置物の俺に友達が出来た。
いるのかいないのかわからない唯一の友達。
なんたって、頭の中に直接語り掛けてくるんだよこいつ。
だから、本当に存在するのか、
それとも俺だけに見える存在なのか、
分からないけど。
今はただ、少し心地の良い時間
を過ごそうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 23:48:22
1845文字
会話率:16%
赤いトマト君は、トマトに顔がついた、握り拳くらいの大きさの奇妙な置物です。
ある双子の住む家に置かれています。
双子のうちの女の子は、家に来る友達にトマト君のことを自慢しますが、友達は皆、トマト君の奇妙な存在感に敬遠しがちです。
そんな
トマト君は実は志高き置物で、自分も誰かの役に立ちたいといつも考えています。
けれども、自分は女の子にとって大好きな存在であり、誇りであることを知り、それ以降は自分も誇りを持って生きていくことを決めたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 06:51:01
1348文字
会話率:29%
かろうじて文章ではあるものの、わけのわからないような、変な内容となることを目指しました。なんとなく意味不明な、ある男の三状態と休みの日の出来事についてです。整合性を期待しないでください。むしろ整合性がないことを祈って読んでください。
最終更新:2023-05-10 19:04:37
2835文字
会話率:0%
休日、リビングで、母と娘は、置物の採点をする。
置物作りにはまった父の、
婚活チャージのネタの作品を、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(採点)に積み増す』
ハハ:かわいい系が好きな母親。
娘 :皮肉が聞いた物が好きな、娘。
ちち
:作る楽しさ満喫中な、父親。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 04:00:00
1765文字
会話率:0%
立版古(たてばんこ)は、江戸時代の『おもちゃ絵』です。
台紙に建物などが描かれた背景の絵を立てて、その前に人物や置物の絵を立てます。
完成すると立体的なジオラマのようなものになります。
最終更新:2023-04-04 22:21:55
2360文字
会話率:48%
稀なる宝玉と讃えられた水姫は父の意向により家の中に長らくしまい込まれていた。
東の領主に見初められ嫁ぐことが決まった日、初めて水姫は外へと出された。砂漠をゆく華美な花嫁行列は、父によってわかりやすくつくり上げられた決められた幸福の形だ。
心
を物のように無機質にして輿に揺られていた水姫だったが、花嫁行列を強襲した盗賊によって東の領主のもとではなく盗賊の根城へとさらわれてしまう。
水姫をさらったのは少年とも青年ともつかない容姿をした男、盗賊たちに王と呼ばれる夜従だった。
夜従は水姫の心を見透かすように言う。
「お前がそうしようと動くのなら、ここはお前の王国に変わる。虜囚ではなく自由ある民だ。ここにいれば自由にしていい。けれどそれも拒絶するならお前は僕の『物』でいる他ない。動かぬ置物に生活のしようなどないのだから。僕の物が嫌だというなら、もっと不特定多数の男の物になる。それも嫌なら自害の道も与えてやろう。これはお前だけが選択できる。さあ、どうしたい?」
夜従との出会いで水姫は自分の心に生まれた新しい感情と葛藤することになる。
短編集内で連載中だった物を単独連載に移行しました。
場面により流血・残酷描写、性的な場面を想起させる描写、現実に置いての良俗に反する描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 21:46:27
34990文字
会話率:41%
地球にトウライ教という宗教が蔓延した。『すべての人に幸福を』という教義のもと信者を集め、多額の寄付を要求したり、置物を高く買わせたりするなど大問題になっていた。その被害者の信二はかつて忍びの修業をしていた。彼は半蔵にトウライ教を誅することを
求めるが断られてしまう。そんな時、偶然、地球に来ているカンジ教祖を暗殺する話が米田という人物から彼にもたらされた。果たしてその真相は・・・。
この話はフィクションです。実在する人物た団体とは一切、関係はありません。
アルファポリスに投稿の「闇の者」の新しい章です。設定についてはメモをご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 18:08:40
20598文字
会話率:58%
呪いにより人前では彫像になってしまう少女。
月日は流れ、少女は日を跨ぐとポーズを変える魔法がかかった芸術品として売りに出されていた。
飽きのこない置物だと物珍しさに手に入れたマーシャル伯爵。病弱な息子のナサニエルを慰めるためにと持ち帰
る。
少女とナサニエルの恋物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 05:32:16
18494文字
会話率:33%
目が合った瞬間、ハッとした。
最終更新:2022-05-02 12:47:12
398文字
会話率:10%
所持スキルの使えなさを理由にSランクダンジョンの最深部でミヤは冒険者パーティから追放されてしまう。
しかし、ミヤの持つユニークスキル「お土産屋さん」は、実は最強のスキルだった!
……などと言う事はなく普通に外れスキルだったので、ミヤはダンジ
ョンの最深部でセーブポイントをしながら細々と生きていく事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 07:00:00
2644文字
会話率:30%
修学旅行と言えば一回ぐらいは経験があると思う
なぜか売ってあるドラゴンが巻き付いた短剣のストラップ
俺はそれ・・・ではなく、その隣にあった健康長寿のドラゴンの置物をじいちゃんのお土産として購入した
それから数年後
当時中学生だった俺「巽夏
彦」も立派な真っ黒社畜
毎日終電どころか会社に泊まる始末
「もう辞めたい」と思いながら仕事をこなす中、俺に届いたのはじいちゃんこと「巽龍之介」の訃報だった
流石に慶弔関連の休暇ぐらいはきちんと取らせてくれる
俺はじいちゃんの葬式と遺品の整理をしに、田舎へと戻っていったのだ
そんな中、爺ちゃんの介護をしていた寅江さんより、俺は中学時代の修学旅行で購入した健康長寿のドラゴンの置物を預かった
じいちゃんが大事にしてくれていたようで、それは昨日買ってきたかと思うぐらい綺麗なまま
だからだろうか
例え、百年間大事にしていなくても
例え、職人の手ではなく、機械で作られた量産品であっても
「大事にされていた」という事実だけで「この子」はこの置物についてくれたのだろうか
拝啓、じいちゃん
貴方が旅立ってから一週間が経ちました
俺は、じいちゃんが大事にしてくれていたドラゴンの置物の付喪神を名乗る「りんどう」と共に暮らしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 02:17:09
1092064文字
会話率:59%
お稲荷さんの、御利益があるというキツネの置物に塗られたものは
最終更新:2021-12-23 23:03:39
991文字
会話率:27%
愛というものを知らない紫陽家のお嬢様の鈴蘭は家族から酷い扱いを受けていた。まるで屋敷にある置物のように。それに耐えきれなくなった鈴蘭は執事の鬼灯と屋敷を抜け出そうと考えた。けれど、鈴蘭と鬼灯には越えられない身分の差というものがあった。一方、
鬼灯には鈴蘭を自分だけのものにするある作戦をずっと前から密かに練っていた。果たして鈴蘭と鬼灯の恋の行方とは。。。
そして、鈴蘭は無事、鬼灯に愛を教えてもらうことができるのだろうか。
間違った愛しか知らない執事と愛を知らないお嬢様の
何とも言えない不思議な話です。
そして、一つ工夫していることがあります。
登場人物や家の名前は全て花の名前にしてあります。その花言葉を調べたら、真実がわかるかもしれません。評判が良ければ続編やおまけエピソードを作ろうと思います。どうぞ、不思議な世界に足を踏み入れてみて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 16:32:30
1447文字
会話率:50%
「なにかしら。この……雪だるま?」
新雪にすっぽりと覆われた、背丈は少女と同じ程の置物。
一昨日、少女と侍女が森に訪れた際には無かったものだ。
最終更新:2021-12-15 17:16:07
999文字
会話率:31%
古き街で逢いましょう。
貴方の横顔、ブラウン管のトップスターの様。
羊水で満たされたグラスの中の、赤子に呪われしチェリーも酔っている。
泡沫。
チンチン電車は、風に吹かれて、過去へと旅に出る。
ちょっと其処の瀬戸物屋さんへ。
信楽焼のお狸さ
んを、買いに行くためにね。
坪庭に飾る、置物だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 16:27:44
835文字
会話率:0%
突如異世界に召喚された高校生、榊原将大は召喚士たちに魔王討伐を依頼された。彼らを信頼した榊原は、召喚士に必要だと言われた儀式に疑問も抱かずに従う。だが、それは召喚士たちの罠であった。榊原は儀式によって奴隷となってしまったのだ!! その後、文
字通り召喚士たちのあやつり人形と化してしまった榊原の運命とは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 17:07:47
24296文字
会話率:36%
書斎の置物を壊した疑いをかけられたので故郷へ帰ることにした。
最終更新:2021-09-29 20:06:33
12710文字
会話率:43%
ネモフィラの花に囲まれて、狐の少女は立っています。暴れる狸の置物を眺めながら。
最終更新:2021-08-23 21:00:00
2998文字
会話率:22%
主人公『綾』が恋人たちとほのぼのいちゃらぶゲームをするお話です。
※『姫的な彼女のゲームの話』という未完作品のリメイク版です。
※週1更新です。(日)
最終更新:2021-08-22 07:27:55
421261文字
会話率:42%
ショートショートです。元家電業界の老人が、球体の置物を手にして、実はこれはテレビなんだと話し始める。同僚の丸岡という男が開発した、究極のテレビだと言う。ある操作をすれば、球体は画面に変形する。どんなサイズにでも変幻自在。映画のような大画面に
もなるし、掌サイズにもなる。画質だって桁違い。3D映像で観ることも出来る。目の前にその人物がいると錯覚するほど。音質も凄い。本格的なサラウンドシステムが搭載されていて、包み込むような音場感が得られる上に、耳にも優しい。さらに過去50年まで遡って録画ができるタイムマシン機能付き。音声や動作で操作することも可能。防水機能も完備。果たしてそんな究極のテレビが発明されたのは、昭和32年。カラーテレビの本放送が開始されるよりも前の話。しかし、この究極のテレビは、家電業界の思惑により、発売される事はなかったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 13:02:08
2787文字
会話率:0%