教会の腐敗、領主の搾取、賄賂に使われるだけの税を見て、農民たちは耐え忍び、その日その日を生きてきた。
しかし、その憤懣は、あえなく決壊することになる。
宿屋の娘ベルガが、領主の馬車の前に出たというだけで、領主の長男に斬殺された挙句、死
姦され、男のモノが入ったままの臓物を宿屋の軒先へと晒されたのだ。
ベルガの両親は激高し、近くにあった領主の畑を焼こうとするが捕らえられ、火あぶりの刑にされてしまう。
庶民たちは恐怖した。しかし、このまま領主を放置すれば、明日はわが身が殺されるかもしれない。
そんな中、一人の帝国騎士が農民のために立ち上がった。
彼の名前は、マンフリート・フォン・アイゼンアルム。異教徒戦争で、黒衣のマンフリートとあだ名され、恐れられた騎士である。
農民の窮状と帝国、教会の腐敗を嘆いた彼は、自身の命を賭しての戦いに身を投じることになる。
その序章となる、蹶起の狼煙を上げようとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-10 16:50:48
1126文字
会話率:16%
幼馴染で腐れ縁の高遠幸也と高階麻耶の出会いと別れの物語
(文学フリマ短編小説賞一次通過作品)
最終更新:2016-06-10 16:17:37
12701文字
会話率:66%
もしもすれ違った相手が宇宙人だったら……。
外見だけじゃ分からない。そんなお話です(?)
最終更新:2016-06-10 15:06:57
9883文字
会話率:18%
思い出を買い取ってくれる店。
僕はそこで思い出を売り、今の幸せを買った。
最終更新:2016-06-10 11:40:39
4696文字
会話率:22%
「青空の下で」という言葉をモチーフに書きました。
1000字程度の短い文章ですので、気軽に読んでいただければ幸いです。
この作品はpixivにも掲載しています。
http://pixiv.me/wkbkor
最終更新:2016-06-10 11:10:54
1199文字
会話率:35%
柔らかな雨に濡れる男の子を想像して書きました。
1000字に満たない短い文章ですので、気軽に読んでいただければ幸いです。
この作品はPixivにも掲載しております。
http://pixiv.me/wkbkor
最終更新:2016-06-09 14:28:44
773文字
会話率:43%
サンタはいない。
その一言に心を打ち砕かれそうになった園児は祖父にきく。
「サンタはいないの?」
祖父は優しく答えた。「そうだよ、仙太郎。サンタはいないんだ」
最終更新:2016-06-10 07:02:54
1701文字
会話率:71%
黄金霞がすやり雲のごとくかかる都。
僧、迅海は界善寺で桜を見つつ、酒を飲んでいた。
千年花を散らすことなく咲き続ける老桜の陰に美しい女の姿を見る。
女は迅海に頼みたいことがあると告げる……
最終更新:2016-06-02 07:02:36
6030文字
会話率:38%
六月のホームルーム。僕らは二学期の学園祭の出し物を楽で簡単なものにしようとしていた。
ところが、一人のクラスメートがそれにピシリと反対して……
最終更新:2016-06-01 07:03:52
2467文字
会話率:50%
ある男の抱える懊悩と、哀切の話。
最終更新:2016-06-10 01:34:04
19742文字
会話率:45%
少年は希った。
愛しい妹と、家族との幸せな日々を。
大きな幸せなんて要らない。
小さな幸せが幾つも連なって、当たり前の幸せを、いつまでも、幸せと呼べる日々を。
例え、自らを犠牲にすることになろうとも。
最終更新:2015-01-27 23:28:50
13642文字
会話率:36%
わたしはねえさんと生きている。
ねえさんがいなければわたしを知る人はいない。
ねえさんがいなければ、わたしは死ぬことしかできない。
ねえさんとわたしと父の3人の生活。
その上に神さまがいるそうだ。
わたしはそれを信じていない。
いるなら歌っ
てみろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-10 00:52:02
38025文字
会話率:7%
昔々あるところに、双子の人魚のお姫様がいたそうな――
人間社会をめぐるすれ違いから袂を分かった人魚の姉妹。
彼女たちの恋の結末、そして手に入れたもの、失ったものの物語。
最終更新:2016-06-10 00:39:47
10860文字
会話率:31%
聖国の某兵士は、魔王討伐の為の任務として、亡くなった勇者の恋人に遺品として渡された聖剣を回収せんと深淵の森を抜けた。
しかし、森の先の丸太小屋で出会ったエルフ、フランカ・シードが管理していたのはただの鉄の剣だった!
彼女は紛れもなくそれこそ
が勇者の使っていた剣だと証言する。
思い出の剣を引き渡すことを拒んだフランカは、見返りとしてその剣にまつわる勇者との恋物語を語り始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-10 00:00:00
15642文字
会話率:40%
八月初旬、全国の高校生たちが青春の汗を流し、己の実力を出し切るスポーツの祭典――インターハイ。
某県で行われた弓道部門の大会、そこに青春をかけた少女たち。
彼女らは高校生活の集大成とも言える最後の戦いに全力を傾け、決勝にまで上り詰めたの
であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 22:37:25
968文字
会話率:4%
とある国で皇帝として君臨する少女の物語。
最終更新:2016-06-09 22:25:16
1340文字
会話率:3%
茂木花から届いた手紙には、一枚の便箋だけが入っていた。そこに記された「溶接」と名付けられた詩を読んだ時、湧き上がる黒いモヤモヤ……彼女は荷物を手に取ると、引っ越してきたばかりの彼氏の家から飛び出していた。
最終更新:2016-06-09 21:36:49
7973文字
会話率:33%
昔々あるところで。物語のとくいな一人の若者が、魔女の屋敷に招かれました。
「おまえ、これからずっと、わたしだけのために物語をつくってくれないかい」
かわりに一生つらい思いはさせないから、と言われて、若者は魔女と約束しました。
そうして二人は
長い年月を一緒に過ごすことになるのですが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 17:53:50
5928文字
会話率:25%
その村は排他的だった。
村人の凍りついた心は溶けることがなく、全ての出来事は村の中だけで完結していた。
そんな村にいつしか住みだしたのは、一匹の孤独な狼。狼は明るい笑顔で村人に挨拶をし、常に村人のために働いていたが、いつも一人だった。
最終更新:2016-06-09 14:58:17
9185文字
会話率:40%
駒鳥は森の奥で倒れていた。
これを見つけたのはカラスだった。駒鳥を役場へ運んだのはガチョウだった。医者を呼んできたのはアヒルだった。みんなに知らせに行ったのはキジだった。
キジはみんなに事情を話し、そこで一つの疑問がわく。なぜ駒鳥はあんなと
ころで倒れていたのだろうかと。
真実を知りたい者たちは、謎を解くために己の妄想や想像を繰り広げていく――その行く先は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-31 16:54:03
3919文字
会話率:52%
王宮でメイドとして働いていた少女は、ごく一般的なメイド生活を送っていた。
しかし、ひょんなことから他人のミスを自らの命で償うことになる。
その命が消される瞬間、少女は自分を処刑しようとしている王にある提案をした――……
最終更新:2016-05-31 11:13:51
12707文字
会話率:47%
大魔法使いサマンサバ―バの孫や、ひ孫が冒険する物語。
最終更新:2016-06-09 06:12:10
9395文字
会話率:21%
世界から身をひそめた大賢者のお話。
最終更新:2016-06-05 09:34:49
1867文字
会話率:8%
船幽霊と出会ってしまった漁師の男。男は言われるまま、ひしゃくを貸してしまうが・・・。
最終更新:2016-06-09 05:44:54
1986文字
会話率:6%
古い家に引越してきた男。そんな男の前に現れた幽霊。
幽霊は必死に男を脅かそうとするが…。
最終更新:2010-08-15 23:20:19
1728文字
会話率:29%
終わり。
そして始まる。
幾度と繰り返す舞台。
自分とは、役者であり観客である。
※FC2小説に投稿したものを改稿し掲載しています。
最終更新:2016-06-08 22:18:57
985文字
会話率:8%
突然仕事を辞め、遅過ぎる自分探しを始めた夫、カイ。そんなカイに焦り、苛つき、振り回される妻のサエ。噛み合わなくても、分かり合えなくても、2人は言葉を交わしていく。
そんな2人の間に小さく響く、歌がある。
最終更新:2016-06-08 21:15:11
2821文字
会話率:43%
両親が離婚し、どちらからも捨てられた中学生のカナ。
そんなカナが、両親と中華屋を営むハナの元へやってきた。
「おねーさん、一緒にいたいです」(カナ)
「ガキは嫌いだよ」(ハナ)
出会うはずもなかった2人が、一つ屋根の下で暮らし出す。
最終更新:2016-05-31 19:13:00
2938文字
会話率:64%
小さな街の、父と子の話。
掲載していたサイトにログイン出来なくなってしまったんで、推敲・編集して再掲載しました。
掲載元http://s.maho.jp/book/fb943cie48b880ab/5320398003/
最終更新:2016-06-08 19:56:51
8661文字
会話率:15%