大地と空に魔力が満ち溢れ、人々の暮らしに魔法が息づく世界の片隅。
清らかな白亜の城を中心として築かれた美しい国に、ひとりの王族がいた。
その王族の名はノア・レグナヴィア。歴史あるレグナヴィア王家に生まれた王子の一人にして、自他ともに認める“
能無し王子”。
どんなに頑張っても“そこそこ”止まり。剣でも槍でも魔法でも、何をやっても“並よりマシ”。それでもめげずに努力の毎日。
そして迎えた十七歳の誕生日、突然王様から呼び出された王子はある命令を下される。
「お前の兄を連れ戻せ」
わけの分からない理由で城を追い出されたノア王子。傍付きの少女騎士との二人旅が始まった。
王子と騎士を待ち受けているのは波乱の旅路。
行く先々で事件に巻き込まれるのは当たり前。気付けば増えている旅の道連れ。苦難を乗り越えた果てで告げられる真実と使命。
能無し王子の明日はどっちだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 20:00:00
18762文字
会話率:43%
聖龍に全てを委ねた国家、サルヴァドラッヘ救世国。世界を救った救世主が建国したその国家では、聖龍よりもたらされる恩寵が全てを定める。世界で最も平和で美しい国家と呼ばれる救世国には戦争も飢饉もなく、恩寵の強さにより罪すら許されることを除けば、
最も理想的な国家として大陸の半分を治めていた。
英雄の父を持ち侯爵家に生まれたラウルス・ノビリスは、時代の救世主としてその身体に救世龍を宿すが、それを秘密とされ生きてきたが自尊心に溺れ心優しいながらも傲慢に育ってしまった。しかしラウルスはある教師や救世国では悪とされる穢れた肌の人種の少女、多くの人と関わるうちに救世主や正義の信念に葛藤していく。
この国は本当に理想郷なのか、聖龍に裁定を委ねた宗教は本当に正しく人を導けるものなのか。真の救世主とは何を行うべきで、聖戦を起こし蛮人と戦うべきなのか、それとも――
栄光は、常にこの内にある。けれども栄光は、平和と相対する――――争いがなければ、栄光などは生まれもしないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 07:28:46
330569文字
会話率:47%
近年栄華を極めているというレーヴ国の子爵令嬢•リーゼは、隣国で田舎国とも揶揄されているプティット国の公爵•エリオットと縁談話が舞い込む。豊かな自然のある美しい国で暮らすのも悪くない、それにエリオットはなかなかの美男子だ。出会ってすぐに距離を
縮める二人……リーゼはこのまま幸せな日々が続くと思っていた。
※アルファポリス、カクヨム、ツギクルにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 15:00:00
20238文字
会話率:45%
大陸の西の果てにあるアスロポリカという国は、近年になるまで国を閉ざしていた。
十七歳の男子学生であるスウリは好奇心から、そんな謎に包まれたアスロポリカに留学することを決める。
アスロポリカは古くから続く街並みが広がるのどかで美しい国であっ
た。生活するうちに「魔法」なるものが国の発展を支えてきたことを方々で聞かされるものの、スウリは非現実的と受け入れられずにいた。そんな中、級友であるヴィルゼーにスウリが通う学院の魔法研究会に勧誘され、なし崩し的に入会してしまう。
スウリは次第に魔法について興味を持ち始めるが、研究会のメンバーや、アスロポリカの住人と関わっていくうちに、女王ケイプカリスと一人の魔女による、国を揺るがす大きな争いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 07:29:05
36984文字
会話率:55%
美しい国を愛し、国に愛された両親。そんな2人が事故で亡くなり3年。2人の残した国は今も美しいまま。アリシアは国の王女として、国を愛し、国に愛されるように、執事のレオンを連れる。だが、婚約者のユーリからアリシアの知らないこの国の事実を突きつけ
られ、彼女は国と大事な人のために選択する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 23:30:35
7404文字
会話率:68%
美しい国を手中に収めたいと魔王は欲するのだが、征服してしまうとすぐに荒んだ国へ変貌してしまう。何とかできないものかと嘆く魔王は・・・
最終更新:2020-12-22 14:34:55
1000文字
会話率:48%
祝祭の夜に願い事をかけ、見知らぬ国に迷い込んだリゼット。
家族を亡くしたリゼットが欲しかったのは、これからの時間を一緒に過ごしてくれる誰かで、何も美しい国王の補佐官などでなくても良かったのだ。
けれども、その願い事が誰かの運命を変えてしま
うのなら、勿論、潔く身を引くつもりであったのに。
だが、リゼットにも我慢の限界があった。
これ以上の仕打ちをされるのなら、リゼットにだって考えがあるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 17:10:06
24330文字
会話率:38%
その深い森の奥には、魔術を持つ人々が暮らす美しい国がありました。
そんなある日、その国のお姫様である白雪姫は、魔法の鏡に唆された後添えのお妃様に森に放り出されてしまいます。
仕方なく白雪姫は、噂に聞く森の小人が住むというお屋敷に行くこと
にしました。
そのお屋敷には財宝が溜め込まれており、素晴らしい料理人がいるという噂を聞いていたのです。
しかし、森には小人など住んでおらず、素晴らしいお屋敷の主人は美しくも残忍そうな魔物なのでした。
このお話は、守り手に渡されていた守護魔術で悪い魔物達をちびふわ毛皮動物に変えてゆく白雪姫と、白雪姫の撫で回しに籠絡されたちびふわ達、そして時々周りのことが見えなくなるうっかりなお妃様の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 16:46:19
14448文字
会話率:45%
そこは森に守られ、森の恩恵を受けた美しい国。王国は森との誓約の証に少女を迎え入れ、森の聖女として大切に扱ってきた。
だが時の王、シリル・ドラクロワは度重なる聖女の浪費癖についに堪忍袋の緒が切れたのだ。
「もう我慢ならない! 森の聖女を追
い出せ! 森との誓約などおとぎ話にすぎん!」
そう叫んだ王の手先によって、聖女リリアーナは森へと捨てられてしまった。
「なんだかわからないけど、ただいま」
森で生まれ、森で育てられた正真正銘の聖女だったリリアーナを追い返された森は激怒し、王国を守ることをやめてしまった。
そしてさらに七年後、森の聖女は森の反対側にある砂漠の国の妃になっていたのである。
「お前もこの国に来て五年だ。他にいい男はいなかったのか」
「あなたが一番強い。番になるなら一番強い男がいい」
森で育ったちょっと風変わりな聖女と、それに振り回される砂漠の覇王の物語。
ほんの少しだけですが虐待を匂わせる部分がありますので、苦手な方はご注意ください。なおざまぁはほぼありませんが自滅はあります。
別のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 00:00:00
40366文字
会話率:35%
とある栄えた美しい国の王様と、なんでも願いを叶えてくれるという森の魔女のおはなし。
キーワード:
最終更新:2020-05-10 15:30:29
6003文字
会話率:23%
ここは、乙女ゲーム『アーシェンブレーデルの奇跡〜虹の花束を貴方へ〜』の舞台となる『聖アレキサドリア学園』があるアシェンブレーデル王国。
妖精と魔法が当たり前に存在しており、王宮を中心とした広大な国土を有し、生命力溢れる緑に囲まれ、南方には陽
光を反射し光輝く海が広がる美しい国だ。
聖アレキサドリア学園に主人公が入学するところから始まり、イケメンの攻略対象と交流する中で、学園で起こるイベントの選択肢によって、ハッピーエンドやバットエンドなど多岐に渡るストーリーを楽しめる疑似恋愛ゲームである。
そう、自分はなんと、そんな乙女ゲームに転生してしまいました。
転生先は主人公…?いえいえ違います。きっとただのモブですよ。
でも、待って…こんなセリフ…そもそもこんな設定あったっけ?!
ここは本当に乙女ゲームの中なのか…?
公式設定にはない有り得ない言動をするキャラたちに振り回される日々。
この世界は果たしてどんなエンドを迎えるのかーーーーーー?!
※この作品はフィクションです。
実際の人物や名称などには関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 22:00:00
227799文字
会話率:35%
世界のどこか、緑溢れる美しい国。けれどそこは、魔法を使う男性「魔術師」が優遇され、女性の「魔女」は虐げられている国にて。
森の奥深くで、魔物のリアムと隠れて暮らす魔女ミリア。毎日変わりない日々を平穏に過ごしていた彼女は、ある日学園で学ぶ魔術
師の卵であるローリーに出会う。
立場を超えて交流を深める二人だったが、彼らはまだ、互いが深く悲しい因縁で結ばれていることを知らずにいた。
因縁の出会いが世界を変え、新たな真実を導く。魔法に彩られた世界のボーイミーツガール。
※こちらはカクヨム、ノベルアップでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 22:14:47
20431文字
会話率:41%
気づいたらそこは、知らない世界だった。
そこで危ないところを助けてくれたのは、無口で無愛想な黒騎士様。
彼に連れられ来たところは白い女神様を崇拝する美しい国アダラント。
その国の王様が言うには、私はその女神様に連れてこられた異世界人、ついて
は救世主なのだそうだ。
至極迷惑な話だが、この世界を救わないことには、元の世界にも帰れないそう。
文句を言っても仕方がない。腹をくくって世界を救ってやろうじゃないか。
……と決意したはいいが、なんだかだんだん雲行きが怪しくなっているような?
これは理不尽な環境に追いやられてもへこたれない主人公と、悲しい瞳をもった黒騎士とが織り成す愛と勇気の物語ー……になればいいな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 17:00:13
70525文字
会話率:29%
貧困は若者たちの心を破壊する。
今、そこにある現実から目を背けるな。
最終更新:2019-09-06 05:28:33
3826文字
会話率:7%
この美しい国に生まれた美しい6人のお話。
最終更新:2019-08-27 09:47:17
3109文字
会話率:50%
世界一美しい国王陛下(個人の意見です)に婚約破棄された武竜バカのわたし、辺境伯令嬢イオアンナは、女人禁制の武竜学院に男として入学しました。
告白されたり、お芋一袋で売り渡されそうになったり、昼食のパンを持っていくのを忘れたり全身火だるまにな
ったりもするけれど、たくさんの武竜に囲まれて幸せな毎日です!
※予約更新分消化後は不定期更新となります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 00:00:00
123144文字
会話率:35%
海底の国という非現実世界に身を投じた、小心者だが腕のいい鯛漁師・太郎が予期せぬ現象に翻弄されながら、恐怖、戦い、愛、絆、人間と自然界の関係を学びながら成長していくファンタジー小説です。
皆さんよくご存知の童話「浦島太郎」のリメイクではあり
ますが、実直な太郎がなぜ、理不尽な結末を迎えねばならなかったのか、その因果関係とは。
全編を通して、太郎(主人公)による一人称の語りで展開しています。太郎になってお読みいただければ幸いです。
目次
プロローグ ~父を飲み込んだ怪物、海の鬼神が伝え話の龍だったとは~ 1
第一章 ~幼なじみの音根と恋が実り、膨らむ夢の前に龍が現れる~ 9
第二章 ~ひょんな事件で子亀を救い、海底の国へ招待を受けるが~ 20
第三章 ~海底に着き、美しい屋敷と乙姫や加奈に心揺さぶられる~ 32
第四章 ~皆で協力してサメを撃退し、楽しい楽園で乙姫の告白が~ 45
第五章 ~乙姫の告白を振り切り、帰った地上で待っていたものは~ 54
第六章 ~勘次の息子磯八に会い、人間が及ばない自然の力を知る~ 66
エピローグ ~なぜ海底に美しい国があり、太郎はそこに招かれたのか~ 71折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-14 19:16:56
170127文字
会話率:39%
散々な人生を送ってきた紅原蓮。世界に飽き飽きした蓮は自殺しようとマンションから体を投げ出す。しかしその後待っていたのは天国でも地獄でもなく、異世界。そんな世界で始めて会った黒髪の少女、ルイス・レファー。槍突きつけ、鋭い目で睨むルイスに蓮は慌
てて敵じゃない事を説得し、ここはどんな世界か。とたずねると、この世界では7つの国が存在する。今は7つの国を治める7人が、とある【何か】に操られ、美しい国の面影は完全に消えてしまった。そして、この世界では魔法という物が存在する。それが使えるのはごく一部の人間だけだがその中でも強い、弱いなどの格差がある。という事がわかった。
この世界で生き残るにも、この世界を変えるにも力が無ければ通用しないとわかった蓮は落胆するが、とある力を手に入れて何かを決意する......!?
不思議な世界感の異世界ファンダジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 20:22:18
3374文字
会話率:38%
大小数百の島からなる美しい国では数百年に一度2月29日のうるう年に産まれる子供の中に、まれに特別な力を宿す者がいた。
特別な力を持つ"うるう様"は神の悪戯か恵みなのか……4年に1度しか歳をとらなかった。
"う
るう様"として生を受けたマッティアは3日違いで産まれたグレタと仲良く日々を過ごしていた。幼馴染でも歳のとり方が違うので、はた目に見たら姉弟だった。
まるで姉弟
まるで親子
まるで祖母と孫
そんな君に追い付くまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-31 20:08:44
19855文字
会話率:52%
むかしむかし、緑溢れ豊かな水源を持つ美しい国の端っこ、深い山間にある小さな小さな村には20人程の人々が暮らしていました。
村でただ一人の子供、ローレルは体の弱いお母さんの為に薬を買ってきたり、木の実を摘んでお金を稼いだりと一生懸命に頑張って
いました。しかし、ある日不安に涙しながら森へ入ると1羽の青い鳥に話しかけられました。
魔女の薬を手にいれたローレルに村の大人達は───?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 18:18:56
6377文字
会話率:54%
花と緑に囲まれたその美しい国には、数十年に一度王家の庭に咲く花の妖精と王子が結ばれるという不思議な習わしがあった。しかしある年の事、開花を翌日に控えた宴に邪悪なる魔女が現れ、蕾に呪いをかけてしまったのだ。唯一呪いを免れた花の妖精ブラックロー
ズは、姉たちにかけられた呪いを解く為に、魔女が住むという暗闇の森を目指して四人の王子たちと共に犯罪者を吊るしたり火を放ったりしながら旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-28 22:30:06
72825文字
会話率:45%
異世界にある、まるでユートピアのような場所
ファルデルーツ国という国の”裏世界”で戦争します。
ファルデルーツ国は5つの州に分かれています。
当然いろんな問題が出てきました。
それを解決するために戦争などが行われていましたが、ファルデルーツ
国の王が戦争ばかりではこの美しい国が滅びてしまうと考えて5つの州から1人ずつ魔法の才能があるものを集め ファインズ というグループを作りました。
国王はファインズにこう命じました。
はじめにファルデルーツにいる様々な種族とのコミュニケーションを取れるように、全ての言葉を理解できるような魔法。
次に人を傷つけるための魔法が発動した時に、それを消せるようにする魔法
そして もう一つ 同じ地形のこの国を魔法で作り上げた空間に作らせました。
この裏世界で戦争をすれば、ファルデルーツは
平和のままでいれると考えたからです。
この空間にできた国を 裏世界 と呼ぶことにしました。
同じ地形なの5つの裏の州がファルデルーツが繋がってるとして 戦争をします。
領土問題や食糧問題。
戦争にまで発展した時は裏世界で戦います。
こちらでは武装が可能なだけであって 常にどんぱちしてるわけではありません。
合図が出たら自分の州以外は敵になります。
合図がない時はファルデルーツよりなぜか他の州でも仲がいいです。
主人公はこの裏世界の方に来てしまい、戦うことになります。
細かい設定は後々明らかになります。
ぜひ最後まで、連載予定なので読んでくれたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 17:08:28
4338文字
会話率:14%