みなことに重きを置いているかもしれない。
でも私は、考えることをやめられない。
脳が勝手に思い描くナラティブを止めることができないのだ。そのせいかどうかはわからないが、なぜか始まってしまった異世界ファンタジー。日本語という新しい言語を操り、魔法とは異なる科学を発展させているらしい。
私の住む世界では、魔法で全てが解決する。液晶魔法で映像を見れるし、通信魔法で遠くの人と会話ができる。転移魔法でモノを転送できるし、創造魔法でモノを創れる。大抵のことは魔法でどうにかなってしまうわけだ。
それに比べて科学は劣悪だ。ほとんどのことはわかっていないし、情報格差が大きい。なにより、リテラシーが物を言う。そんなのディストピア以外のなにものでもないだろう。
しかし、そんな科学には魔法にない素晴らしい特性がある。それは、具体性だ。究極なまでにディテールにこだわっている。できる限り偏見や先入観を排除し、反対意見を取り入れ、客観性を担保しようとしている。にも関わらず、まだ足りていないとする。なんて強欲なのだろうか……。
そんな、ちょっと学べてちょっと面白い、ちょっとしたお話の幕が開ける──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 12:57:09
55742文字
会話率:44%
退屈な日常、変わらなく只々流れてく時間。平等を謳いながら差別化を進める社会。
生きてる意味も、死んでいく意味も、そんなものは何処にもなくて、ひたすらに誰かにとって役に立つ駒を作ろうとする世界。
窮屈だろ?目的も目標も見つかんないだ
ろ?
いつも僕は思う。そう思い続けてる。
だって、それくらいしか自由なんてないだろう?
せめて、心の中にヒーローくらい居てもいいだろう?
これは、僕にとってのヒーローが、死を望み、魂の消滅さえ渇望した男が、荒れ果てた荒野で生き抜いていくお話しです。
筆に自信があるわけではないし、上手く表現するサイのもございませんが、只々、書きたいのです。
どうか、お許しください。
時間潰しにでも、目を通して頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 23:00:00
3246文字
会話率:32%
二月三日。日本の片隅にある研究所で、生物強化物質が開発された。
その物質を生物が摂取すると、記憶力と運動能力が大幅に強化される。
しかし見た目には大豆の煎り豆そのままだったせいで、
誤って節分の豆撒きに使用されてしまった。
翌日から、豆を
啄んだ鳩が鷹のように飛び回り、
豆を食べた受験生は難関校への合格が相次ぎ、老人は走り回った。
生物強化物質の効果は一年間、副作用は命に関わるほどの虚脱感。
このままでは大変なことになって、研究所の責任問題になる。
それを回避すべく、研究所では生物強化物質無効化物質を作った。
この物質を摂取すれば、生物強化物質の効果を無効化できる。
しかしやはり生物強化物質無効化物質も見た目は同じ煎り豆だったため、
警戒した人たちには食べてもらえない。どうすればいいだろう。
そうして考案されたのは、煎り豆を渡して食べても自然な催し物を利用し、
二度目の豆撒きをすることだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 03:06:46
5785文字
会話率:17%
沼田海里(17)は幼馴染でクラスメイトの一井柚佳に恋心を抱いていた。しかしある時、彼女は同じクラスの桜場篤の事が好きなのだと知る。桜場篤は学年一モテる文武両道で性格もいいイケメンだ。告白する予定だと言う柚佳に焦り、失言を重ねる海里。納得でき
ないながらも彼女を応援しようと決めた。しかし自信のなさそうな柚佳に色々と間違ったアドバイスをしてしまう。
「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」
己の経験のなさも棚に上げて。オレよ、もうやめてくれ。
※短編で投稿していたものの連載版です。
※不定期更新予定。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 16:44:44
105289文字
会話率:40%
「海里の好きな子って美南ちゃんでしょ?」「うるせー、誰だっていいだろ。……柚佳の好きな奴は篤だろ?」「クッ、さあね。教えてくれないと教えない! まあ、もうすぐ告白する予定だし?」焦ったオレ。「キスもした事ない色気のない女、相手にされる訳ない
だろ? 篤は学年一のモテ男だぞ」「海里はした事あんの?」「あるよ? (嘘)」悔しそうに沈黙し俯いた柚佳。言い過ぎたと更に焦ったオレの口からとびっきりの失言が飛び出た。「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 02:22:10
705文字
会話率:13%
莫大な魔力を持って生まれたために、幼い頃から生贄となるべく育てられた、伯爵令嬢のティーナ。
18歳になった彼女に命じられたのは、生贄を喰らう巨人の住む洞窟への一人旅だった。
言うなれば、辞世の旅。せっかくなら、思いっきり楽しむつもりだ。
そんなティーナは、道中の護衛として、『狂犬』と噂される凄腕の男、イェルドを雇う。
貴族の娘と傭兵あがり。誰にも言えない生贄と、仕事に私情は持ち込まない男。
言葉使いから価値観まで、何一つとして合わないちぐはぐな二人。
互いに距離をとっていたはずだったけれど、イェルドの気持ちは、常識はずれな行動を繰り返すティーナの面倒を(しぶしぶ)見るうちに、少しずつ変わっていって。
「なんでそんな顔する。来年また来ればいいだろ」
ティーナには存在しない未来を、イェルドは簡単に語る。
けれど。
「それは、あんたがやりたいことなのか?」
辞世の旅の道連れとなった、二人のお話。
◇
毎日更新。五万字程度の中編です。
こんなあらすじですがハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 20:15:16
52339文字
会話率:48%
深夜3時。公園を1人歩いていた女児が不可解な現象に襲われたのを目撃してしまう。水島夏樹は女児を救うべく駆け寄るも、突如現れた黒い刃に貫かれ絶命してしまう。…が何故か生きていて、不思議な男2人に囲まれこんな話をされていた。
「どうせ殺すんだ、
その前に生き返らせてもいいだろ」と。
次第に自分の立場を理解した夏樹は、不思議な力を使う同年代の青年シオンを出し抜こうと、生きる為に知恵を張り巡らせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 22:22:53
29741文字
会話率:36%
僕が暮らすこの街には祈りの木というものがある。その木にはある秘密があるがまーいいだろう。
そんな街で過ごす僕こと三益要は、高校2年生だった。新年が始まり後輩が入ってくる。僕の部活にも1人の少女との不思議な日常が幕を開ける
最終更新:2024-01-27 17:15:50
52251文字
会話率:69%
言葉に厳しい生徒会長にツッコまれる書記のお話。
最終更新:2024-01-26 16:36:41
3080文字
会話率:45%
ボクの名前はユーリ。女神様から祝福を受けて魔王を倒しに行く。
だけど、旅のお供がくたびれたオッサン一人?
しかも、戦えない!
じゃあ、何をするんだ?交渉?そんな物になんの価値があるんだ?
えっ?魔王と交渉すれば平和になる?
わかった!言
われた通りにやればいいだろ?
やってやるよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 12:00:00
6093文字
会話率:49%